ハイピッチャーとエコなお話

最近ちょっと変わった?ハイピッチャーを店頭で見かけませんか。

それが今回新発売になったエコハイピッチャーです。そのエコなハイピッチャーについてレポートさせて頂きます。

エコって?

みなさんエコルアーって言葉を聞いたことがあるでしょうか?多分聞いたことが無いと言う方も多数いらっしゃると思います。

このエコルアーと言うのは、私も所属しているJB・NBCと言う多分日本で一番大きなトーナメント組織で開催されている大会、もしくはエコトーナメントにおいて使用してよい、環境にやさしいと、この団体から認定を受けたルアーの事です(他にシンカーや集魚剤、ワーム等のソフトルアー類など等いくつかの物があり、大会中はその認可品以外の物は使用してならない)。

簡単に言えば、鉛より毒性の少ないタングステンやビスマス合金等を使ったシンカーやワイヤーベイト。

また水中にあるバクテリア等の働きにより生分解するソフトルアーやラインなど等で、自然環境にやさしいとJB・NBCで認可した商品の事で、店頭にはFECOの小さいシールが貼られて並べられています。

まぁこの団体の大会に出場しない方にとってはなじみの無い商品になるとは思いますが、5月からの河口湖のソフトルアー使用禁止等、今後バスフィッシングと環境問題について世間で語られる機会が多くなるかも知れませんので、この環境にやさしいエコロジーなルアーやシンカーがある(JB・NBCのエコ認定を取ってない商品でもエコな素材を使用したシンカーやソフトルアーはいくつか市場に出回っています)ことを覚えていて頂いてて損はないと思います。

また実際にこのエコロジーな素材の商品の方が、単価はチョッと高くなりますが鉛より圧倒的に感度のよいタングステンのように、今までの素材の物よりはるかに釣果に結びつく商品もありますのでぜひ色々試してみてください。

(写真:釣れるスピナーベイト、ハイピッチャー!エコモデルのラインナップは強い味方。信頼の置けるスピナーベイトです。)
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エコハイピッチャー登場!!

さてこのエコルールが、大会に参加している我々プロスタッフの中で悩みの種で・・・何故って?なにしろ認定を受けていないルアー(ハードプラグを除く、ラバージグやワイヤーベイト等)はいくら釣れると言っても使えないからです・・・。

つまりサポート頂いてるO.S.Pのハイピッチャー・タイフーン・ゼロワンバズ・ゼロワンジグが試合で使えないんです・・・。

これはかなりストレスが溜まります!!やはり試合中投げ続けられるのは信頼のおけるルアー。

これは何とかしなければ!と大会に参加しているサポートプロスタッフが「お願いしますよ~作ってくださいよ~」と頼み続けて早三年、やっと爆釣スピナーベイトハイピッチャーのエコバージョン、エコハイピッチャーの登場です!!

タンデム・ダブルウィロー共にカラーは五色のラインナップで、今の所ウェイトは3/8オンスのみ。

ヘッドにエコ素材のビスマス合金を使っています。もちろんエコになっても今までのハイピッチャーと同じ爆釣スピナーベイトです!!

実際私もエコトーナメントが開催されるようになり、今まで試合で自信を持って使えるスピナーベイトが見つからず、大好きなスピナーベイトを大会中投げる機会が殆ど無くなっていました・・・。

私がエントリーしている桧原湖のトーナメントでは、スピナーベイトのスモールキッカーパターンが存在するので、これは大問題でした。

しかし!今年からはこのエコハイピッチャーの登場で一気にこの問題が解消!今年の桧原湖戦が楽しみです。

ちなみに店頭でのノーマルとエコハイピッチャーの見分け方は、まず価格がチョッと高い(でも他のスピナーベイトよりもはるかに安いのでご安心を)。

そしてパッケージにFECO のシールと緑のクローバーのシールが貼ってあります。

また本体ヘッドのベリー部分にFのマークが入っていますので、すぐに見分けがつくと思います。

(写真:Feco認定の印、F印です。)
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このエコハイピッチャーですが、ノーマルハイピッチャーよりは出荷数が少ないそうですので、今後エコトーナメントに出場予定の方、または「最近フィールドが汚れてきていて気持ちよく釣りが出来ない、これからもより良い環境の中で楽しいバスフィッシングを続けて行くためにはどうしたら良いのだろう」と日々悩んでる方々、店頭でエコハイピッチャーを見かけたらぜひ一度手にして、フィールドでフルキャストして見て下さい。

きっと今までのハイピッチャーと同じ、良い答えが帰ってきます!!

(写真:エコモデルはTW・DWでそれぞれ5色でラインナップ。)
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