PROFILE

草深幸範

関東
(霞ヶ浦水系)

W.B.S.所属。12年に年間1位を獲得。精度の高いシャローカバー撃ちから魚探を駆使してのインビジブルフィッシングまで、あらゆるシチュエーションに対応し勝ちに絡みながらも安定感のあるゲームを展開するバーサタイルアングラー。14年A.O.Y.レースも好位置につけNo.1を狙う。98年&10年、スーパー3days優勝、04年クラシック優勝、レギュラー戦においても4度の優勝という実績を誇る。

2015バサーオールスタークラシックを振り返りまして

2015バサーオールスタークラシックが終了しました。

ご声援、応援頂きました皆様へ感謝申し上げます。

温かい声援や激励を頂いたこと、本当に嬉しかったです。ありがとうございました。

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さて、トーナメントの模様はバサー誌11月末発売号とDVDカメラクルーが試合当日2日間、同船しておりましたのでそちらをご覧いただけましたらと思います。
※DVDはつり人社より12月発売予定

ちょうど秋と初冬の狭間になる10月末は一年の中でもバスを見つけ、釣って来ることが難しい時期になります。

バスの足が速く、今日釣れたエリアが次の日は全く釣れないなんてザラです。

でも今回、自分の中で決めていたことは霞ヶ浦本湖の浚渫跡(オフショア)で1日5本のビッグバスを釣ってウエイインすることを目標にプラクティスを進めました。

通常、トーナメントは湖の状況を判断し、デカバスが沢山釣れるエリアを選択することが当然ですが、この試合だけは自分の得意なスタイルを貫き、やりきった先に勝利の2文字があるトーナメントです。

しかし、季節的に強烈な北風が吹くことも度々あり、釣るエリア事体にたどり着けないことも考えられたので、北風対策も重要課題として考えてプラクティスを進めました。

自分の中で浚渫跡はハッキリと狙いを定められていたので、それ以外のバックアップパターン探しに時間を割きました。

まずは利根川本流の佐原会場から萩原閘門の間からチェック。

このエリアを釣るのは2年前のバサクラ以来でしたが、これからの時期に魚影が濃くなる、分かり易い越冬場の消波ブロックにバスが入りはじめた感があり、ハイカットDRを肉眼で見えるか、見えないかのブロック帯にヒラ打ちさせて、比較的イージーに釣ることが出来ました。

(カラーはテイスティシャッド。ロッドはライトニング2、リールはT3-AIR(SLPWORKSシャッドチューン)にラインはFCスナイパー7lb.の組み合わせ)
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但し水色が重要で、風向きや流れなどによって、水色がコロコロ変わるので、釣るタイミングで水色が良いエリアにたどり着く事が重要と感じました。

もう一つはロータイドが条件になり、バスやベイトフィッシュがアウトサイドに出てきた時にフィーディングしている感じが強く、試合当日は両日とも後半にロータイドがやって来るので、帰りがけに使えそうな感じでした。

【北利根川】
おかっぱりアングラーの方々も多く、なるべくプレッシャーを避けたポイント選びをしました。

大会直前に3mラインにワカサギらしいベイトフィッシュが魚探で確認出来たので、沈船やハードボトムの起伏、杭などを狙うとコンスタントに魚をキャッチする事が出来ました。

リグはダウンショットワッキーのドライブクローラー4.5inを使用。

ファーストフォールが最もバイトチャンスを望め、ボトムにシンカーが付いた瞬間のクネリのきいたブルブルっと痙攣するアクションで殆どのバスはバイト。

それでもバイトしてこないが、バスが居そうなポイントではラインをスラッグ出してのボトム一点シェイクで誘いました。
(ドライブクローラー4.5inダウンショットワッキー5g。プラクティス中、一番安定して釣れていました。)
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【洲の野原】
縦ストをメインにドライブシャッド3.5inを付けた、スイムジグで縦ストを平行に流していく釣りで単発ながらキロオーバーが釣れていました。

ただし、かなりギャンブル性が高く、リミットが揃ってから、もしくはあと1本を取りに行くポイントとしてキープ。

(ドライブシャッド3.5inのヘビーキャロライナ21g。リーダー70㎝。ベイトを捕食していて、長さはないがコンデションは抜群)
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(ドライブシャッド3.5inスイムジグトレーラー)
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【霞ヶ浦本湖北岸】
最後は霞ヶ浦本湖の北風をブロックするエリアに関しては、古渡北岸、出島、東浦などワカサギとエビの存在を強く意識して、ジャカゴ、杭、石積み、シートパイル、小規模の流入河川を狙いました。

バスの魚影自体は薄いが、北風が吹いた場合は丁寧に1匹ずつ釣らなくてはならない状況になるので試合当日も使うパターンになりそう。

ルアーはジャカゴ、石積みはシャッド、杭やシートパールはドライブクローラー4.5inのダウンショットワッキーとホッグ系ワームのテキサスリグ。

流入河川は水質が冬の水に変わりつつあり、ロングポジションからプレッシャーを掛けず釣る為にドライブステイック4.5inのバックスライドノーシンカーで攻めました。

そんなプラクティスから試合初日はベタ凪からの南西爆風予報だったので終日浚渫跡に張り付き、2匹2,060gをウエイイン、二日目は早朝から真逆の北西爆風で北利根からスタートして本湖北岸エリアをランガンして3匹1,670gをウエイインになりました。

天候的には2日間狙っていた展開でしたが、予想以上に浚渫跡の魚が薄く、初日2本で終わってしまった事が残念でした。

そして、改めてバサクラでの優勝は難しいと感じた2日間でした。

まだまだ、目標に向けて頑張っていきます。

weightin(450)

これからも応援よろしくお願い致します。

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