JB TOP50早明浦ダム戦レポート!!

001

こんにちは、プロスタッフの山岡計文です。

少し時間は空いてしまいましたが、今回はTOP50早明浦ダム戦で活躍してくれたO.S.Pルアーとその使用方法についてレポートさせてもらいます。

まず、トーナメント中の早明浦ダムの状況ですが、直前プラクティスではボートをランチングする際に湖面を除いただけで多くのバスが水面下をウロウロ。それまで低めに抑えられていた水温が一気に14度台まで上昇し、5m前後にとどまっていたバス達が、スポーニングを意識し一斉にシャローへと上がってきた状況と考えられました。

特にクリークやワンド奥のシャローにはこれでもかというくらいにバスがサスペンドしていたので、それを見た瞬間に今回のトーナメントはサイトの釣りをメインに戦うことに決めました。

ただ、見えているバスこそ多いものの、スポーニング直前で食い気もなく、また多くのボートが一斉に浮かんだプレッシャーから一筋縄ではルアーにバイトしてくれません。特にロッドシェイクによる糸鳴りを嫌っている印象を受けたためi字系のアイウェーバーをキャスト。そうすると格段に反応するバスが増えたのですが、それでもバイトまで持ち込むことが出来ず、あれこれと試した結果行きついたのがドライブクローラー4.5インチのマス針チョン掛けでのi字引き。

003

そう、覚えているかたも多いと思いますが、今月初めに放送されたOsprey’s EYE #29(早春の七色ダム)内で並木プロが50UPを仕留めたルアーとリグです。

撮影のカメラ艇を務めていたことからその一部始終を見ており、意外にやる人が少ないストレートワームのi字引と、リトリーブを止めた際のフォール時にもドライブクローラーならではの自発的ウネウネアクションがバスのバイトを誘発することを学びました。

それを早明浦ダムのバスに試してみたところ、これまでかたくなに口を開かなかったバス達が、ドライブクローラーを丸のみにするようなバイトが連発。その後、カラーを色々と試していき、クリアな水質とプレッシャーが掛かり極度にナーバスになったバスに警戒心を与えないカラーとして最終的にはゴーストシュリンプを選択しました。

このゴーストシュリンプは、一見わかりにくいですがツートンカラーになっており、その片面に薄いパール系のカラーが使用されています。薄いパールなのですが、これが水中で光を反射し、ゴースト系のカラーでありながら視認性も抜群で、リトリーブスピードやレンジコントロールを繊細に調整しなければいけないi字形の釣りにベストマッチ。トーナメント中も貴重なバイトを誘発してくれました。

ただ今回、一つ誤算だったのは日を追うごとにシャローに見えているバスが極端に減っていったこと。ある程度の数が見えていれば5本のリミットをビッグウェイトでそろえられると思っていたのですが、バスがシャローから消えてしまってはなすすべなく、それでも得意のサイトをやり切った結果が7位という順位。

悔しいのが本音ですが、3日間サイトをやり切っての結果なので、久々に胃がちぎれるような緊張感の中トーナメントを戦えたことに満足はしています。応援して下さった皆様、本当にありがとうございました。

002

使用タックル
ロッド:テクナPMX66SLJ
リール:ヴァンキッシュ2500S
ライン:東レ エクスレッド 3.5ポンド
ルアー:ドライブクローラー4.5インチ ゴーストシュリンプ
フック:リューギ フォグショット #3

関連商品