松村寛 | レポート&プロフィール

桧原湖釣行レポート

霞ヶ浦フィッシングガイドの松村です。

7/7(日)W.B.S.第2戦が檜原湖で開催されましたが、ウエイトが伸びす全くと言っていいほど奮いませんでした。

そこで、反省を兼ねて檜原湖に行って来ました。

W.B.S.第2戦桧原湖戦の復習

エリアを見直し水深やベイトの様子を気にしながらキャロで探っていくとポツポツ釣れだしました。

(↓映像はこちら。)

サイズがバラバラなので、ドライブシュリンプ3
"のグリパンに変えて釣り始めるとバイト、サイズ共にアップし700~900gクラスのナイスなスモールが安定して釣れはじめました。

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結局この日は船中20本くらい、ドライブシュリンプのキャロだけで5本にすると4kgを超えました。

ちなみにゴーストシュリンプのカラーもかなりいい感じで、同船者はこれで負けじとアタリを連発させていました。

タックルはダイワブラックレーベル691ULFSに2500番台スピニングリール、ラインはフロロ3ポンド、シンカーは2.7と3.5gを使い分けしました。

リーダーは約70cmフックは3番です。

これから真夏~秋になると、またパターンが変わってしまうかもしれませんが檜原湖を釣る上ではエビとワカサギがメインのベイトになることは間違いないと思いますので、シーズンを通してこのドライブシュリンプは手放せませんね。

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スーパー3デイズin霞ヶ浦水系

こんにちは霞ヶ浦ガイドの松村寛です。今頃になりましたが、W.B.S.スーパースリーデイズのことを振り返ろうと思います。

6/22~24の3日間、W.B.S.スーパー3デイズに参戦

まずパートナーのことですが、あの世界の並木敏成プロにオファーを出したところ・・・「一日だけならOK~!」との返事。

残りの二日はO.S.P社員の橋本洋一さんと組ませていただきました。

プラクティスとして出場した平日のマルト大会では花室川を釣って3本3kgで優勝!

その後のK1トーナメントでは、本湖西浦のみでバズベイトでビッグバイトを得ましたが、一生忘れないレベルのバラしもあって3本2,800gで4位。

感じたことは、「とにかくバスが薄く、バイトが少ない。」

そこで、思いきって北浦までプラクティスをしに行くと、今まで見たことのないくらいキレイで太った完全回復の1,700gをはじめ、晴天の日中にも沖の杭で1,400gクラスをキャッチ!

取材で疲れきった並木さんと合流できたのは前日の夜9時。

ラーメンを食べながら打ち合わせをして、メインは北浦。

行きの駄賃で、北利根、外浪逆浦、常陸利根のアシをランガン、帰りは霞ヶ浦本湖でのプラクティスでビッグバイトを得られたエリアをチェックするという方針で、当日を向かえることになりました。

6/22【初日】
北利根川からスタート。エビちゃん(蛯原英夫プロ)から奪った??ポッパーでいきなりキーパーをキャッチ。

並木さんもバックシートからドライブスティック4.5インチでキーパーをキャッチ。

どんどんエリアを進めて外浪逆浦まで来ると、またしても並木さんがドライブスティック4.5インチで1kg弱をキャッチ!私もバックスライドを試すと1,300gがヒット!

この日のバイトの出方から、丁寧にバックスライドを試せばそれなりに釣れるかもしれないがローライトなので、トップもアリ。

しかし、ルアーへの出方がちょっと弱い・・・と感じました。

そこで、自分としてはもっとも得意としているフラットサイドクランクのトップ的釣法を試すと・・・魚が見えないながら、「チュパッ」とウキが消し込むようなバイト!

