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BMCトーナメント

2017.12.08


BMCで行っているチーム戦とは、私たちが新たにバストーナメントをより楽しむために、試行錯誤を繰り返し作り上げたトーナメントです。

今年で5年目となり、年々参加者も増え盛り上がってきました。

今では、W.B.S.TBC、JB、そしてローカルと、プロ・アマ問わず入り乱れてのチームを結成。その腕と作戦を競っています。

レギュレーションは、年3回の総ウエイトに寄って争われます。

第1戦、第2戦、そして最終戦と、毎回ウエイイン数は異なることも考慮しながら、組み合わせ、エリア、船単位での役割など、すべてチームリーダーが中心となり、メンバーと作戦を立て、このトーナメントに挑むのです。

なので、ひとつの指示の違いで、大きく釣果やウエイトに差が出るのもおもしろいところ。もちろん、瞬時にその日のフィールド状況や時間毎の答え合わせがわかるのもまた、チーム戦の楽しさです。

基本、同じチーム内はトーナメント中、携帯電話による通話やライン、メールなどのコミュニケーションツール使用はなんでもOK。刻々と移り変わる状況をいち早く把握し、判断し、チーム内共有できるか… ここで大きな差が出ます。

昨年、一昨年は、ノリーズの麻生洋樹プロ、DAIWAの草深幸範プロの「チーム城南モータース」が圧倒的な強さを見せて優勝。

その前は、エンジンの村川勇介プロ率いる「チームムラジャ」が勝利し、ジャッカルの西村嘉高プロ率いる、私も所属する「チーム茶柱」は、いずれも2位でした。

さて、今年の第1戦と第2戦は連戦。仲間のプラクティスの情報から、私が属する「チーム茶柱」はまず、チーム8艇それぞれの得意不得意、船の速さや大きさ、レベル、そして相性を考慮し、上流、中流、下流、流入河川をどう割り振るかをメンバーと相談し考えました。

そして、私はエリア全域から全艇キロフィッシュ以上をウエイインする目標を立て、それぞれ攻めるエリアや組合わせを決定。

最終戦を残してはいますが、簡単に書くと、2艇を1組とし、得意エリアごとにノンボーターの特性も考慮して、上中下流+流入河川に振り分けました。

このチーム戦はノンボーターとチームリーダー艇の役割が重要で、「チーム茶柱」のノンボーターの役割は以下。

1:キロフィッシュを釣ったら、すぐにチーム内共有ラインにアップ。

2:8時、10時、12時に必ず、釣果の詳細を共有ラインにアップ。

3:ストロングパターンなどがわかった艇は、エリアやリグはもちろん、攻め方を含めてその情報を共有ラインにアップ。状況によっては直接、リーダーと連絡を取り、リーダーは即時、状況、詳細、攻略方法をシェアする。

次にリーダー艇の役割。

1:チームリーダー艇は、メンバー艇からの情報をタイムリーに取りまとめ、チーム内の現状、獲れているウエイトを集計。各艇に目指すべき目標総ウエイトを提示する。

2:エリアごとに散っている仲間の艇に、それぞれ獲るべきウエイトと匹数などを具体的に指示する。

3:各エリアごとに、狙うべきポイントや攻め方、釣れているリグなどの情報をシェア。

4:さらに、エリアの釣果の状況如何によっては、艇にエリアの転換を指示。ときには釣れているエリアに艇を大幅に移動させ、チーム一丸となってウエイトアップを目指し、ビッグフィッシュを追い求める。そこには、リーダー判断でチーム艇のポイントへの集合および解散もある。

以上のように、チーム戦ではチーム内のコミュニケーションをしっかりとり、ボーター、ノンボーター、そしてチームリーダーがそれぞれの役割をしっかり理解しなければなりません。そのうえで、一丸となって 楽しむトーナメントなのです。

で、今年の「チーム茶柱」は何かが違う……

チームの作戦が功を奏し、第1戦は、「チーム茶柱」全体のウエイトが下で1,200g、千葉艇、桑原艇、海野艇の1,400gなどもあり、ウエイインに全艇が活躍しました。

さらに安藤艇は1,770gを持ってきて、ウエイトの底上げに大貢献しました。

結果、チーム総ウエイトは約9,800gで、第1戦の「チーム茶柱」は圧倒的勝利。2位に3kg弱の差をつけ優勝を果たしました。

第2戦は、第1戦から2週間と近かったことから、組み合わせを多少いじる程度で同じ作戦でスタート。

ところが、大苦戦の展開! チーム全体で11時までは上が桑原艇の1匹・1,400g。斎藤艇では1,000gくらいのバスが2匹。残りは500g程度が数匹。ノーフィッシュの艇も多数あり、リミットメイクすらできていませんでした。

そこで、安藤艇は動かず流入河川の攻略。他の仲間には、本流のシャローからブレイクにある杭に狙いを変更し、徹底的にやるよう指示。もちろん、「キモ」を伝えて……

すると、なんと安藤艇が炸裂! 

1,600g、1,400g、1,200gをキャッチ。さらに昼まで600gが1匹だった今井艇が、杭で1,300g。12時までマメに苦しんでいた山本艇も杭で1,280g。桑原艇も帰着ギリギリに杭で1,200g。

終わってみれば、みんなで約9,300gのウエイトを叩き出し、2連勝。現在、年間暫定1位!!

毎回、試行錯誤しながらではありますが、結果、ビッグフィッシュが釣れてウエイトが上がり、みんなで盛り上がるのは本当に楽しいです。

残る最終戦は11月の厳しい季節ではありますが、油断するとすぐにマクられてしまうこともあり得るので、気を引き締めていきたいと思います。

なぜなら、昨年の「チーム茶柱」は、最終戦前は3位につけており、1位とのウエイト差は5kgもありました。しかし最終戦終了後、優勝チームに約800g差まで詰め、2位まで上がった経験があります。

チーム戦の醍醐味は、チームの仲間全員と喜びや悔しさを共有できることや、トーナメント中にフィールドの答え合わせができることにあります。

そして何より、自分や仲間がビックフィッシュを釣り、ラインにアップされた時の仲間との喜びは、他のトーナメントでは味わうことはできないでしょう。

自分が釣っても、仲間が釣っても、みんなガッツポーズ。だって、チームですから。また、夏のチーム戦後には、毎回必ずシーモの下高原さんからガリガリ君の差し入れも定番となっています。

上がってきたみんなの口も楽しませてくれています。下高原さん、いつもありがとうございます!!

ちなみに、第2戦で安藤艇が炸裂したリグは、なんと、ドライブスティックFAT(グリバン/チャート)のバックスライド。第1戦の桑原艇の1,400gもまた、ドライブスティックFATのバックスライド。

第2戦の1,400gはHPシャッドテールのヘビダンでした。第2戦の今井艇1300gは、HPシャッドテール3.6インチのヘビダン。

第2戦、山本艇の1,280gも、HPシャッドテールのヘビダン。第1戦の私の1,400gもドライブスティックFAT(グリパン)のバックスライドと、O.S.Pワームが大活躍でした。

この調子で今年こそ、優勝に向かって突き進みます!

profile

千葉恒太
関東
(霞ヶ浦水系)

関東を中心に活動しているトーナメント団体「BMC」にて年間優勝7連覇、霞水系で開催される「K,sカップ」においても、07年~09年3連覇。W.B.Sスーパー3DAYSでも2年連続準優勝と、ローカルながらその強さは本物。近年は琵琶湖のビッグバス狙いにも熱を上げ、驚異的確率で60オーバーを仕留める。