ハンツのフォーリングで秋のビッグフィッシュをキャッチ

今年の夏は暑かったですが、釣果はいかがだったでしょうか?台風シーズンが到来して、これからバスはドンドン深場に落ちていきます。その過程のバスをハンツで狙うことで、ビッグフィッシュをキャッチますので、今回はその釣り方をご紹介します。

バスの動き

弥栄ダムの例をとって言うと、今年水温が一番高かったのは8月7日の週で26~29度くらいありました。お盆を過ぎると水温がドンドン下がっていき、9月4日現在で24~25度くらい、10~11月で水深15~20度くらいになると10m以上のディープがよく釣れるようになります。

バスの動きのイメージは、シャローから少し深くなり、冬に向けてエサがあるところをさまよいながら、ミドルレンジをさまよっています。ですから今は、シャローに見えていたバスがいなくなり、かといって10m以上のディープではキーパーギリギリのバスしか釣れないという、どっちつかずの難しいシーズンです。

このシーズンのトーナメントで必ずウィニングルアーになるのは、ラバージグのフットボール。リザーバーで使われた場合は、ほとんどミドルレンジのバンクで、広範囲に広がるロードベッドなどでよっぽど条件(良い水深)がそろわない限り、ブレイクで連発するというのは難しいです。

ワンドのへこんだところでも、エサさえあれば留まるし、条件がいい岬でも単発でしか釣れないというのがこの時期です。そこで、スナッグレス性能を活かして、バンクでもブレイクでも広範囲に攻められるハンツが出番という訳です。

狙うシチュエーションと動かし方

シェードが濃かったシャローから、10m以上でフラットがあるディープまでバスは移動していきます。その過程のバスを狙うので、そのルート上にあるミドルレンジ3~10mを狙っていくのですが、リザーバーの場合、ミドルレンジのスタンプエリアやガレ場はビッグフィッシュが付く確率が高いです。

ルアーは、岸際にフリーフォールさせて、リフト&フォールさせるのですが、3回のリフト&フォールで、1m、2.5m、5mくらいの急深なところが1級ポイントです。3回のリフト&フォールで、1m、2m、3mでは浅すぎるし、1m、5m、10mでは、バスが留まるところがなくてダメということです。

ハンツのウェイトとトレーラーワーム

この釣りでは、当たれば必ずいいバスがきますので、あわせ切れをしないフロロラインを巻いておくことが必要です。12lb.ではあわせを加減しなけばならないのでNG、最低でも14lb.以上、出来れば16lb.以上あったほうが良いです。

フォールスピードは速くてもバイトの出方にはあまり関係なく、むしろ重い方が広範囲に探れて良いので、タックルが許す限り重いウェイトを使ってください。最低でも14gといいたいところですが、ヘビーなタックルがない方は11gでもOKです。

大体こういう釣りにはトレーラーワームを付けますが、狙いは2つ。フォールスピードをゆっくりにするのと、ラバージグの波動を上げてバスに気付かせやすくすることです。前書いたように、フォールスピードは遅くする必要はないので、フォールスピードの邪魔にならず、波動を上げる観点からチョイスしてみて下さい。

お勧めは、ドライブカーリーとアクショントレーラーで、スイミング気味の方が有効な場合は、ドライブスティック、HPシャッドテールもお勧めです。

写真1写真22015年11月14日 ハンツ(14g、グリーンパンプキン/チャート)+ドライブシャッド(3.5in)

最後に

9月4日の釣行で、この釣り方で何とかはめようとしましたが、まだ少し時期が早くラバージグへの反応は今一でした。同じ釣り方で、ドライブクローラー3inの10gヘビーダウンショットで、ナイスキーパーを連発。

写真32016年9月4日 ドライブクローラー(3.5in、エビミソブラック)

まだ、餌を追うモチベーションが低くリアクション的なバイトの方に分がある感じでしたが、10月近くになるとラバージグでしか釣れないビッグフィッシュパターンがやってくると思いますのでぜひ試してみてください。

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