マスターズ7位入賞!

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7月23日、24日の2日間、茨城県の霞ヶ浦を舞台に行われたマスターズ戦で悔しくもお立ち台は逃しましたが、7位に入賞しました。その内容は全てタイニーブリッツDRのみの結果でした。ノンキーパーなども含めてウェインしたバスよりもトーナメント中に今回は沢山のバスを釣りました、ゲキタフと言われた今回の大会で人より沢山のバイトを取れた理由とは?数あるブリッツシリーズの中で僕がタイニーブリッツDRをアジャストした理由を書いてみました。

JBマスターズ戦(TOP50のすぐ下にあるカテゴリーで、年間4戦あり、湖は毎回違う場所で行う。ここで年間成績の良かった上位数名が最高峰のTOP50に上がれる)

タイニーブリッツがとても好きですwっという理由もあるのですが、今回絶対にこれしか無いと思ってこの大会に挑みました。もちろんトーナメントですから、その時にベストな事をする事が勝ちへの定義です。

まずは前日のプラクティスの感触が全てなのですが、これがまた釣れない、これの原因として考えられるのが、急激な水温の低下と、トーナメンターによるプレッシャーでした。水温は前の週から比べると3度の変化でした。たかが3度ですが魚にとっては深刻です。そして100人を越える釣り人とボートのプレッシャー、スタート会場近くのエリアではかなりのプレッシャーです。

ドライブクローテキサスのカバー撃ちで簡単に釣れていたエリアはすでに朝から何人もの釣り人がルアーを通してます。きっとバス達は1日でいくつものルアーを見ている事と思われます。

そんなハイプレッシャーですから通常ならよりフィネスへと持って行ってしまいたいところですが、僕はあえてのタイニーブリッツDRを選んだのです。

選んだ理由としては大きくは2つ。1つ目はバスの居るポジション。2つ目はリアクションバイトで食わす、です。

まずは1つ目のバスの居るポジションですが、先に述べた様に本来カバーの中にバスは居ました。しかし多くの釣り人からのアプローチの為、バスはそのプレッシャーに耐え切れず避難してました。沖に。沖と言っても遥か沖の何もないところでは無く、身が隠せてエサもちゃんとある所です。

それが岸からブレイクまでに点在するシャローフラットの隠れストラクチャーです。

場所にもよるのですが、だいたいはシャローカバーを撃つボートの真下からやや沖側に点在します。水深は1メートルから2メートル程です。これを攻略するためにはタイニーブリッツDRのレンジが間違いなくぴったりです!MRでも行けるかもしれませんが、すぐにボトムをトレースするにはDRの持つ急潜航能力が必要だったのです。

2つ目のリアクションについては、やはり避難しているぐらいですから、プレッシャーがかかっているという事と水温の低下によりやはり食いが渋いと言う事もあります。1つ目のポジションについてもこの水温低下は関係あり、少しでも水温変化の少ない深い水深へ移動していたバスもいたはずです。そんな中でライトリグで食わすと言う技もありますが、個人的にはフィネスを超えた食わせはリアクションバイトであると思っています。ボトムを叩きながら左右にダートするクランクのあのアクションこそバスの食わせのスイッチでなないかと。

特にタイニーブリッツはあの小型のシルエットにより、より素早く動いている様に錯覚させれます。そして一口サイズというのもリアクションとは言え食いが渋くなってしまっているバスには好都合で結果フッキング率も上がるはずです。

もちろん、もう一回りボディの大きいブリッツMRやブリッツEXDRなどの方がアピール力が大きいので、もっと広い範囲でエリアが絞れていない時、深い場合や濁っている場合には選択していたでしょう、しかし今回はエリアも絞れていたのと、濁り的にはタイニーブリッツがベストな状態でした。クリアーウォーターではこの役目をハイカットやハイカットDRに託す事もあります。

z1釣ったエリアとしてはバスの居るアシなどのシャローにカバーのある所で、やや沖にまでせり出したフラットがあり、更に急なブレイクに続いていればベストですね。

更に僕はプラクティスでその区間にある落物(岩やアシの腐り根)を魚探でチェックしてGPSに記録してあったのでまさにそれを狙った釣り方でしたが、霞ヶ浦自体とてもストラクチャーが多いフィールドですから、僕も結局のところ、チェックしてあった場所以外でのバイトも半数近くありましたしねw

あとは、ベイトが見えていたりしたらなおベストと言えます、やはりエサの多いエリアにはバスも多かったりしますので、水面などに小魚の波紋や、群れがいるのを見たらそこは要チェックですね!

z3カラーについてですが、今回は2色のローテーションをしました。メインに使ったのはスポーンレッドクロウとセクシーシャッドVer2です。個人的に霞ヶ浦はザリガニカラーが強いイメージがあって、この色を使う事が多いのもありますが、余り目立たないナチュラルカラーとして認識していますもう一方のセクシーシャッドの方は最後の最後のにロストしてしまったのですが白系のカラーという事もありますがアピール系のカラーとしています。

この正反対に近いカラーローテーションでここぞと言った所にはカラーを変えて2度通していました。それでバイトしてくる事ももちろん多く、どちらのカラーと言うよりも変えた事によって食って来た!といった感じです。

リーリングはリアクションだから早く!とう事では無く、むしろスローでした。

しかし、ボトムの一つ一つのストラクチャーを確実に捉えて、くりんっと弾く、バスのついているであろうストラクチャーにコンタクトさせ、目の前で確実にヒラを打つイメージです。

また、それだけストラクチャーの多い所を通すので早巻きをするとすぐに根掛かってしまうという事もあります。とは言うものの、このDRは根掛かり回避率は非常に高く、長いリップのおかげもあると思いますが、水中での姿勢やバランスがとても良いのです、なんせあんなにカバーを狙っているのに2日間でロストしたのはたった1つです。もちろん、ルアー回収機を使って出来る限りの回収をしましたけど、それにしても綺麗にかわしてくれます。

タックルですがロッドは飛距離と食い込みを重視してスティーズのライトニングを使いました、リールもタイニーブリッツを遠くまで飛ばせるT3AIRです。ラインはスティーズラインの8lb(フロロ)のセッティングです。

z2タイニーブリッツDRと言う選択が僕を入賞まで導いてくれました。

単純にサイズ展開したわけではない。

広がるブリッツシリーズですが、それぞれに意味があり、使い方があります、ベストな使い分けで全く別物になるシリーズですので是非各シリーズの必要性を実感して貰えればと思います!そして、人よりたくさん釣っちゃいましょう!

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