アメリカで活躍するブリッツシリーズ その2 by 渡辺裕之

アメリカのFLWトーナメントで活躍するなべさんこと渡辺裕之選手に、ブリッツシリーズをご紹介いただくレポートの第二弾です。



前回の記事に続き、アメリカで活躍するブリッツシリーズをご紹介します。フラットな場所以外で更に強みを発揮するのが、リップラップでのブリッツMR。濁っている水域では銀鱗カラー、透明度が高い水域ではテイスティシャッドが活躍してくれます。写真はオクラホマのグランドレイク。



濁っている水域のリップラップは、定番は寒い時期だと赤のスクエアビル。暖かい時期だと黒黄色、自分のファーストアプローチは時期に関係なく濁っていたら銀鱗、透明度が高かったらテイスティシャッドで始めます。これは先週のケンタッキーレイク。



そして今年2フィート通常水位より減水していたフロリダのレイクオキチョビでもリップラップからこのランカーサイズ。



非常にタフだった今年の1月末のコスタシリーズ戦でも有効でした。そしてテネシー州のレイクチェロキーで開催されたFLWツアーですが、実はこの湖はラージマウス、スモールマウス、スポッテットバスが混在している場所。画像の様なブラフウォール(切り立った壁)でのプラクティスで活躍してくれたルアーがブリッツMR。



急深なバンクで船を岸にできるだけ近づけて、岸と並行に引いてストライクゾーンである岸際をルアーが沿ってくる様に釣るのがポイント。写真の魚達のほとんどをブリッツMRでキャッチしました。クリアウォーターでは12ポンドのフロロを基本ラインとしていますが、14ポンドでも16ポンドでも狙う水深があっていれば抜群のサイドアクションが効果を発揮します。