小さくてもすごいやつ、ドライブクローラー3.5インチ
今年の夏は大変暑かったですが、みなさんの釣果はいかがだったでしょうか?
ここ最近は、台風などにより雨が多いですが、これからが数釣り・サイズ狙いともに面白い時期になってきます。
今回は、数釣りにもサイズ狙いにも欠かせない、ドライブクローラー3.5インチについて実釣の状況を交えてご紹介します。
8月11日広島チャプター第4戦スミスカップで第3位
弥栄ダムで開催されたスミスカップですが、ドライブクローラー3.5インチのネコリグで、2,200gのスーパーキッカーフィッシュを釣り、3本2,986gで3位になることが出来ました。
プラクティスで湖全体を回ったのですが、本湖の水温は26度と例年の28度くらいと比べ低く、魚はあまり浮いていない状況でした。例年だと、アイウェイバーのシェード引きがとても効くのですが・・・。
この夏はとても日差しが強かったせいかカバー周りに魚が濃く、濁ったエリアのオーバーハングのシェードにあるブッシュをエコ04シンクロ(1.0g)で攻めるとイージーにキーパーサイズが釣れました。
インレット最上流はカレントがあまり強くなく水質も非常にクリアだったのですが、いいサイズのバスもたくさん見えて、岩盤のエグレ(左右)をドライブクローラー4.5インチのネコリグで攻めるとナイスキーパーが釣れるような状況でした。
大会当日は上流から下流に向けていい風が吹いていたので、流れと同調する風により最上流のバスの活性は上がっているのではないかと思い、メインのインレット最上流まで一気に上がりました。
インレット最上流の両側岩盤に囲まれた辺りから、HPFクランクSPEC2(旧カラーのゴールデンシャイナー)を岩盤にピッタリボートをつけて平行に巻いていくと、岩のエグレの間からバスが飛び出してきて立て続けにキーパー2本をキャッチ!
しかし、北風が吹いたせいで水温が1~2度下がっていたため、最上流のカレントが強いところの岩盤のエグレ(左右)は反応がイマイチになっていました。
HPFクランクSPEC2のパターンも2流し目からは反応がなくなってしまったので、ドライブクローラー3.5インチ(ウォーターメロンペッパー)の0.4gネコリグで岩盤のエグレ(上下左右)を丹念に狙っていきました。
そうすると最上流の少し下流の岩盤のエグレ(上下)で2,200gが出てきてくれました。それからもバイトは少ないものの、このパターンでベースを上げて2,986gを釣ることが出来ました。
ドライブクローラー3インチネコリグのキモはシンカーのセッティングです。3インチはワームの自重が少ないため、シンカーをまっすぐ中心に刺すことが重要になります。
また、ハチマキ部分に3つポッチがあって、ネコリグの場合は一番ヘッドのポッチに刺します。
フックはなるべく軽くて、ビックバスに伸ばされないくらいの細軸のものを選択することをお勧めします。僕は、Nogalesアンダーショット#0を愛用しています。
(写真:8月11日広島チャプター第4戦スミスカップで釣った54cm2,200g)
(写真:8月11日広島チャプター第4戦スミスカップで第3位)
ライトダウンショットでもドライブクローラー3.5インチ
8月18日は弥栄ダムで、チャプター広島第4戦スミスカップの反省フィッシングをしてみました。
これまでコンスタントに良かったカバー周りと、ウィニングパターンであった7m前後のミドルレンジと、これから良くなるであろうディープ(10m以深)と色々試してみました。
結果からいうと、ミドルレンジから、これから良くなるであろうディープを中心に攻めて、数は9本ながらも49cm(1,500g)、50cm(1,200g)が混じり、とてもいい釣りが出来ました。
そのときの状況は、前の週よりは水位が1mくらい減水して、シャローにあったオーバーハングや岸にあったブッシュが全部露出してしまいました。
ブッシュはところどころ残っていているので、そういうところをドライブクローラー4.5インチの1.3gスナッグレスネコリグ、04シンクロ1.0g+ドライブクローラー4.5インチで攻めると、アベレージより少しいいバス(32cmくらい)が釣れました。
