PROFILE

川上記由

関東
(山中湖)

山中湖をホームレイクとし圧倒的な強さを誇る。2006年よりNBCチャプターに参戦しJB戦も含め優勝回数17回、入賞多数。07年、08年、09年、10年、12年と年間1位を獲得。09年、10年には山中湖第2チャプターでも年間1位を獲得しW制覇を達成。2014年も6戦中5戦入賞と無類の強さを発揮。2016年も年間総合優勝を勝ち取った。シャローのサイトフィッシングから魚探のシューティングとそのスキルはトップレベル。山中湖のクセを知り尽くしたまさに山中湖マイスター。

2017年シーズンの振り返り



こんにちは山中湖の川上です。本年もよろしくお願い致します。

今回は昨年のトーナメントシーンを振り返りながら、活躍してくれたO.S.Pルアーをご紹介したいと思います。

2017年の私の活動としては、山梨県・山中湖で開催されているるJB/NBCの3シリーズのトーナメントにフル参戦しました。

それぞれの年間成績は…
・JB山中湖シリーズ 1位
・NBC山中湖チャプター 2位
・NBC山中湖第二チャプター 6位

と、課題は残りますが、まずまずの成績で終えることができました。

毎年バスをキャッチすることが困難になってきている山中湖ですが、ここぞという時はO.S.Pルアーに助けられ、昨年も貴重なバスをキャッチすることができました。

そこで今回はシリーズごとの印象に残った試合を中心に、活躍してくれたO.S.Pルアーをご紹介したいと思います。

《JB山中湖シリーズ》

このシリーズでは、第1戦で優勝、第3戦で準優勝と2回の入賞が効き、年間優勝を獲得することができました。

特に優勝した第1戦ではi-Waver 74SSS(リアルワカサギ)で、春先の気難しいネイティブバスをキャッチ。フォローでドライブシュリンプ3インチ(ダークシナモン・ブルー&ペッパー)を投入し、プレッシャーの掛かる放流バスを手にし、初戦を制しました。

第1戦が開催されたのはGW最終日で、ただでさえ春先のスポーニング前の気難しい状況に加え、連休でのフィッシングプレッシャーやトーナメントのプラクティスでプレッシャーはマックスの状態でした。

そのため、ネイティブバスのキャッチは非常に難しい状況でしたが、試合の1週間前にはバスの放流がありプラクティスの段階では比較的イージーにキャッチすることが可能。そんなコンディションだったこともあり、試合スタート直前まで一発大物のネイティブか、手堅い放流か悩みましたが、最終的にネイティブ狙いを敢行! 多くの選手が放流地点に集中する中、ガラ空きとなったネイティブ狙いのポイントで試合を展開。

産卵のため、シャローに接岸したワカサギが多く確認できたエリアにi-Waver 74SSS(リアルワカサギ)を漂わせるように超スローに引き、早いうちに貴重なネイティブバスをキャッチすることに成功! しかしその後は後が続かず、試合後半は放流バス狙いにシフト。試合前半で叩かれ、口を使わなくなった放流バスをドライブシュリンプ3インチのダウンショットで連発!! ほぼステイでユラユラと動くドライブシュリンプの自発的アクションに委ね、スレた放流バスを誘うことで、他の選手が沈黙する中、瞬殺でリミットメイクに成功し優勝することができました。本当に、戦略が見事にハマったナイスゲームでした。と同時にこの優勝で後の年間優勝に大きく弾みをつけることができました。

《NBC山中湖チャプター》

このシリーズでは優勝こそないものの、コンスタントに貴重なネイティブバスをキャッチすることができ、年間2位でフィニッシュ。O.S.Pルアーの中でも特に、ブリッツMAX-DRがよく活躍してくれました。

印象深い試合は夏以降の第3戦・第4戦で、ディープレンジで群れを形成するワカサギにつくバスをブリッツMAX-DRで攻略。二戦連続で準優勝することができました。

夏になると山中湖では、ワカサギが湖の沖で群れを形成します。バスもこれに追従し、沖でワカサギをフィーディングするようになります。このワカサギの群れをブリッツMAX-DRで直撃し、バイトを誘発します。

ブリッツMAX-DRは遠投が効き、ストライクゾーンを長く取れるため、広範囲に散らばるワカサギの群れをしっかり捉えることがことができます。

また、この手のルアーでは珍しく固定重心で、余計なラトル音が少ないことも気に入っています。バスにプレッシャーの掛かる状況下でも有効で、私もトーナメントで多用するルアーのひとつです。

2018年シーズンもお世話になる事でしょう!

《山中湖第二チャプター》

このシリーズで最も印象深い試合は、10月に開催された最終戦です。

この試合では、HPシャッドテール3.1インチ(ウォーターメロンペッパー)・1/16ozジグヘッドリグのスイミングでビッグバスをキャッチし優勝することができました。

試合を前にした山中湖の状況は、10月に入り気温低下や冷たい雨により、水温が下がりフォールターンオーバーで水質が悪化していました。そのため、ルアーへのバスの反応はいまひとつ… プラクティスを終えた選手からは『厳しい』、『1匹釣ればお立ち台』 などと、厳しい様子が伺える状況でした。

しかし水通しがいい2~3mのウィードエリアにはベイトフィッシュがいい感じで絡んでおり、ここにHPシャッドテール3.1in・ジグヘッドリグのスイミングを通し、ビッグバスをキャッチすることに成功しました。

結果、この1匹しかキャッチできませんでしたが、湖のタフな状況から、21人が参加してウエイイン4人(各1匹)という厳しい試合で、HPシャッドテール3.1インチでキャッチした貴重なビッグバスが優勝に導いてくれました。

以上、今回は2017年度のトーナメントで活躍してくれたO.S.Pルアーの一部をご紹介させていただきました。

新年を迎え、私も本格的なシーズンに向けてタックル整備等の準備を開始しました。そろそろ皆さんもこのオフを利用して来シーズンの準備をされてはいかがでしょうか?

シーズン直前になると欲しいルアーやカラーがない、なんてことも! 出遅れないように(笑)今年もがんばります!

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