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釣行前のパターンの絞り込みが大事

2014.06.13
みなさんこんにちは、和歌山の辻井です。紀南地方でも4月中頃からスポーニングシーズンが本格化! それとともにバスフィッシングのハイシーズンを迎えました。この時期はいろんな釣りが有効になるので、釣行ごとにパターンを絞り込んで押し通すことをオススメします。

七川&合川で有効だったルアーをご紹介
フィールドの条件によってさまざまですが、産卵は基本的にシャローレンジで行われます。
そのため、この時期はバスがシャローに集まりやすく、ここに留まるバスが多いということは、有効となるルアーが増える、ともいえます。
ハードプラグやワイヤーベイトの大多数が有効レンジ3m未満の物ですし、ジグやワームでミドルからディープレンジを狙うケースであっても、ルアーは浅いレンジを経由して落とし込むので尚更です。

ひとつひとつのルアーそれぞれが有効なパターンになる可能性があるので、あれもこれもと、どっちつかずの釣りになってしまいがちです。
釣行ごとにパターン(ルアー)を2つ~3つに絞って押し通して臨むのがいいかもしれません。

今回はこの春、七川ダム&合川ダムにおいて有効となったルアーをいくつか紹介してみたいと思います。

プリスポーン期、まだ早春の肌寒さの残る季節ではシャローに差したバスもカバーにタイトに潜んで待機している状況です。
リザーバーのショアラインギリギリにはポツポツとオスバスがうろつき、狙いは一段下のプリスポーナー!
まずはブリッツから探りますが、子バスやショアのオスが口を使ってきます。
そこでブリッツMR~ブリッツEX DRで一段下のレンジを狙ってみました。

岸と平行に巻くのもいいですが、インビジブルなカバーに軽くタッチする程度で、気になるスポットには1キャストだけでなく何度もアプローチを繰り返して行くといいですね。
私の釣行タイミングはちょうど減水傾向の日にあたったので、比較的浅いブリッツMRでグッドサイズを仕留めることができました。

カバーの中ではなく周辺をウロウロしている雰囲気を感じ取れればブレードジグを使い、ややワイドに狙うと効果的。 このブレードジグの釣りに関しては前回のレポートでも報告した流れになります。 まだまだ水温が低いタイミング(12~14℃)でしたので、よりスローに引ける1/4ozのエコモデルを多用しました。

トレーラーはレンジ幅を広く取れるアクショントレーラー。
水温が上がり、バスがやや上ずってくると、少し浅いレンジを引けるドライブスティック4.5inが効果的で使いやすくなってきますので、バスの反応を見ながら双方試してみましょう。

さらにフィーディングが絡んでベイトフィッシュを追っているような状況では、ハイピッチャーで手早くチェック!
この際、狙ったのは岩盤の岬等の先端部。
水位や水温変化でも上下に行き来しやすく、カレントが利くエリアではベイトフィッシュが溜まりやすいからです。

私は5/16ozDWモデルを基本として、反応にあわせて1/4~3/8ozを多用していますが、よりレンジ幅を取れる3/8~1/2ozは使うタックルも選ばないので便利だと思います。

基本的にはシャローカバーに潜んでベイトを待ち伏せしているバスを狙うので、スピナーベイト本来の根掛かり回避能力の高さを活かしたタイトかつ、バスに最大限近付けるアプローチを心掛けることが大切です。

最後はスポーニングシャローにおけるトップウォーター。
スポーニング全盛期にスローにネチネチ探るアプローチではオスバスが口を使ってしまうので、手早くチャチャッとアクションさせるとメスだけを選んで獲れることがあります。

オスとメスの反応差を見極めてのアプローチがなかなか難しい釣りになりますが、これはややボリュームのあるトップウォーターで手早く探るとグッドサイズが飛び出すことがあるというのが古くからの経験則で、過去(10年以上前でしょうか?)にはバジンクランクでの爆釣劇なんかも経験しています。

4月末の七川釣行でこの釣りに使ったのがベントミノー106F。
オフショアに沈む大岩にプリスポーナーが潜んでいるとの仮定のもと、ロングキャストでアプローチ!
キャスト後、少し間を取り、着水の波紋に追い付かない程度にチャチャチャとアクションを加えると「バシュッ!」という強烈な炸裂音とともにビッグバイト!
まだまだプリスポーナー主体の時期でしたが、上がってきたのはポスト~アフターと思しき53cmのビッグサイズでした。

いつもいつも狙い通りに釣れる釣りも楽しいですが、このような偶発的なビッグフィッシュが新たなる飛躍、パターンの発見に繋がることも多いので大切にしていきたいものです。

紀南地方では、スポーニングは例年7月頃まで続きますが、梅雨時期の釣りはよりアグレッシブなバスが増えます。
晴天時はカレントとシェードが重要になり、この2点を意識するだけで釣果は変わってくるはずです。
雨の日こそチャンスです。雨を楽しんじゃいましょう!


profile

辻井伸之
関西
(合川ダム、七色ダム)

紀伊半島、合川ダム、七川ダムをホームフィールドとし、「合川で最も釣る男」の異名を持つ。人並み外れた研究熱心さでバスフィッシングをどこまでも追求し、特にジャークベイト、スピナーベイトへの造詣は深く特に低水温期での釣果は特筆すべきものがある。その深い経験によって蓄積された独自の理論は必見。