大人気ブロガーDeep StreamのKenD様よりBIWAKO OPEN2019最終戦で活躍したドライブビーバー3.5”を駆使したトーナメント戦略のインタビューをさせていただきました。
この試合でKenD様は2本ならが4,620gをキャッチし8位入賞されました。
<使用タックル>
ロッド:ポイズングロリアス1611H+"ワイルドスティンガー"
リール:バンタムMGLハイギア+AVAIL浅溝スプール
ライン:(メイン)オードラゴン2.0号 (リーダー)R18フロロリミテッド16lb-5m
ルアー:自作フットボールジグ(シューティングボールヘッド1/2oz+セブンパームスオリジナルスカート)
トレーラー:ドライブビーバー3.5インチ(ゴーストシュリンプ)
BIWAKO OPEN2019大会結果KenD様よりコメントを頂きました。
今回参加した2019琵琶湖オープンの最終戦では、北湖西岸18~20mラインのスーパーディープエリアを狙いました。度重なる寒波の到来で、乱高下する気温の影響を受けにくい安定した水を探していたためです。試合中に魚をキャッチできたのは、そうした条件にある水深19mのインビジブル・カバー(杭や岩等の混合)の1つでした。その場所にはプラクティス時からモロコの群れが大量に絡んでおり、3kgクラスのビッグバスが差してくるのを確認していたのです。
しかし20m近い水深で、しかも強い湖流の効くスポットを攻めるにはアプローチに工夫が必要でした。通常は3/4~1ozのノーガード・フットボールを使うのが一般的かと思いますが、カバーが複雑なためすぐに根掛かってしまうのです。そこでガード付きのフットボール、それも1/2ozという軽めのウェイトをセレクトし、湖流を使って流し込むようにボトムを転がしていきました。イメージ的には、リバーフィールドの川底でスモラバを転がしていくような感覚だと思います。
ただし透明度の高い北湖では、ルアーへの反応がセレクティブでかなり苦労しました。自分なりに気付いたポイントは2点で、まず「サイズがコンパクト」である事、そして「トレーラーがボトムで寝る」事。よくあるクロー系ワームのようにハサミを振り上げてボトムに立つのではなく、ペタリと湖底に這う高比重なワームに反応が良いと感じたのです。
今回ドライブビーバーを使ったのは周囲での評判が良かったからですが、試したのは数日前のプラクティスが初めてでした。エビやゴリが湖底で跳ねるように「ピッ」と鋭く跳ねさせて気付かせた後、ボトムに横たわらせておくとスーっ・・・とラインが走っていく感じです。正直このワームを語るには使用経験が少な過ぎますが、コンパクトでもよく動くアームのアピールと、ステイでボトムに寝る時の存在感の小ささの落差が良いのかもしれないと想像しています。それからカラーはゴーストシュリンプを使用したのですが、この手のクリア系カラーが充実しているのも高評価なポイントでした。ともあれ最終的にはプラで反応の多さを実体験したことで、本番での投入を決心したわけです。
しかし試合当日のチャンスは多くなく、2バイト2フィッシュであと一本が揃わず8位。悔しさもありますが、タフな状況で3kgクラスのクオリティーフィッシュが釣れたことには偶然以上のものを感じています。特に関東地方の釣友たちがこぞってドライブビーバーを絶賛しているのが、なるほどと納得できました。お値段が少々お高めなのがネックですが(苦笑)、久しぶりにそれでも使い込んでみたいと思えるワームに出会えた気がします。
それから最後になりましたが、私がスーパーディープにトライしたのは琵琶湖オープン第2戦で優勝された今中選手の釣りに感銘を受けたためです。トーナメントの場で競い合う事で、いつも刺激を下さる参加者の皆様に心から感謝しております。そして私はプロスタッフでもサポートアングラーでもありませんが、このような素晴らしく釣れるプロダクトをリリースし続けるOSP社の姿勢を心からリスペクトしている事を付け加えさせて頂きます。