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ドライブビーバーとドライブクローの使い分けについて

2018.04.02


みなさん、こんにちは。山添です。

3月の春一番以降、一気に春めいてきたと思ったら、寒暖差の激しい三寒四温が続き、そして春分の日には、都心でも雪の降るほどの冷え込み… 春の雰囲気が漂っていながらも、釣果は冬寄りな3月の下旬でした。

しかし、3月中旬頃から朝の水温は10℃を下回らない状態となり、最高は16℃ほどまで上昇することも。そのあたりから印旛沼を訪れるアングラーの量も増えはじめ、それに比例して釣果もポツポツですが、聞こえてくるようになってきました。



早春は、パラアシをハイピッチャーやハイピッチャーMAXで狙うスピナーベイトの釣りが、定番かつ最もストロングであるのですが、今年の印旛沼では現状、1日やりきってもノーバイトが普通。

絶妙なタイミングで起こる、寒の戻りの影響が非常に大きいと感じますが、それにしても… といった具合です。

このような状況が続いていたため、巻きの釣りに重点を置きつつも、撃ちの釣りもしっかりとやる必要がありました。

そんな状況の中、3月にドライブビーバーに待望の4インチが登場。使わない理由なんてどこにもありません(笑)

エリアによっては、まだ冬っぽい水色の場所もあるのですが、本湖などはこの時期特有の強~爆風により、茶色い濁りが蔓延していることが多いです。



濁りと聞くと、マイナス要因だと考えてしまいそうですが、濁りの質によって出る影響もさまざまで、ときにプラスの要因になることも非常に多いのです。水温の上昇に一役買ったり、魚を騙しやすくしたりなどなど…

この状況でさらに風が絡めば、迷わずハイピッチャーMAXを巻きまくるのですが、無風状態では撃ちの釣りに分があります。

そこで、ドライブビーバー、ドライブクローが出番となります。



時期的にサイズダウンをすればバイトが増えるわけでもないので、特別小さなものを使用するのではなく、この場合は濁った水の中でもルアーの存在を魚に気付いてもらえるよう、適度なボリュームのある4インチを多用します。



ドライブビーバー、ドライブクローの使い分けとしては、どちらもいつ、どこでも、シーズンを問わず使用可能で、多種多様なリグにも対応してしまう万能なルアーなので、お好みでどうぞ!! と、正直言いたいところですが、尖った部分で比べると性格がまるで違うタイプなのです。

ドライブビーバーは偏平ボディで、カバーに絡み付いてしまうパーツも特になく、見るからにすり抜け性能に長けた形状をしてます。

現在、市場に出回っているこの手のタイプは、動き自体は複雑ではないものが多く、スライドアクションが主な持ち味となりますが、このドライブビーバーは「ドライブ」の名を冠するだけあって、バサロパドルによるドルフィンキックのようなギュンギュンアクションでバイトを誘発してくれます。

3.5g以下の軽いシンカーでもしっかりと自発的アクションが出ますし、自重もあるのでキャストもしやすいです。また、7g以上のシンカーを使用してストンとフォールさせ、リアクションバイトも誘発できます。

カバーに対しても、スルッと抜け落ちてくれるので、込み入ったところに撃ち込む際にも、落ちきらずにロッドを揺すって落とすような動作で、バスに無駄なプレッシャーを与えることもありません。

フォール中はバサロパドルをバタつかせたギュンギュンアクション、着底後はボトムバンピングアクションを加えることで、ボディをくの字に曲げてバサロパドルを縦に大きくスイングしてバイトを誘発しますので、緩急をつけたメリハリのあるアクションで、特に効果を発揮するタイプとして使ってます。

一方、ドライブクローは今さら説明不要といった気もしますが、ハサミ、ヒゲ、脚のそれぞれが、常に異なる動きを見せるため、生命体の塊とも言える艶かしいアクションが持ち味です。フォールやスイミングでは、逆方向に着いた脚が抵抗を受けてピリピリと微振動。ツメは強すぎず弱すぎず、ブルブル、パタパタと水を掻いてバイトを誘発。また、着底からの倒れ込みのアクションによるヒゲ、ツメの動き、そして水押しでバイトする魚も多く、水の中にルアーが入ってる間は、フォール、ステイ、ピックアップ(スイミング))など、すべての動きで誘い続けているので、撃ちのサーチベイトとしても極めて優秀です。

なので、そのまま1日中使い続けてしまうことも…(笑)

フォールスピードは水を受けるパーツが付いてますので、やや遅めです。極めて万能なタイプであるのに加え、繊細で艶かしい動きを持つ、食わせの要素も兼ね備えたタイプです。

カバーに対してのすり抜け性能はドライブビーバーに引けをとりますが、シンカーのウエイト調整や逆向きの4本の脚をカットして使用することで、すり抜け性能は向上します。

カバー撃ちも1年を通してやってみていただくとわかるのですが、落ちパクのバイトだけではなく、例え水深数十センチでも、ロングステイであったり、ボトムまでルアーを追わずアシ、ガマに引っ掛けて中層で誘わないとバイトに持ち込めなかったりと、多種多様で非常にディープな世界です。

どちらか一方が常にいいというわけではなく、その場その場でそれぞれルアーの特徴を活かすことが、さらなる一匹に繋がると思います。

時期的に魚も非常にナーバスになるシーズンですので、臨機応変に使い分けをしていただけたらと思います!

profile

山添大介
関東
(印旛沼)

11年にNAB21で年間優勝&NBC北千葉チャプター年間3位。12年NAB21で年間2位&NBC北千葉チャプター年間優勝、16年NAB21最終戦優勝と印旛沼水系で開催されるトーナメントにて圧倒的強さを誇る。強さのヒミツはバス釣りに対し真面目一直線でほぼ毎週といっていい程フィールドに通うこと。天性のセンスとひたむきな姿勢で培われた「対シャロー攻略の引き出し」に要注目!!