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ベイトフィネスロッドでワームを投げるのも良いですが、同じロッドで広範囲にサーチできる「ダンク」の釣りを知ると、巻物の幅が広がりますよ。

今年は金曜日には結構まとまった雨が降り、土日になると曇りがちという天候が続きました。

そこで活躍してくれたのがダンク(SP)です。今回はその使い方などをご紹介しますので、巻物の幅を広げる意味でもぜひ参考にしてみて下さい。

アフタースポーニング時期のダンクの棲み分け
僕の中で、アフタースポーニングの巻物の定番といえば、阿修羅(SP)とHPFクランクSPEC2でした。しかし、今年の釣行では前日に雨が降ることが多く、甘噛みによりばれてしまったり、バイトがあるけどのらなかったりという場面が多くありました。

これまでは、活性が落ちたと思いネコリグやダウンショットにローテーションすることが多かったのですが、今年はダンク(SP)が活躍してくれました。阿修羅(SP)が水深1.5m、HPFクランクSPEC2が水深2mくらいをカバーできるのに対して、ダンク(SP)はサイズが小さいながら水深4mまでカバーできます。

朝一などは水温が下がり魚のレンジが下がるため、ノーマルサイズのハードベイトだと甘噛みでばれてしまうところを、ダンク(SP)にローテーションすることにより、ほとんどのバスをキャッチすることが出来ました。ただし、リアフックに1本だけ掛かっているという場面も多かったので、キャッチするときは慎重に、針先のチェックもマメに行わなければなりません。

使い方は、ベイトフィネスロッドで、ドライブクローラー(4.5inの0.9~1.8gネコリグを投げるのと同じセッティングでOKです。

(参考レポートはこちら)
【ロッド】ダイワ スティーズ641LXB-STHERMIT(ハーミット)
【リール】K.T.F. ダイワ アルファスフィネス

ダンク(SP)が約5gなので、ドライブクローラー(4.5in)が約4g+シンカー1g前後でほぼ同じ重量となり、同じ感覚で投げられます。巻き方は、なるべく岸際に着水させて、ただミディアムリトリーブで巻くだけです。

ロングキャストが出来るのが一番ですが、リザーバーだとオーバーハングがあるので、ショートピッチでその中に入れるなど、とにかく細かく岸際をチェックします。<ボトムに当てるのにこだわらなくても、中層で食べてくるので、急深なストレッチもパスしないで下さい。

エリアとしてはアフタースポーンのバスは、濁ったエリアで餌を食べるので、ラインが茶色く濁る様なところが狙い目です。これからアーリーサマーになってきても、朝一や曇ったときには濁ったエリアで、日が高くなり水温が上がってきたら、流れや風が当たるシェードを狙ってみてください。濁ったエリアはマットタイガーのようなチャート系、流れや風が当たるシェードはリアルワカサギなど(リザーバーのメインベイト)のシャッド系カラーがお勧めです。(写真:6月6日前日雨が降り水温が下がった中ダンク(SP) マットタイガーで釣った42cm)ok1

ダンクの調整
ダンクは5cmサイズのシャッド系でありながら4m潜るというセッティングなので、アイチューンを正しくして、性能を最大限活かすことが重要です。アイチューンを正しく出来ているかどうかは、エレキの移動中にハイバイパスにして、ラインを2~3m出してボートの両サイドを泳がせてチェックします。その時にボートに当たるようだとNGで、どちらの側を引いてもボートに当たらなければOKというように確認しています。

曲がってしまう場合は、曲がる方向と反対にアイを倒しますが、プライヤーで調整すると曲がりすぎてしまうので、親指で調整することをお勧めします。親指で曲げると曲がりすぎることがないので、多くても2~3回の調整でまっすぐ泳ぐようになるはずです。

それでもなかなか調整が決まらない場合は、スナップが悪さをしていることが多いので、スナップを上下逆(上下をひっくり返して)つけてみると、バランスが良くなりますので、試してみて下さい。

(写真:2008年4月27日に陸ッパリで、ダンク(SP) ザ☆リガニーで釣った48cm)OLYMPUS DIGITAL CAMERA

最後にダンクででのオカッパリ
今年は野池にも陸ッパリに行き、ダンクを広範囲に引くことによって簡単にバスが釣れました。ボートの場合は重量もちょっと重く、先行深度も深くなる(SP)を、陸ッパリの場合は根掛り防止のためにダンク(F)を中心に使ってみてください。陸ッパリの場合のアイチューンは、垂直岩盤の両サイドを引くとわかりやすいのですが、リップがつくくらいのシャローを引いてみるのもわかりやすいと思います。

これからサマーシーズンに入ってきますが、サーモクラインが水深1.5~2mに出来るので、水深4m潜るダンクと使ってみるととても釣れるのではないかと楽しみにしています。ベイトフィネスロッドでワームを投げるのも良いですが、同じロッドで広範囲にサーチできるダンクもたまに使ってみてください。

きっと新しい発見があり、巻物の幅が広がるはずですよ。

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