早秋でも活躍するタイニーブリッツDR!!
こんにちは、和歌山の辻井です。
気付けば季節はすっかり秋。今年もまた台風が各地に甚大な被害をもたらしています。
釣行前の天候のチェックし、無理な釣行は避けて楽しみましょう!
今年の夏、紀伊半島ではほとんど雨が降らなかったのが9月に入ると一転、連日の雨という曇天続きでした。
ホームの合川ダムでは30度近かった水温も一気に20~22度まで下がり、フィールド全体が適水温になると共に各レンジに幅広くバスが散る状況となっています。
そのような状況の中、幅広いレンジに対応できるブリッツシリーズによるクランキングが絶好調という状況で、とりわけタイニーブリッツDRが驚く程の釣果をもたらしてくれています。
各レンジに散ってしまったバスが急激な水温低下で一時的にスローな状況に陥った事でレギュラーサイズのルアーでは食い渋る中、試しに、、、とタイニーブリッツDRをキャストしてみたところ、フィールド状況が一変したかのようなラッシュ!
巻き始めのシャローレンジから最高深度(3m)まで、いかなるレンジにおいてバスの目の前を通しさえすれば口を使ってくれると錯覚してしまう程で、ここは手付かずの野池か!?と、驚きを隠せませんでした。
状況も分からず、何でもイイから1匹釣れてくれ!という切羽詰った状況で、小型クランクの口を使わせる能力の高さを改めて知る事になりましたね。
紹介の順が逆になってしまいましたが、ここでタイニーブリッツの特徴を紹介しますと、全てが一級品と言えるクランクベイトですが、私が特筆したいのはキャスト能力とカバーに絡めた時にも動きが壊れない点です。
ダイビング系クランクにありがちな扱い難さを一切感じず、シャロークランクと同様の感覚で一段深い3m超レンジまでルアーを送り込む事ができます。
これは一日のメインパターンとなった時に安心してキャストし続けられるという事です。
これまで小型のダイビング系クランクというのはやや低水温になった頃にサスペンドシャッド的な使い方をする事が多かったのですが、タイニーブリッツDRによって釣りの幅が大きく広がりそうです!
この9月の釣行ではタイニーブリッツDRを中心に、より濁りの強いエリアではノーマルタイプのブリッツやブリッツMRを使い、ややクリアなエリアやオフショアのブレイクライン等ではタイニーブリッツDRという水色やエリアによって使い分ける事で連日50匹を超える爆発的釣果を叩き出す事になっています!
皆さんにもブリッツシリーズによる大爆発!体感して頂けると嬉しいですね!
軽量ウエイトのハイピッチャーがリザーバーで活躍する理由!
こんにちは、和歌山の辻井です。
朝夕は幾分過ごし易くなりましたが日中の日差しは真夏そのもの。
水面下はどうなっているでしょうか?
例年であれば秋の気配を感じ始める時期ですが、夏の間ほとんど釣りに出れてなかった事から状況が全く分かりません。
そこで手っ取り早く状況判断を行う為に使ったのがハイピッチャーでした。
高水温の条件下という事で、まずは1/4ozのダブルウィローから。
1/4ozという軽量ウェイトのスピナーベイトは野池でしか使わないなんて方も多いかと思いますが、特にバスが浮き気味になる真夏の高水温下のリザーバーでも有効になるのです。
何かに依存するわけでもなくニュートラルな状態のバスはルアーをゆっくり見に来るだけで、その距離がゼロになった時に確かめるようにチョンと口でツツくだけという超ショートバイト。
よりスローに引ける1/4ozモデルがこのようなショートバイトに対応できる必須のアイテムになっています。
季節が僅かに秋めいたりカレントや風が生じて状況が上向いた時にはバスがストラクチャーやカバーへの依存性が高くなり、餌を捕食し易い態勢になります。
即ちルアーへの反応がより強くなります。
このようなシーンではスローに引く中でもカバーへのタイトなアプローチがより重要になってくるのでキャスタビリティと水中でのコントロール性を上げる意味で5/16ozへとウェイトアップして対応していく事になります。
同じハイピッチャーを使っていても夏から秋へ向かう季節の変化を感じ取れる瞬間ですね。
ハイピッチャーに僅かな季節の移ろいを感じながらも夏の残り香も感じたい!
そんな夏のパターンの一つが上流域でのトップウォーターの釣りです。
一見何も無いような川筋のど真ん中にルアーをプカリと浮かべ、どこからともなくやってきたバスをバイトに持ち込むのです。
10年前はフローティングタイプの阿修羅を使うことが多かったのですが、ここ数年はベントミノー86F。
通常のトップウォータープラグですと軽く突つくだけのバイトが多いのですが、ベントミノーは軽くダイブさせる事でフックUP率が高く、好んで使っています。
この夏のベントミノーの釣りはビッグフィッシュ率も高いので是非試してください。
何も無い川筋のど真ん中と書きましたが、水面下のブレイクラインや流速の変化するヨレ等、地形変化だけじゃなく水の変化を意識して狙ってみるといいと思います。
きっと思いがけないビッグフィッシュが待っています!
7月のマストアイテム、バジンクランク!
こんにちは、和歌山の辻井です。
梅雨の晴れ間に夏の日差しを感じる季節になりました。体調管理とこまめな水分補給で熱中症予防を心掛けて楽しく釣りしましょう!
6月~7月、古くから有効とされているのがトップウォーター戦略です。アフタースポーンからの回復組が活発に動き始め、梅雨空の下で水面を豪快に割る瞬間は本当にたまりません!
そんなトップウォーターの釣りの中で今回紹介するのは言わずと知れたバジンクランクです。
デッドスローからハイスピードリトリーブ、あらゆるスピードレンジに対応できるトップウォータークランクで、手返しと勝負の早さで朝イチの状況判断として季節を問わず真っ先に投げたくなるルアーです。
また、小粒でありながらもビッグフィッシュ率の高いバジンクランクの釣りにおいて、#6トリプルフックを装備している事は欠かせない要素だと感じています!
リザーバーにおいて狙いとなるのはアウトサイド岩盤等、カレントの利いたバンクになるのですが、重要となるのはやはりベイトフィッシュの有無だと思います。
流されてくるベイトフィッシュを待ち伏せて捕食するのか、流れのヨレに溜まったベイトフィッシュを狙っているのかでアプローチもやや変わってくるかもしれませんので色んな角度からアプローチしてみて下さい。これとは別に絶対キャストしたいのがフィーディングフラットのベイトフィッシュパターンです。
季節問わず朝イチだけでもキャストしてみる価値は十二分にあると思います。先にも述べましたように、状況判断するのに適したルアーです。
勝負も早い釣りですので出が悪いなと感じたら他のルアーをどんどん投入していきましょう!
参考までに、私はブリッツシリーズやハイピッチャーへ、少しずつレンジを深く移行していく事が多いです。
今年は釣行日が長雨の影響で水温が急激に下がってしまっていたり、晴天が続いて真夏のようなピーカンベタ凪のタフコンディションになってしまったりと、ややトップウォーターには不向きなコンディションでの釣行が多かったですが、それでもグッドサイズのバスが反応してくれています。
バスのレンジがやや深いかなと感じた釣行では、あえてハイサウンドのバジンクランクHHを使ってハイサウンドによるアピール範囲の拡大を狙い、バスがフワッと浮いてきたタイミングでスローリトリーブする事でバイトさせたりしました。
似たような釣りでバズベイトが挙げられますが、バジンクランクはリトリーブを止めても浮いているので状況に応じて小細工が出来る点も強みですね!
またこの時期、同種のパターンはYAMATOシリーズを紹介させて頂いてます。興味のある方は昨年7月のレポートも併せて読んでみてください!
シャローフィッシュを確実に獲る!ブリッツが効果的なシチュエーション&ハウツーをご紹介!
こんにちは、和歌山の辻井です。皆さんのGWはイイ釣りできたでしょうか?
スポーニングシーズンに伴い、シャローフィッシュの個体数が一気に増えて釣果もグッと本格化しましたね。
そんな中、今回は「雨の後、ブリッツ持って出掛けよう!」という事で、ブリッツのカバークランキングを紹介します。
リザーバーにおいてシャロークランキングが有効になるのは、雨による濁りが大きなファクターとなります。
雨により生じた濁りや水温低下によって、シャローカバーにピッタリと避難する事で、警戒心も薄く言い換えるとカバーの中で待ち伏せ状態となります。
そして近くを通り掛かったベイトフィッシュや、カレントにより流されてくるエサに飛びつき易い状態になるのです。
このようなシーンで私が最もよく使うのがブリッツです!
ブリッツはメインウェイトがボディから飛び出す程低重心化された事による泳ぎの安定性によって、狙ったスポットから外れる事なく思い描いた通りのリトリーブコースをトレースできるので、他のルアーよりも一歩バスに近付ける事ができます。
そう、カバーに潜むバスを釣るにはバスに対してどこまでルアーを寄せる事が出来るのかが最も重要な点で、頭抜けたブリッツのコントロール性が何より必要となるのです。。
ほとんどのバイトはルアーとバスの距離が最も近付いた瞬間~直後に出るはず。
カバーに潜むバスに対してカバーにルアーが当たった瞬間~直後がバスとの距離が最も近付いた瞬間と言える事から、これがカバークランキングの正体なのです。
よく言われるカバーに当てた時のヒラ打ち効果等はバスとルアーの距離を縮める中での付随効果であり、意識しなくとも自然と行っている事になるので特に気にしなくてイイと思います。
五月雨の合川ダム釣行は絶好のブリッツDAYとなりました。
一面の濁ったフィールド状況で、まずはYAMATO Jr.やバジンクランクといったバスを表層のルアーに寄せるアプローチや、アシュラF&ヴァルナF等のジャークベイトも試しますがあまり芳しくありません。
これはシャローに居るバスがわざわざ自分が動いてまでエサを獲りたくない(濁っていて獲れない)状況だと推察。
そこでブリッツによるシャローカバークランキングにでこちらからルアーをバスの目の前に送り込むアプローチに変えたところバイトラッシュとなりました!
狙ったのは雨後の水位の増減水に強い岩盤やオフショアの立木等の縦ストラクチャー!
