リザーバーの真冬のディープ攻略

昨年末は暖かくて、ドライブクローラー3.5inの10gヘビーダウンショットなどでディープを狙うと釣れていましたが、水温は10度を切っていよいよ厳しくなってきました。そんな低水温時にバスを釣るために必要なのは、鉄板系のリアクションルアーです。1/2ozも発売になりラインナップもそろったオーバーライドのウェイト別使い分けなどについてご紹介したいと思います。

オーバーライドの特徴と釣れる場所

今年は雨が多くて、僕のホームレイクの弥栄ダムは、まだ超満水状態が続いています。まだバスは釣れていますが、例年通り、正月明けからだんだん釣り辛くなってきました。

そろそろ用意しておかなければならないのが、メタルジグや鉄板等のリアクション系ルアーですが、メタルジグはどちらかというと魚探とにらめっこして、魚影に投入する晩秋の釣りに向いています。鉄板系ルアーは、線の釣りで広範囲を丁寧に攻めることができるので、地形から真冬のバスを探すような釣り方には最適です。この冬、1/2ozも発売になって、1/4oz、3/8ozと幅広いウェイトで使い分けられるオーバーライドはこの時期重宝します。

鉄板系ルアーに求められる要素として一番大事なのは、真下をせめてもラインがフックにからまないことが挙げられますが、オーバーライドはストレスなく攻められます。また、1/4ozのウェイトでもO.S.Pならではのハイピッチバイブレーションを感じることができるので、非常に使い勝手のよい鉄板系ルアーだと思います。

オーバーライドで狙う場所は、インレットから見てまず一番最初に深くなるところからスターとするのが良いです。水深は湖にもよりますが、秋に釣れていたディープより少し浅いところからスタートするのがセオリーです。弥栄ダムの場合、秋には水深20m前後でも釣れていたので、水深12~15mくらいのところから、25mくらいまでを狙います。

ワンドの一番深いところや、リバーチャンネルの一番深いところなど、とにかく溝を中心にして狙いますが、実際に釣れるのは、インレットから数えて2、3箇所下流に下がったワンドやベンド部のリバーチャンネルということが多いです。

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2015年1月17日、オーバーライド3/8oz(ゴールデンアユ)で釣った39cm

オーバーライドのウェイト別使い分けとアクション

オーバーライドのウェイト別使い分けですが、とりあえずは水深で10mなら1/4oz、15mなら3/8oz、20mなら1/2ozを目安にチョイスしてみて下さい。ディープの釣りは、(食わせる能力)×(キャストできる回数)=(釣れるバスの数)といった感じになるので、バスがいると確信できるところでは、水深が深く効率が悪くても1/4oz、バスがいるか確信できない場所では浅くても効率重視で1/2ozを選ぶということも時には必要です。

動かし方は、基本リフト&フォールで攻めますが、リフトはワームでバイトがあったときにあわせるくらいのスピードでゆっくり大きく動かします。結構、海釣りのジギングのように早く動かす方を見かけますが、根掛かったときに回収出来なくなるのと、バスの口両サイドの皮が薄いところに掛かった場合は身切れする場合もありますので、お勧めできません。

フォールはテンションを掛けながらというよりは、ストンと落とせるようにラインを急に緩めるイメージです。たいていの場合は、次のリフトでバイトがありますので、リフトで違和感を感じたらすぐに合わせられるように心の準備をしながら、ゆっくり大きく動かしてください。

最後に

真冬のバスは、根掛かりするような場所を攻めないと釣れませんが、オーバーライドは根掛り回避能力が高いので安心して攻められます。また、大きくゆっくり動かすことで、根掛りしてもボートを反対側まで動かすと大抵回収することが出来ますが、一度根掛かると大抵張り先が鈍ってしまうことが多いので、必ずチェックしてください。少しでも鈍ったら、フックを換えることをお勧めします。

冬以外でも、夏のインレットのディープ、弥栄ダムで言うと水深8mくらいをオーバーライドで釣ると、キッカーフィッシュが釣れるパターンもあります。

また、秋にワームでディープを攻めて、バイトがあってのらなかった場合にも使えます。バイトがあったところで立ち止まって、根掛りしたときのようにボートでUターンします。ラインが垂直になるところまで戻って、バイトがあったところを特定します。そのポイントをオーバーライドで攻めると、思わぬいいバスをキャッチできることがありますので、ぜひ試してみてください。

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2015年11月2日、オーバーライド1/4oz(アイスシャッド)で釣った36cm

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