草深幸範 | レポート&プロフィール

PROFILE

草深幸範

関東
(霞ヶ浦水系)

W.B.S.所属。12年に年間1位を獲得。精度の高いシャローカバー撃ちから魚探を駆使してのインビジブルフィッシングまで、あらゆるシチュエーションに対応し勝ちに絡みながらも安定感のあるゲームを展開するバーサタイルアングラー。14年A.O.Y.レースも好位置につけNo.1を狙う。98年&10年、スーパー3days優勝、04年クラシック優勝、レギュラー戦においても4度の優勝という実績を誇る。

春の霞ヶ浦で「ハイピッチャー縛り」取材

これからの春の霞ヶ浦水系攻略の定番に??霞ヶ浦をハイピッチャーで攻略してきました・・・

取材中、ハイピッチャーで霞ヶ浦水系では貴重な50cmのプリスポーンバスをキャッチ!

今年の春は天候不順が続いてますね。

例年のこの時期は、朝水温が14度ぐらいで、日中日差しがある日は17度ぐらいになる感じです。

しかし毎週のように爆弾低気圧が通過して、その度に上がった表水温が11度ぐらいに下がる状況が続いており、シャローに上がったバスも、ディープへ後戻りしてしまう感じが続いてます。

特にスポーニングに入ろうとする春バスは、水温変化や日差しに敏感に反応します。

初春は越冬場から近いエリアのシャロー側が釣れ、その後季節の進行や日照時間が長くなることで越冬場から離れたシャローでも釣れるようになります。

さすがに4月後半になると日照時間も長くなり、シャローの水温は15度を越え、安定してくるのでシャローをメインで狙って行くのがいいでしょう。

4月上旬にバスワールドさんの取材で霞ヶ浦にボートとオカッパリで行ってきました。

内容はハイピッチャー縛り。

取材はハイピッチャー縛りでしたが、実はタイミング的にはこの時期定番のHPFクランクSPEC2もベストマッチです。

普段HPFクランクSPEC2で釣るエリアは越冬場から近いブレイクショルダーとリップラップ。

HPFクランクについては橋本プロが詳しく動画で説明してくれてますのでそちらをご覧下さい。

実釣取材では、このようなエリアをまわり、数こそ出なかったですがハイピッチャーで45から50㎝のプリスポーンバスを釣りました。


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スピナーベイトはハイアピールなリアクションベイトですが、ハイピッチャーはコンパクトなサイズ感からの適度なアピール力、そして食わせの要素を持ち併せており、早春の気難しいプリバスにバイトさせることが出来ました。

HPFクランクSPEC2で釣っているバスよりも一回り大きいバスが喰ってきましたよ。

今回は霞ヶ浦水系に沢山ある石積みを、石の積んである角度にあわせてカーブスローロールで狙いました。

アプローチの方法は石積み対してポジションを変えながらアプローチします。

基本は石積みに対して長い距離を並行にリトリーブしますが(図:オレンジ矢印)、今回のアプローチは石積みに対して垂直にキャストし、積んである石積みの傾斜角度に合せてカーブスローロールさせて石積みの切れ目を通してあげます。

(図:グリーン矢印)
PowerPoint プレゼンテーション
石積みが水中でどの様子に入っているかを想像しながら攻めると、無駄に根掛かりすることもなく攻める事が出来るでしょう。

霞ヶ浦水系だと、メインは3/8oz.になります。水深が浅ければ5/16oz.、深くなれば1/2oz.と使い分けます。

その他、テトラでも有効な攻め方ですよ。

季節の進行状況にもよりますが、ゴールデンウィークぐらいまでは有効なはずです。

是非、お試し下さい。それではみなさん、良いゴールデンウィーク後半を(^_^)/~

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4月上旬のW.B.S.初戦に備え・・・

霞水系では、やっと水温が10度を超えてきてバスが春パターンっぽい動きをし始めた感じです。

私はW.B.S.初戦が4月上旬に迫ってきており、それに向けて少しずつ準備を進めてます。何とかいいスタートダッシュを決めたいですね。

霞ヶ浦の冬から春への動き

2月中旬から毎週、霞水系へ通っていましたが、週末の度に強風の日ばかりで、出船する事すら出来ない日が多かったです。

強風の合間を見て出船するも2月中は水温6~8度と最低水温期を脱した感じではありますが、どのエリアもほぼ生命感が無い状況でした。

(写真左:ここまで荒れた日のボートフィッシングはNGです。)
(写真右:写真だと分かりづらいですがかなり荒れてます。)
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3月の霞ヶ浦