そして大小インレットのクリアラインを中心にバイトが集中しました。
そろそろアフタースポーンのひょろ長~いバスも釣れるかなと思いましたが、まだまだプリスポーンのグッドサイズが中心で、ブリッツによる52cm&51cmというビッグサイズも飛び出して大興奮の釣りになりましたね!
ブリッツと同様に、カバーをタイトに攻めたブレードジグ+アクショントレーラーにもグッドサイズ!
更なる驚きはフローティングタイプのヴァルナ(アイスシャッド)に55cmという合川でのMAX級が飛び出しました!
これは、改善されつつある上流域に向かう途中の休憩所のようなスポットにうまくバスが集まっていたタイミングでのジャークベイト投入でした!
今回はブリッツを中心に紹介しましたが、似たような条件下においてブリッツシリーズのMRやDX ERという潜行深度の違いやMAX、Tinyシリーズといったボリューム感の違いでより細かな条件に対応していけます。
まずはブリッツ、ブリッツMRあたりで反応を見て、それから広げて行くのが正解への近道だと思います。
これから梅雨に向かい、似たような条件になる事も多いかと思います。
タックルボックスにブリッツを1つそっ、、、と忍ばせておくといいでしょう!
オススメカラーは何と言ってもホットタイガーです!
チャートにはじまりオレンジベリー、タイガーを称する黒の縦縞!
釣れるカラーを一つに詰め込んだ条件を選ばない万能色ですね。
また、ブリッツは特にタックルを選ばず、今回はバスの吸い込みを重視してダイワのスティーズライトニング2(63L)というライトアクションロッドに8lbラインというタックルセッティングで使っていました。
このタックルはそのままフローティングヴァルナにも使用しました。
是非参考にしてみてください。
新製品プロトタイプ、ヴァルナSPCE2 SF(固定重心)のスーパースローフローティングチューン!!
こんにちは、和歌山の辻井です。
今年は本格的な冬が来たような来なかったような。もう少し楽しい冬の釣りを続けたい気はしますが、そろそろ春の声が聞こえてきそうです。
前回に引き続きヴァルナSPEC2の御報告です。Newルアーという事で私自身がまだまだ使い込んで理解を深めている段階です。
皆様のお話を聞きながらより深く学んで行きたいと思います。そこで今回は細かなルアー&タックルセッティングのお話になります。
ヴァルナSPEC2のスローフローティングは、ロールから左右への首振りアクションのキレが良く、より繊細な操作ができます。
厳冬期にはスローで慎重なアプローチが必要とされる為、ヴァルナSPEC2はベストアイテムの一つに挙げられますが、よりスローな状況に対応させる為、普段とは少しセッティングを変更して使ってみました。
ヴァルナSPEC2のフロントフックとセンターフックに追加ウェイトの代わりにスプリットリングを装着。スーパースローフローティング設定にし、更にタックルも普段は阿修羅やパワーダンクに使っているスティーズライトニング2(63L)にフロロ8lbというライトなセッティング。
これによりノーマルサスペンドタイプのヴァルナ並の潜行深度で、繊細な操作性を実現させました。
なぜここまでやるのかと言えば、使用しているプロトタイプのヴァルナSPEC2は、インサートプレートモデルの黒金カラーで、フラッシングを中心とした非常にアピールの強いカラーです。
ほんのり濁りが入っていたり、曇りの日や朝夕のマズメ時等のローライトコンディションでは非常に有効となります。
いかにサイレントモデルのSPEC2と言えども、この高アピールは高気圧の張り出したピーカンDAYやクリアウォーターという条件下ではなかなかバイトに至らない事も多いので、日中はより潜行深度を稼ぎ、バスとの距離を詰めてしまおうという意図でした。
発売されればアイスシャッドやテイスティシャッド等々、その他のカラーを使い分ける事で対応していけるはずですので御安心を。
2月初旬の合川ダム釣行では終日曇り空のコンディション。
ヴァルナSPEC2の黒金インサートプレートモデルに季節らしからぬバイトラッシュ!
釣果8匹中7本(内4本40UP)をヴァルナSPEC2でゲットする事が出来ました。残りの1本も阿修羅SPEC2(アイスシャッド)でのフォローというO.S.Pジャークベイト祭りとも言える釣行でしたね。
このように、インサートプレートモデルはSPEC2独特のカラー設定で、使い処がハマればバイトラッシュに繋がるパンチ力のあるカラーです。
3月上旬の発売予定ですので、皆さんにも是非体験して貰いたいですね!
ヴァルナのNEWモデル「ヴァルナスペック2 110スローフローティングタイプ(固定重心)」をご紹介!!
和歌山の辻井です。2016年もスタートしました!今年もよろしくお願いいたします。
こちら和歌山は、大きな寒波も無いまま新年を迎えた感じですが、ここに来てようやくサスペンドジャークベイトへの反応が強くなり始めました。
毎年同じような報告で恐縮ですが、今回はサスペンドジャークベイト、ヴァルナ110の使い方をご紹介します。
まず初めに、冬期にジャークベイトの出番が増えてくる目安としているのが水温です。
私がメインとして通う和歌山の合川ダムや七川ダムを例に挙げますと、14℃を切った頃からサスペンドジャークベイトへの反応が出始め、12℃を下回る頃から本格化していきます。
しかしながら、今季は年末まで12℃以上の高水温だったことから、ジャークベイトへの反応はまだまだサイズが物足りない段階・・・冬が深まるにつれて本格化していく今後に期待しているところです。
ヴァルナは11cmクラスのジャークベイトで、9cmの阿修羅と13cmのルドラの丁度中間サイズ。特筆すべきは安定した2m以上の潜行深度で、よりワイドレンジのバスをサーチすることが出来ます。
サイズの上でもレンジの上でも、まず最初に投げたい基軸とも言えるジャークベイトがヴァルナなのです。
過去に紹介してきたように、ヴァルナは最高のキャスタビリティと抜群のコントロール性能を併せ持ち、これから厳冬期を迎えても、狭くなったバスのプロダクティブゾーンへと確実に送り込むことが出来ます。
アクションはスローな2~3トゥイッチ&ポーズ。
この時、強くならないように軽くラインを張る程度の非常に軽いトゥイッチで、ポーズは長くても5秒程度でいいかと思います。
バスが突然飛び掛かることもあれば、ゆっくり近付いてパクリということもあります。例えチェイスやミスバイトで終わったとしても、この時期は1回の反応が本当に貴重です。
バスの出処を把握して、次のキャストではよりバスに近付いたアプローチを心がけていくことでジャークベイトへの理解がより深まっていくはずです。
まずは釣れなくとも、どれだけバスの反応があったか?を意識しながら投げ続けるのもいいと思います。
そんなヴァルナに、固定重心のスローフローティングモデルが、3月に登場する予定です。
[写真: 阿修羅O.S.P ヴァルナスペック2 110スローフローティングタイプ(固定重心)]
スローフローティング仕様になることで、着水直後の助走ゼロ状態からの、トゥイッチ&ジャークでの誘いが可能になりました。これは私のような岸向けのキャストが中心のリザーバー系ボートアングラーには堪らない仕様です。
バスは岸ギリギリをプロダクティブゾーンとしていることも多く、特に今季の合川ダムは高水位でシャローカバーが多いため、カバー周りを着水直後から誘う必要がありますので非常に有効になっています。
私は超ロングポーズさせるような釣りはほとんどしませんので、スローフローティングとサスペンドの扱いはほぼ同じなのですが、大きな違いは何と言ってもカバーへの強さでしょうか。
スローフローティングを利用して少し浮かせてカバーを回避したり、重心移動の暴れが無いのでリップを軽くカバーに引っ掛けてクルリとカバークランキングのように回避させたりという小技が利くのです。
まだまだプロトタイプを使い始めて日の浅いヴァルナスペック2SFですが、もっと使い込んでより有効なシーンをお伝え出来ればと思います。
晩秋~初冬のリザーバー七川ダムでタイフーンで56cm!!
和歌山の辻井です。今回はタイフーン!晩秋のビッグフィッシュの御報告です。
晩秋~初冬に掛けてビッグスピナーベイトが非常に有効になりますと、過去のレポートの中で触れてきました。
しかしながら、今年の紀伊半島リザーバー(合川&七川ダム)は例年+5℃の高水温で推移しており、時期特有のパターンが機能しないどころか、むしろ過去の記憶が足を引っ張る形で大スランプの状況になってしまいました。
12月に入ってようやく15℃前後まで水温が下がり、本来あるべき形の反応が感じられるようになってきたものの、シャロー~ミドルレンジにはレギュラーフィッシュが数多く残りビッグフィッシュをパターン化させる事は非常に困難な状況です。
このタイフーンのビッグフィッシュパターンの条件は、寒波によってシャロー~ミドルレンジに居残るバスを、比較的ロングポジからここぞというピンスポットを通して仕留める釣りです。
大きな寒波もなく、ジリジリと水温が下がっていく条件ではいつまでもレギュラーサイズが消えず、その為サイズアップが難しくなってしまうのです。
特に今年の合川ダムは水位が高く、シャローのブッシュカバーにレギュラーサイズが多く残る状況でした。
そこで水位が一度急上昇後に平常レベルまで下がった七川ダムで、タイフーンの釣りをメインパターンに置いて実践してみました。
12月に入ったというのに水温はまだ14.5~14.8℃と非常に高く、体感的にはタイフーンの釣りにはまだ早い。
しかしながらバスも水温だけに依存して生きているわけではありませんし、様々な条件も考慮に入れて試してみる価値はあるだろう、、、と、思い切ってタイフーンを投げ続けてみました!
本来であればいかにも!という場所でバイトが出る事が多い釣りですが、季節感のズレと、気圧の高いベタ凪DAYから、ミスバイトやピックアップへの黒い影、、、と言ったバスがゆ~っくり追い食いしているような、バイトが非常に浅い状況でした。(※前回のレポートの通りスピナベは追い食いさせるとダメです)
そんなスローな状況から、タイフーンで釣るにはフィーディングに出ている僅かな個体を狙うしか無理と判断して、フラットの手前に潜むバスを狙ってみたところ、ギュィ~ン!と気持ちよくロッドが引き込まれました!
