確実に獲るダウンショット(O.S.Pワームの使い分け)

極寒の時期を越えて、少しずつ暖かくなってきました。これから厄介なのは三寒四温の寒いときに当たったときです。不幸にも春先寒いときに当たった釣行や、今シーズンが本格化する前のタックル整理などに、ダウンショットについて今回のレポートを参考にしてみて下さい。

基準はドライブクローラー

ワームセレクトを考える場合、自分の基準となるワームをもっておかなければなりません。そのワームに対して、他のワームはどうだみたいな評価が出来て、適切な使い分けが出来るようになります。

僕の場合、基準はドライブクローラーです。バスフィッシングを始めた頃からストレートワームが好きだったということもありますが、基本的に一番釣れるワームだと思うからです。ドライブクローラーのようなストレートワームはどんなリグでも対応できます。ダウンショット、ネコリグ、ノーシンカー、スプリットショット、キャロライナリグ、ジグヘッドなど。ラバージグやスピナーベイトのトレーラーにも使えますし、意外なところではテキサスリグにしても良く釣れます。ノーマル刺し、ワッキー刺しのどちらでも対応できるというところも基準ワームとなる理由でもあります。

ワームローテーションやワームセレクトは、ドライブクローラーを色々なリグにしたときに、もっとこうしたいということを考えるところからスタートします。この様な考え方は、ベテランアングラーの方は、これまでの経験から自然に出来ていると思うのですが、逆にダウンショットならこれ、といったようなマンネリ化もあるかもしれません。釣れないときなど、一度、基本に立ち返って、今選んでいるワームでホントにいいの?といった問いかけをしてみることも大切だと思います。

01s
2015年9月27日ドライブクローラー(3.5in、グリーンパンプキン)で釣った48cm。

ダウンショットでのワームセレクト

ダウンショットの場合、実際にどのように考えてルアーローテーション・セレクトをしているかというとこんな感じです。

基本のドライブクローラーでダウンショットをしていて、より1点シェイクをさせたり、爆釣でワームの身持ちを良くさせたりしたいときにはマイラーミノー。テールのアクションでリアクションバイト気味に釣りたいときはHPシャッドテール。フリーフォールも交えての1点リフト&フォールで狙うときにはドライブスティック。スイミング気味に狙うときにはドライブシャッド。ドシャローでゴミ溜り際などを釣るならドライブクローラー。少し水深があるゴミ溜り際などを釣るならドライブシュリンプです(3.5in以下のシリーズでセレクトする場合)。

選んだワームによって、ダウンショットの動かし方、シンカー重さ、リーダー長さの選択が変わってきます。

ドライブクローラーでダウンショットする場合、基本は水深が5mより浅ければシンカー2.6g以下でリーダー長さが14~18cm。水深が10mくらいまでであればシンカーが3.5~5gでリーダー長さが18~22cm。水深が15mより深くなるとシンカーは5g(ヘビダンの場合は10g)でリーダー長さが22~24cmとなります。

これに対してマイラーミノー、HPシャッドテール、ドライブクローラーをセットする場合は、1点で止めたかったり、リアクションを狙いたかったりするのでシンカーは重ためでリーダー長さは短め。ドライブスティック、ドライブシャッド、ドライブシュリンプをセットする場合は、逆にシンカーは軽めでリーダー長さは長めをとると意図するアクションが出しやすいです。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
2010年10月23日マイラーミノー(3.5in、ゴースト公魚)で釣った49cm。

最後に

テキサスリグにしても、ドライブクローラーだと非常にナチュラルにフォールしてくれます。ドライブクローラーがシャロー(フォール距離が短いところ)でもアピールできるのに対し、ドライブシュリンプはリザーバーのような水深があるところでもエビ系アクションでフォールアピールします。

すり抜け重視だけどボリュームを大きくしたいときや、少しスライドさせてフォールさせたいときにはドライブスティック。サイズを落としライトテキサスをしたいときはHPシャッドテールです。

ノーシンカーの場合、ドライブクローラーだとゆっくりフォールしますが、沈ませたくないときにはマイラーミノー。水面を線ではなく点で釣りたいときにはオリカネ虫。もっと早く沈めたいときにはドライブスティック。水面直下を泳がせたいときにはドライブシャッド。サイズを落としたり、ノーシンカーでスパイラルフォールさせたりしたいときにはHPシャッドテールです。

ラバージグやスピナーベイトのトレーラーを考えるときも同じようなことがいえますが、ドライブカーリー、アクショントレーラーもローテーションの一角を担う重要なワームです。

このようなワームの特徴を踏まえて、釣れないときに色々考えたり、タックルを整理するのも楽しいものだと思います。ぜひこれから本格的なシーズンが始まる前に考えてみてください!!

関連商品