JB TOP50第2戦・愛媛県野村ダムレポート

皆さんこんにちは。季節は梅雨の時期に入り鬱陶しい日々が始まりますが…バス釣りには最高な季節の到来ですね~しとしとと雨が降る時こそバスの活性はMAXに!

あぁ~!考えただけでもルアーをキャストしたくなります(笑)

今回は、そんな梅雨の時期に開催されたJB TOP50第2戦・愛媛県野村ダムのお話をしたいと思います。

約一ヶ月半前に練習で始めて訪れた時には、バスのコンディションはプリスポーン。シャローを流していくと、ビッグサイズのバスがボコボコと釣れる状況で…練習そっちのけで純粋に釣りを楽しんで来ました。。。

一日5匹で6kgなんて当たり前!こんな楽園が四国にあった事にただ驚きましたね…しかしながら、試合が開催されるアフターの時期には激シブになると聞かされていたので、とにかくバスが濃いエリアだけを探し出して練習を終えました。

迎えた試合直前プラクティス。評判通り激シブ…あのボコボコに釣れたバス達はどこへ??とにかく、25cmのキーパーサイズを釣るにも一苦労と言った感じでしたが、とりあえず5匹のリミットを揃えられそうなエリアと、超スーパー一級エリアのバックウォーターをメインに釣る戦略を練った訳です。

そして試合当日。1級エリアのバックウォーターに入るには、スタート順を決めるくじ引きが全てと言っても過言ではありませんでした…がしかし、自分のくじ運の無さには笑えます…50人中36番スタート。。。狭い上に超人気スポットに入れる訳も無く、この時点で早くもバックアップパターンにチェンジ。。。

結果的にはこのパターンが良かったのかも知れませんが、やはり1級エリアのバックウォーターに入りたかったですね…

今回の試合で3日間をメインに釣ったのは、中流エリアのスロープの石垣&シャローカバーだったのですが、1日やればリミットメイクは可能な上に、グッドサイズのバスが時々釣れる事が自信を持って粘れた理由です。

ここで使用したルアーですが、まずは何としてもリミットメイクが最優先だったので、ドライブクローラー3.5+0.9gジグヘッドワッキーでした。もちろんブルーギルやノンキー(25cmに満たないサイズ)も数多く釣りましたが、グッドサイズのバスもバイトさせられる強さを持っているワームです。

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今回はジグヘッドワッキーで使用したわけですが、その理由は“フォールスピード”が最大のキモでした。水平姿勢を保ったままテールを振りながらゆっくりと沈んでいく姿は、他のワームでは出来ないでしょう。

そんな訳で、初日のウェイトは2006g/28位と、若干出遅れた感じのスタートです。

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2日目。スタート順は初日と逆からの順になる訳ですが、スタートが早い選手のほとんどが上流に行く事を考えたら…やはり自分の持っているエリアで勝負をする事に。

この日は雨降りの天気でバスの活性は上がるのか??と思いきや…やはり大会2日目という事もあり、全体的なウェイトは落ちてきましたね。

そんな中、僕は前日とほとんど釣り方を変えずドライブクローラー3.5のジグヘッドワッキーのフォール&ミドストで2138g/16位。前日よりは若干だけどウェイトアップ出来ました。

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しかしながら、2kg台ではどうあがいても上に行く事は出来ません。とりあえずは決勝に駒を進められたけど、21位からのスタートでトップとのウェイト差は4200g…6000gを釣って来れば勝てるかな??なんて現実性がない事を考えてみたものの、やはり試合3日目といった状況を考えると3000gを釣って来れるか不安でしたね。

それどころか、決勝日は1時までの競技となる為に短い時間で5匹を釣れるかどうか不安でした。あくまでも目標は3000gとし、2日間通して釣っているスポットで1日中粘って絞り出す戦略を立てた…と言うより、僕に残された選択肢はそれしかありませんでした。。。

迎えた最終日。前日の雨の影響で会場前の水質はほんの少し濁ったように感じられましたが、僕のエリアには影響なしと判断。なんの迷いもなしに前日までのエリアに直行!

さすがに決勝日は半分の人数の30人で行われるため、エリアのバッティングやバスへのプレッシャーは低い状況です。そんな中、早々にドライブクローラー3.5+ジグヘッドワッキーでキーパーサイズを2匹キャッチし(決してグッドサイズではないがゼロは免れた)必ずグッドサイズは廻ってくる!確信した僕は、今回初のドライブクローラー4.5+ジグヘッドワッキーにタックルをチェンジ。。。

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今でもハッキリ覚えていますが、このルアーにチェンジした3投目でした…着水してすぐに巨大な魚体が見え…がっちりとドライブクローラーを咥えたバスは何度か鋭い突っ込みをしましたが、クラッチを切りやり過ごして無事にネットイン!!!尾びれが完全にネットに入らない大きさのバスを手にした瞬間、ジグヘッドを外す指が自分でも笑えるほど震えていました(笑)痩せていましたが、その長さは推定55~60cmはあったと思います。(メジャーを持っている人が居なくて測れなかった……)

その後、1時間程?全く釣れない時間帯を過ぎ…そして先ほどスーパービッグを釣ったスポットのちょっとしたカバーをテキサスリグで撃っていくと…かすかなバイトが。。。ギルの可能性もあったのですが、渾身のフルフッキング!

ドンッ!と感じた重さはギルとは別次元の嬉しい重さでした~!このスーパービッグもクラッチを何度も切ってのやり取りの末、ネットインした魚体は50オーバー!なによりもまるまる太った魚体は見るからに重そうでしたね~…もちろん、指はプルプルでした(笑)

このあとキーパーサイズをキャッチし、とりあえずリミットメイク完了。。。

タイムアップ時間が来て、帰着は余裕の一番乗り。

そして緊張の検量……“5匹、4685g!!”とコール…予想以上のウェイトにガッツポーズ!

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ぶっちぎりのトップウェイト&ビッグフィッシュ記録更新(1900g)を成し遂げる事に。

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そして表彰式。TOP50シリーズでは初のお立ち台となる4位とビッグフィッシュ賞を獲得。4位で留まってしまった事は非常に悔しいですが、初日の成績からのスーパージャンプアップを見ればよくやったなと…そして、ドライブクローラーを迷わずに信じて使い続けたからこその結果だったと思っています。

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この“信じる”というのは非常に大切な事で、ルアー・感じた事・経験などを信じて釣る事により、貴重な1匹のバスとの出会いがあるものなんですね。。。

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