突如として訪れたビッグバイトに船上でアタフタしてしまいましたが何とかランディング!やや細身ながらも大きなお口と綺麗な魚体にうっとり。
これまでの苦労&苦戦が吹き飛ぶ56cmのビッグフィッシュでした!今回の釣行でタイフーンで仕留めたのはこの56cm1本だけでした。
本来この釣りがハマる状況は40~50cmクラスのバイトが多くなるのですが、ミスバイトさえも僅かで、まだまだ季節感のズレを感じる結果でもありました。
しかし55cmを超えるくらいが七川ダムでのMAX級である事からも、タイフーンのチカラを改めて感じさせられましたね!
大きな寒波が来てダム湖全域が冬の水に一気に入れ替わってしまうまではタイフーンが有効になると思います。
是非キャストしてみてください!またタイフーンに関しては改めて紹介する事もあるかと思いますが、詳しくは2011~2012年12月頃のレポートを参考にして頂ければ幸いです。
何年経ってもタイフーンは色褪せません!
スピナーベイトというルアーを徹底検証!!なぜ、そこまで良くも釣れるのか!?
●はじめにルアーを振動体として捉えた時、回転運動に勝る周波数はないと考えます。
(写真:50cmをもたらしてくれたハイピッチャー5/16oz.DW)
そのためブレードという回転体を備えるスピナーベイトは極めて強いアピール力を有したルアーであると位置付けられ、その強いアピール力に興味を持つバスの多さから、サーチベイトとして最も適したルアーに挙げられます。
スピナーベイトで狙うべきバスというのは、カバーやストラクチャーに身を寄せるバスです。
バスの捕食形態が待ち伏せ型であるために、ここぞというスポットにルアーが通った瞬間にバスは反応するのですが、スピナーベイトにおいてはそのアピール力の強さから、中途半端なアプローチでもバスを寄せてしまうことも多いのです。
ここで勘違いしてはいけないのは、チェイスしてくるのに追いきれないのは活性が低いからではなく、そこまで追う活性があるのにバイトさせられないという、アングラー側のミスです。
逆にスピナーベイトをキャストしてもバスのチェイスがない・・・という時は、バスが動きたくないと捉え、クランクベイトやシャッド、ラバージグをよりバスの近くへ送り込むような展開になります。
アプローチはバスが捕食しやすい無警戒のベイトフィッシュを意識し、一定スピードのスローロールが中心。
ここで言うスローロールというのは、使っているスピナーベイトで通したいレンジを引ける最低スピードを指します。
私はバスの(居るであろう)ポジションに対して30~50cm程度上のレンジを意識していますが、バスがバイトするとしたらココかな?という場合にはその限りではありません。
この時、気をつけなければならないのは"ヒラ打ち等の余計なアピールは必要ない"ということです。
バスが捕食しやすいのは、あくまでも無警戒なベイトフィッシュです。
バジング等のテクニックで、ヒラを打った直後にバイト等はよく聞く話ですが、これはヒラ打ちにより新たにルアーに気付いたバスと捉えています。
また、カバーに当ててヒラ打ちした瞬間というのは、カバーに潜むバスとの距離が最も近付いた瞬間とも言い替えられ、直後に背後からベイトを襲う形です。
自分に向かってくるルアーを真正面から迎え撃つというのは考え難いです。
故に、スピナーベイトにヒラを打たせるような不規則なアクションよりも、無警戒のベイトフィッシュを演出していく方がバイトチャンスは広がり、効率的であると考えています。
●OSPスピナーベイトの優位性ハイピッチャー&タイフーン。特徴の大きく異なる両者ですが、共に淀みのない高回転型のブレードが備わっています。
高回転ブレードはミディアムリトリーブ以下のロースピードにおいても淀みない回転力をキープでき、スピナーベイト本来のアピールの損失を最小限に抑えることができます。
また、先述の無警戒のベイトフィッシュを演出するという点においても、水の掴みの悪いヒラつきやバタつきといった、バスを遠ざける不用意なアクションを抑えることができます。
タイフーンがビッグフィッシュだけでなくレギュラーサイズもよく釣れる理由の最たる要因は、このブレードのバタつきの少なさによるところなのです。
余談になりますが、ビッグフィッシュだけを抜き出したい時、ややブレードの回転に乱れのあるモノを使う事でレギュラーフィッシュのみのバイトを遠ざけることができます。
バスのサイズが小さいほど大きなブレードのヒラつきに驚く・・・という捉え方でイイでしょうか。
ビッグフィッシュだけが釣れるというキャッチ商品の特徴なので、ケースによって使い分けるのも楽しいです。
また、スピナーベイトは本来スローに引けば引くほど、レンジを下げれば下げる程、ブレードの回転力が落ちてしまいます。
しかし、ハイピッチャーシリーズではウェイトをシステム化する事で各レンジにおける使用感を変える事なく使うことができます。
この特徴を知るのに最適なのが、ハイピッチャー5/8oz.といった重めのクラスでしょうか。
スローロールでやや深いレンジを引いた時のブレードの回転力は、他の追随を許さない唯一無二のものです。
冒頭で述べましたように、スピナーベイトに必要なのは何よりもブレードの回転力。
フラッシングや水押しを意識しても回転が鈍重では、スピナーベイトのアピールとしては非常に弱いモノになってしまうのです。
●マイフェイバリット何といってもハイピッチャーMAXシリーズです!
(写真:同ルアーの3/8oz.で、47,48,49cmをキャッチ!!)
ハイピッチャーMAXシリーズはブレード&スカートのボリュームがアップされ一見ハイアピール仕様のように感じますが、実際使い込んでいくと、よりスローに扱えるハイピッチャーという位置付けになっていきました。
どんなルアーでもタフなコンディションになればなる程、よりスローに丁寧に扱うことが求められます。バスの方からガンガンルアーに向かってきてくれるコンディションは然程多くないことから、バスの方へ吸い寄せられるかのように扱えるハイピッチャーMAXが、今後の基軸になっていくのではないでしょうか。
私の好みは3/8ozモデルと5/8ozモデル。
一見ひとつ上のウェイトと同じセッティングに見えますが、ライトワイヤーセッティングになっていてブレードの水噛みが良くなっています。
こういう目に見えない細かな気遣いを感じられるところがより一層思い入れが強くなりますね。
夏も終わり、いよいよ秋。スピナーベイトを始めとしたハードベイトの活躍の場が広がるシーズンです!
皆さんに負けじとフィールドに駆け出したいと思います!
ではこの辺で失礼します。
いよいよサマーシーズンに突入ですが、登場シーンが大幅に広がるトップウォーター”ヤマト”の釣りをご紹介!!
こんにちは、和歌山の辻井です。
梅雨も明け、いよいよサマーシーズンに突入です!!
こまめな水分補給を行い、熱中症には十分気を付けて釣りに臨みましょう。
O.S.PのフーデッドロングTシャツやネックゲーターは、熱中症対策や急激な日焼け対策と共に、釣りの快適性を高めるアイテムなので、まだ持っていないという方は是非一度お試しください。
本題に入りますと、今回はYAMATOシリーズによるトップウォーターの釣りを紹介したいと思います。
まずYAMATOシリーズの特徴として、目立つのは太めのペンシルポッパーのような形状と下顎のフィン。
フロントカップとサイドカップにより、全方向へのスプラッシュを伴う高アピールなドッグウォーク。
Spec2ではこれに甲高いラトル音が追加され、極めて強アピールなペンシルです。
一見整流板のように見える下顎のフィンですが、障害物を乗り越える際のフロントフックが掛かってしまうリスクを下げています。
トップウォーターが有効になる浮きゴミが多い時等、登場シーンが大幅に広がっています。
季節を追ってYAMAROを紹介していきます。
"ビッグペンシルによるトップウォーターの釣りが最も効果的"と古くから雑誌等で紹介されてきましたのは、梅雨時期にあたる6月頃が中心でしょうか。
YAMATOが効果的になり始めるのはもう少し季節が早く4月頃からで、スポーニングフラットの一段下に控えるプリスポーンのビッグフィメールを狙うところから始まっています。
ピンスポットをじっくり狙うとベッドのオスバスが口を使ってしまうので、もっとスピーディなノンストップのドッグウォークで狙っています!!
更に6月のリザーバーにおいては、カレントの利いたアウトサイド岩盤が狙い目になります。
というのはスポーニング期後半にもあたり、スポーンシャローが隣接するエリアに向かうディープからのコンタクトエリアという事と、晴れた日の日照時間は長く暑い時期なので、より冷涼感を求める水通しの良いエリアで、という意味ですね。
梅雨時期ともなると水面が雨に叩かれますので、よりアピール力の強いspec2を使うことが多いです。
スピーディなYAMATOやYAMATOJrにやや出が悪いな・・・と感じたら、ベントミノー86Fや106Fにややスローダウンさせるとバスの寄りが一段進むと思いますので併せて使ってみてください!
梅雨が明けて夏本番(これからの時期です!)となると、やはり急流の最上流部~バックウォーターが狙い目!
プレッシャーも高く、先行艇が居るとなかなかバスを手にする事が難しいですが、ここで重要なのが全ルアーの中でもトップクラスのロングキャスト性能です。
彼方にある岩陰のヨレに潜んでエサを待っている事が多いので、意識して狙ってみてください。
早春~スポーニングまでに有効となった釣りを紹介!!
こんにちは、和歌山の辻井です。
私のホームである合川ダム&七川ダムでは、4月も末になるとスポーニングがいよいよ最盛期を迎えます。
釣らないように・・・というのもなかなか難しいことですので、釣った魚の速やかなリリースだけは心掛けましょう。
今回のレポートでは、これまでを振り返って、早春~スポーニングまでに有効となった釣りを紹介します。
まずはハイピッチャー&ハイピッチャーMAX。
(ハイピッチャーのサンセットレッドで47cmをキャッチ!)
