2013年、当時ムシ系ワームの先駆けとして発売され一斉を風靡した「オリカネムシ」。12年の時を経て、昨今のフィールド状況に合わせ「オリカネムシ2」として完全リニューアルを果たした。O.S.Pプロスタッフ折金一樹のホームフィールドである房総リザーバーは、手練れたアングラーが日々釣果を挙げる激戦区。日々様々なムシ系ルアーが使われており、狡猾な魚にバイトさせることは一筋縄ではない。そんな状況を打破する為、新たなオリカネムシの開発がスタートした。
折金一樹が新オリカネムシに求めたのは、特定の虫にならない事。あらゆる種類の虫に見え、時には蛙や甲殻類にも見えるシルエットにすることが条件となった。さらに折金は飛距離も追求。ベースボディを後方重心にすることで抜群のキャストアキュラシーを実現。これにより吊るし時も枝葉を貫通させやすくなった。ボディ素材にはエラストマーを採用。枝などに引っ掛かっても壊れにくく、ボディに対して大きな触角と側面の3対の立体的な脚はライブリーな水押しとピリピリ感を演出。エラストマー素材の特性を活かした形状となっている。またボディ後方のクビレ部分を細くすることにより、前後で独立したアクションと振動を発生。バイト時に折りたたまれやすく、針先が出ることでフッキングが向上するメリットもある。
使い方としては吊るし、表層での放置、シェイクすることで虫が溺れてもがくようなアクションが基本。またオフセットフックを装着し、カバーやシェードにキャストして首振りでバスを誘い出すことも可能。昨今のトレンドでもあるエラストマーワームをシンカーを使用し沈ませる使い方でも破壊力抜群。Orikanemushi IIが虫系ルアーの新時代を切り開く。