秋本番
あれだけ暑かった山上湖の桧原でも秋到来。秋パターンの始まりです。やっぱりアレを引きます・・・
秋本番はシャッドのドラッギング
みなさんコンニチは。
朝晩冷え込むようになってきた桧原湖。
Tシャツ半パンの季節も終わりを告げ、本格的に秋パターンの季節になりました。
桧原湖の秋パターンと言えば、やはりキーとなるのがメインベイトであるワカサギとフラットエリア。
まぁ私の一番嫌いなダウンショットでシューティングなんて言う、魚探とニラメッコする釣りが主流となるわけですが・・・。
私のようにリグるのがめんどくさい(老眼でラインアイに糸が通らないわけではない)、止まって釣りしてられない。
友人に「フラットエリアに浮いているのが似合わない」なんて言われてしまうアングラーにお勧めなのが、もう1つの秋パターンシャッドラ!
(シャッドのドラッキング)
シャッドと言えば桧原湖の定番。

春はコンタクトのピンスポット、秋は広範囲に探れるサーチベイトとして外せないルアーです。
私がメインで使うのが、大好きなハイカットにダンク。
この2つのシャッドを、その日のバスが居るレンジ、状態に合わせて使い分けます。
簡単に言うと深度浅めがハイカット。
深めがダンクですね。
そして実はシークレット的存在なのがパワーダンク!!

なにが違うって言われると・・・自身をもって語れるほどの域にはまだ達していないのですが。
レギュラーサイズのダンクにバイトがない時にでも、このパワーダンクに変えた途端にビックスモールがバイトしてくる事が良くあります。
やはりアピール力の違いと言ってしまえばそれまでなのですが、それ以外にもビックスモールに訴えかける何かがあるように感じますね。
そしてパワーダンクを使う利点の一つが、他の同クラスのシャッドやクランクと比べ、ベイトタックルでぶっ飛ぶ事。
桧原湖にはドラッキング以外にもディープクランクパターンがあるのですが、逆風の中でも持ち前の急潜行能力とぶっ飛び性能で、クランク的に使用する場合でも、より長い間プロダクティブゾーンを引き続ける事が出来ます。
クランクとは違いシャッドシェイプなフォルムも魅力ですよね(まぁシャッドなのですが)。
水深10m前後の中層でシャッドを引きまくるのは、実際釣った事のあるアングラーでなければ信じられないところかもしれません。
ライトリグでは取れない中層のバスをバイトに持ち込めるのが、このシャッドラの威力です。
ルアーの力を信じて、バッテリーの充電を満タンにしてチャレンジしてください。
※ベイトタックルでのシャッドラの場合、バスの口切れを防ぐためクラッチオン・オフでのドラグ対応がお勧めです。
また、引きまくる釣りですので、くれぐれも周りのアングラーとの距離には注意をお忘れなく。
O.S.P渾身のエビ系ワーム、ドライブシュリンプの登場!
と言う事で、このO.S.Pホームページ内の川村光大郎君が解説している動画、皆さん、もうご覧になりました?
あの動き・・・エビが足をバタつかせて泳いでるかのような様、凄くヤバくないですか?
私もフォール時のあの自発的アクションに魅了された一人です!
そして先日、ドライブシュリンプのサンプルが数本届いたので、早速地元のリザーバーで使ってみたときのことをレポートをします。
私の考え方を良い意味で打ち崩してくれた「ドライブシュリンプ」
地元リザーバーは、旧吉(旧吉野川)と同様の状況で、雨の影響による濁りから澄みかけたらまた雨で、マッディへと・・・。
そんな繰り返しで、今回も前日の雨でマッディウォーターという状況での釣りとなりました。
濁りに対応するため、ルアーはヤマトスペック2、タイフーン、ゼロワンジグストロングなど、とにかくデカイルアーばかりをメインとしましたが、フォローで使ってみようと用意していたベイトフィネスタックルには、3.5gシンカーのカルダン(軽いダウンショット)にドライブシュリンプをセット。
ラインはサンラインFCスナイパーの10lb.。
そしてもう一セット、同じベイトフィネスタックルに5gシンカーのジカリグを用意。
ラインは同じくサンラインFCスナイパー10lb.
レイダウンや冠水草など、横の動きで通せるスポットはタイフーンで、レイダウン+チップゴミ+αな箇所は縦の動きのゼロワンストロング・・・、と攻めた後、このドライブシュリンプをセットしたベイトフィネスタックルでレイダウン先端約2mライン付近の枝が広がった部分に、カルダンやジカリグのシンカーだけ引っ掛けて両リグ交えながら休憩がてらに一服しながらのシェイク・・・。
釣れるとは思ってないので、よそ見しながらの適当なシェイク・・・(笑)
すると「ググッ~」と言う生命感が・・・!
まさかと思いながらもフッキングし、枝に絡まりながら何とかキャッチしたバスはなんと1,700g台のグッドサイズ!
スピナーベイトやジグを入れても反応が無かった箇所だけに、これまでなら見逃してたバス・・・自分的にビックリな反面、新たなパターンに開眼!
これをヒントに、今度は風が止まったタイミングで、一段深い場所をドライブシュリンプによる食わせの釣りを展開し、風や流れのある箇所ではタイフーン&ゼロワンジグストロングで攻めの釣りを展開。
結果、この両極端なパターンがハマり3本リミットなら5,200g台、5本リミットなら8,600g台という爆釣劇でした。

内訳で言うと1,800g台、1,700g台×3、1,600g台、1,400g台、1,300g台、1,200g台×2、1,100g台、キロ台~それ以下数本。
この内1,800g、1,700g、1,200g、キロ台、計4本がドライブシュリンプでの食わせたバスであり、これまでなら釣れていなかったはずのバスです。
このように濁りの中、、そしてニュートラル状態のバスでも、あのライブ感ある微波動だと凄く効くんだと痛感し、私の中の「濁り方程式(本来私では獲れないバス)」を見事なまでにいい意味で打ち崩してくれました。
スレたバスやニュートラル状態な状況でもドライブシュリンプなら私のような食わせ系の釣りが苦手な人間でも口を使わせる事ができる!
ドライブシュリンプさまさまな結果でした!

ドライブシュリンプの特徴として、このワームはエビが細い手足をせわしなく動かす様や、その時に発生しているであろう微波動を再現してます。
細身のボディですが、しっかり考えられたリブ構造。
各パーツがそれぞれ役割を果たしボディ全体で細かな極めて繊細な動きでスレたバス、また今回のようなニュートラルなバスに対しても口を使わせる事ができます。
リグの方もあらゆるリグにマッチできるので繊細な釣り全般に対応してくれます。
また今回のようにダウンショットやジカリグで使用する際、ワームの水中姿勢が水平に保てるように比重が調整されていますので、ジカリグを多用する私にとっては新たな武器となりました。
この動き詳しくはO.S.Pホームページ内にある、「川村光大郎君によるドライブシュリンプ実釣&解説映像」をご覧いただければ一目瞭然だと思います。
皆様も是非、この超ド級のライブ感がある「ドライブシュリンプ」の威力を体感してみてください!
ジグ03ハンツ+ドラクロ3″が特に効く季節in桧原湖
皆さんこんにちは。
僕のホームレイクである桧原湖では、例年通り"ハンツ"の季節が始まっています!
ディープレンジを攻略するのにはライトリグは欠かせないタックルですが・・・
ベイトタックルを使った釣りでビッグフィッシュを狙うなら絶対に"ハンツ"がオススメ!今年も詳しく解説させて頂きます。。。
秋の桧原湖
毎年この時期に良い思いをさせてもらっているのが"ハンツ+ドラクロ3"です!!
桧原湖の秋と言ったらコレに限ります。。。もちろん他のルアー・ワームでも釣れるのですが・・・
ハンツは何が違うのか??
それは釣れるサイズがグッドサイズなのと、バイトが気持ち良く当たってくれる事ですね!

現在の桧原湖のアベレージは30センチ前後(400~500g)ですが、ハンツにバイトしてくるバスの多くはそれよりも一回り大きいのが特徴です!
そして何よりも、バイトの瞬間が全く違います。。。
何の躊躇もなく食ってくるので、バスにとってはウチダザリガニにしか見えていないのだと思われます・・・。
思い切り呑み込んでいる時が多いし。。。気を抜いていると手首を痛める事も。
何の前触れもなく"ゴツン!"って食ってくるので気が抜けません!!これがまた病みつきになるんです(笑)

それではどんなエリアで使うのがベストなのか??
それは、ハードボトム・ハンプ・フラット・ミドル~ディープ・岬。
これらに当てはまるエリアならOKです!!どんどん使ってみて下さい。
桧原湖で言うなら、早稲沢・糠塚島周辺・こたか森・月島周辺・高圧ブイ周辺・京ヶ森・桜島周辺・・・等に実績があるようです。
次に使い方や重さのセレクトですが、基本的にはボトムをしっかり取って釣ります。
ズル引き・シェイク・ジャンプ・リフト&フォール・・・イメージはザリガニです!そうです、ハンツはザリガニになったと思って動かしてみましょう(笑)
そして僕の場合は使用する水深で重さを変えてやります。
・5mより浅いレンジは3.5g
・5m前後では5g
・6~7mを攻める時は7g
・7~8mでは9g(最近新しく追加になった重さですね)
・それより深い場所は11g
・キビキビとした動きを出したいときやリアクションで反応させたい時には14g
と使い分けています。
その他に風の強さやフォールスピードを変えたい時にも色々と使い分けしています。。。
例えば、ゆっくりとしたリフト&フォールにしか反応しない時、ボトムの高速ズル引きにしか反応しない時、様々なシチュエーションで使い分けると釣果に大きく差が出ますよ!
そして最後にカラーですが、僕の場合に基本は“地味な色”から投入していきます。
桧原湖はクリアレイクなので、アピール系のカラーよりはナチュラル系のカラーに軍配が上がる事が多いですね・・・。
その中でもお気に入りのカラーは・・・グリパン/チャートです。これはナチュラルなのかアピールなのかよく分かりませんが(笑)
なぜか平均して釣れるカラーです!トレーラーのカラーもそれに合わせるように、“グリーンパンプキン系”のカラーをチョイスすれば大丈夫でしょう!
今年の桧原湖の残りシーズンも僅かですが、これからがビッグフィッシュの季節です。。。是非ともお試しください!
O.S.Pプロスタッフ活躍の2012年
皆さんこんにちは!!
各カテゴリーのシリーズ戦も終盤を迎え、終えたところでは年間順位も発表されておりますが、とにかく今年のO.S.Pプロスタッフが頑張ってくれております。
いや~、やってくれましたね!鈴木隆之さんと草深さん。
すでにご存知の方も多いかと思いますが、鈴木隆之さんがJB桧原湖で年間1位。
草深さんもW.B.S.で年間1位。それ以外にも、山中湖の川上さんが、芦ノ湖の高原さんが、津久井湖では寺沢さんがNBCチャプターで優勝と、とにかくスゴイ!
この背景には、今期はドライブシリーズにECOワームが出たことも無関係ではない!・・・なんちゃって(笑)
いや、しかしホント、O.S.Pプロスタッフは強すぎです!取材で遠征の連続さて、僕はというと、バスワールド誌の取材にて四国でイヨケンと釣りをして、ルアーマガジン誌の「あの企画」で某山上湖に行って、来週からはロッド&リール誌のこれまた「あの企画」でまた遠征。
あちこちで釣りさせてもらってます。
取材で釣りには行っているものの、プライベートは前回のレポートでお話した小貝川以来ご無沙汰です。
本当は今頃、毎年小貝川でハイピッチャーが面白くなる頃なんですけどね。
行けるものなら今すぐ行きたい!で、ハイピッチャーもいいですけど、今、自分の中で最も熱いルアーがブレードジグとドライブシュリンプ!
(写真:ブレードジグでキャッチしたバスです!)

