PROFILE

草深幸範

関東
(霞ヶ浦水系)

W.B.S.所属。12年に年間1位を獲得。精度の高いシャローカバー撃ちから魚探を駆使してのインビジブルフィッシングまで、あらゆるシチュエーションに対応し勝ちに絡みながらも安定感のあるゲームを展開するバーサタイルアングラー。14年A.O.Y.レースも好位置につけNo.1を狙う。98年&10年、スーパー3days優勝、04年クラシック優勝、レギュラー戦においても4度の優勝という実績を誇る。

霞ヶ浦水系、春のビッグミノーゲームは今が旬!!

いよいよ、春本番ですね~

2月末から毎週、北浦オカッパリに通っていましたが、例年より接岸するワカサギ量が少なく、釣れるバスも単発で終わる事が多かったです。

しかし、ちょうど3月下旬から本格的に釣れ出して、今が本番です。

(ルドラSP テイスティシャッドに出た一発!)rudra_sp_edited-1
今回は、霞ヶ浦水系での春のビッグミノーパターンで特にメインになるルドラSP&F、ヴァルナSPの使い分け方をご紹介します。

【基本はルドラSP】
まず、最初に投げる事が多いのがルドラSPです。バスの目先が完全にワカサギにいき、スイッチが入った状態では広範囲をカバーでき、キャスタビリティ性とファーストインパクトが最も強いルドラが一番効果的です。

フラットボディのフラッシングと強いローリングアクションが、産卵時に起こる動きをイミテートします。

ワカサギがボトムノックするような動きをみせるルドラを、本物のワカサギ♀だと思い、産卵行動で絡んでくる時があります。それはまさしく、はまっている合図です。

そして、高速巻きにしか反応しない状況もあり、高速巻きでもライブリー感を失わず、強くバタつかないので、その場合もサスペンドモデルを使用します。

【ルドラF】
フローティングモデルならではのスナッグレス性能を生かし、初めてのエリアで探しながら釣る場合や根掛かりが多発するエリアで多用します。

また、サスペンドモデルよりアクションが強く、スローでも動くので、少し濁り気味な状況やストップ&ゴーで水面近くまで浮かして誘う場合に有効です。

フローティングモデルに関しては特に背中にバイトマーカー的要素を含み、視認性を高めたGFビワコシャッドサイトSPを多用します。

このカラーはプロスタッフの森田さんが琵琶湖スペシャルカラーとして開発しましたが、霞ヶ浦水系で水色を選ばず釣果を出せるパールベースにラメっぽいGF塗料が吹いてあるカラーです。

それと、この時期メインベイトのもう一つであるシラウオを捕食している場合はバスの目線より上にルアーを持って行く事で全くバイトしなかった状況を打破出来ることがあります。

その場合もこのフローティングモデルを水面近くで、ボトムまで潜らせずストップ&ゴーアクションで誘います。

また、アングラーからルアーの位置を確認しやすいようにマーカーシールを貼って使用したりします。

(ルドラF ジェードシャッドに視認性シールを背中に貼って使用)rudra_f_edited-1
【ヴァルナSP】
ルドラのサイズダウンバージョンになり、アクションもルドラSP譲りの強いローリングとフラットボディを生かしたフラッシングでバスを誘います。

(ヴァルナSP HFワカサギで4連発! 1本目)
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無風状況だと、ルドラSPの飛距離には敵いませんが、風速5mを越えるような向かい風になると3連の小径移動タングステンボールがボディ最後方まで移動し、ルドラより空気抵抗が少ないことで、かっ飛んでいきます。

ルアーのシルエットもルドラより一回り小さく、プレッシャーが高い時や透明度が高い時に多用します。

これらを状況に合せて使い分けて下さい。

昨年も4月中旬頃まで良かったので是非、試して下さいね!

(ヴァルナSP HFワカサギで4連発! 2本目)
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