PROFILE

遠藤正明

関東
(東京湾)

ビッグシーバスへのルドラの有効性に一早く着目し、シーバスにおけるルドラブームの火付け役となった。T.S.C.R(東京湾シーバスチャレンジ)でもルドラを駆使し08年第3戦優勝、09年第3戦準優勝と強さを発揮。シーバスのみならず、アイ・ウェーバーでの尺メバル釣法を始めとしたボートでのソルトルアーフィッシング全般に精通した定評高いプロガイド。アイランドクルーズFC船長として、日々東京湾に浮く。

東京ベイシーバスチャレンジーR2010第1戦

こんにちは、シーバスプロスタッフの遠藤です。3月14日に東京湾を舞台に開催されたシーバスのトーナメントの様子をレポートします。

3月14日(日)『東京ベイシーバスチャレンジーR2010第1戦』が開催されました。
選手として参加していた本大会を今回はレポートします。

毎年3月の大会は、深場を狙うか浅場を狙うか迷うところなのですが、まずは深場に狙いを定めることに。
2日前のガイドの状況から、ジグを落とし込んでいくのではなくプラグでのキャスティング勝負でスタートしました。

(写真:東京ベイシーバスチャレンジは3本の全長合計で競われます。今回は3位という結果でした。)



最初のポイントは水深のある壁際。
どのレンジにいるかを探るために、ルドラシンキングをサーチベイトとして数投し、反応がなければバイブレーションにチェンジし、更に下のレンジを狙っていく戦法です。

このポイントでは、バイブレーションを着水後カウント10した所から、やや早めのリトリーブで4ヒット!又長で55cmと49cmの2本をキャッチ。
次に向かったポイントは、本命にしていたストラクチャー周り。

しかし他の船がすでに入っており断念。近くの似たポイントに入ることにしました。
ここは、岸壁の下にある脚を狙う穴打ちのポイントなのですが、水深があるので急潜行するディープミノーをセレクト。

ボートを可能な限り離しロングキャストすると最初の1投目からバイト!
しかしバイトの瞬間が見えたものの2,3度首を降ってルアーを吐き戻ってしまった。魚はいる。

同じ穴に連続して投げずに次、次と穴を変え投げていく、反応はいい。しかし魚が小さく、出てくるのは50cm未満ばかり。
同じルアーでカラーをチェンジ。ナチュラルなシルバー系からアピール力のあるグリーンゴールドに替え、同じポイントをもう一度流すと、いきなり60cmクラスをゲット!まずまずの中堅どころがゲットできた。

しかし、もう一歩大きいサイズが欲しいところ。
そこでビッグサイズを求めて、まだ時期早々であるシャロー狙いに変更することにしました。

狙うシャローは要素が複合している一級のピンスポットのみに絞ることに。
「もうひとつの要素」とは、シャローにある配管やピンポイントのテトラ、排水口などです。

出来るだけ遠くにボートポジションをとり、ルドラシンキング(エメラルドシャッド)をピンポイントに合わせロングキャスト!
こういったときにルアーのロングキャスト性能が活きる!そして、水深3mのカケアガリにある配管の際をリトリーブしたところでヒット!これまで以上の重量を感じる!

数回突っ込まれドラグを出されるが、フック2本がガッチリフッキングしていたので強引に寄せネットイン!本日最大の又長65cmをゲット出来た。

(写真:ルドラSのエメラルドグリーンが良い仕事もしてくれました!)



狙い通りの釣りが出来たが、サイズ的にはギリギリシングル?くらいに思っていた。
検量では、どの選手も目立った大型が捕れた訳ではなくやはり50cm~55cmでのウエインが多かった。

そして自分は、3匹の合計又長179cmで3位入賞が出来ました。
今回の大会は、「出来るだけ遠くからピンポイントを狙う打つ」これが自分のキーワードで、その釣りを完璧にこなせるルドラには今回も助けられましたね。

(写真:表彰式後の集合写真です)


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