さすがに3月に入ると水温も流入河川などは10度を超えてきて、日中は12度ぐらいまで上昇してきました。

春のエリア選択で重要なことは、水温が安定しているエリアを釣ることです。

3月はまだまだ場合によっては雪が降ったり、朝の気温が氷点下まで下がることもしばしばあります。

そんな状況でも水温低下しないエリアを選択することが重要です。

具体的には北寄りの風をしっかりブロックする北岸のワンド状な所や流入河川がメインエリアになってきます。

そういったエリアは他と比べ、水温も高く急な冷え込みなどでも下がりにくいエリアと言えます。

その中でも日並によりますが、3月中はまだ冬の状態を引きずっているバスが多く、ブレイク周辺の水深2~2.5mくらいのストラクチャー狙いがメインになります。

4月の霞ヶ浦

4月に入ると本格的にスポーンを意識したバスがシャローをクルーズし始めるのでシャローメインとなってきます。

釣り方は春バスに有効なドライブクローラー4.5インチのネコリグをチョイスします。

この時期のバスは真冬に比べバイトゾーンは広いですが、それでも極力バスの口元で誘うことが重要です。

ネコリグは移動距離を抑えてバスの口元でしっかり誘えるので、この時期最高なリグと言えます。

ドライブクローラーの自発的アクションを生かしながら、スローにボトムの変化などを感じながら丁寧に誘ってみて下さい。

もう一つは同じくドライブクローラー4.5インチのヘビダンです。

こちらはボトム付近でステイ&フォールで攻めます。

自分なりの使い分けは、杭やハードボトムにはダウンショット、そしてオダやブッシュ、高低差のある沈み物など込み入った場所にはネコリグで対応します。

もちろん、ネコリグは根掛かり知らずでフッキング性能抜群のスナッグレスネコリグがお勧めです。

(写真左:ヒットルアーはドライブクローラー4.5インチのスナッグレスネコリグ。)
(写真右:普段はO.S.Pの一般業務、そして釣りでは私のプラを手伝ってくれているO.S.Pスタッフ那須さん。チャプター北浦にも参戦しています。ドライブクローラー4.5インチのヘビーダウンショットリグでヒット。)
(写真下:ドライブクローラーのセッティングはこちら。糸ヨレ防止の為、どちらのリグもスイベルを付き。小さいパーツですが効果大。)
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最後に告知を・・・

今週末に開催されますジャパンフィッシングフェスティバル2013in横浜にて3/23(土)はダイワブース内でロッド説明します。

霞水系で有効なタックルなどのご質問を待ってます。それと、同日13:30~14:00にてエンジンブースにて2011W.B.S. A.O.Y.村川勇介プロと「霞水系の今を語る!!~W.B.S. A.O.Y対談~」のトークショーを行わせて頂きます。

村川プロとはW.B.S.へ参戦した年も一緒で同じ年と言う事もあり、公私共々仲良くさせてもらっています。

息の合ったトークで盛り上げられれば思います。こちらもよろしくお願いします(^_^)/~

PS:オリジナルステッカーを作ったのでトークショー後にお配りさせて頂きます(^_^)/~

皆様へのご挨拶

O.S.Pプロスタッフに強力な新たな仲間が加わりました。O.S.Pで社員としても活躍している、2012W.B.S.年間1位を獲得した草深幸範氏です。皆様へご挨拶を掲載となります。

皆様へのご挨拶

皆様、初めまして、本年よりO.S.Pのプロスタッフとして活動させて頂くこととなりました草深幸範(クサブカ ユキノリ)です。

すでにご存知の方もいらっしゃるかとは思いますが、私は平日はO.S.P社員として勤めながら、W.B.S.プロトーナメントに参戦しております。

参戦10年目にして、2012年にようやく年間優勝を果たすことが出来ました。

これは、ルアーメーカーという私の置かれている環境、そして日々フィールドに通うことを意識していること、そしてO.S.Pルアーのおかげだと思っております。

仕事との両立をはかりながら、シーズン中の週末はほとんどを霞ヶ浦への釣行に注ぎ込んでおります。

また、純粋にバス釣りが好きでオフシーズンには、他のフィールドへ足を運びスキルアップもはかっております。

これから霞ヶ浦水系をメインに、旬なルアーやテクニックなどの情報発信していければと考えておりますので、皆様、どうぞよろしくお願いします。

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早速ですが、今年2013年は元旦にはじまり、3日、5日、10日、13日と既に5日間も釣りに行っちゃいました。

簡単に釣れないと燃えるタイプなんで・・・この時期の1匹はシーズン中の10匹にも相当するぐらい貴重だし、嬉しいですよね!

で、やっぱり今回の釣行でも冬の定番のシャッドが活躍しました。

(写真左:今春発売予定のハイカットSPリアルカラーでヒットしたナイスコンデションの40cmアップ。)
(写真右:同じくハイカットSPのリアルオイカワで、水温5度という低水温のなかバイトさせることに成功!)
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そこで今回はシャッドのリトリーブアクションについて解説します。

冬の霞ヶ浦は、シャッドのただ巻きが定番的な釣り方でしたが、バイトがあってバスを掛けても、薄皮一枚で口切れを起こしたり、外掛かりなどでバラす事が多かった。

そこで一昨年の冬から実践しはじめたロッドワークでリトリーブさせるストップ&ゴーに変えたところ、バスのバイトが深く、ルアーが口の中にバックリ掛かっている事が多くキャッチ率が倍増しました。

冬の釣行の中で殆どバラす事が無くなりました。

バイト自体はタダ巻きの方が他魚種のスレ掛かりなどもあるので多いと感じるかもしれませんが、バスをキャッチ出来る本数は圧倒的にストップ&ゴーになります。

昨年12月に茨城県土浦市のマルトボートさんで行われた釣行ロケの動画が、O.S.Pホームページにアップとなりました。

ハイカットとダンクの使い分けや狙うスポット、そして特にロッドワークでのリトリーブアクションのつけ方は動画でみて頂ければ一目瞭然かと思います。

是非ご覧ください。

(写真上:朝の冷え込みは厳しいが、冬でも朝一のフィーデングタイムは期待大。)
(写真下:ハイカットSPのリアルワカサギカラーにて。ハイプレッシャーなマッディウォーターで効果大!)
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