先日から釣りビジョンで放映されているバスギャラリー『オカッパリでビッグバス』でもこの2つが活躍してくれました。
ブレードジグは、トレーラーにドライブスティック4.5インチを付けて使うことが多いですが、イメージはベイトフィッシュです。
ハードプラグにはない、スカートが艶かしく揺れる「柔らかみのある動き」と、ドライブスティックのテールが絶妙なクロスを描いて反復する動きのコンビネーションは、究極のマッチングといってもいいほど!
霞水系のようなマッディでも、リザーバーバックウォーターのようなクリアウォーターでもグッドサイズを釣らせてくれています。
表層付近をヒョロヒョロと泳ぐベイトフィッシュになんて、この動きはかなり近いものがあると思いますが、浅いレンジを泳がせるには、エコモデルにある1/4oz.が素晴らしくいいです。
そういえば、ちょっと脱線ですが、先日はワーム禁止のレイクで釣りをしたところ、ドライブスティックのトレーラーがモロにマッチしている状況・・・
なんとかポークでドライブスティックに近い動きを出せないかと考えた結果、アンクルジョッシュのジャンボポークフロッグを2つに切ったものをタテ刺しにして使ったところ、これがなかなかに良く、実際に45cmを釣らせてくれました。
ちなみにビッグダディを同様に切ったものもいい動きしてましたよ。
もしワーム禁止のフィールドで釣りをされる際には試してみてはいかがでしょう??
ドライブシュリンプは、プロスタッフの皆さんに送ったところ、やはりというか、あの手のワームが効くフィールドでは炸裂しています!
しかも、小さいワームなのにデカイバスを!あの細かい高速バイブレーション。
バスにはたまらないようで、スローな誘いだけでなく、一瞬でリアクションバイトさせる釣り方においても極めて有効です。
7g前後のシンカーでのヘビーダウンショットは、特にサイトフィッシングでお勧めです。
(写真:ドライブシュリンプで!)

ラジオ「FM79.2フィッシングトレイン」
さて、話は飛びますが、先日はラジオの収録に行ってまいりました。
吉田遊さん&撃さん&ワールドスポーツ松井さんと釣りトークをしてきましたよ。

これまでも数回出させていただいているのですが、いつも盛り上がり過ぎて時間切れ・・・
しかし!なんと今回から30分に時間拡大ということで、今の霞水系を釣るためのキモや、秋ならではのスピナーベイト談義、ドライブシュリンプのお話などさせていただきました。
生放送ということで最初は緊張しましたが、釣りの話で盛り上がってしまうと全くカンケイなかったですね(笑)
来月は11/4にフィッシャーマン土浦店様でトークショーをやらせていただきます。
岡友成さんとの「エビ対決」だそうで。こちらもよろしくお願いします!今回はこんなところで。
たて・スト
めっきり涼しくなってきました。今回は夏にご紹介出来なかった結構ストロングなヤツをご紹介。
ベストマッチでよりタイトに
みなさんこんにちは。
暑い夏も終わりを告げ、桧原湖ではめっきり秋を感じるようになってきました。
今回は、JB桧原湖プロシリーズが開催している間はナイショにしていたパターンをご紹介します。
ナイショと言いましても、実際今年のプロシリーズではこのパターンで掛けたバスをウェインすることは出来ませんでしたが・・・・。
(前日に確認して小さいかな??と思って思わず掛けたらキロオーバーで見事プラキングだったり・・・まぁプロ戦のプレッシャーはハンパないって感じです。)
このパターン、数はガンガン出ませんがかなりのキッカーパターンです。
それはタテスト。
桧原湖のタテストと言えばティンバーにスタンプ。
以前はラージマウスのキッカーパターンとして確立していたストラクチャーですが、今回ご紹介するのはスモールマウスパターン。
同じストラクチャーでも、桧原湖ではラージとスモールが好むストラクチャーは大きく違います。
その大きな違いは高低差。
スモールは、縦移動が出来るストラクチャーを好み、その中層もしくは上にサスペンドする傾向が強くあります。
一方ラージマウスは、身を隠せるシェードが大きなストラクチャーを好み、ボトム付近につく傾向があります。
(最近はプレッシャーの為か、ラージも1つのストラクチャーに依存せず、複数のストラクチャーを回遊するパターンが増えてきましたね。)
つまりスモールの場合、狙いどころは縦に伸びたティンバー(立木や朽木)。
トップは水面から出てても、出てなくてもOKです。
さて、ここからがこのパターンのキモです。
桧原湖に来たらティンバー等のストラクチャーを狙うアングラーって、結構居ると思うんです。
でも狙いきれずに余計なプレッシャーを掛けるだけで終わってる方々がほとんどだと思うんですよね。
近づきすぎたり、ワンキャストで移動したり。
まずキャストする前に、離れた所からじっくり見てみて下さい。(一番目のキモ)
ジワっと茶色の影が見えたら100%スモールです。
この時相手に気づかれてなければ、まず間違いなく釣れます。
次に大切なのがアプローチとルアー。(二番目のキモ)
このティンバーにサスペンドしているスモールのメインベイトはエビや虫、そしてヨシノボリ等のボトム系ハゼ類。(ワカサギじゃありません)
ティンバーをじっくり観察すると小さい粒粒がびっしりくっついていて、ボートがぶつかった衝撃で煙のようにボワッと広がる様子を見たことがありませんか?
コレが上記したベイト達です。
スモールはコレ等のベイトを食ってますので、ストラクチャーに対し、よりベイトライクなルアーでのタイトなアプローチが有効になります。
ベイトライクなルアーは、勿論ドライブクローラーがベストマッチ。
(写真:特にベストマッチなのがドラクラです。)

ノーシンカーでも飛距離がかせげますし、何よりもフォール時の自発的微波動が、エビやハゼ類がストラクチャーから離れてスーッと沈んでいくのを見事に再現してくれます。
私が良く使うのは、このドライブクローラーのノーシンカーと、ネイルシンカーをインサートしたネイルリグ。
それと軽めのシンカーをつけたショートリーダーのダウンショット。(バスの好むフォールスピードに合わせる為)
これをティンバーが水面から出ていれば、出ている部分にぶつけるか、乗せてから水面に落としてよりタイトに狙っています。
最後はよりタイトに。(三番目のキモ)
フォールで食わない場合、よりタイトなアプローチが有効になります。
それはリグをティンバーに這わせる事。
ボトムまでフォールさせて食わない時、そのままピックアップするのではなく軽くストラクチャーに絡めてスローにズル引きます。
一発で根掛かりしそうですが、神経を集中してタイトにピッタリ引いてくればラインが常にストラクチァーに接していますので、フックが暴れず常に外を向いて思ったほど根掛かりしません。(あくまで神経を集中してですが)
ここまでやって食わない場合の最終手段は、以前ご紹介したシンクロの高速引き。
バスがサスペンドしているレンジを高速でピックアップする事で、ニュートラル状態のスモールにスイッチを入れちゃいます。
水深のあるタテストについているスモールの場合、そこから大きく移動するってあんまりないと思います。
なぜならそこがそのスモールの一等地で、テリトリーだからです。
写真のスモールもサイトで確認し、バスに気づかれて沈んでしまった後にディスタンスを取ってタイトにアプローチ。
バイトさせました。
プレッシャーによりバスのポジションが変わったとしても、アプローチとベストマッチなルアーを使うことにより、ビックバスをバイトに持ち込めますので、是非来シーズン狙って見て下さい。(くれぐれもロストしたルアーをストラクチャーに残さないよう気をつけてです)
(写真:ジグ04シンクロで)

