ハイピッチャーで春バス攻略!

今年の春はスロースタートのイメージがあります。特に僕のホームレイクの弥栄ダムは、冬場水深20mまで下がるため、湖全部のバスがシャローに上がってくるのは、例年でもゴールデンウィーク過ぎくらいになります。これからの季節、参考になるリザーバーの春バス攻略をご紹介したいと思います。

春バスの動き

春バスはスポーニングエリアにさしてくるというより、まずは水温が一番高いところにさしてきます。魚探で水温が高いところを探すのですが、濁っているところを探すという方法も有効です。実は魚探でじっとしていると正しい水温が出ますが、エレキで走り回っていると正しい水温が測れていないのですよ。濁りも夏場なら絶対にパスするような、リールとラインが緑色になるような茶色い濁りがあるところが狙い目です。

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春に水温が上がるのは、気温が高くなって上がるのもあるのですが、太陽光線が当たるお陰です。クリアなところは、太陽光線が当たっても不純物が少ないため、水温が上がらず。茶色く濁っているような水域は、不純物に太陽光線が当たって水温が上がり、さらに濁ってまた水温が上がります。クリアなところ濁っているところで、水温差が大きくなるので濁りをみるだけで水温が高いところを判断できます。寒波が来て、水温が一度上がったエリアの水温が下がると白濁りしたようになりますので、水の色の見極めが出来るようになるとエリアの選択が楽になります。

濁ったエリアの釣り方

春は濁ったエリアを見つければもう釣れたようなものと思うくらいですが、どうやって釣ればよいか?これから桜が咲き始めて水温が上がると、濁ったエリアは広範囲に広がります。また、魚がさしてくるタイミングもあり、何度も入りなおすとチャンスがひろがるため、ハイピッチャーで広範囲に攻めるのがお勧めです。

ちなみにハイピッチャー、ハイピッチャーMAX、タイフーンとどういう基準でスピナーベイトを選ぶかというと、大きい方のブレードとベイトフィッシュのサイズをマッチングさせるようにしています。この時期、弥栄ダムのベイトフィッシュのサイズは小さいので、ハイピッチャーがマッチします。これから夏に向けて、ドライブシャッド4.5inを巻いて釣れるようになればハイピッチャーMAX、ドライブシャッド6inを巻いて釣れるようになればタイフーンを選びます。

オーバーハングが多いですが、頑張って岸際ギリギリに着底させて、岸と平行に引いていきます。これは岸際から2m以内、水深が3m以内でヒットすることが多いので、1回のキャストでそのゾーンを長く通すために必要です。

ハイピッチャーのカラーはインパクトライムチャート、チャートバックアユ、ヴィヴィッドパールホワイトの3色が、僕の中で基本の3色になっています。

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濁ったところを引くということは、インパクトライムチャートが最適です。水温が上がるとだんだんクリアなところでもバイトがあるので、チャートバックアユ、ヴィヴィッドパールホワイトも出番が出てきます。深いところを広範囲に引くため、ウェイトは5/8ozのタンデムウィローが最適です。これも水温が上がってくると浅いところでもバイトがあるので、1/2oz、3/8ozとだんだん軽くしていきます。

032014年4月12日 ハイピッチャー タンデムウィロー1/2oz(C.B.ブルーバックチャート)で釣った49cm
ルアーローテーション

ハイピッチャーをメインに釣れるエリアを探していきますが、釣れるエリアがある程度絞れたら、シャローに最初に上がってきたバスは音ありに反応することもあるので、ラトルありのHPFクランクにローテーションすることも効きます。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA2010年3月13日 HPFクランク(マットタイガー)で釣った50cm

また、バスがシャローに見えるようになったら、なるべく遠く離れてi-Waver74(SSS)をただ巻き、寒波が来てバスが反応しなくなったらダンク48(SP)、さらにバスが深くなったらブリッツEX-DRなど、色々なルアーにローテーションできるのも春の楽しみですね。

春の難しい状況をいち早く察知するためにも、ハイピッチャーを活用してみてください。

052015年4月4日 i-Waver74 SSS(ゴーストライムチャート)で釣った40cm

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