(ハイピッチャーMAX3/8DWブラックシャイナーに出たビッグバス、52cm)
春は基本的にシャローレンジの釣りであり、バスが今どのような状態にあるのかを判断するためにキャストします。
狙うのはシャローカバーやストラクチャーに着くバスですが、バイトの深さや反応の仕方でそれらに依存しているかどうかを判断していきます。
ショートバイトが目立つ時期ですが、一匹に固執しすぎず、どんどん次のバイトを目指した方が釣果アップに繋がる事が多いです。
また、ハイピッチャーMAXはそんな中からよりグッドサイズを抜き出せる傾向を持っていますが、同ウェイトであれば、同じレンジをよりスローに引けるという特徴があります。
ハイピッチャーでサーチし、バイトが浅いと感じたらMAXへと。
一見すると逆に思えるローテーションが、よりタフな状況に対応出来る事もあるので覚えておくといいですね。
次に放射冷却や寒の戻りでシャローカバーに張りついて動かない。
そんな時には、よりカバーをタイトに攻めることが出来るブリッツ&ブリッツMRでのカバークランキングなのですが、これは春の雨によって僅かでも濁りがある状況で特に有効です。
しかしながら、ジンクリアウォーターやピーカン凪の条件下で、カバーにいるはずなのにクランキングにも出ない時には、季節感を戻したハイカットDRのポンプリトリーブが有効になりました。
余談になりますが、ハイカットDRを使い始めたのが冬の終わり~初春でありましたが、厳冬期の何を投げても釣れない時の最終兵器と言える、高性能かつ万能なシャッドだと感じています。
6lbラインベイトフィネスタックルでのキャスタビリティと、3m前後の潜行深度は、カバーやストラクチャーをよりタイトに攻める助けになるからです。
産卵を意識したバスがチラホラ目につくようになってくると、ショアラインの遥か沖にビッグフィッシュが・・・
ヤマト等、やや大きめのトップウォーターで反応を見る事が多いのですが、今年は天候不順の雨が多く、バスがやや沈みがち。
これをふまえて表層~水面直下を狙えるフローティング阿修羅&ベントミノー86Fがかなり有効になりました。
(写真上:阿修羅FのHFオイカワでキャッチ!/写真下:ベントミノー86Fメタルオイカワでキャッチしたグッドコンディションのバス)
基本的に表層をピチャピチャとスローに叩きながらバスが寄ってくるのを待つ釣りで、ビッグフィッシュパターンとなる事が多いのですね。
期待に反してややサイズが落ちるな・・・と感じたら表層で待つのではなく、水面下で待てるサスペンドタイプの阿修羅も有効ですので、バスの反応を見ながら双方試してみましょう。
(阿修羅SPメタリックブルーバックタイガーで50cm)
今回はスポーニングまでの流れをレポートしてみましたが、春はシャローレンジのバスが増えることで有効となるルアーも一気に増えてきます。
ほんの僅かな反応差であれば、同じルアーでも異なるタイプを使い分ける事で対応することも可能です。
今回紹介した中ではハイピッチャー&ハイピッチャーMAX、それと阿修羅F&SPなどが、その最たる例だと思います。
いよいよハイシーズン。
冒頭でも書きましたが、ベッドフィッシュの扱いとには気を付けて楽しく釣りましょう!
また、この季節は思いのほか紫外線もキツいので、思わぬ日焼けや熱中症には十分注意しましょう!
首周りの保護にO.S.Pネックゲーターはオススメですよ!
ではまた。
冬はヴァルナSPでしたが、これからの春には阿修羅F!!
和歌山の辻井です。まだまだ寒い日は続きますが、一雨毎に春近しを感じる季節となりましたね。
例年2月末の春一番の頃からシャローの魚影が増え、サスペンドジャークベイトにレギュラーフィッシュが目立つようになってきます。
この頃からサスペンドジャークベイトと並行してフローティングジャークベイトがビッグフィッシュパターンとして有効になってくるのです。
(ヴァルナSPでキャッチ!!)
今年も2月末の七川ダム釣行において、冬から春への変遷を感じ取る事ができました。
有効になったルアーは、この冬から好釣果を叩き出してきた11cmジャークベイト、ヴァルナSP。
そして早春のビッグフィッシュパターンとしてフローティング阿修羅。
それぞれの使い分けを解説していきます。
冬のサスペンドミノーまずは冬のサスペンドミノーによるスローなトゥイッチ&ジャーク。
ボディウォーターを中心とした水の動きが比較的少ない安定した水域で、シャローとディープを行き来しやすい縦ストラクチャーに付くバスを狙う事が多いです。
ルアーのポーズを長く取ればバスが寄ってきて口を使うという単純なものではなく、「バスがどこに居て、どこを狙って捕食しているのか」を予測してリトリーブコースを決めるアプローチこそが何よりも大切です。
ヴァルナSPはショートビルながらも安定して2mレンジに届く潜行深度と、立ち上がりの良いハイレスポンスなアクションを持ち合わせた非常に扱いやすいジャークベイトで、このアプローチを重視したサスペンドジャークベイトとして最適です。
タフコンディションであればあるほどプロダクティブゾーンが著しく狭くなりますが、ピンポイントでバスの琴線に触れると驚く程の勢いで飛び出してきます。
ルアーのアクションはラインを張る程度の優しいスローテンポな2〜3トゥイッチ&ポーズ。
ポーズは2〜3秒程度、長くても5秒程度です。
ポーズ時間を長くしないとバスが出てこないというのは、裏を返せばアプローチに改善の余地があるという事です。
ポーズに10秒も20秒も掛けるよりも、1スポットに対してコースを変えて何度もキャストしてみた方がより効率的であると言えます。
早春のフローティングジャークこれに対して早春のフローティングジャーク。
春一番に代表されるように、温かな南風とそれに伴う雨でバスが一気にシャローに差し、状況が良ければ春爆というパラダイスになる事がありますが、それ以外の日は案外タフコンディションの日が多いです。
私の通う七川ダムや合川ダムでは3月期の寒の戻りに当たると、ダム湖一面が低水温のジンクリアウォーターに変貌し、バスの気配が一切無くなるという事も少なくありません。
そんな状況下でも一度春を意識したバスはディープに落ちず、条件の良いシャローにピンスポットで集中しているのです。
このようなタフコンディション時に強さを発揮するのが、フローティング阿修羅によるノンストップでの連続ジャークなのです。
バスが状況の良い一箇所に集中しているという条件下を逆手に取り、群れの中の1本のバスをピクリと反応させる事が出来れば群れ全体がルアーを猛然と奪い合う事になるのです。
ここで何より大切なのがルアーの圧倒的なスピードと、一般的に言うポーズを入れない事です。
この圧倒的な瞬間的スピードを演出できる唯一無二のルアーがフローティング阿修羅なのです。
(写真:阿修羅Fで49cm!)
ラインをパンっと張った瞬間のスピードは決してリーリングでは表現出来ず、仮にポーズと言えるような一瞬の間であってもハイフロートな阿修羅Fは水面に浮かぶまで決して動きを止める事はなくバスを誘い続けます。。
バイトは群れが猛然とルアーを奪い合うため、非常に強く出て、時としてジンクリアな水面下が一瞬真っ黒になる程の光景となり、恐怖を覚える事もあります。
ここで注意したいのが、バスがスローだからとサスペンドミノーを用いたスローテンポな釣りではルアーにチェイスはあるのものの、なかなかバイトには至らなかったり、やや条件の良い日であれば活性の高いレギュラーフィッシュだけが釣れ続けるという事になってしまいがちです。
同じサスペンドミノーを使ったとしても冬と春のバイトの質を見極める力が必要になってきますので、どんどん釣って経験を積んでください。
使っているのは当時からフローティング阿修羅(カタナ)。興味があれば覗いてみてください。
<ヴァルナ用タックル>
ロッド:フェンウィックFVRバンクマスター62M
リール:ダイワTD-Z103H
ライン:サンラインFCスナイパー10lb
<阿修羅F用タックル>
ロッド:ダイワスティーズライトニング2 62L
リール:PX68R
ライン:サンラインFCスナイパー8lb
11cmジャークベイトヴァルナSPで50UPをキャッチ!!
皆さんこんにちは、和歌山の辻井です。
今回は前回のレポートで紹介しました11cmジャークベイト「ヴァルナ」による真冬の50UPの報告です!!
ヴァルナをあらためて紹介しますと9cmの阿修羅、13cmのルドラのちょうど中間サイズです。
一般的なジャークベイトの基軸となる、11cmクラスのミノータイプのサスペンドプラグになります。
特徴は徹底した低重心化による繊細なアクションに対応していて、移動距離を抑えつつロールを伴ったキレの良いアクション。
また安定して2mレンジに届く、ワイドレンジに対応している潜行深度。共に厳冬期に必要な大きな要素です。
1月末の七川ダム冬の北風が収まりつつある弱い冬型の気圧配置となった1月末の七川ダム。
水温は10℃台。4ヶ月ぶりの七川ダムのため、状況がのみこめないままスタート。
ヴァルナに早々とレギュラーサイズがヒットしたのは、ややカレントに面した岩盤混じりの切り立ったバンクでした。
通常ならば水温はもっと低く、釣れればほぼ40UPの時期なだけに正直困惑・・・前々日の低気圧通過で浮いたバスがそのまま居残っているのでしょうか。
そこでハイピッチャーMAXで広くサーチして状況を探ると、岬を挟んだ両サイドで、水温が0.5℃程度ですが異なったエリアを発見。
バスはこのような潮目のようなエリアに固まります。群れたバスに効果的なのはもちろんジャークベイト!
水温の高い側にバスが居ると仮定して、フィーディングは岬周辺。
バスがバイトしてくるであろうスポットでルアーを見せてやればバスの方から飛び出してきます!
まずはハイピッチャーMAXでバスが居るかいないかのチェック!
ものの見事にバイトしましたがサイズはレギュラーサイズ・・・この1本でスイッチの入ったバスの群れにヴァルナを投入!
ヴァルナでは強すぎてミスバイトが目立った事から、フォローに阿修羅spec2を投入するともう止まらない!!
レギュラーサイズばかりでしたが、僅か10分程の間に6匹(ミスフィッシュ数回)釣ることが出来ました!
1本の価値が違うこの時期、真冬のスーパーラッシュと言っていいでしょう!