回っているやつには
前出したストラクチャー周りを回遊してるバスには、やはり巻物が有効です。
桧原湖の定番と言えばハイピッチャーとブリッツですが、プレッシャーでちょいと深めのウィードやストラクチャーの周りを回遊し始めたバスにお勧めなのがブレードジグ。
スピナーベイトのように派手すぎず、クランクよりもウィードエリアをストレスなく引けるのがブレードジグです。
巻物は信じて引き続ける事が大切。
ゴンッとひったくられる瞬間がたまりませんよ~。
(写真:ブレードジグでキャッチしたラージ)
NBCチャプター山中湖第二参戦レポート
暑く長かった夏も落ち着き、すっかり秋めいてきました、私の通う山中湖では水温も徐々に低下し、秋特有のターンオーバーが始まりました。
そんな状況の中で開催されたNBCチャプター山中湖第二の第3戦で、優勝する事が出来ました!
9/23(日)開催のNBCチャプター山中湖第二の第3戦で優勝!
プラクティスではシャロー~ディープまで、あらゆるレンジをチェックしましたが、5~6m付近のベイトフィッシュの群れに付くバスや、同水深のウィードエリアでキャッチするバスは比較的コンディションも良く、ウエイトが望める個体でした。
しかし回遊性が強く、試合で再現出来るか??が懸念されましたが、試合でのメインパターンと決めプラを終えました。
試合当日は、前日の深夜から降り出した秋雨で朝の気温は13度と低下していました。
しかし水温の著しい低下は見られず、比較的安定している印象を受けました。
その為、ローライトコンディションを考慮し、バスの活性は高くプラクティスの状況とは大きく変化していないと判断し、考えていた戦略に微調整を加え試合に臨みました。
今回は2パターンのバスを狙いました。
1つ目は、5~6mラインのフラットで公魚(ワカサギ)の群れに付くバスです。
このバスはベイトフィッシュと共に回遊し捕食しているバスで、天候でレンジを変えるベイトの泳層に合せてバスの居所も変化します。
今回は終日雨で、ベイトフィッシュが湖底より浮いている為、ルアーをトレースするレンジを微調整し攻める事としました。
使うルアーは、ドライブクローラー4.5in(ライトグリパン・ブルー&ペッパー)のネコリグで1/32oz.のネイルシンカーを挿入し、ロッドにシェイクを入れ湖底より浮かせ、バスの居る層へとレンジコントロールします。
早速ドライブクローラーを投入し、ベイトフィッシュの群れにいい感じでドライブクローラーがリンクした瞬間バイトがあり、1本目のバスをキャッチする事が出来ました。
しかし、キャッチしたバスは意外にも小型の500gでした。
でもそのバスは、ベイトフィッシュをたらふく捕食しコンディションの良い魚体でした。
その為、攻め方としては間違っていないと判断し、釣りを再開し直後に連続バイト!!
フッキングと共に走り出し、慎重なやり取りの末に取り込んだバスはキロUPのナイスなバスでした。
その後、沈黙が続きやがてベイトフィッシュの姿も消えた事から、ポイントを移動し別のパターンを試す事にしました。
(写真:ベイトの群れに付くバスをドライブクローラー4.5"で攻略)

2つ目は地形+ウィードエリアでのクランキングです。
狙うポイントは水深5~6mの沖に位置する水中台地で、トップ周辺にはウィードパッチが点在します。
そのウィードパッチにベイトフィッシュがリンクするタイミングでは、クランクベイトが有効でウィードパッチの中や上部をクランクのタイプを使い分け攻めます。
このポイントは多くの選手が目をつけている事が予想された為、メインのポイントからは外していましたが、意外にも先行者の姿は無く、狙いのスポットに入る事が出来ました。
まずは、潜行深度の高いクランクでウィードパッチを直撃しウィードの中をタイトに狙います。
しかし、ベイトフィッシュの姿が無いせいか?バスの反応がありません。
エレキで小移動しボートポジションを調整すると、ベイトフィッシュの群れがいい感じで差して来ています。
ここのスポットでもベイトフィッシュの群れは浮き気味で、4m付近のウィードの上部を回遊しています。
ここで、潜行深度を考慮しブリッツEX-DRにチェンジし、ウィード上部をかすめる様にトレースします。
すると強烈なバイトがあり、散々走られバラシに注意しながら取り込んだバスは1,500gのキッカーでした。
(写真:ブリッツEX-DRで捕獲したキッカー。EX-DRはコンパクトボディーのナチュラルアクションで、スレバスも一撃です。)

その後入替えを狙い、キャストを続けましたが、残念ながらタイムUP。
500gの小型を入れ替える事無く帰着時間となりました。
検量でのウエイトはキッカーが効き、意外にも2,945gもありました。
優勝は無いだろうと5位からのコールで緊張しながら待っていると4位、3位まで名前が呼ばれません。
2位で他選手の名前がコールされた瞬間は、思わずガッツポーズが出てしました。
あまりの気温の低さと、強雨でズブ濡れになり、ガタガタ震えながらの試合展開でしたが、優勝のコールと共に全て吹き飛びました。
今回もO.S.Pルアーに助けられ、良い結果を残す事が出来ました。
秋は横方向のルアーで
水温も20度近くまで下がり、ここにきてやっとではありますが、横方向のルアーへの反応も上がってきました!!
日によってはかなりの好反応を示す日も多くなっていますが、日に日に当たりルアーが違うのもこの時期の特徴であります。
秋を前にしてブレードジグに新色として追加されたブレードジグの「サンセットレッド」。
実はこのカラー、昨年からラインナップに熱望していたカラーでした。
特に濁りが入った状況の日中などは有効で、ブラックほどはシルエットが強くないですが、濁った水にも嫌味なくアピールしながらも馴染んでくれるので、どの季節においても多用するカラーであります。
「赤は春に効く」と言われますますが、個人的には水温上昇に伴い、水質が冬のクリアな水質から少しずつ変わってくる状況で非常に効果があるように感じています。
春限定にしておくのはかなりもったいないカラーですよ!!
(写真:ブレードジグのサンセットレッドでキャッチ。ブリッツの同系色、サンセットタイガーでは48cmを!!)

話を戻し、今年の旧吉はウィードが少なかった事もあり、やはりシャローカバーがずっと良かったように思います。
ドシャローにはグットサイズのバスが多く確認できていました。
カバーにサスペンドしたバスにはスピンテールフロッグが効果的で、ドシャローのカバーに潜んだバスにはドライブクローラー4.5インチで、0.6~1.3gと軽めのウエイトでのジグヘッドワッキーが鉄板!
本当に正確に打ち込めばほとんど釣れる状態でした。(今現在もですが)
これから水温が下がり始め、バスが広範囲に散り始めるとファーストムービング系が強くなりますので、手早くその日の状況をサーチしていくのがいい釣果へ結びつくかと思います!!
(写真:ドライブクローラーのジグヘッドワッキーは効果絶大です。)

そして秋のマンメイド系ストラクチャーの攻略にはドライブクロー3"と、新発売となったドライブシュリンプのヘビダンはヤバいですよ。
ドライブクローは昨年も安定して釣れていましたし、今年も夏前から安定して釣れています。
ドラクロ3"は旧吉ではスペシャルです!
ドライブシュリンプはスリムボディーでフォールアクションもハイピッチでタイト。
フォール後も水平姿勢をキープしていますのでタフな条件化で誘いを必要とする時などはかなり重宝するワームに仕上がってます。
しかも待ちに待った食わせに特化したネオン系カラーもついにラインナップされるので、厳寒期などはマストですね。
少しずつ厳しい時期になってきますがハード、ソフトをうまく使い分けていい釣果に繋げてください!!
※釣果レポートはこちらでも随時更新しております。
浦川正則ブログ (写真:ドライブシュリンプやドラクロのヘビダンは反則ですね!写真一番上とその下は、ドラシュリで仕留めた53cmです。)
(写真:写真下から2つ目も50UPの51cmでルアーは秋に欠かせないブリッツMR。そして、ジグ04シンクロ+ドラクロでグッドコンディションの45UP!!)

秋めいた雰囲気のなかバスの状態も秋に近づいてきました
皆さんこんにちは、和歌山の辻井です。
9月も後半ともなると朝夕はすっかり秋めいて、それと共にバスの状態も秋めいた雰囲気を感じ始めます。
秋めいた雰囲気には・・・
秋と言えばパターンは多岐にわたり、正解が一つとは言い切れません。
そんな中から今回は、バズベイト「02ビート」の釣りを紹介します。
真夏のピークが過ぎ水温が下がり始めるに連れてバスのレンジはやや下がり、逆にベイトフィッシュが表層に固まる事が増えてきます。
このベイトフィッシュがフィーディングシャローに乗るような条件下では、トップウォーターの釣りが非常に強くなる事があります。
正に「食欲の秋」って感じで、適水温になるとバスもエサを食べたいわけです。
この際、バスとベイトのレンジがやや離れてしまうと、ベイトフィッシュが水面を覆うかのような状況においても通常のトップウォータープラグではアピール不足となりバイトが出ない事が多いです。
このような条件下で出番となるのがO.S.Pバズ02ビート(以下02ビート)。
(写真:左上より48cm、45cm、40cmとグッドコンディションのバスをキャッチ!)

極めてアピール力の強いバズベイトです。
まず耳にするのは真鍮製の甲高いクラッカー音でしょうか。
初めて使った時には「こんなんアリ??」と感じた程の最大級の音量でした。
真鍮製のクラッカーだけじゃなく、重量感のある大型ペラによる大音量ですね。
更にこの大型のペラによる水面の攪拌能力は大きな飛沫音と共に排泡します。
ルアーによる直接的なバスへのアピールに加え、水面を強く攪拌する事でベイトフィッシュが飛び散るように逃げ惑うとレンジを落としたバスもさぞや気になる事でしょう。
キースポットを外したような場所でバイトが頻発するのは、ルアーとバスとの距離が離れているからこそで、それだけ遠くのバスを引っ張り出す力の強いルアーである証明なのです。
通常これ程までのアピールを備えてしまうと著しく使用感の悪いバズになってしまいますが、抜群の使用感をもたらしているのは後方重心ヘッドによるキャスタビリティと、クラッカーによる直進性によるものです。
これにより狙ったスポットから意図したリトリーブコースをトレースできます。
似たような条件下で強くなる釣りにバジンクランクがあります。
今回のケースによるバズとバジンクランクの使い分けとしまして、ベイトフィッシュの量やバスのポジション、水面の様子・・・等様々な要因はありますが、ベイトフィッシュがより一箇所に集中するような条件下では02ビート、やや広い範囲のケースではバジンクランクを使うことが多いです。
しかしながら、今回の実釣ではバジンクランクかな・・・と、自信を持って投げ始めたのですがミスバイトのみでうまく釣る事が出来ませんでした。
そこで02ビートを投げたらドッカンドッカン!!
また一つ私の経験則が崩れてしまいました。
02ビートとバジンクランク、私ももっと理解度を深めないといけませんね。
今回のレポートを書くにあたり、そう感じさせられた新しい経験でした。
本当に一筋縄でいかないのがバス釣りで、こういう経験からのステップが楽しくて仕方ありません。
皆さんも是非双方の差を体験してみて下さい!
また、夏の残り香としてドライブスティック6インチノーシンカー&ベントミノーによる50UP。
フローティング阿修羅、ハイピッチャー、ミドルレンジの03ハンツ9~14g+アクショントレーラー、ドライブクローラー6.5インチノーシンカーリグにそれぞれグッドサイズが多数釣れています。
これから秋が深まると更に多種のルアーが有効になってきます!
次の1匹はどんなルアーに飛び出すでしょうか?
(写真:左上より、ドライブスティック6"のスプレイドグラスでキャッチした52cm。その右が、ドライブクローラー6.5"でキャッチしたものです。)
(写真下の左右:45cm前後のナイスコンディションをハイピッチャー5/16oz.DWのスパークホワイトチャートで!)