ここからが驚きの、なんと5連続キャッチ!!この間、並木さんは「いいもの見たよ!」って喜んで写真を撮ってくれたりしました。

というのも、その間バックスライドには一度もバイトが出なかったからなのです。

いわゆる「完全にハマった状態」ってやつです。自分もこういうことがトーナメント中に起こるって「並木さんが持ってるからじゃないか?」ってマジで思いました。

ちなみにこのフラットサイドクランクなのですが、個人的にはHPFクランクスペック2のアユカラーなどホワイトベースカラーの実績が高く、またこの時期にこの釣り方がハマる気がしています。

操作方法は、表層でワームをやるようなイメージ。

フラットサイド形状ならではの甘い着水音とヒラ打ちがバスを表層近くまで引っぱり上げ、トップには出きらないバスを食わせる。

すなわちタフな状況でこそ使えるテクニックです。

その後移動した北浦でもポツポツとは釣れましたが、「水の色が良くない」「常陸利根川の方がいい」との判断で、当初予定していた北浦を見切りました。

この辺の判断はやはり経験値であり、プラの結果から北浦にこだわりかけていた自分の考えをバッサリ切れる並木さんの凄さでした。

こいういうところにプロとしての真の実力が出るのです。

そして常陸利根川に戻ると、今度は並木さんが見せてくれました。

ドライブスティック4.5インチのバックスライドのロングピッチングで、ガツンと50cm1,500gオーバーをヒット!

ここで、特筆すべきは、私がHPFクランクを投げている関係上、ボートポジションは通常のピッチングの距離ではなくかなり離れていたということです。

この距離をピッチングでほぼ完璧にピンスポットに打ち切った並木さんならではの魚だと思いました。

この魚が初日のビッグフィッシュ賞になりました。並木さんマジ持ってる!そんなこんなで初日はかなりのナイスゲームができ、結果としては船中11~12本だったと思います。

上から1,550、1,300、1,050、1,050、950gという感じで何本もの900gをリリースするというなかなかもったいない展開で終了しました。

(写真提供:W.B.S.)
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6/23【二日目】
これはパスしたい話で・・・というわけにもいかないので書きますが、初日良かったエリアが全くと言っていいくらいダメなんです。

晴れの強風で初日のエリアに風が強く当たってしまい、いわゆる「沈黙」って感じで、朝イチにHPFクランクスペック2で1kgを1本のみ。

しかもこのバスが、ちゃんとくわえずに反転するときに辛うじて外掛かりするような弱いバイト。

エリアの水が変わって食いが浅くなったのか?エリアそのものの問題なのか?悩みながら点々と移動を繰り返し、そして黙々と時間が過ぎます。

途中600gクラスを2本釣りましたが、もう耐えられずに北浦に行くことを決心しボートを走らせます。

あとから思えば、これがこの大会最大の判断ミスだったのです。ここで、北浦に行かなければ・・・。

しかし、この日はバイトもなく、また常陸利根川に戻りました。

そして時間がなくなり帰着に向かいましたが・・・なんとガソリンが足りそうもないことに気がつき、途中で補給をしましたが、いろいろ手間取っている間に帰着遅れ。

ウエイトは3本で2,300gくらいでしたが、ペナルティによりゼロ申告で終了・・・。初日とのあまりの落差に、まるで人生の縮図を見るような濃すぎる二日間を終えました。

6/24【三日目】
この日はかなり開き直って、またイチからのスタートのつもりでやりました。

そしていきなり、橋本さんのドライブスティック4.5インチにキロフィッシュがヒット!さらに自分にもビッグバイト!