何よりも大切なのはラッシュを感じたら間髪入れずにルアーを投入する事!
ラッシュの時間は驚く程に短く、釣れる瞬間に一気に釣ってしまわないと次の瞬間にはバスの気配が消えてしまう事も少なくありません。
今回のラッシュはレギュラーサイズの群れでしたが、この群れがもし40UPの群れだったとしたらどうでしょうか?
ただの1本で終わるか・・・山盛り釣果になるかの分岐点です。阿修羅はこのようなラッシュに遭遇する率が他のルアーに比べて季節問わず高いです。覚えておきましょう!
条件の良い浮いたバスを狙うとレギュラーフィッシュという事で、サイズUPを狙ってより厳しいエリアで冬のシャローフィッシュを探してみる事にしました。
カレントに近く、ディープとコンタクトできるエリア。フィーディングにバスが動いているという状況を考えるとチャンスはそれ程多くはありません。
フィーディングフラットを控えたフラットと縦ストラクチャーの絡むスポットを見つけ、阿修羅spec2を投入。
よりスローなトゥイッチからのポーズ。2~3秒止めた後、次の動き出しで真下から2匹のグッドサイズが飛び出して奪い合うようにバイト!
単体でパクッと口を使うバイトとは違い、横取りされまいと思い切り走るので冬バスと言えども引きは強い!(ジャークベイトのバイトが強く出る理由の一つであるため、複数のバスの存在を疑って間髪入れずにルアーを投入してみるのも大切ですね!)
やや細身ながらも狙い通りの47cm!先のラッシュもジャークベイトの醍醐味ですが、冬バスを仕留めた快感はひとしおです!
最後は更なるサイズUPを狙ってヴァルナで同条件のエリアを探してチャネルに面したやや切り立ったガレ場。潜行深度を意識してスローな2~3トゥイッチで1投により時間をかけながらキャストを続けると、す~っとルアーに近寄る真っ黒な影。
先の阿修羅へのバイトとは異なり、躊躇せずヴァルナをパクっと咥えて動かない。
パシッ!!とフッキングを決めると何とも言えない重量感!激しい抵抗を見せる事もなく、のそりとランディング!
グッと握り締めるガッツポーズ!最高のフィールド(七川ダム)と最高のルアー(ヴァルナ)!それに相応しい真冬の50UP(51cm)は格別です!
皆さんも是非、ヴァルナを持って訪れてみて下さい!
NEWジャークベイト「ヴァルナ110SP」で厳寒期の冬バスを6匹キャッチ!!
和歌山の辻井です。新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します!
年始の大寒波から始まった2015年ですが、皆さん寒さに負けずバスと戯れているでしょうか?
今シーズンの合川ダムは、年末まで例年になく高水位&高水温(10~12℃)で推移してきましたが、この寒波によって水温は8℃台まで下がり、本格的なウィンターシーズンに移行しました。
ウィンターシーズンの定番は、何と言ってもサスペンドジャークベイト!
これまでもルドラでバスの出所を探り、阿修羅spec2&ハイカットで仕留めるのを得意な戦略としてきましたが、1月初めの初釣行では2月上旬に新発売予定のVARUNA(ヴァルナ)が猛威を奮いました!
VARUNAは11cmクラスのサスペンドミノーで9cmの阿修羅、13cmのルドラから実に10年・・・「待ちに待った・・・」というより、待ち焦がれた待望のボディサイズです。
特徴は何と言っても11cmという、ミノータイプの基軸となるボディサイズ。一般的なベイトフィッシュ(ハヤ等)に対して、一回りボリューム感を持たせたサイズと言えます。
11cmのボディに対して、比較的大きめのショートリップ(13cmのルドラと同じくらい)。これにより安定的に2m(MAXでは2.5mくらいでしょうか)レンジに届く潜行力を得ました。
また板状ウェイト&重心移動ウェイトに小口径3ボールを採用する事により、徹底した低重心化。
重心移動モデルとは思えない立ち上がりの良さから、このような細かな配慮を感じ取ることができるでしょう。
そしてアクションの終わりで、ヒラヒラと余韻を感じるロールアクション。
O.S.Pのハードプラグ全般に共通する、フラットサイドボディのフラッシング効果を改めて体感できます。
このようなルアーの特徴が、冬季の合川ダムにいかにマッチするか?
急深のリザーバーである合川ダムでは、何よりもショアからの立ち上がりの良さと幅広いレンジ対応力が求められます。
バスのプロダクティブゾーンにより正確に送り込み、誘いを掛けられる事・・・
僅かなロッド操作に追随するロールアクションは、過度のルアーアクションを抑える事ができ、ジャストサスペンドのセッティングと相まって、よりタフなバス、そして一段下のバスを引っ張り込む助けになるのです。
釣り人側の求める性能を突き詰めた結果がVARUNA。そう言い切っても言い過ぎではありません。
あとはルアーを正しく使えば、答えは自ずと出ます。実釣では放水による減水と水温低下が進む条件下で、シャローからバスが消える移行段階の条件で、各小ワンドのマウス部や、小インレットの流心部(ミオ筋状エリア)等、バスがレンジを上下に移行し易いスポットに集まる傾向を掴みました。
複数のバスが群れた状況というのは、ジャークベイトにはなおさら好条件です。
とは言え、1月。ジャークベイトにバスが次々襲いかかるという光景はなかなか目にするものではありません。
しかし、次々とVARUNAにバイトしてくる驚きの釣行となりました。
時間の都合で半日のみの釣行だったのですが、結果は6フィッシュ(MAX46cm)、全てVARUNA!
他にも4バラシ2ミスバイト(チェイス数回)という、1月としては好釣果を叩き出す事ができました。
当初は先述したワンドのマウス部等に群れる傾向でしたが、時間の経過と共にフラットのカバーに潜むようになっていく、変動の激しい状況だったのです。
一歩間違えば完全に見失ってしまいますが、VARUNAの対応力に助けられる形でバスをうまく追いかけられた釣行でした。
最後に、釣行を終え感じている事が一つあります。それはVARUNAを使い始めてまだ2度目の釣行であったのにも関わらず、『このルアーをずっと以前から使い続けてきたんじゃないか・・・?」と感じてしまう違和感の無さです。
ルアーを使うにあたり、ストレスが一切無いのです。
私自身不器用なので、一つのルアーを使いこなしたり理解するのに時間が掛かってしまうのです。
故に、毎回ルアーに対して「もっとこう使った方がイイかな・・・」とか、じっくり合わせていく期間が必要なのですが、今回のVARUNAでは、こういった作業を一切すっ飛ばして釣りが出来た気がしています。
これを只の"扱い易さ"と言ってしまっていいのでしょうか。
きっとこの先にまだまだ気付けていない世界観が待ってるはずですね。
突き詰めると何が飛び出して来るのか、皆さんと一緒に探して行ければと思います!!
参考までにタックルを示しておきます
ルアー:VARUNA
ロッド:フェンウィックFVRバンクマスター62M
リール:TD-Z103H
ライン:FCスナイパー10lb.
秋と言えばハードベイト。関西リザーバーを例に、状況に応じた最適なルアーローテーションを紹介!!
皆さんこんにちは、和歌山の辻井です。木枯らしが吹き始め、冬の足音が聞こえ始めました。
とは言え、水面下はまだまだ秋の様相。
私のホームフィールドである合川ダムでは、秋の荒食いと言える好釣果が続いています!
秋と言えばハードベイトによるファーストムービング!今回は秋の木枯らし前後における、O.S.Pハードルアーを使ったジャンクフィッシングを紹介します!
まずは大雑把に、ハードベイトとソフトベイトがどういう特徴を持ち合わせているか再確認してみましょう。
ハードベイトは、バスの居場所に積極的に送り込んでバイトに持ち込む攻撃的なルアーです。
バイトを得る為のプロダクティブゾーンが狭く、ルアーも距離があると追ってもらえない為最大限バスに近付けるアプローチが大切になります。
対してソフトベイトはバスのプロダクティブゾーン(捕食範囲)が広く、バスの方からルアーにアタックしてくる傾向がハードベイト以上に強く出ます。
秋という季節は水温が下がる傾向で推移する為、寒波の到来で水温低下の前日差が大きいほどバスの動きが悪くなります。
バスの動きが悪くなった状況では、ソフトルアーを使ってバスをムリヤリ動かしてバイトを得るよりも、ハードベイトを積極的にバスに近付けるアプローチのほうが有効となるのはその為なのです。
重要なのは「バスの居場所を見つける」事。
気温差の激しい時期だけに、バスの居る場所居ない場所が顕著にあらわれ、しかもそれが日替わり。
イチ早くバスの居場所を見つける意味でも、ファーストムービングの手返しの良さが必要となります。
また一概に"ハードベイト"と言ってもそれぞれに特徴があり、得意とするシチュエーションがあります。
その日その時、状況に応じた最適なルアーローテーションによる釣果を踏まえながら紹介していきましょう。
<秋の荒食い>
●ブリッツ
まずはバスのポジションと状態を知る上で基準となるのが、ブリッツによるシャロークランキングです。水温低下によりバスがシャローカバーにつく状況ですとカバークランキングが有効となり、ガレ場のスタンプや岩、岩盤のエグレ等のバスが潜みそうなスポットに送り込んでいきます。セミフラットボディのブリッツは明滅効果でバスを浮かせる効果の高いクランクですが、よりタフなシーンや、カバーをよりタイトに狙いたい時はブリッツMRを使ってゴリゴリとリップをカバーに絡めて、バスの鼻先により近付ける事を意識するといいでしょう。10月末の釣行では48cmのグッドサイズを筆頭に次々とバイトを得られましたが、バイトの大半はレギュラーサイズでサイズUPの為には他の釣りを模索する必要が生じました。
●O.S.Pバズ02BEAT&ダイバジンHH
そこで次に目を付けたのが、シャローフラットのフィーディングフィッシュ。ベイトフィッシュが表層付近にチラホラ見られたので、02BEATにてベイトフィッシュを散らす最大限の水しぶきと音でビッグフィッシュだけをセレクティブに抜き取ります!レギュラーサイズのバイトを強(すぎると感じる)アピールであえて遠ざけるという意識でイイかもしれません。(結果的にビッグサイズだけが口に出来ます)ダイバジンHHとの使い分けは、浮きゴミの有無や、よりロングキャストしたいシチュエーションの違いで反応の良い方を使っていきます。水面をラトル音が「カラ~ンカラ~ン・・・」と、聞き取れる程の超スローリトリーブや、水面でポーズを取れるというバズベイトでは不可能な誘い方が出来、フラットに上がっているバスだけではなく、一段深いレンジでフィーディングを意識して待機しているバスまでも浮かせる事が出来ますね。この02BEATとダイバジンHHにより、明らかにコンディションの違うゴリゴリに太ったビッグサイズが反応してきました!