今回紹介しましたバズ02BEATに使うタックルです。
rod:Fenwick Bankmaster 62M
reel:TD-Z
line:FCスナイパー 10lb.
クランクや他のトップウォーター、ドライブスティックノーシンカーと兼用で。
バズベイトはスピナーベイトとは違ってスナップを使う事もできるので便利ですが、ライントラブルがやや増えますので気を付けましょう。
そしてペラは刃物です。
不意のブレイクを避けるようにフロロカーボンラインを使うようにしましょう。
(写真:左上が55cmのビッグバスをベントミノー86Fで。その右が阿修羅Fでキャッチした47cm。)
(写真:左下が03ハンツ11g+アクショントレーラー、右下が03ハンツ14g+アクショントレーラーで!)
ウィードが少ない
今年の琵琶湖はウィードが少ないと言われていますが、少ないながらの釣りを今回のレポートで紹介したいと思います。
「今年はウィードが少ない・・・」
琵琶湖に通われているアングラーなら何度も聞いたフレーズだと思います。
実際、ここ数年と比べると格段にウィードが少なくっていて、場所選びやルアー選択で途方に暮れることがあると思います。
ですが、裏を返せば、例年通りに釣ろうとするのではなく、今年の状況にアジャストさせれば、バス自体が少なくなったワケではないのでちゃんと釣ることが出来るはずです。
というワケで、9月現在のぼくのアジャスト方法を紹介すると・・・
ウィードが「少ない!」ですべてを片づけてしまうのでなく、「少なくても多い場所」を見つけるようにします。
で、そのときは「浅いレンジのカナダモ」に注目してください。
実は「浅いレンジ」2m前後には、場所によってはかなりの量の「カナダモ」が生えていて、暑い8月にその中に身を潜めていたバスやブルーギルがいるのです。
そして、そんなバスやブルーギルが水温が下がりだした9月に、カナダモの上に出てきてフィーディングを行ったりするのです。
ハナから「ウィードが少ない」「だから釣れない」なんて想いでいたら、こういったことに気が付くことなく、ウィードの少ない場所で、「去年まで」のウィード山盛り状態の釣りをして「あ~釣れない」なんてことなってしまうワケです。
ということで、浅い2m前後のレンジにあるカナダモではどんなルアーを使用するのか??
ぼくは「ブレードジグ3/8oz.」を使っています。

理由は定かではありませんが、そういった場所で効果のありそうなスピナーベイトやバイブレーションはあまり反応がなく、「ブレードジグ3/8oz.」にアタリが集中するのです。
しかも、かなりの高速でリトリーブするのがよろしいらしく、カナダモの中から高速で泳ぐブレードジグにアタックするバスを目視することができますよ。
きっとカナダモの上をエスケイプしながら泳ぐブルーギルに見えているのかもしれませんね。
そんなことで、今年の9月は異常なまでに「ブレードジ3/8oz.」に反応があるので、ぜひとも琵琶湖釣行の際はお持ちくださいね。
で、この釣り方はカナダモが減少しだす10月末頃まで有効じゃないかと、ぼくはにらんでいます。

琵琶湖バスフィッシングガイド奥村哲史オフィシャルサイト
<リンクは
こちら>
i-Waverの釣れるヒミツ
朝晩は涼しさを感じることも多くなり、秋の気配を感じるようになりました。
今回はO.S.P初のi字系ルアー「i-Waver」の釣れるヒミツを徹底解説したいと思います。
ここ数年のフィールド状況
ここ数年、レンタルボートの整ったフィールドの人の多さは慢性的で、その傾向は、魚のコンディションが良い場所やアクセスしやすいフィールドほど顕著といえます。
私がよく行く関東圏のフィールドは、平日であっても休日と勘違いする程の人手であり、人為的プレッシャーは常に高い状態です。
常にそのような状態なので、逆にプレッシャーは気にする要素で無くなっているほどです。
一方で、そんな人の多いフィールドほど、釣果情報を多く見聞きするものです。
特にネットを中心とした情報網はよりタイムリーで詳細な状況を伝えてくれます。
便利である反面、釣れてるフィールド、エリア、ルアー、タイミングまでもが誰でも解ってしまうため、バスが良い状態でルアーを追っていても、短命なパターンに終わることや、バスがシビアにルアーを選ぶ状況に収束していきがちです。
すなわち、「人が多いほど、より多くの情報を生み出し、更に人を呼ぶ」と言えるでしょう。
実際には、バスのやる気があっても非常にセレクティブになってしまい、「もうちょっとの所でルアーを見切る」ことや、「ハナから無視される」ことが多発するようになります。
「セレクティブになる」と言うことは、「実際のベイトとルアーとの違い」を見分けているということです。
バスがルアーを見切る要因として挙げられることは、ルアーのサイズ、ボリューム感、カラー、アクション、スピード、匂い等が挙げられます。
通常これらの要因はバスがベイトを捕らえる際に、「バスが頼りとする刺激」になっているものでもあります。
通常のルアーチョイスにおいても、この要素を的確に捉えたルアー選択を行うことで、より釣果を伸ばすことが可能になります。
「このカラーが抜群に効く」だとか、「速巻きに変えたら連発した」とかは、まさにこういったことでしょう!!
しかし、繰り返しルアーが近くを通ったり、実際に釣られることによって、バスが極度のセレクティブ状態に陥ってしまうと、バスの反応する要因の幅が狭まり、よりシビアになると言えます。
このような状況下では、プラグであればリップによるアクション、ロッドワークによるイレギュラーなアクションさえも、バスが「実際のベイトとはかけ離れたモノ」と認識していきます。
特にバスのスイッチが入るきっかけとなる、ベイトが逃げる瞬間の加速力や逃げ回る軌道はルアーでは到底再現出来ないものです。
そこで「ルアー的なアクションがバスに見切られるなら、ルアー的なアクションを無くしてしまえばよい」と言うワケ!
そこで、「i-Waver」の登場です。
(写真:関東でマッディーレイクとしてメジャーな印旛沼でキャッチした52cm。使いどころさえ合えば、フィールド問わず釣果をもたらしてくれます。)
バスを釣る為の構造
i字系ルアーの狙うところは、「バスが見切る要素をいっさい排除する」であると言えます。
つまりアクションの違いで見切ることをさせず、「気になるが見切れない状況」を作り出し、追尾した末にバイトしてしまうという具合です。
理想の引き方は、出来る限り一定スピードで、ルアーのボディがブレないように引くことがバスの関心を最大限高めることになります。
しかし人間側は一定速度で巻いているつもりでも、バス目線では細かなロールやリーリングによるテールのブレはどうしても起きてしまうことです。
この問題を解決するのがi-Waverの特徴であるジョイント構造。
ジョイント構造は本来、ハードボディに関節をつけることで動きを艶めかしく魅せることが狙いですが、i-Waverのジョイントボディの狙いはむしろその逆で「動かさないためのジョイント」なのです。
リーリングのブレや波風がラインを引っ張ることによる不自然な動きを、ジョイント部分が吸収することでボディ後方に伝えない働きをし、バスから見た不自然な動きを抑える効果を発揮します。
とはいえ、ラインテンションを一定に保って巻くことや、ロッドポジションを定位置に保持することは重要なことであります。
そしてi字系ルアーの宿命として、最後の最後に追尾して食うかどうかが一番の難しさ。
そこで最大の特徴であるi-Waverに搭載された超繊細な極細テールヘアーの効果は絶大であります。
デッドスロー引きでも小魚が艶めかしく水をゆっくり蹴るような微細なアクションを生み出し、思わず口を使わせることが可能です。
その証明として、ギルがテールをついばみ、引き込むことの多さが挙げられます。
その頻度は匂い付きワームを使っている時と変わらないほど。躊躇なく追ってきて引き込む様子を見ていると、明らかにギルが何らかの生命体として判断しているとしか考えられません。
またバスのバイトの仕方は様々ですが、追尾して食う時ほど、軽く咥えることが多くなります。
この為にミスバイトやバラシが多くなるのもi字系ルアーの宿命とも言えます。
トリプルフックは通常しっかり誘えるテールヘアーがあった上でルアーサイズを考慮すると、フック数は1つになりがち。
しかしi-Waverはトリプルフックが2個搭載され、小さなバイトも取りこぼしなくフッキングに持ち込めます。
当然フェザーやフックの絡みを最大限排除した設定となっています。
(写真:桧原湖での釣行でも。)

i-Waverのバリエーション、SSSとF
さて、SSS(スーパースローシンキング)に加え、今回新しくフローティングバージョンが発売となりました。
浮いているモノに興味を示す時や止めていないと見切る時、ラインの存在を激しく嫌う時など私がどうしても欲しかったタイプです。ボディー内のウエイト配置も、フロント部分が頭下がりになるようなバランス。これは水を掴みやすくすることで移動距離を抑えられる設定です。
またこの設定はi字系でありながらちょっとダイブさせたり、波紋を立たせバスに気づかせる小技も可能です。
更にテールヘアーの量はSSSの2倍となり、水面で完全に止めていても常に艶めかしい繊細な動きで誘い続けます。
この効果は細かなパーツの付いたワームをボトムで止めていても、わずかにパーツが動きバイトを誘えるのと同じことで、他のプラグにはない特筆すべき性能と言えます。
使うロケーションは水がクリアであまり波立っていない時がベストなのはもちろん、SSSと同じように、何をやっても反応が無い時や、激しくボイルしているのにルアーだけ食わない時などが有効です。
何時でも使える万能なルアーでない反面、これでしか反応しないという状況があるのも事実。
最初はi字系ルアー特有の使い心地の無さに半信半疑になるかもしれませんが、独特のチェイスやバイトの仕方は病みつきになるはずです。是非お試し下さい。
(写真:i-Waverだからこそ捕れる魚がいるはずです。ぜひ、試してみて下さい。)
毎年9月恒例「小貝川」釣行で・・・
こんにちは、川村です。
先日の休みには毎年9月恒例、一年で一番楽しみにしているといっても過言ではない小貝川に行ってきました。
前々日にけっこうな雨が降ったため、流れはかなり速く、水も泥が舞うほど濁っていましたが、こうなるとブッシュなどのカバー、もしくは流れ裏の反転流に狙いを絞り込めるため、むしろよく釣れたりします。
しかし釣り方はちょっと限られてしまって、カバーの中に放り込めるテキサスリグとカバージグの独壇場にはなってしまいますが。
で、ウキウキで乗り込んだ実釣ですが、これが以外にも釣れない・・・。
といっても、毎年この時期の小貝は2人で50本とか釣れていたので、それに比べれば、ですが。
「バスがいない」と感じるほど。それでも2人で12本、45アップも2本出ましたから、普通であれば全然悪くないんですけどね。
(写真上段:小貝川でドライブクローは定番ベイト。ザリが出てくればもっと釣れるはず!)
(写真左下:ドライブクローではライギョも釣れました。スイミングさせてきたら追いかけてきて「バクッ!」)
(写真右下:ドライブクローは3inと4inがメイン。こちらは4inで。)