ただ、狙える場所が少なくなってきたので、このパターンだけで1日押し通すのは難しくなってきています。
7月末位から、岬まわりの10mくらいのディープレンジをドライブクローラー3.5インチの10gヘビダンで攻めると、アベレージサイズ(26cm)くらいが釣れるようになっています。
ただ、コレも同じ場所で連発するわけでもなく単発なので、時間がかかる割には効率があまり良くありません。
当日は、本湖スロープ沖にある大場所の岬から始めたのですが、ドライブクローラー4.5インチの3.5gジグヘッド(オフセットフック)でバイトがあったのですがのらないので、ドライブクローラー3.5インチ(ライトスカッパノン・グリーン&コパーフレーク)の2.5gダウンショットでじっくり攻めてみました。
そうすると1投目から、49cm(1,500g)が5mくらいのブレイクからつながる岬で釣れ、ミディアムレンジのアフターを狙うような感じで、ボトムを感じながらワームをじっくり動かすのが良い感じでした。
例年のこの時期なら、10gヘビダンでもガンガン釣れるはずなのですが、今年はアフターのままミディアムレンジからディープに落ちている感じなので、フロロ3lb.のライトラインが非常に効きました。
その後別の大場所の岬5mでも、ドライブクローラー3.5インチ(ライトスカッパノン・グリーン&コパーフレーク)の5gダウンショット(フロロ3lb.)で、50cm(1,200g)が釣れました。
ライトスカッパノン・グリーン&コパーフレークは最近追加になったカラーですが、このカラーはいいものをもっていると思います。ディープにもお勧めで、特に日差しが照って日射量が多いときは、赤系が入ったこういう色は非常に効きます。
ライトダウンショットのシンカーウェイト、2.5gと5gの使い分けは、効率の面で5g、バイトの多さから2.5gで、8mより浅ければ2.5g、8mより深ければ10gを基本としていますが、これだけではありません。急深なところや、風が強いときなどは、2.5gだとピンポイントやボトムから流されていってしまうので、この動きを利用して浮いたバスを釣る場合もありますし、浅くてもボトムに5gシンカーをしっかり固定して釣るほうが釣れる場合とあります。
ミドルレンジでもシンカーのウェイトを使い分けることによって、釣果に大きく差が出ますので、気にしてやってみてください。
(8月18日弥栄ダムで釣った49cm1,500g(上)と50cm1,320g(下))
ヘビーダウンショットでもドライブクローラー3.5インチ
これから、秋、冬と水温が低下していくにつれて水温が安定しているディープが釣れるようになってきます。
これは、表水面の高く、ボトムが低かった水温がひっくり返るターンオーバーしたときから、この傾向はよりいっそう強くなり、水深があるリザーバーだと大半のバスがディープに落ちます。
これは、水温が下がる過程では表水面が冷やされてディープの水温が落ちてくるという形で、湖全体の水温が落ちてきますので、ディープの方が少しでも気温の影響を受け難いためです。
秋に寒い日が数日続くとシャローはまったく食わなくなりますが、ディープはあまり影響を受けていない、むしろ活性が高くなっているという状況は良くあります。
秋は、岬まわりをドライブクローラー3.5インチの10gヘビーダウショットで攻めると数釣りが楽しめますし、冬になって厳しくなればなるほど、ちょっとへこんだワンドのディープを、ドライブクローラー3.5インチの10gヘビーダウショットでいいサイズが狙えます。
秋から冬にかけて、だんだんダウンショットのウェイトを重くすることによって、ドライブクローラー3.5インチでいい釣りを楽しんでください。
(2月16日川上ダムで釣った48cm(上)と47cm(下))
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