●ハイピッチャー5/16ozDW
ビッグバスを釣るには水通しの良いシャローストラクチャーのフィーディングフィッシュという構図が見えてきたところでようやくメインルアーが決まりました!シャローストラクチャーにつくバスを手早くタイトに狙えるハイピッチャーの出番です!フィーディングフィッシュという事で、ハイアピールであることと、バスの口にし易さを兼ね備えたコンパクトタイプのハイピッチャーが適したシーンとなります。そして飛び出したバスが、合川ダムにおける自己タイ記録の超重量55cm、そして丸々太った53cm。バスのポジションと状態を知る事で、答えは自ずと導き出されました。
木枯らし後
続いて全国各地で木枯らし1号が吹き荒れた直後、放射冷却で冷え込んだ日。バスのポジションは明らかに違っていましたが、ここでも適したO.S.Pルアーをセレクトする事でバイトを得ることが出来ました。
●ハイピッチャー1/4ozDW
冷え込みにプラスして高気圧が張り出す事でバスの動きも落ちる事を考慮に入れ、同じレンジをよりスローに引ける1/4ozDWでのシャロースローロール。バスは急激に冷えるとカバーやストラクチャーに身を寄せる事を逆手に、むしろ狙い易くなると捉えてよりタイトに、よりスローなアプローチを心掛けてみます。バイトは少なくなりましたが、予想通り冷水を嫌った流れに対する岬の裏側でビッグバイト!細身ながらも53cmのビッグサイズ!この1本でバスのポジションはカレントからプロテクトされる縦ストラクチャーに依存、即ち寒波によりひとつレンジを下げたポジションに落ちたと判断できました。こうしてディープが隣接する縦ストラクチャー、そしてフラット沖に潜むフィーディング(待機)フィッシュに狙いを絞っていきます。
●ルドラspec2
次に狙ったのはフィーディングに絡むバスでも一段下のレンジに控えているバスです。急激な水温低下で動きが鈍ったバスの反応を・・・と試しにルドラspec2のトゥイッチ&ポーズを試みたのですが、特有のポーズ中のバイトというよりも後方から猛然とチェイスし、躊躇なく襲いかかるバイトにルアーチョイスのタイミングのズレを感じ、メインパターンには出来ないと判断しました。しかしながら釣れたサイズは47cmのグッドサイズ!一言で言い表すと「まぐれ」なのですが、このような偶然性の高いグッドサイズが飛び出すのもビッグミノー、ルドラの魅力ですね!
●タイフーン3/4ozDW
先のルドラフィッシュから、フィーディングエリアの沖に活性の高いビッグフィッシュが居ると仮定し、広く手早く探るのにタイフーンをロングキャスト!バンクの地形に合わせてボトムより少し浮かせた状態を意識しながらリトリーブをしていきます。(※この"ボトムから少し浮かせた状態"というのがスローロールにおけるキモで、スピナーベイトの構造上、ボトムに這わせてしまうとブレードが邪魔をしてバイトしてもフックに掛からないという事を覚えておきましょう。)バイトは著しく単発的ですが、自信と期待を裏切らないビッグバイト!耳からドロリ・・・アドレナリンが零れ落ちそうです。
●ブレードジグ1/4oz(ECOモデル)+アクショントレーラー
狙いは先のタイフーンと同じですが、よりスローに、より口にし易いソフトルアーという選択です。冒頭で述べましたように、ソフトルアーには"バスを動かして釣る"に長けた特徴があります。フラットの沖という漠然としたエリアの中から1本のバスを見つけ出すのに、ハードベイトとソフトルアーの特徴を併せ持つブレードジグが有効となるのです。寒波直後の高気圧が張り出すことでバスの動きが鈍る状況下では、より優位性を感じる事になります。ブレードジグ特有の振動が途切れた瞬間、思い切ったフッキング!まるで岩を掛けたかのような硬い衝撃と、巨鯉のような超重量感のあるファイト!ブレードジグのポテンシャルを証明する、丸太のような55cm!(またも合川自己記録タイ)
今回紹介しましたように秋は正解が一つではなく、その場の条件に応じた最適なルアーチョイスが求められます。
求められるのはバスを見つける判断力と、ルアーの理解力。
O.S.Pルアーの誰もが使える扱い易さと、痒いところに手の届いた隙の無いラインナップが皆さんの助けになる事でしょう!
今回はこの辺で失礼します。ではまた!
追記
今回紹介しました10月末の詳しい釣行の模様はブログ(Whatnow?http://gurunob.exblog.jp/)にて紹介させて頂いてます。
10月21日合川ダム(http://gurunob.exblog.jp/21231155/)
10月29日合川ダム(http://gurunob.exblog.jp/21256123/)
併せて御覧下さい。
他の季節より一回りボリューム感の大きなルアーを意識的に投入
皆様こんにちは。和歌山の辻井です。
秋の声が本格化し、日々過ごしやすくなってきましたね。
秋と言えば荒食いの季節とよく言います。
私は他の季節より一回りボリューム感の大きなルアーを意識的に投入する事が多いです。
そんな秋に私が期待しているルアーが、発売間近のハイピッチャーMAXです!スピナーベイトというルアーは、ブレードからスカートまでの全体のボリューム感はルアー全体を見渡してもかなり大きな部類で、それぞれのパーツが独立した役割を果たすことで、ビッグベイトにも負けない最大級のアピールを誇るルアーと位置付けています。
コンパクトサイズスピナーベイトの部類に入るノーマルタイプのハイピッチャーは、強いアピールとボリューム感を抑える事でレギュラーサイズ以下の小バスからビッグフィッシュまで、サイズを問わず口を使い易いセッティングになっていると感じています。
ハイピッチャーMAXではブレードサイズの見直し(サイズアップ)とスカートのボリュームがアップされた事で、一つの特徴がより顕著に現れました。
それは、、、でっかいのがね、、、釣れちゃうんですよ、、、こんな風に書いてしまうと語弊があるので補足しておきますが、レギュラーサイズももちろん釣れますが、ビッグフィッシュをよりセレクティブに抜き出せる可能性を高めたハイピッチャーと言えます。
使用感はハイスピードからスローロールまで対応し、ボリュームUPされていてもキャスト時に回転する事もなく高精度のロングキャストも可能です。
リザーバーにおけるアプローチに関しても、先に述べたビッグフィッシュの期待を高めた釣りの方が適していますので、シャローを手当たり次第に撃つバンクバーナードメソッドよりも、狙うスポット&レンジを予め予測した上でロングキャスト~スローロールという流れが向いています。
カリカリっとしたブレードの振動がスローロール時の使用感の助けになるでしょう。
ハイピッチャーとの使い分けを簡単に言ってしまえば、ヘビースピナーベイトの釣りをハイピッチャーMAXでやってしまおう!というノリでいいかもしれません。
タイフーンですとそれなりの専用タックルも必要ですし、まずフィールド状況を把握する意味でキャストするシーンが増える事と思います。
私自身の実釣ではまだ夏最盛の8月末、最終プロトのハイピッチャーMAXを和歌山県の七川ダムにて試す機会がありました。
様々なアプローチを試みながら、上記特徴を掴み、いよいよビッグフィッシュアタック!
グッドサイズはフィーディングフラット沖の一段下のレンジでプライムタイムを待っている状態。1/2ozのハイピッチャーMAXをロングキャストし、3m前後のレンジを意識しながらスローロール。
応えはすぐに返って来ました!まずは45cmUPのグッドサイズに始まり、明らかにグッドコンディションのバスが連続ヒット!
そしてごん太の50UPをバラした後、諦めきれずにキャストを続けてミスフィッシュを取り返すビッグバイト!
ハイピッチャーMAXのポテンシャルを知るには十二分のサイズ!54cm、今年一番のビッグフィッシュでした!
ルアー:ハイピッチャーMAX1/2ozDW(ワカサギフラッシュ)
ロッド:ソルハンズSHGC634
リール:アルファスTypeF
ライン:FCスナイパーBMS12lb
発売予定は10月上旬。フィールド状況は水温低下が始まり、バスがストラクチャーやカバーに対してよりタイトになる季節。
本文中に述べましたように、バスが潜むスポットをよりタイトに狙うアプローチが適したハイピッチャーMAXが生きるシチュエーションです。
皆さんも是非キャストしてみてください!
ドライブシャッドはスイムベイトの最終形!
今年の梅雨時期は何かと時間の都合がつかず、あまり釣りに出れない時間が続きました。その間も続々と新製品や新色が登場して「私も早く試してみたい」の一心でした。中でも、ドライブシャッド4.5inが何よりも気になる新製品。私のファーストインプレッションが今回のレポートになります。
感動をもたらしてくれたスイムベイトの新境地こんにちは、和歌山の辻井です。
梅雨が明けていよいよ夏本番! 帽子を必ずかぶり、こまめな水分補給と休憩を取るようにして熱中症にはくれぐれも気をつけましょう!