釣れるときは「落ちパク」で居れば食ってる感じだけに、今年の小貝、魚影が心配です。
減水期名物のザリも見ませんでしたし・・・近いうちにまた行きたいと思います。
で、この日の釣果はチューブワームとドライブクローのテキサスリグ。
この2つはカバーの密度とアピール力で使い分けますが、この日は使ってみたかったチューブワームがあって、ヘビーなブッシュの真上からリグを放り込むような使い方においては、チューブのスリ抜けの良さはあらためて素晴らしい!!
そしてドライブクローはもはや小貝川でも定番ベイトで、数を釣るにしてもサイズを狙うにしても毎年活躍してくれています。
小貝はザリがメインベイトであることも大きいですが、込み入ったブッシュカバーに潜むバスへのアピール力(フォールバイトの多さが物語ります)。
オーバーハング下のシェードなど、岸際やカバーの中から離れたところにいるバスもパタパタスイミングで拾っていける便利さ。
ちなみに、キツいカバーを攻めるとき、スナッグレス性能を高めるには、ドラクロを裏返しにフックセットし、フックポイントをスリットの中で埋め込むといいですよ。
さて、話は変わって霞のW.B.S.プロトーナメント。
最終戦を前にして、年間トップはO.S.P社員の草深さんで、2位がプロスタッフの橋本タクヤさんでした。
僕は草深さんのプラクティスに同船させてもらいましたが、年間1位に向けて視界は良好に感じました。
(写真上;こちらは草深さんとのカスミで。ドライブクロー4inのヘビキャロで。)
(写真中段左:3デイズでも活躍したジグスピナー+ドライブスティック4.5inでキーパーサイズ。)
(写真中段右:草深さんもグッドサイズをキャッチ!!)
(写真下段:ブレードジグ+ドライブスティック4.5inではキロオーバーがヒット!)

このレポートが更新されているときにはその結果も出ていることと思いますが、W.B.S.の年間1位獲得を目指して時間とお金を費やし、地道な努力をしてきたことを知る身としては、他人事でいられない身が引きしまる思いです。
それでは今回はこんなところで失礼します。あ~ドキドキする!
(写真上:プラクティス中、タクヤさんに遭遇。)
(写真下:どちらが勝つか。それとも??最終戦は2デイ、どうなるか分かりません。)
ブレードジグの使用法
こんにちは、香川の坂本です。
今回はブレードジグについて私なりの使い方、有効だった例などを交えてお伝えしたいと思います。
必ず釣り場に持って行くルアー「ブレードジグ」
ブレードジグは発売当初からO.S.Pホームページ内での『今週のグッジョブ』や、雑誌等の釣果報告において各地で猛威を振るったルアーではないでしょうか??
今となっては多くのアングラーが、必ず釣り場に持って行くルアーの一つになっているのではないでしょうか?
実は私もその中の一人でして、必ずブレードジグタックルは常に用意し、今となっては無くてはならないルアーとなっております。
そんなブレードジグの最近有効だった使い方として・・・。
我が四国も最近まではゲリラ雷雨や集中豪雨と、まぁとにかく雨が多く、川やダムなど濁りが取れかかるとまた大雨で、また土茶濁り。
そんな繰り返しで、濁りの中での釣りをする日が非常にに多かったのです。
濁りでの釣りとなると、私の釣りはカバー狙いがメインとなり、そのカバー攻めにおいて、ゼロワンジグ、テキサスリグ、そしてブレードジグ、これらがメインルアーとなります。
濁ったことでカバーにタイトについているバスに対しては、基本的にはジグやテキサスリグを落とし込む「縦の動き」で釣っていきますが、この縦の動きでは反応しないバスと言うのが存在します。
そこで横方向に探れつつ濁りにも強いブレードジグの登場です!

ひとしきりジグやテキサスリグでカバーやブッシュを撃った後、「ここぞ!!」と言う箇所においてはもう一度入り直し、今度はブレードジグでカバーやブッシュの際をタイトに通します。
するとジグやテキサスリグでは反応なかった箇所から「スドーン!!」と出て来る場合があり、今まで逃していたバスを獲ることが出来ます。

ブレードジグの横の動き
この釣り方のアプローチ方法ですが、私の場合、ブレードジグをほぼラバージグ感覚で扱い、キャストもほとんどピッチングで撃っていきます。
着水後もリールをほとんど巻く事なく、ロッドを立ててカーブフォール状態で泳がすという方法です。
バイトが多いのは着水から1m以内。ここが勝負ですね。
濁った状態になると、本来ならバスの目の前にルアーを落としてやらないと気付いてもらえない場合が多いのですが、ブレードジグにはバスを引き出す強い力がありますので、そんな濁った状態であっても横の動きで食わせられる数少ないルアーです。
その特性を活かし、ジグを撃った後のフォローとして私は横の動きを入れていきます。
そもそもこの釣り方をやりはじめたきっかけとしては、・・・皆さん、カバーやブッシュを撃っていて、回収時にバスが追いかけて来た経験ありませんか?
私もそれがよくあり、丁寧に撃ってるつもりでも回収時に追いかけて来る・・・それがきっかけとなり、意図的にその「追いかけ」「エスケープアクション」を作り出す方法として、ラバージグよりハイアピールなブレードジグを使用するという事です。
ちなみにトレーラーはドライブスティック4.5インチやシャッドテールタイプなどを時と場合で使い分けてます。
これから秋になるにつれて、ますますブレードジグの活躍場が多くなってきますので、皆さんもブレードジグを、色々な使い方で試してみてはいかがでしょうか?
時折、秋を感じさせる涼しい風が・・・
日中はまだ茹だるように暑い日が続きますが、夜はだいぶ涼しくなってまいりました。
また、日によっては秋を感じさせる涼しい風が吹く日もありますね。
釣りには釣りビジョン「バスギャラリー」のロケで広島のリザーバーバックウォーターと、あとは高滝湖へと行ってまいりました。
今年の夏は雨が少ないですね・・・霞水系もそうですが、今年の陸っぱりでどこに行っても悩まされるのが「減水」です。
水量がないとバスが陸っぱりの射程範囲に入ってこなかったり(岸沿いやバックウォーターが浅すぎてバスが上がってこない)。
居てくれている少ないバスには極度のフィッシングプレッシャーがかかってしまい、食わせるのもタイヘンです。
バスがやたら怯えきってしまうと、「エサですよ~、食べてくださいな」なんてアプローチが効かなくなります。
特にスレきったバス相手のサイトフィッシングなんて、人影に気づかれた時点でまずエサとして見てくれないですし、それ以前に、わずかな着水音やラインの水切りでバスはサ~ッと逃げていってしまう・・・見えるバスみんながこんな感じだとさすがにツラいものがありますね。
でも今年は行く先々でそんな感じなんです。
で、そんなバス相手にどうにかこうにか口を使わせることができた方法が、ひとつは前回のレポートで紹介したドライブスティック3.5インチによる「フィネスバックスライド」。
もうひとつは、ドライブシュリンプを使ったショートヘビーダウンショットリグによるリアクション一発勝負でした。
フィネスバックスライドに関しては前回のレポートを参照にしていただければと思いますが、フニャフニャと自発的に動きながら、しかもアングラーとは逆方向バックスライドしてくれることが、バスに警戒心を与えないという意味で大きなアドバンテージになります。
リアクションダウンショットでの使用ワームは、僕の中ではこれまでドライブクロー2インチがあればOKと感じていましたが、ドライブシュリンプを使い出してからは、ドラクロのアピーリーなアクションとは違った、ボディを微振動させる繊細な動きには反応するバスがいることを知りました。
広島のロケでも、木の下のシェードに居ることは居てもどうにも口を使ってくれなかったバスが、シュリンプに換えたら一発で食ってきたケースも。
その様子は是非9月26日(水)初回放映のバスギャラリーを見ていただきたいです!!
ちなみに、使用するシンカーウエイトは5~7gといったところで、スピーディーなフォールでバスの口元へダイレクトに落とし込みます。
さて、ここからより秋らしくなってきてからのお勧めアイテムですが、スピーディーに探れつつもワーム的なエサっぽさも持つブレードジグは常備してソンはないハズ。
ちょっと深めに落ちたバスにボトム付近をスローリトリーブなんて効きそうですね。
流れのあるフィールドでは3/8oz.が使いやすいですが、霞水系のようなシャローフィールドではエコモデルにある1/4oz.が丁度良いですよ。
(写真上段左:こちら釣りビジョン『バスギャラリー』での一発!さらなるデカバスも登場します!)
(写真上段右:ドライブシュリンプのO.S.P動画のロケでの一発!!これまたデカバスです。ちなみに9月中頃にはドライブシュリンプの解説動画を公開予定ですので製品の発売と同時にお楽しみに!)
(写真下段:ちょっと分かり難いですが、ブレードジグ+ドライブスティック4.5in.を丸呑み!!)

