PROFILE

遠藤正明

関東
(東京湾)

ビッグシーバスへのルドラの有効性に一早く着目し、シーバスにおけるルドラブームの火付け役となった。T.S.C.R(東京湾シーバスチャレンジ)でもルドラを駆使し08年第3戦優勝、09年第3戦準優勝と強さを発揮。シーバスのみならず、アイ・ウェーバーでの尺メバル釣法を始めとしたボートでのソルトルアーフィッシング全般に精通した定評高いプロガイド。アイランドクルーズFC船長として、日々東京湾に浮く。

その日のシーバスの反応をいち早く探る為に・・・

こんにちは!アイランドクルーズ遠藤です。
9月24日(土)に行われた大会報告及び、ドライブスティックを使ったおすすめリグをレポートさせていただきます。

秋になり大型シーバスシーズン到来! といきたいところですが、台風の接近、通過にともなう雨の影響で潮の色がころころ変わり、最近は難しい釣りが強いられています。
そんな中で、おすすめなのがドライブスティック3.5インチを使ったジグヘッドリグです。

潮が濁ってパターンが変わると難しくなるのが「レンジ合わせ」と、「魚が反応してくる動き」を見つけることです。
動きとは簡単にいうと横の動きか縦の動きか?
そして、それを見つけやすいのがドライブスティックを使ったジグヘッドリグです。

壁やストラクチャーへタイトにキャストし、そこからアングラーの操作で縦にも横にもいろいろ探れる。
これがジグヘッドリグの最大のメリット!

私の場合は、ジグヘッドはラウンドヘッドタイプの5gが基本で、もっと深くまで探りたい時や風の強い時は、7gや10gくらいまで使います。
そして、ドライブスティックのカラーは、澄み潮ならソフトシェルスモークやワカサギのようなベイトフィッシュライクなナチュラル系。

濁りがある時はゴールドラメが入ったゴールデンシャイナーを使うようにしています。
動きに変化を付けるには、巻き始めを早くして急上昇させたり、リトリーブからストップでカーブフォール、小刻みなシェイクや軽いジグヘッドで表層をゆらゆら引いたりと、操作によって全く違う使い方が出来ます。

いろいろな使い方でシーバスが反応するレンジと動きを探し出していくことが大切です。



9月24日横浜みなとみらい会場での初めてのボートシーバス大会『BAY3 SESSION 第1回シーバスセッション』へ参加しました。
今回はじめて行われる大会で、シーバスをライブフィッシュで持ち帰り、3匹の合計叉長で競います。

大会当日は、台風の影響で極端な白系濁り潮、しかもここ数日は状況的には厳しい感じでした。
スタート後、すぐに狙いを付けていた大型人工ストラクチャーへ向かうも、先攻していた船がいるので、距離をあけてポイントに入る。

もちろん最初は、ドライブスティック3.5インチに5gジグヘッドでストラクチャーを丹念に探る。
カウント8からのやや早めのリトリーブで1本目がヒット!

しかしリミットギリギリサイズで小さい・・・ヒットレンジは水深3~4mくらい。
続けて釣れたもう1本も同じレンジでのヒット!

潮が強烈な濁り潮のため、サーチベイトで使っていたジグヘッドリグは止め、波動の強いディープ系ミノーに変え、ヒットレンジを狙うと反応は良くなった。
そして、後半になると潮も効かなくなり、ジグ60gで縦の動きにだけ反応するようになった。

大型のヒットもあったが、船縁バラシなどありいい魚が揃えられず・・・結果は、3匹の合計叉長で175cm、順位は17チーム中5位と悔しい結果でした。



トーナメントでは、いかに早くその日に反応がいいパターンを見つけるかが一番重要で、いろいろなルアーを投げて探るのもいいが、ジグヘッドリグのような多用途なルアーを使うことで早くヒットレンジやパターンが見つけられることは有効な手段だと私は思います。

アイランドクルーズ・チーフキャプテン遠藤正明

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