私は夏場における暑さ対策のひとつとして、フーデッドロングTシャツとネックゲーターを愛用しています。
日焼けによって身体、特に首筋~頭が熱を持つのを防ぐようにすると効果的ですね。
さて、本題です。
今年の梅雨時期は何かと時間の都合がつかず、あまり釣りに出られない時間が続きました。そんなときに発売された、ドライブシャッド4.5in。
スイムベイトと言えば10数年前のビッグベイトゲームの大ブレイクを思い出します。
当時ヘビーロッドで扱える5~7inクラスのスイムベイトを中心にいろいろ試した中、ドルフィンキックのような強い水押しの大きなスイングタイプと、テールが小刻みにピロピロとよく動くタイプに大別して使っていました。
前者は動きの強さからビッグフィッシュをセレクティブに釣り分けることに長けますが、ミスバイトがやや多くてスレやすいという一面を持ち、ビッグベイトブームの中にあって5~6inと、やや小さめのサイズを使うことが多くなっていきました。
後者は視覚的要素が大きく、小刻みなアクションはクリアウォーターの条件下でもとりあえずバイトさせるチカラを持ったルアーで、7~8inクラスのモノをよく使っていました。
とりわけオフセットフックを用いたスイムベイトは、根掛かりの多いカバーゲームやオーバーハングへのスキッピングゲームでは独壇場とも言える釣果をもたらし、ブームから10数年経った今もなお使っているスイムベイトは、このタイプのものだけになりました。
そこに登場したのがドライブシャッド4.5in。
一見、小刻みなピッチを刻むタイプに思えますが、よく見るとその中に大きなスイングが加わる2つのミックスアクションを生みます。
特に超スローリトリーブ時の動きの強さには目を見張るものがあり、これがフォール時の自発的アクションに繋がっているのです。
よく動くからと言って素材が柔らかくすぐ壊れてしまうものではなく、バスのバイトがあってもシャッドテール部分だけが千切れるようなこともあまりありません。
ドライブシャッド4.5inを使ったはじめての釣行では、バスがやや沈みがちだったのでノーシンカーでのデッドスローリトリーブを中心とした使用法に、フォーリングや3.5gテキサススタイルでのスローリトリーブ中心の釣りでした。
ノーシンカーのフリーフォールでもウネウネと身をくねらせる自発的アクションは、これまでのスイムベイトが苦手とするチェイス後のフォローアクションにも最適で、チェイスで終わってしまうバスの反応を補うことができます。
基本的にミスバイトの多い釣りですが、4.5inという小ぶりなサイズがその助けになります。
これもルアーのしっかりしたアクションと動きの強さがあるからこそ、ビッグフィッシュを呼び込むアピールを損なうことなく、より多くのバイトチャンスに繋げているのです。
最初の釣行を終えた時点で、スイムベイトの最終形がドライブシャッドと言えるんじゃないかとさえ思ってしまいました。
そして迎えた2度目の釣行。
この日は激浅のフィーディングフラットでシャローゲームを展開する中、表層を引き波を立てながらファーストリトリーブ……
コポポポポポポポポ~~~~!!!!!
「な、なんだと!」
思わず口にした言葉がこれでした。
初釣行の際も引き波を立てるようなリトリーブは試していたのですが、過去の記憶に囚われて極力スローな水面が盛り上がる程度のリトリーブ。
しかしこの日は、やや速めのアプローチを試してみてびっくり!まるでノイジー系プラグの硬く乾いたコポコポ音を奏でるではありませんか!
例えば浮きゴミまわりを引く際は、水面直下の引き波を意識しても浮きゴミに絡むとどうしても水面を滑らせるだけのアプローチになってしまいがちです。
ここに水面を走らせるノイジー系のアプローチができるとなると、その使用範囲をこれまで引きしろが取れなかったわずかなポケットでさえも水面で誘うことが可能になり、水面でノイジー音を奏でた直後の自発アクションフォールと言ったこれまでにないアプローチも可能になっています。
正直、この手のルアーはすでに完成されていて、新たな物が登場しても感動の少ない物になってしまいがちでしたが、ドライブシャッドには本当に感動させられました。
私は63Mのロッドに12lbラインで使っていますが、5/0フックという大きく太いオフセットフックを使うため、MH以上の強めのロッド&ラインを使うことをオススメします。
6~7月期、今回紹介しましたドライブシャッドのほか、もはや定番のベントミノー86Fやバジンクランクサイレントでもグッドサイズが釣れています。
また、早い段階から夏の定番スポット、岬まわりのミドルレンジからドライブクローラー3.5inのジグヘッド(ノーマルセッティング)でもいい釣りができました。
新製品だけではなく、何年経っても変わらず使い続けられるのはO.S.Pの理念で、毎年同時期に同じルアーが同じように使い続けられることで実証されていますね!
釣行前のパターンの絞り込みが大事
みなさんこんにちは、和歌山の辻井です。紀南地方でも4月中頃からスポーニングシーズンが本格化! それとともにバスフィッシングのハイシーズンを迎えました。この時期はいろんな釣りが有効になるので、釣行ごとにパターンを絞り込んで押し通すことをオススメします。
七川&合川で有効だったルアーをご紹介フィールドの条件によってさまざまですが、産卵は基本的にシャローレンジで行われます。
そのため、この時期はバスがシャローに集まりやすく、ここに留まるバスが多いということは、有効となるルアーが増える、ともいえます。
ハードプラグやワイヤーベイトの大多数が有効レンジ3m未満の物ですし、ジグやワームでミドルからディープレンジを狙うケースであっても、ルアーは浅いレンジを経由して落とし込むので尚更です。
ひとつひとつのルアーそれぞれが有効なパターンになる可能性があるので、あれもこれもと、どっちつかずの釣りになってしまいがちです。
釣行ごとにパターン(ルアー)を2つ~3つに絞って押し通して臨むのがいいかもしれません。
今回はこの春、七川ダム&合川ダムにおいて有効となったルアーをいくつか紹介してみたいと思います。
プリスポーン期、まだ早春の肌寒さの残る季節ではシャローに差したバスもカバーにタイトに潜んで待機している状況です。
リザーバーのショアラインギリギリにはポツポツとオスバスがうろつき、狙いは一段下のプリスポーナー!
まずはブリッツから探りますが、子バスやショアのオスが口を使ってきます。
そこでブリッツMR~ブリッツEX DRで一段下のレンジを狙ってみました。
岸と平行に巻くのもいいですが、インビジブルなカバーに軽くタッチする程度で、気になるスポットには1キャストだけでなく何度もアプローチを繰り返して行くといいですね。
私の釣行タイミングはちょうど減水傾向の日にあたったので、比較的浅いブリッツMRでグッドサイズを仕留めることができました。
カバーの中ではなく周辺をウロウロしている雰囲気を感じ取れればブレードジグを使い、ややワイドに狙うと効果的。このブレードジグの釣りに関しては前回のレポートでも報告した流れになります。まだまだ水温が低いタイミング(12~14℃)でしたので、よりスローに引ける1/4ozのエコモデルを多用しました。
トレーラーはレンジ幅を広く取れるアクショントレーラー。
水温が上がり、バスがやや上ずってくると、少し浅いレンジを引けるドライブスティック4.5inが効果的で使いやすくなってきますので、バスの反応を見ながら双方試してみましょう。
さらにフィーディングが絡んでベイトフィッシュを追っているような状況では、ハイピッチャーで手早くチェック!
この際、狙ったのは岩盤の岬等の先端部。
水位や水温変化でも上下に行き来しやすく、カレントが利くエリアではベイトフィッシュが溜まりやすいからです。
私は5/16ozDWモデルを基本として、反応にあわせて1/4~3/8ozを多用していますが、よりレンジ幅を取れる3/8~1/2ozは使うタックルも選ばないので便利だと思います。
基本的にはシャローカバーに潜んでベイトを待ち伏せしているバスを狙うので、スピナーベイト本来の根掛かり回避能力の高さを活かしたタイトかつ、バスに最大限近付けるアプローチを心掛けることが大切です。
最後はスポーニングシャローにおけるトップウォーター。
スポーニング全盛期にスローにネチネチ探るアプローチではオスバスが口を使ってしまうので、手早くチャチャッとアクションさせるとメスだけを選んで獲れることがあります。
オスとメスの反応差を見極めてのアプローチがなかなか難しい釣りになりますが、これはややボリュームのあるトップウォーターで手早く探るとグッドサイズが飛び出すことがあるというのが古くからの経験則で、過去(10年以上前でしょうか?)にはバジンクランクでの爆釣劇なんかも経験しています。
4月末の七川釣行でこの釣りに使ったのがベントミノー106F。
オフショアに沈む大岩にプリスポーナーが潜んでいるとの仮定のもと、ロングキャストでアプローチ!
キャスト後、少し間を取り、着水の波紋に追い付かない程度にチャチャチャとアクションを加えると「バシュッ!」という強烈な炸裂音とともにビッグバイト!
まだまだプリスポーナー主体の時期でしたが、上がってきたのはポスト~アフターと思しき53cmのビッグサイズでした。
いつもいつも狙い通りに釣れる釣りも楽しいですが、このような偶発的なビッグフィッシュが新たなる飛躍、パターンの発見に繋がることも多いので大切にしていきたいものです。
紀南地方では、スポーニングは例年7月頃まで続きますが、梅雨時期の釣りはよりアグレッシブなバスが増えます。
晴天時はカレントとシェードが重要になり、この2点を意識するだけで釣果は変わってくるはずです。
雨の日こそチャンスです。雨を楽しんじゃいましょう!
スポーニングシーズンのブレードジグの有効性
つい先日まで寒い日が続いていましたが、いよいよ本格的なスポーニングシーズン突入ですね。羨ましい限りの釣果も周辺から聞こえて体がうずいてきます。今回はブレードジグが有効となるシーンを解説します。
早春にブレードジグで春爆!冬から春への変遷期には春爆と呼ばれる大爆発のタイミングがあります。
春爆のキーファクターとして春の嵐、温かい南風を伴った豪雨が挙げられます。
豪雨によりフィールド全体の水温が上昇し、バスが一気にシャローに向かいます。
そして強いカレントのあるエリアで活発に捕食するのです。
この際、強い濁りに負けないシャロー攻略のルアーとしてブリッツ等のシャロークランクを一番手に挙げるのですが、バスが高活発なのにどういうわけかクランクには反応が薄い事もあるのです。
(※余談ですがブリッツにバイトがあるのにミスバイトが多いという状況ならば、よりフッキング率の高いHPFクランクを使うといいでしょう。)
クランキングというのはカバークランキングに代表されるように、バスがカバーやストラクチャーにタイトに張り付いている条件下で有効となる事が多いのです。
好条件にも関わらずクランクには反応が薄いというのは、バスがカバーから離れて周辺をウロウロしてとりとめのない状況とも言い換えられるのです。
クランクに反応が無いからタフだ・・・と、安易にスローダウンさせてしまうと、効率が悪いばかりで好条件に気付けないまま一日過ごしてしまう事になるのです。
そこで有効となるのがブレードジグ!