そしてボートであれば、ブリッツEX-DRは相当便利で釣れるルアーだと思います。
何たって、ディープクランク用の専用タックルがなくとも、シャロークランクなんかを使っていたMLクラスのロッドで問題なく使えてしまうところがイイ。(引き抵抗がディープクランクとは思えないほど軽いため)
昨年も秋に、シャロークランク用のグラスロッド(ブラックレーベルFM661MLFB)で使って5~6連発した日がありましたし、今年もスティーズブリッツ(低弾性カーボン素材のMLパワー)にパッと付け替えて3連発など、「ちょっと深めを広範囲に探りたい」なんてときには、勝負も早いしとってもラクチンです。
(写真:ブリッツEX-DRで私も草深さんもグッドサイズ連発です。)

それと、話は飛んでしまうのですが、今年のW.B.S.プロトーナメントも残すは最終戦のみとなったところで、年間1位はO.S.P社員の草深さん!!
そして先日の第4戦で3位入賞し年間成績もググッと2位まで迫ってきたのがO.S.Pプロスタッフの橋本卓哉さん!!
社員 VS プロスタッフ、最終戦はこの2人の一騎打ちの様相ですが最終戦は2DAYですから何が起こるか分かりません。
草深さんは、「最終戦も優勝を狙って全力でいくのみ」とのこと。
果たしてどちらが勝つのか??それとも・・・?
最終戦がとっても楽しみです。
最後にイベントのお礼を8/18のキャスティング市原店様でのトークショーに来てくださった皆様、ありがとうございました。
茂手木さんのトップ50ウイニングトークに、オリキンも駆けつけ(ほぼ最後だけでしたが)とっても賑やかなイベントでした。
今年はまだあと2回ほどイベントの予定がありますので、また近くなりましたら告知させていただきたいと思います。
それと、日頃お世話になっているサスペンドの小松さんが、旧吉野川で釣り大会を開かれるそうです。
お近くの方、是非参加してみてはいかがでしょうか??今回はこんなところで失礼します!!
写真提供:キャスティング様(写真上:市原店様での集合写真!)
(写真下:サスペンド小松さんの釣り大会要項です)
秋の季節を感じながら・・・
朝夕は秋への季節の移行を少しずつ感じられるようになってきました。
しかし日中はまだまだ残暑厳しい日々・・・バスもなかなか手ごわいですね・・・。
i-Waver74Fの実釣レポート
さて、私の手元に間もなく発売の「i-waver74フローティング」のサンプルが届きました。
なかなか厳しいこの高水温な時期だけに、少しでも水質が綺麗で流れがあるエリアなどを中心に早速フィールドへ。
まずフローティングになった為、タダ巻きによるV字の軌跡を残しながらのi字引き。
軽量なルアーではあるものの、スローシンキングタイプより若干ではあるがヘッド部が下がり気味の姿勢となっている為、風で流されにくくされていて使いやすい。
一撃で仕留めたいピンスポット攻略には、高い効果を発揮してくれると思います。
(写真:スローリトリーブでキャッチした48cm)

またテール部の特殊繊維ヘアーがSSSタイプに比べ多め(2倍)にされており、この時期多様する水面ピクピク使いにも艶かしい動きが更に増していい感じです!!
この使い方ではジョイントボディであるために、シェイクではボディがフラッシングしてくれるので、小さなルアーではあるものの、魚を浮かせる効果は特殊繊維ヘアーの効果と相まって更に高まっているかと思います。
流れがあるエリアなどはドリフトで送り込んだり、ピンスポットでは細かくシェイクで誘い出したり、プレッシャーの高いエリアでは放置してみたりと、色々な使い方も出来るし、集魚力は五十嵐プロの動画でもかなり高いことが分かります。
↓五十嵐プロのi-Waver74SSSの実釣動画
(写真:こちらは水面シェイクにてキャッチした47cm)

まだ使いはじめて僅かでありますが、「このルアーじゃないと」と思うシチュエーションは結構あります。
意外な裏技もO.S.Pワーム開発担当のK氏が教えてくれたので試すのが楽しみです。
これからの荒食いパターンにも是非!!
(写真:リザーバーにて、ボイルしているバスを一撃!)
フロッグでの夏のシェード攻略
和歌山の辻井です。
早いもので、暦の上ではとっくに秋ですが、体感的な灼熱は9月末頃まで続くでしょうか・・・。
夏の日差しを遮る木陰が何とも心地良く、バスがシェードに入るのもよく分かりますね。
今回はそんな夏のシェードを攻略する一つの方法として、スピンテールフロッグを紹介します。
新製品スピンテールフロッグの威力
フロッグゲームといえば、マットカバーの下から豪快に突き破るシーンを思い浮かべるように、ヒシモ等の水生植物や、ゴミ溜まり等、主にマットカバーでの使用が挙げられます。
このようなマットカバーではバスからどのようにルアーを見ているのでしょうか?
カバーが濃くなると、恐らく見えていません・・・ですがバスは猛然とバイトしてきます!
このようなカバーゲームでは、食物になる生物が「居る」と感じさせる事が大切で、気付いてもらえない事にはお話にならないのが弱点です。
特に小型のフロッグでは少しカバーに厚みが出てしまうと全く反応が無くなってしまう事もあると思います。
スピンテールフロッグは、比重の高いブレードを高い位置にセットする事で重心が上がり、マットカバーを下方向に、より強く押す効果が高まっています。
さらにブレードが僅かにカバーの下に垂れ下がる事で、ルアーの本体をカバーに隠したまま、生命感を水面下にアピール出来ます。
イメージとしては『頭隠して尻隠さず』という言葉通り、カエルの脚だけがカバーの下に出ているような状態です。
このようにカバーの押しとブレードによる異なった2つのアピールによる相乗効果によって、コンパクトサイズのフロッグの弱点をカバーするどころか、むしろハイアピールで攻撃的なフロッグに仕上がっているので!
そして、スケーティングフロッグ譲りのすり抜け性能を活かした、アシ奧やティンバー攻略!
すり抜け性能を追求したフロッグの多くは、オープンウォーターに出てしまうと全く誘いが効かなくなってしまう事が多いのですが、スピンテールフロッグは太いラインを使っているにも関わらず、首振り性能にも長け、更に只巻き時にはテールのブレードの回転によりフラッシングやスプラッシュを伴いバスを誘ってくれます。
また、実釣においてまず最初に感じるのはキャストアキュラシーでしょう。
スピンテールフロッグは、ブレードが後方に装着される事により重心がより後ろにくることで、キャストの安定性に繋がっています。
これは同時にカバー攻略には欠かせないスキッピング性能の高まりとなり、より簡単にオーバーハングの奥へとルアーを送り込む事が可能になっています。
バイトを量産
そしてバイトの多さ!
先述した通りのカバーの押しとブレードのチラ見のダブル効果!
カバーの外でも首振り&ブレードの回転による誘い。
フロッグとして使える使用範囲が広く、ルアーを持ち替える必要がなくカバー攻略をメインにしつつ、カバーの外にいるバスにもアプローチしていけるので、釣りにリズムが出てきます。
また、特にマットカバーにおいてスピンテールフロッグのスタックの少なさは、溶接リングに繋がるアイ&溶接リングが大きく関係しています。
フロッグにはメインのアイが縦アイの物と横アイの物がありますが、横アイのフロッグでは、マットカバーの僅かな段差にダイブしていく形でスタックしてしまう事があります。
スピンテールフロッグは縦アイで引っ掛かりそうな時もベクトルが上方向へと滑る形で乗り越えてくれます。
さらに首振り等、特にオープンウォーターでの操作性に直結するのがラインを結ぶ溶接リングです。
本来であればスプリットリングやスナップを使うのでしょうが、カバー攻略においてスプリットリングやスナップではライン噛みのトラブルや、小さなゴミを拾ってしまうトラブルの原因になります。
小さな事かもしれませんが、釣りをしている時のストレスが驚くほど違いますよ!
驚異のフッキング率
そして最後にフッキング率!
フロッグゲームはビッグフィッシュしか釣れないという裏返しとして、ミスフィッシュの多さ(バスのサイズが小さくなるほどノリにくい)が挙げられますが、スピンテールフロッグは違いました。
なんとレギュラーサイズが次々と・・・真夏の真昼間。

半日だけのフロッグゲームにも関わらず20本超のバスをスピンテールフロッグで釣ることができました。
中にはフックに掛からずブレードだけを口にしたままボート脇まで寄せてきたバスもありました。
ビッグフィッシュのバイトが無かったわけではありません。。。
実はこの時、私が使っていたタックルというのが6.3ftのMパワーのフロロカーボン12lb.を使用という、フロッグのカバーゲームにはあるまじきライトなタックルだったのです。
カバーゲームを考慮に入れずタックルを用意してしまった為に、ビッグフィッシュがバイトしても思い切ったフッキングが出来ないばかりか、フックアップしてもカバー、から抜き出せない憂き目に遭ってこのような結果になってしまったのです・・・。
私が普段カバーゲームに使うタックルは、やや粘りのある66MH~70Hで、根ズレに強いフロロカーボン4号を使用しています。
カバーゲームに66MHではやや物足りないという方も多いかもしれませんが、何よりもキャストアキュラシーを重視するようなオーバーハングのスキッピングゲームも多く、カバーの中に潜り込んで釣る際はロッドが長すぎるとロッドが引っ掛かって釣りにならないケースもあります。
極端なケースでは58Mロッドにラインだけフロロ4号という事もあります。
フィールドの条件に合わせたセッティングでカバーに立ち向かってみて下さい!
また、前回のレポートで紹介しましたドライブスティック6"ノーシンカーや、秋への変遷期に効果的な03ハンツ9g+アクショントレーラーでグッドサイズが釣れ始めています。

友人の14gフットボールのトレーラーには4インチドライブクローです!!
これからの時期、是非お試しください!
エビ好き!
桧原湖で代表的なメインベイトといえばワカサギ、ウチダザリガニ。そしてそして、『エビちゃん!』
いまが旬
みなさんこんにちは。暑い毎日いかがおすごしでしょうか?
高地にある桧原湖は涼しいですよ~!さすが避暑地。
まぁ、涼しいといっても下界よりすごしやすいって事で、やっぱり桧原湖もしっかり夏です。
バスもスポーニングが終わり、体力を回復して来たこの時期。
バス達のご馳走となるのがエビやハゼ類のボトム系のベイト。
となると~・・・ドライブクローにシンクロの出番です!

