2月、3月の釣り方

まだまだ寒い日が続きますが、みなさん釣りに出かけられていますか?2月、3月は釣果が厳しいイメージがありますが、どのくらい厳しいかイメージできますか?今回はこれまで僕が蓄積したデーターを分析して、攻略法を紹介したいと思います。




2月、3月の厳しさ

大阪フィッシングショーも終わって、そろそろ始動と思っている方も多いと思いますが、まだまだ寒波は続いています。最近、トレーラーの車検の準備だったり、休日出勤だったりとなかなか釣りにいけていません。ところで、みなさんは何月が一番釣りづらくて、最盛期は何月で、それと比べてどれくらい釣りづらいかイメージをお持ちですか?

僕は、1996年からバスフィッシングを始めて、もう20年経つのですが、その間、最初に釣ったバスからずっとデータをとり続けています。20年間のデータ分析をしてみると、やはり釣果が厳しいのは2月で、最盛期は8月です。バスは変温動物なので、水温通りというのが良く分かります。

月別釣果3月になったら上向くのかというと、釣果時間と釣行回数あたりで割ってみると、1月とほぼ変わらないくらい厳しいということが分かります。3月になると少し気温が上がるので、釣行時間が増えている分だけ釣果が伸びているということです。

月別釣果(時間あたり)月別釣果(釣行回数あたり)1~3月は5時間以上釣りして1本釣れるかどうか、2月は2回に1回はノーフィッシュを食らってしまっています。8月は1時間に1本以上、1度釣行に行けば7本は釣れるわけですから、いかにこの時期が厳しいかが分かっていただけましたか。

バスの動き

秋からバスはディープに落ちますが、それはディープの方が水温が安定するから。水面が気温によって冷やされても、それが湖底に到着するのはしばらく時間がかかります。そのためにバスは気温の影響を受けない水深まで下がるのですが、浅いインレットにいるバスはどうなるかというと、水深がある下流まで下がってディープに落ちます。

そのために、バスが冬場にいる水深が20mだったとすると、インレットから下流に向かってはじめて水深が20mになるところには、それまでインレットにいた個体も含めて、バスがたまります。

このバスが、2月の最低気温を過ぎると、たまっていた場所からシャローに上がり始めるのですが、どこからシャローに上がってくるかは予測不能。基本は太陽光線が当たって水温が上がるので、日当たりがいい場所が水温が上がって、そこにバスがさしてくるのですが、湖流だったり、風向きだったり、暖かい雨が降った後のインレットだったり、色々な要素で、場所が変わってきます。しかし、大半のバスはディープにいてシャローにさしてきたバスも少なく、この状況判断が難解なので、2月、3月は難しいのです。

2月、3月の釣り方

それでは、2月、3月はどういう釣り方だと釣れるのか?20年間分のデーターをまとめてみました。まとめてみると以下の通りで、意外にも5本に1本はスピナーベイトという釣果でした。

2月3月ルアー釣り方をみていただいたら分かるように、ベビーダウンショットのようにディープを釣るより、シャローを釣った方が絶対的に分があります。これは、ディープもシャローも釣る難しさは変わらないのですが、シャローにいるバスの方がどちらかというと口を使いやすいということです。

お勧めは、ハイピッチャー タンデムウィローの3/8~5/8ozです。特に3月にはいってから劇的に釣れるようになります。岸と平行にボートを流して、岸際にキャストして浮き上がらないように、タンデムウィローでスローリトリーブしていきます。2月中は5/8ozの重めにして、水深3~4mを狙っていきます。3月最初は1/2ozで水深2~3m。3月半ば頃またはバスがシャローに1本でも見えるようになったら、3/8ozで水深1~2mを同じように狙っていきます。

バイトはあってもスカートだけ食べたり、ヘッドだけ食べたり、するので本当はトレーラーフックをトリプルフックにしたいくらい、トレーラーフックは必須です。トレーラーフックも赤針だとバイトが掛かる確率が高くなるような気がします。

ぜひ、春バスをハイピッチャーで釣ってみてください。

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