PROFILE

折金一樹

関東
(高滝湖、亀山湖、印旛沼)

房総半島のレンタルボートフィールドをホームとし、いまや関東を中心に全国を駆け回る通称「オリキン」。H-1グランプリに参戦し、優勝多数、A.O.Y.2回と驚異的な成績を収める、生粋のトーナメントアングラー。房総半島のレンタルボートフィールドで「オリキンガイドサービス」を営む。

津久井湖オープントーナメント第3戦優勝!

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30年以上の長い歴史を誇る津久井湖オープンに参加してきました。真冬に開催され、釣果は厳しいものがありますが、厳しいからこその1匹の価値が高まる大会。

毎回、真冬とは思えないほどの人数がエントリーしています。今回も65名の参加者。この時期に来る位ですから、やはり皆さん上手い。内心、まともに勝負出来るかなという思いもありました。

そして当日は午後から雨が降る予報で、既に朝はどんよりした雲模様。

津久井湖といえば、去年の夏にH-1トーナメントで数回通いましたが、今は夏の大減水の頃の景色とは一変し、フル満水。夏の減水の頃に釣れていた5~8mレンジに減水分の10mをプラスして、今釣れそうな15~18mと重なるので、その頃を思い出しながら、釣っていく作戦です。

実は前回も参加したのですが、経験のないスーパーディープの釣りは、イメージ以上に勝手が違い、あえなくノーフィッシュ。ルアーもラインもタックルも組み直し挑みました。

メインルアーとタックルは
オーバーライド1/4oz
ロッド:スティーズウェアウルフ
リール:SSAIR
ライン:スティーズフロロ7lb

オーバーライド3/16oz
ロッド:ブラックレーベル691MLMFS
リール:イージス2506H
ライン:UVF 月下美人 ライン 月ノ響II+Si 0.4号

ドライブクロー2インチ ダウンショット
ロッド:スティーズ シークバット
リール:ルビアス2506H
ライン:スティーズフロロ3lb
ホビット3番 TGデルタ3.5g

スタートして、目指すはアウトサイドの岩盤の張り出し。 魚探の映像も15m前後にワカサギであろうベイトも時折近づき、如何にも釣れそう。

先ずはオーバーライド。深すぎるので、得意のスライドフォールはボトムまでおあずけ。少しテンションを張りながらフォールさせていきます。着底後そこから50センチ前後のリフト&フォール。水深があるので、ラインなどの弛みがあり、いつもよりテンポはゆっくり目が丁度いい感じです。

もうひとつのリグは、ドラクロ2インチのダウンショット。バーチカルというよりは、ほんの少し(6m位)投げ、着底後、ボトムを切らないように、ラインを巻かずゆっくりドラッキング。そして範囲を広げて探るも、反応なし。移動してフラットのブレイク、張り出した先端、ブレイクの壁などを丁寧に誘います。

スタートして約2時間、周りで釣れている人も全く見ず、空を見上げると、今にも降りだしそうな雲行き。いつもなら迷わずシャローで勝負できる天候です。そしてここから、頑張って仮に一匹釣っても勝機は無いとみて、大して変わらない確率ならシャローの一匹でしょとバウを岸に向けました。

そして、レイダウンとオーバーハングが絡む、如何にもというゴージャスなストレッチから釣り始めました。ルアーはS字系ビッグベイト。多少チューニングはしてありますが詳細は細かすぎるのでナイショ(笑)まあラインの重みで沈む位のスローシンキングとだけ言っておきます。

そして、10投もしないうちにバイト。

久しぶりの強烈な引き。無我夢中で上がってきたのは、一目でいったなと分かる、ナイスコンディションのビッグワン。

これでコンフィデンスを得て、時間いっぱい投げ続けますが、チェイスが一回のみでした。

そして検量。

2700g52センチ。1月に釣ったバスで過去最高の大きさです。

ラッキーフィッシュの感は否めませんが、この一匹で優勝。 但し、やはりというか、いい魚がシャローから持ち込まれていました。 誰もいない貸し切りのシャローで半信半疑でしたが、あの天候ならやはりシャローの可能性はあるんだと再確認できました。バスはバス、自分の感覚もたまには信用なるものだと実感(笑)

次戦は2月、更に厳しい戦いが予想されます。小さい魚でも貴重な一匹となりそうです。オーバーライドももう少し重いのも活躍しそうな気配。ただシャローの1発にも後ろ髪を引かれますが(笑)いずれにせよ頑張ってきます。

ビッグベイトタックル
ロッド:ブラックレーベル701XXHRBプロト
リール:ダイワ・ジリオンTW 1516XXHL
ライン:ダイワ・モンスターブレイブ フロロ20lb
フック:ピアストレブル2番(フロント)、赤針(4番)

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