狙いどころは結構色んなところ。アバウトでスミマセン・・・(笑)
と言うのも今の季節、結構スモールは広範囲に出没していて、シャローに居残って食いまくっているヤツや(これが結構デカイ!)
縦ストにサスペンドしているヤツとか(これもデカイ!)、普段深めのレンジにいてフィーディングでミドルレンジや、ハンプトップに上がってくるヤツとか(コイツもデカイ!)。
この時期はバスの居るレンジをしっかり掴むことが大切です。

ウィードやボディーウォーターに絡む6~8mを基準に探していけば大外しは無いでしょう。
ドライブクローのお勧めリグは、ライトキャロやスプリットショット(勿論シンクロのトレーラーも)。
私は普段リーダー長めで1mぐらいはとるのですが、ウィードやストラクチャーに引っ掛けてリアクションで食わせたい時はその半分ぐらいを目安にしています。
そして基本ボトムズル引きでオッケーなのですが、必ず試してもらいたいのがフォールとスイミング。
浮いているスモールはデカイです。ドライブクローは、このフォールとスイミング時の姿勢がバツグン!なんですよね。
何気にキャロライナリグでフォールやスイミングさせると、くるくる回ってしまうワームって多いんですが、ドライブクローは爪とレッグパーツをブルブルプルプルさせながら、しっかりバランスを崩さず水平に泳いでくれます。
みなさんエビが逃げる姿を観察したことがあるでしょうか?エビって(ザリガニも)瞬間的にピッと移動しますが、その後落ちてくる時って水平にゆっくりフォールして来ますよね。
このタイミングなんですよね、バスが惹かれるのって。
ドライブクローはこのタイミングにしっかり水平フォールすると共に、各パーツが自発的な波動を出しますので、バスにとってはヨダレもんなんでしょうね~。
実はこのドライブクロー、今が旬とはお伝えしましたけど、春から水温が低下してバスが完全にディープのワカサギの群れに付くようになるまで
桧原湖メインシーズンの、ほとんどの状況で活躍してくれます。
みなさんも桧原湖に釣行の際は、各サイズ忘・れ・ず・にです。
エッ!ドライブクローはクロー(ザリガニ)でエビじゃないって・・・。
ちなみにドライブエビ(シュリンプ)!の最終プロトは、桧原湖でもスモールに大人気です。発売までお楽しみに!
夏の桧原湖攻略
皆さんこんにちは!
僕のホームレイク桧原湖では、ようやく本格的なサマーパターンの突入です!
桧原湖のサマーパターンには・・・
桧原湖は、標高が800mに位置する湖なので下界の湖よりも1カ月ほど遅れて季節がやってきます。。。
現在は水温が28度前後、昼間の気温は・・・とろけそうな程暑いです!木陰で休憩でもしながらでないとヤバいです。。。
夏場は特に気をつけなければなりませんね。夏とは言え、朝夕は時々肌寒い事があるので注意が必要ですが・・・。
こうなってしまえば冷水を好むといわれるスモールマウスは、一筋縄では口を使ってくれなくなりますね~。
こんな状況で狙うポイントと言えば、日陰かディープレンジがセオリーですが、日陰になる場所はオーバーハングしている中・ブッシュの中・岩陰など。そして忘れてならないのがグラスの中!
夏の定番とも言えるグラスエリアはバスにとっては最高の場所なんです!
その訳は、ズバリ"シェード" & "ベイトフィッシュ"が大半です。。。
桧原湖の今の時期、バスのメインベイトはエビです。
実際にグラスエリアから釣れるバスはエビを大量に吐き出します!
この光景を見ると、グラスの中にはかなりの量のエビが生息しているのが分かります。
バスにとってはもちろんパラダイスでしょう。。。餌があり暑さも凌げる、その上外敵から身を隠す事が出来ますからね~。
このグラスを釣る場合には中とエッジの2通りがありますが、攻める場所によってフックを変えてやると効率がUPします。
まずエッジを攻める場合には"掛け重視"仕様で、ワッキーフックをそのままセットします。
そして中を釣る場合ですが、ガード付きのマス針かフックポイントを隠してスナッグレス性を高めます。。。
そしてフォールスピードを速くしたり遅くしたりする為に、シンカーの重さを変えるのが通常ですが、フックのセットポイントやシンカーのセットポイントを変える事によっても微妙な違いが出せるので是非ともお試しください。。。
(写真:ちょっとしたリグの工夫などでも、釣果に現れてきますよ~。)

使用するタックルはスピニング・ベイト共に使えますが、キャスティングで釣る事よりもピッチングやフリッピングで使用する場合が多いので、手返しの良いベイトタックルの出番が多いです。
しかも万が一グラスに巻かれても少々強引にやりとりする事も出来ます。。。
そして使用するワームですが"ドライブクローラー"。ここ最近こればっかりに頼っています。(笑)
グラスの中に落としてやるのには最高で、すり抜け・サイズ・匂い付き・水中での動き・・・今の所このワーム以外考えられません!
口が小さいスモールマウスは小さいワームをセットしがちですが、ドライブクローラーは3.5inでも4.5inでも丸のみしてきますよ~。

グラスの中を攻める場合には4.5inをセットして、バスにワームの存在を気付かせてやるのがいいようです!
こんな感じで桧原湖でも大活躍しているドライブクローラーですが、実はシャローのエビパターンのサイトでも(ノーシンカーリグ)・・・レイダウン・ブッシュ撃ちでも(スナッグレスネコリグ)幅広く活躍してくれていますよ~!
(写真:ドライブクローラーが良い仕事してくれています!)
陸っぱりでデカバスを狙って釣れる夏
こんにちは、川村です。
一年で最も熱い季節を向かえましたね!バテそうにもなりつつも、個人的には最高に好きな季節。
なんたって、陸っぱりでデカいバスを狙って釣れるのが夏ですから!
霞水系にも、高滝にも、牛久沼水系にも「夏ならではの釣り」がありますから、今行かないとまた一年ガマンしなければならないのですが、前回のレポート以降の釣行といえば、ロッド&リール誌のカナモとのあの企画で河口湖に行っただけ・・・
「夏が終わってしまう~!!!」とけっこう焦り気味。
しかし、金森隆志相手に勝負することの恐さをあらためて思い知らされた釣行でしたね・・・。
さて、僕が毎年楽しみにしている、「夏ならではの釣り」とは、流れのある場所での釣りのことで、ボトムが見えているような浅瀬に上がってきているバスを、サイトフィッシングで仕留める釣りなんて大好きです。
ボイルフィッシュにベントミノー。
水面を意識した見えバスにはマイラーミノーノーシンカーやオリカネ虫の水面微波動。
ボトムの見えスレバスにドラクロ2inショートダウンショットの口元跳ねリアクション、スモラバやワームを嫌うバスにハイピッチャーのカーブフォールなどなど、ワザの繰り出し甲斐がありますが、今年はさらに、サイトでのアイウェーバーも試したいし、先日開発を終えた新作ワームのドライブシュリンプなんて、あの動きで落ちてきたら食わないわけがないし・・・
まあ行きたい釣り場もやりたい釣りも沢山あるのですが、この酷暑においても、個人的に今一番信頼性のある食わせ方といえばコレ!
「フィネスバックスライド」です。
「ナニソレ?」とお思いの方もいるかと思いますが、ようはベイトフィネスタックルを用いて、一口サイズの高比重ワームをシェードの奥に向かって滑り込ませる釣り方です。
通常であれば、MH(ミディアムヘビー)クラスのロッドに14lb.ラインを組み合わせたタックルに、ドライブスティックの4.5in&6inでパワフルにいきたいところなのですが、30度超えの高水温にハイプレッシャーのWパンチとなると、さすがに食わないバスもいるもんです。
しかし、このフィネスバックスライドは食いますね。
おまけに見えバスにも強い!
カバーとの距離感を気にせず、タイトにアプローチしていくためにはそれなりの対応タックルが必要にはなりますし、その際に使う10lb.ラインでは、カバーにおいて無理が利かなくなるデメリットもあるのですが、その効果は本当に明らかです。
参考までに、僕がこの釣りで使っているタックルですが、
ロッド:スティーズウエアウルフ or ブラックレーベルPF6101MLFB
リール:T3エアー or アルファスフィネスカスタムK.T.F.
ライン:フィネスブレイブ10lb.(フロロカーボンライン)
ルアー:ドライブスティック3.5インチ
フック:FINA252(ストレートフックでFPPストレートより細軸)の2/0
自作でワームズレ防止のストッパーを付けたもの。フックの太さ的に、現行品ではガマカツの310が該当。
と、通常のカバー撃ちタックルよりは1~2ランク、ライトな道具立てになります。
(写真上段:カスミ水系にて、ドライブスティック4.5inのバックスライド。フォールでパクリ)
(写真中段の左:ドライブスティック3.5in、ベストなバックスライドセッティングです。)
(写真中段の右:フックは細軸めのストレート、FINA252 にストッパーを付けたもの。ストッパーの位置はこの辺が丁度良いです。)
(写真下段:この釣りに欠かせないベイトフィネスタックルです)

これは、
・軽量なリグを滑らかにカバーへと送り込むために、スプール回転が軽いうえ、バックラッシュしにくいリールと、ロッドはしっかりとルアーウエイトを乗せてくれるものであること。
・至近距離での力強いフッキングにおいてもアワセ切れしないラインの太さと、ロッドのクッション性のバランスがとれていること。(硬いロッドに細いラインでは簡単に切れる) 逆にいうと、アワセ切れの心配があるタックルバランスで、躊躇しながらアワせるのが一番よくない。
・3.5inになると、14lb.のような太いラインではキレイにバックスライドしない(ラインの抵抗にワームが負けてしまうため)ため、8~10lb.を目安に。
・フックは、MHほどのロッドパワーがあればFPPストレートのような強度重視の太めフックが合うが、ML~Mではそれよりも細軸のフックを使うことでシャープに刺さる。
ドライブスティック3.5inへのフックセットは他のサイズと変わらず、写真参考でOKですが、4.5inや6inと違って、ワームが小さい分軽いので、風や流れに逆らうだけの突進力は弱い。
そんなときは、お腹にネイルシンカー(0.45g~1.0g)を入れると、波風に負けずしっかりアクションしながらバックスライドしてくれます。
あとはバスが潜んでいそうなところに、静かに、ラインはドフリーで(弛ませた状態で)送り込んであげるだけ!
バスが居ればラインがギューッと横走りします。
サイトフィッシングでも、ワームが人間とは逆方向に泳ぎ進んでいくので警戒心を与えにくい。
見つけるやいなや、追いかけていって「パクッ!」っと、思いのほかカンタンに食ってくれることも多いです。
僕らは「やったもん勝ちの釣り」と言っているのですが、タフなときほど頼りになります。
まあ、普通の状況であれば、4.5inや6inのほうが太いラインを使えますし、アピール力があるぶん効率も良いですが。
ちなみに、バックスライドの詳しい釣り方については、今月号のBasser誌「道場」のコーナーで細かく紹介させていただいていますので、興味のある方は是非!
(写真上:こちらは水深2mほどのミドルレンジをブリッツEX-DRにて。3連発でした!)
(写真下段:草深さんはドライブクローラー6.5inのネコリグでグッドサイズを2連発!)

イベント情報
8/4~5に渡り、愛媛県「HUGE-ONE」様のセミナーに来てくださった皆様、ありがとうございました!