しかし、なんとワームだけが無くなって戻ってくる痛恨のミス。

その後ねばって、がんばり続けて、また北浦行きが頭をよぎりましたが、「今を釣る、今に集中する!」を本気でやったところネコリグでなんとか2本絞り出すことが出来て、少し成長できた気がしました。

結果4本まで来ましたが5本目が獲りきれず、朝の一発を悔やみながら帰着。トータルでは7位だったようですが、順位とかはもう全く興味ないという感じでした。

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3日間を振り返り・・・

初日は並木さんのパワーに引っ張ってもらいながも得意の釣りでビッグウエイトが出て満足でした。

しかし、このことが気を緩ませてしまったのかもしれません。

2日目は厳しい霞ヶ浦を見せつけられて走り回って冷静さを失い、痛恨の判断ミスからやってはならない初歩的なミスで全てを失いました。

最終日は他の大会と重なったこともありボートが沢山出ていて、プレッシャーが最高潮に高まった極めて現実的な状況の中での展開になりましたが、この厳しい状態であきらめず、シーズナルパターンを考えながら、そして「今」という状況を判断しながら気持ちを引き締めて挑んだ、まさに「今」を釣った結果として一番納得行くものだったような気がします。

ということで、2013年のスーパースリーデイズが終了しました。喜びと絶望感と、そしてあきらめない気持ち、これらを体験できた素晴らしい日々でした。

でも並木さんからすれば、かなりの確率で優勝出来る展開だっただけに2日目の判断ミスが本当に心からもったいない、そんな反省をさせてくれました。

ということで、「タラレバ」のない最高のバスフィッシングを求めて、また次回頑張ります。

最後に、優勝した佐藤さん・星さんチームおめでとうございました。

そしてこの心躍る「場」を用意してくださるW.B.S.に心から感謝したいと思います。ありがとうございました。

皆様へのご挨拶

O.S.Pプロスタッフに強力な仲間が加わりました!

霞ヶ浦水系を中心にガイド業を営みW.B.S.所属プロの松村寛氏です。同氏より皆様へのご挨拶と、最近の霞ヶ浦水系レポートを掲載いたします。

皆様へのご挨拶

はじめまして、カスミフィッシングガイドの松村寛(ヒロシ)と申します。

今年からO.S.Pプロスタッフとして活動させていただくことになりました。

霞ヶ浦を中心とした情報を発信していきますので、よろしくお願いします!!

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プリスポーンのビッグママはHPFクランクで!

ここのところの霞ヶ浦は水温が上がって17度くらいになっても、夜には冷え込んで12度くらいまで下がることが続いていました。

また、北東がらみの強風と南西の爆風が交互に訪れる状況のため底荒れがひどく、一部の閉鎖区域をのぞいてはなかなか産卵が始まらない、そんな状況ではないかと想像しています。

そんな状況のなか4月12日に霞ヶ浦へボートで出ました。

潮周りは大潮直後の中潮。

まだメスのバスが移動、捕食しているタイミングと判断し、巻きの釣りでプリスポーンバスを狙うことにしました。

この日は久々に穏やかで温かく、「昼からビール!!」って思いたくなるような日和。

しかし、雨や曇りの日に比べると、こういった晴天無風の日は意外と苦戦する天候だったりします。

案の定、この日もなかなかバイトが出ずにいました。

ですが、午後になり風と共に魚が動きだしたようで、数匹のプリスポーンバスに巡り会うことが出来ました。

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釣った場所はすべてシャローです。

この日活躍してくれたHPFクランクスペック2は、他の様々なフラットサイドクランクを使って比較した結果、ロールとウォブリングのバランスが特別に良く、やみくもに強くロールしない、非常に釣れる動きが出ます。

ここはまさに"玄人好み"といった感じで、O.S.Pの商品開発者のレベルの高さが垣間見えます。

それと、着水したときの音がフロッグと同じ、"腹をたたく感じ"でバスを引きつける力があるようです。

着水したらちょっと待ってみてください。早春であってもポーズ中にガボっと出ることがあります。

ということで、このHPFクランクスペック2、「フラットサイドクランクならなんでも同じ・・・」などと考えている方は、大差がついてしまうので、注意した方がいいくらい特別に良く釣れます。

春の宝石、プリスポーンのビッグママは今が最高のタイミングです。

是非HPFクランクスペック2をフィールドで投げ倒してみてくださいね!!

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