イメージはラバージグのような落とし込みながらのスローリトリーブと、ボトムへの追随性を活かしたカバークランキング(のような使い方)でしょうか。
バスの動きが良い日はルアーを縦方向に落とし込む事でバスの方からルアーに寄ってきてくれます。
カバークランキングではバイトチャンスはカバーに絡んだ一瞬ですが、ブレードジグではソフトルアー特有のバスの方からルアーに向かってくる性能は損なっておらず、バイトチャンスを長く取れるのです。
今回のように、カバーを離れ捕食対象を探しているバスにバッチリはまるセレクトですね!ブレードジグ、幅広い状況に対応できる便利なルアーです。
3月中旬の合川ダムでの実釣では、ブリッツに固執する余り状況に気付くのが遅れて大爆発を逃してしまいました。
クランクでのノーバイトからスピナーベイトへの初バイト。
コレをヒントにブレードジグにチェンジしたところ、2~3時間程の短い時間で一気にふた桁釣果!その全てが40UPでした。
もう少し早く対応していれば春爆に相応しい釣果になっていたのに・・・と、嬉しくも少し悔しさの残る釣行になりました。
ブレードジグは対応できるシーンが幅広く、季節問わずビッグフィッシュ率の高いルアーです。
皆さんも是非使って下さい!
参考までに私のタックルを示しておきます。
ロッド:Palmsソルハンズ634
リール:TD-Z103H
ライン:サンラインFCスナイパーBMS12lb.
ルアー:ブレードジグ1/4oz.(エコモデルのグリーンパンプキンブルーフレーク)+アクショントレーラー(ブルーギル)
ブレードジグには付属されるアクショントレーラーを主に使っていますが、4.5~6インチのドライブスティックも非常に有効です。
ドライブスティックを使う際は背面側がノンソルティ素材で耐久性の高いドライブスティックスペック2がオススメです!
春の南紀リザーバー攻略鉄板のルアーがあります
バスもアングラーも動き始める時期ですね。人間が感じる以上に、バスという自然は春を感じていち早く動き出します。
いよいよ本格的な春到来!今年を例に挙げれば、和歌山紀南地方では2月のはじめに南風を伴った温かい雨が降り、それまで最低だった水温が上昇に転じて、合川&七川の両ダムではバスが一気にシャローに差してきました。
一度春を意識したバスはその後の寒の戻りで雪が降ろうとももはや冬の状態に戻る事はなく、厳しい環境下をじっと耐えながら過ごしているのです。
春の嵐と寒の戻りを繰り返しながら季節は移行していく為、この時期は寒暖の差が激しくバスの状態も日替わり、、、。追いかけるのは非常に困難を極めます。
今回はそんな気難しい春の南紀リザーバーを阿修羅&ルドラとパワーダンクで攻略してみました。
春はサスペンドミノーとよく言われますが、私の場合は厳冬期からの流れそのままにサスペンドミノーをキャストする事になります。
最も出番が多いのは阿修羅spec2としてルドラspec2。
厳冬期にはビッグフィッシュ狙いの要素が強い釣りですが、春の嵐の後になると、冬の間反応のあったディープとコンタクトするエリアやスポットからレギュラーサイズが釣れるようになってきます。
冬の終わりを感じる瞬間ですね。
こうなると阿修羅やルドラで狙うべきなのは、冬の間もシャローで頑張り、イチ早くフィーディングに入ったビッグフィッシュ!
フィーディングフラットに絡んだ縦ストラクチャーやワンドの岬等、比較的目にする大きな変化にどんどんルアーを通していきます。
厳冬期のようにルアーの操作に神経を尖らせる必要はないでしょう。
というのも阿修羅spec2やルドラspec2に関しては、固定重心によって安定性が特筆しているからです。
多少操作が雑になろうとも動きの質が壊れる事がなく強すぎず弱すぎない、バスを釣る為に必要な動きを誰でも簡単に表現できるのです。
一件何もないようなフラットの沖、ルアーを信じて投げ続けていると、突如として真っ黒な魚体が飛び出しルアーをさらって行く豪快なシーン!トリハダ間違いなしですよ!
次に、春と言ってもまだまだ寒い日が続き、一度シャローに差したバスも真冬の様相で過ごさなければなりません。
真冬のようにディープに落ちず、シャローや一段下のカバーに身を寄せてじっと我慢して過ごしているのです。
このような状態のバスでは先述の阿修羅やルドラになかなか飛び出してくれないケースも多いため、「よりバスの近くにルアーを送り込んでバスが動く距離を縮めてやろう」というアプローチが、パワーダンクSPによるポンプリトリーブになります。
バスという魚の捕食形態は基本的に待ち伏せ型のため、寒くてバスがカバーに付いているのを逆手に取り、口を使わずにいられない状況を作り出してやるのです。
スローなポンプリトリーブ等のストップ&ゴーで、ボトム付近を舐めるようにヨタヨタと泳ぐベイトフィッシュや、風に流される無警戒なベイトフィッシュを演出してやります。
ボディサイズに匹敵する大きなリップによる優れた根掛り回避性能で、カバーに対してよりタイトにトレースでき、そしてこの時期の強い北風にも負けない圧倒的なキャスタビリティを兼ね備えたパワーダンクは、この釣りに最適なルアーとなります。
またもや阿修羅&ルドラSPEC2とパワーダンク・・・過去のレポート振り返って頂くと更に分かると思いますが、もはや釣れるのが当たり前の冬~早春の定番ですね。
厳冬期は阿修羅スペック2ジャークベイトにおける正解は何でしょうか?低水温期にこそ高頻度で用いるのがサスペンドジャークベイト一つアドバイスをするなら、バスの状況に応じて最適のルアーを投入するタイミングです。
「シチュエーションベイト」という言葉が示すように、ハードベイトは特にその色合いの濃い釣りで、ほんの僅かな状況の違いでバスの反応は雲泥の差になります。
一過性の釣りではなく、パターンを何年にも亘って再現し続ける事がバス釣りには最も大切なのです。
10年前の私も同じ事を思っていましたが、この先10年、同じ釣りでバスを釣る事ができると確信しています。
ではまた、今回はこの辺で失礼します。
厳冬期は阿修羅スペック2
2014年もいよいよスタートです!O.S.Pファンはじめバス釣りが大好きな皆様、今年もよろしくお願いします。
厳冬期のど真ん中、何よりも大事なこと・・・・皆様は年明けからいい釣りが出来ていますでしょうか? 初バスがまだの方も多いかもしれませんが、1本のバスがこれ程までに嬉しいものなのか?
そう感じる事のできるのが厳冬期の釣りで、1本のクオリティフィッシュを手にする事で、これから先のハイシーズンに向けての心構えが出来るというものです。
厳冬期のど真ん中と言えば、1年の正念場。
「正解」を一日中やり通せる集中力が何よりも大切で、その為には「自分の釣りは正しい」と、信じ続ける事が出来ないと全てが台無しなのです。
前置きが長くなりましたが、今回のレポートでは厳冬期における正解の一つである「阿修羅スペック2」とはいかなるルアーであるかの解説をしたいと思います。
厳冬期の釣りといえばディープの釣りを想像しがちですが、条件の良いシャローレンジや一段下に居残るバスの数もそれなりに居る状況です。
その中でも阿修羅スペック2で狙うべきバスは、障害物に身を潜めて、獲物が通るのを待ち構えている状態のバスになります。
低水温であまり動きたくないのでしょう。
バス自身が捕食したいと感じるスポットに、ルアーが「ポン」と乗った瞬間にだけ狂ったように大きな口を開けてルアーをさらっていきます。
裏を返せばそのスポットから僅かに外れただけで、ミスバイトやチェイスのみに終わってしまったり、最悪反応すらしない事になります。
バスが「ここ」と決めたスポット、即ちプロダクティブゾーンという事になりますが、このプロダクティブゾーンが著しく狭いのがこの時期なのです。
日頃からバスに対してどれだけ丁寧にアプローチしているかどうか、自身に問いかけてみてください。
厳冬期にバスからの反応をとれるようになると、ハイシーズンにおいても自然とタイトなアプローチが身に付いていて、バスと出会う可能性が大きく高まっている事でしょう。
話が逸れてしまいましたが、厳冬期の釣りで何よりも重要なのは「アプローチ」という事になります。
そして、バスに対するアプローチにおいて、ルアーのコントロール性が抜群に優れているのが阿修羅スペック2なのです。
固定重心なので、着水直後からの泳ぎ出しが早く、トゥイッチ&ジャークをすれば、アングラーの意図した通りにロールを伴った小さな首振り。
こうした基本的、かつお手本のようなアクションを持つルアーこそ、本来通したいスポットに寸分の狂いもなく送り込める性能を持ったジャークベイトなのです。
どこに飛んでいくか分からない、大きく激しいダートを謳い文句にするようなジャークベイトでは厳冬期のバスに対してアプローチが著しく困難となり、自ずとしてバイトを遠ざける結果となってしまうのです。
厳冬期のバスに対しては、釣るために必要な最小限のアプローチ、アピール力が必要でそれを表現できる限られたジャークベイトこそが阿修羅スペック2なのです。
使い方のコツは「ビシ!バシ!」と強くジャークする必要はなく、ラインを優しく張る程度に抑えます。
ルアーが「ブルブル」と軽く震える程度でも問題ありません。
慣れるまでは4~5lb.ラインのライトライン、5.8~6フィートクラスのスピニングタックルで扱うと、よりコントロール性を高める事が出来るはずです。
参考までに、私は58Lのベイトタックルに、6~8lbラインで使う事が多いです。同様の性能は、同じく固定重心のハイカットシリーズやルドラスペック2にも見られます。
状況に応じて使い分け、反応の良い物を使っていくといいでしょう。
皆さんにより良いお話が出来るよう、今年も頑張って楽しみたいと思います。