品揃えも豊富でスタッフの方もとってもフレンドリーな、とても居心地の良いお店でした。
またお伺いしたいですし、またチャンスがあれば釣りもしてから帰りたいですね。
次のイベントは8/18(土)に、千葉県にあるキャスティング市原プラザ様にて。
先日のトップ50桧原湖戦で見事優勝した茂手木さんのウイニングトークは個人的にも楽しみです。
最後に
テキサスリグ、ネコリグ、ダウンショットリグ、キャロライナリグ・・・ワームフィッシングをマスターするうえで絶対に外すことのできないこれらのリグを、誌面と動画の両面から詳しく解説しています。
ワームの釣りがイマイチ苦手(もしくは上記のリグのどれかが苦手)という方には、とくにお役立ていただけると思います。
今回はこんなところで。
リアクション、プラスアルファのテキサスリグ
チョッと前になるんですが、北の楽園での、テキサスリグの話題をご紹介します。
ライトでリアクション
みなさんこんにちは。毎日暑い日が続いてますね~!数年前まで日本最高気温の記録を持っていた山形は暑くてトロけそう・・・。
今回ご紹介するのは、先日北の楽園へ久々にマイボートを持って大会に参加してきた時のお話です。
マイボートを浮かべて北の楽園の大会へ参加するのは、秋田チャプターが活動を停止して以来ですから実に約10年ぶり。
個人的にかなり楽しみにして行ったのですが、まぁ色々と事件があったとは言え、大会の結果からご報告すると、ドライブクロー4"のテキサスウェッピングでキロオーバーを持ち込んだもののリミットメイク出来ずに大ホゲ・・・。

時期的にはまだアフター・ネストが入り混じっている状態でしたので、私の狙いは葦(アシ)。
それも奥側を10g以上と重めのシンカーでのテキサスリグでウェッピングする展開だったのですが、その大会で優勝した大塚拓選手のパターンは葦の外。
そして重めではなく軽めのライトテキサスでした。
大会上位5名のパターンは葦奥が3人。
葦の外が2人(葦の外でも葦に絡んでいるポイント)でしたが、注目はその釣り方。
この季節、葦に絡むポイントでノーシンカーリグやテキサス・ラバージグをストンと落としてリアクションで食わせるか、ステイで食わせる釣り方は定番なのですが、大塚選手は葦の外に倒れている葦などにリグを一度預けて(軽く引っ掛けて)、そこから再度落としてリアクションで食わせていたんですね~。
前日当日湖上で葦際を見ていても、実はかなりのキロオーバーが居たんですよ。
でも葦の中に入ったり、外に出て来たりニュートラルで食わない・・・。
マリーナの人にも「シャローにかなりデカイのがサイト出来るけど食わないんだよね~、あれ食わせられたら優勝間違いなし」とは言われていたのですが、その通りの結果になりました。
当日終了間際、大塚選手に葦島であった時には、「リミット揃ってません・・・」と言っていたのですが、本当に帰着間際にリミットメイクしたらしく、きっちりリミット3本でウェイイン。
他の上位選手はそれなりに本数を釣っていたようですが、推測するに差が出たのは、意識していたベイトの差。
他の選手はボトムメインでクロー(ザリガニ)を意識したワームを使っていたのに対して、大塚選手は5インチのステックベイト。
シャローでウロウロしていたニュートラル状態のデカバスは、アフターの中でもより回復組み。
きっちり3本でも、他のバスよりウェイトがあったんでしょうね。
実際シャローにはベイトフィッシュがたくさん見られましたが、それを食べているニュートラルなバスに捕食のスイッチを入れさせる事が出来た「ライトテキサスリアクション」の勝利でした。
早速私も表彰式後に反省フィッシング。ものの5分でしたね・・・倒れた葦からライトテキサスを落としてスイミングさせた瞬間・・・アレほどニュートラルで口を使ってくれなかったバスがすっ飛んで来て一発でバイト!!

軽くキロ秤振りきりのデカバスでした。このリアクションライトテキサスにベストマッチなワームは、勿論ドライブスティック!!
ドライブスティックを使うことによって、ワームを何かに掛けて再度落とす時の微妙なロールのリアクションと、スイミングさせた時のテールスイングがプラスアルファされドライブスティックの自発動作コンボがヤル気のないニュートラルなバスに捕食スイッチを入れてくれます。
シンカーのウェイトはストンと落ちすぎず、ドライブステックのアクションをバスにじっくり見せられる5g以下。
お勧めカラーはよりベイトフッシュライクで、リアクションさせたときのロールのフラッシングが活きるツートンカラーが一押しです。
このライトテキサスでのリアクションは、夏場カバーのシェードでボケッと浮いているニュートラルなバスにもお勧めです。
鉄壁ドライブクローの「落ちパクリアクション」と、ドライブステックの「スイミングリアクション」、うまく使い分けて夏の暑さに負けずに釣りに行きましょう!
最後に体験談です
色々事件があったと言うのは、マイボートで参加をかなり楽しみにしていったのですが、前日プラでマイボートのエンジンがスタートして10分も立たないうちに沈黙・・・。
それなりにマリーナから離れた所まで来てましたので、炎天下にほぼ無風の中、実に約7時間湖上で漂流・・・。
大会は友人に同船させてもらって無事出れたのですが(佐藤さんサンクス)、炎天下で漂流する辛さがしみじみ解りましたね~。
一緒に来ていた友人に助けてもらえばよかったのですが、みんな真剣にプラしてましたので邪魔しちゃ悪いと思い、早い時間だったので自力で戻れると余裕だったのですが、灼熱地獄でした(砂漠でさまよった人が、一番最初に水って言う気持ちが理解出来ました)。
みなさんも(ボートアングラーも、勿論おかっぱりアングラーも)この夏場の時期は必要十二分な水分補給できる飲料は持参して釣りに行きましょう。
命あっての楽しいバスフッシングですからね、もしもの備えは忘れずにです。
NBCチャプター山中湖第2第2戦で2位入賞
12年08月03日暑い日が続きますが、皆さん如何お過ごしですか??
今回は先日速報でお知らせがありました、NBCチャプター山中湖第2第2戦の詳細をレポートします。
NBCチャプター山中湖第2第2戦はクランキングでネイティブを・・・
今年は梅雨明けと共に暑いが続き・・・また涼しくなったりと気温差が激しく、梅雨が明けても気候が安定しませんでした。
そんな不安定な季節変化の中で開催されたNBCチャプター山中湖第2第2戦で、ブリッツEX-DRの活躍により、準優勝する事が出来ました!

開催は真夏への季節変化のタイミングであることに加え、大会直前には大雨が降り、急な増水と濁りでタフコンディションは必至な状況でした。
更に、大会当日は3連休の中日で、連休前にバスの放流があった事で、その情報を耳にした一般アングラーで湖上は賑わい、タフコンディションに加え、スーパーハイプレッシャーの中での大会開催となりました。
大会前の情報では、今回の放流バスはサイズが良いらしく、約800g(40cm弱)の個体も混ざり、更に口を使い易い事で多くの選手が放流バス狙いをメインに戦略を立てていたようです。
逆に大型のネイティブバスはレイクコンディションやプレッシャーの為、難易度が高く、厳しい話ばかり耳にする状況でした。
しかし放流バスを釣るには、一般アングラーやトーナメンターで混み合う中釣りをしなければなりません。
私は放流バスを戦略から外し、ハイウエイトを狙いえる大型のネイティブメインの戦略を立てました。
この時期に狙うバスとしてはアフター回復の個体で、4~5mのウィードエリアに身を潜めながらベイトフィッシュを捕食しているバス。
現在の山中湖では一番ウエイトが望めるバスだと思います。
アフター回復バスの有望なポイントとしては、地形変化があり、水通しが良く、良質なウィードが生育している場所です。
この様なエリアには、ベイトフィッシュやバスも多く存在しています。
その条件が整う場所をメインポイントとし、試合を展開する事としました。
大会当日
予想通り多くの選手が放流地点へ向かう中、私は、あらかじめ目をつけておいたポイントへと向かいました。
しかしこの日は朝から南風が強く、風下となるファーストポイントではボートをステイする事も困難な程、湖面は荒れていました。
波風に耐えながら、ドライブクローラー4.5inのネコリグで攻めて行くと、待望のファーストバイト・・・狙いを付けていたネイティブエリアである事から、大型である事を期待しながらフッキングしましたが、上がって来た魚は何と、キーパーギリギリの25cmでした。
風は更に強くなり、風下となるポイントでの釣りを断念し移動する事としました。
実は私が目を付けておいた場所の殆どは風下となるポイントで、この時点でポイントの殆どを失いました。
キーパーギリギリのバスを1本持ちながら、残りの期待が持てる場所を回りましたがバスからの反応は無く、時間も残り2時間となりました。
ここで風向きが変わり、いつもの東風へと変わりました。
このタイミングで、今までバスの反応が無かったライトリグから、強風による濁り(底荒れ)を考慮し、アピールを強める事と、ベイトフィッシュがウィード上の中層に浮いていた為、効率良く狙えるブリッツEX-DRへとシフトし、ウィード上部にコンタクトさせる様に攻めました。
すると1投目で、40cm(1,000g)を超える魚を手にする事が出来ました!
「これはキテる!」と思い、直ぐにキャストを続けると・・・連続バイト!
伝わる手ごたえは、先ほどのバスと同じ様な重さです。
慎重にやり取りし寄せて来ましたが、ジャンプ一発でフックアウト・・・ショックのあまり一瞬頭がグルグルしましたが、気を取り直し攻め続けるも同ポイントではバイトを得る事が出来ませんでした。
残り時間も僅かとなり、ライブウェルの2本のバスを持ちながら、会場近くへと最終のポイント移動となりました。
ここでも、ブリッツEX-DRで攻めます。
魚探でレンジを確認し、ウィードとベイトの濃いエリアを攻めます。
アクションは先程と同じで、ウィードをかすめる程度にコンタクトさせながらキャストを続けると、待望のバイト!
バラシに注意しながら、取り込んだバスは45cm(1,400g)のこれまたナイスなキッカーでした。
(丸飲み状態・・・完全餌だと思ってますね!)

結果は2位で優勝こそ逃しましたが、『持ってる!』ブリッツEX-DRに助けられ、非常にリスキーでしたが楽しい試合でした。
これからは、更に活躍が期待できるシーズンですので、皆さんもお試しあれ。。
(写真:大活躍のブリッツEX-DR。キッカーフィッシュの強烈なファイトでフックが伸びていました・・・汗)

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