桧原湖での遅い釣り、早い釣り

遅い釣りと早い釣り、皆さんはどう使い分けてますか?今年桧原湖で注目したいルアーを交えてレポートします。

探して食わせる!

みなさんコンニチハ。まだまだ残暑が厳しい毎日が続いてますね~。

こんな暑い日は、人間もバスもヤル気をなくしてしまいがちですが・・・。

実際私が良く通う桧原湖でも暑さが続くこの季節は、一時的に「なんでこんなに釣れないの・・・」って言う時があります。

8月に行われたJB桧原湖シリーズでも、参加127名中約8割の選手がバスを持ち込んだものの、リミットメイク(バス3匹)は約4割。

キーパーサイズが定められているとは言え、いかに釣れなかったかがお分かりになると思います。

こんな釣れない時は、よりスローにスローに使っているリグを、「小さく小さく」と人間思いがちです。

確かにその選択は正解を導き出す事もありますが、それには大きな落とし穴が・・・。

この食わせの遅い釣りが最大の効力を発揮するのは、バスがそこに居る!だけどどうしても口を使ってくれない。

こんな状況が自分ではっきり読めてて、自信を持って遅い釣りを続けられる時だけです。

桧原湖で釣れない時は「ライトリグで流して行こう」なんて生半可な遅い釣りでは口を使ってくれない時が多々あります。

そう、桧原湖での遅い釣りは止める!ぐらいの遅い釣りが威力を発揮します。

しかしスポットを絞りきれてないのに、この遅い釣りを続けてしまうと一日がとても悲しい結果になってしまいます・・・。

湖全体の状況をいかに早く把握し、ハニースポットを探しだしてこそ、この遅い食わせの釣りが生きてくるのです。

この遅い釣りを最大限生かすために必要不可欠なのが、やはり早い釣り。ハードベイトの釣りです!!

(写真:桧原湖マスターが多用しているクランクベイトがBLITZ!BLITZ DMメロンソーダでキャッチ!!)
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この早い釣りに使うハードベイトが、桧原湖ではクランクベイト。使い方はいたって簡単ただ投げて巻くだけ。

場所的にはディープが隣接するシャローフラットの沖。そのシャローフラットにハンプや岩、スタンプやレイダウン等、バスがフィーデングに上がりそうな場所があれば、なおグッドです。

私的なキモは、出来るだけボトムノックさせない事、と言うよりボトムノックしない水深を引く。

つまり、フィーディングスポットの周りでうろついているニュートラルなスモールに、これらのハードベイトでスイッチを入れて食わせるイメージです。

また、実際は食わなくても良いのです。クランクをチェイスしてくる姿が見えるだけでもしめたもの。

後は、風やディスタンス、ポジショニングなど別の要因を解決していけば、ハードベイトでも十分バイト、フッキングに持ち込めますし、タイミングを見計らって遅い食わせの釣りに切り替えれば良い結果が得られると思います。

この早いハードベイトの釣りは、ソフトルアーで釣れない時こそバイトが多く、サイズは選べないもののソフトルアーで湖をチェックするより遥かにスピーディーに全域をカバー出来るため、よりハニースポットに出会える確立を上げることが出来ます。

そしてこのハードベイトの早い釣りにベストマッチなのが、ブリッツ・HPFスペック2です!!

世界で初めてプラスチックプラグにサーキットボードリップを採用したキレのあるハイピッチアクション。

同クラスのクランクベイトを遥かに上回る飛距離(これは桧原湖においてメチャクチャ大事)。

そしてサイレント仕様(これも桧原湖においてとっても重要)。まさに桧原湖スモールフィッシングの為に作られたようなブリッツ!そしてHPFスペック2!もう手放せません。

ブリッツとHPFの使い分けは、向かい風の時はよりぶっ飛びのブリッツをメインにして、そうでない場合はブリッツとHPFを交互にキャストしてどちらに反応が良いか必ずチェックします。

お勧めカラーの一押しはマットチャートブルーバックに、DMメロンソーダ。あと私はカラーローテーションにパールシャッドを良く使います。

あとシャローのフィーデングスポットをボトムノックで直撃する時は、これにワザアリが加わります。

なぜアメザリじゃないの?って、それは桧原湖に居るザリガニは赤くないウチダザリガニで、まさしくこのワザアリカラーだからです。

(写真:ウチダザリガニです。ウッチー似のワザアリ。)
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このウチダザリガニ、見た目はまさにミニロブスター。

かなり美味そうな上にメチャクチャかっこいいザリガニで、ガンダム世代の方はしびれる事間違いなし(私はしびれまくって毎年釣堀にこのウチダザリガニを釣りにいってます)。

桧原湖のシャローに居るデカイスモールは、このウッチーを食ってます。

このブリッツ・HPFスペック2を使った早い釣りは、サーチベイトとしての早い釣りだけではなく、時にはスローな遅い釣りに負けないくらいの食わせの力を持っています。

今日は釣れないな~と桧原湖で感じた時は、スローな釣りに以降する前にベイトタックルを手に持って、ぜひブリッツ・HPFスペック2をブン投げて桧原湖を一周してみてください!!

注目!!

さて、今年私がこれから秋にかけて(スモールがディープに落ちきるまでに)桧原湖で注目したいルアーの一つが、最近のビックミノーブームの火付け役、元祖食わせのビックミノールドラです!

例年クランクを投げる水深より深い場所で、バスを浮かせて食わせるハードベイトとして阿修羅を良く使うのですが、阿修羅を使う理由としてまずぶっ飛ぶ事(ホントに桧原湖では重要)、そしてフックが三つのフッキングの良さなど等が上げられるのですが、ルドラはこの阿修羅の良いところをさらにスケールアップ!

日本のスモールマウスフィッシングでは、あまりルドラのようなビックミノーの実績がメディアに取り上げられる事はないのですが、アメリカのスモールマウスフィッシングではルドラのようなビックミノーを使ったジャーキングは、トーナメントでも良く使われるテクニックの一つです。

多分日本のスモールフィッシングでこのテクニックがあまり取り上げられないのは、日本とアメリカのフィールドの違いと、バス自体のサイズの違いだとは思うのですが(きっと桧原湖のバスのアベレージが野尻湖ぐらいあったら、ルドラは桧原湖ですでにトーナメントのウイニングルアーになってると思います)、最近の桧原湖は以前から比べてグッドサイズのスモールが見られるようになってきています。

そして桧原湖には浮かせないとビックスモールが取れないスポットが存在します。

これはもうルドラに注目するしかないですよね!!今年の秋は阿修羅と共にルドラを桧原湖で投げまくってきたいと思います!

今年はルドラでビックスモールです!!(写真:桧原湖で活躍中のO.S.Pルアーズ) 148_3

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