いよいよスタートした今シーズン!
第1戦は四国の高知県にある早明浦ダムでした。
結果から言えば、初日良いスタートが切れたものの二日目からの水位の変動などで見失ってしまって27位フィニッシュ!
うーん予選は通過したとは言え、春が大好きな僕としてはあり得ない成績でショックが拭い切れませんが、その春が好きがゆえに春パターンにこだわり過ぎたのが敗因かもしれません、もっと修業しないと!がんばりますよー!!
さて、そんな中トーナメント前のプラクティスでは新しいO.S.Pルアーを使い、かなり良い釣りをしていたんですが、今回はその時の模様を早明浦ダムのロケーションと共にご紹介させていただきますね!
春の早明浦ダム
早明浦ダムは四国と言っても、ちょっと気温が低い場所にあるらしくて、南国気分で行っちゃうとこの時季寒い思いをしてしまいます・・。
って、言うか、僕はきっとTシャツで過ごせるんじゃないかと(この時4月)中間着など持たずに、お気に入りのTシャツだけを多目にバッグに詰めて出発したのです・・・。
ボートをピックアップし、14時間の長いドライブ後の車のドアを開けたとたん・・・ん?
空気が冷たい・・。東京より寒いのでは?っと気温形を見ると6度・・・。やってもうた・・・。
とりあえず、Tシャツを2枚重ねにし(笑)、偶然にも前回寒い亀山でロケだった為、積みっぱなしになっていた、ダイワの防寒スーツとFINAのインナーダウンが見つかり一安心・・・つーか、冬の様な恰好だな(笑)。
さて、久しぶりの早明浦ダムは思ったほど増水しておらず、減水傾向、この月は毎年70~90%近い水位をキープしていて、水温も12度辺りと調べて来ていた(気温も調べようよ・・)のですが、ちょっと例年とは違うようです。
とりあえず、昨年の最終戦で散々練習をやった場所ではありますが、確認のため一通り回りました。
今回はなんせ、急遽ルール変更で馬力制限がかかり、自分のボートではなく、30馬力のアルミボートが今回の機動力になりスピード(時間)的にだいぶ違うのでその感覚を掴む為でもありました。
禁止エリアやスローエリアをチェックし、新しいGPS(ホンデックスHE-820) 、ボートのスピード、燃費をテストしました。
(写真上:こんな感じで減水ぎみです。着いた日は、タックルの準備やボートの魚探の付け替えや整備をしてからのスタートで朝一では無かったものの、わりと早いうちに出たのにあっと言う間に夕方!!うーん、やっぱり広いな早明浦ダムは。)
(写真下:静かな湖面です。翌朝、朝一で湖に出ると、ほんと静かな湖面が広がっていました。)
この時季は水温が徐々に上がっては冷え込みで下がり、そしてまた天候と共に徐々に上がって行くと言った事が繰り返されます。
俗に言う「三寒四温」ってやつですね。
そんな中、バスはどうしているのか?パターンフィッシング的にはこの安定しない水温の中バスは、徐々にシャローに向かって来つつも、水温が落ちたタイミングですぐに安全(水温が安定している)なディープに逃げ込めるブレイクや、ディープからシャローに続く縦ストラクチャーなどに付いています。
つまり、浮いているバス狙いになるのです。
そこで、出番が回って来るのがご存じ「ハイカット」ですね!
こいつは定番になっていますし、今回よく使いましたし、実際釣れてもいました。
しかし、トーナメントとして考えると、ちょっとシビアなのです。
と言うのは、トーナメントになると、このプラクティスでは考えられないほどのボートの往来、そして釣り人と、多くのプレッシャーがバスを不安にさせて、身を隠させようとします。
つまり、ブレイクなら、インビジブルな岩や沈んでいるスタンプ。
縦ストラクチャーの代表と言えば立木ですが、より密集している立ち木群へと入って行ってしまいます。
つまり、プラッキング的なハイカットでは攻めにくくなってしまうのです。
そこで、活躍したのが今回発売になったO.S.Pブレードジグです!
これは、ただ巻くだけでも、とりあえずは誰でも使えちゃうルアー!
ここ数年で日本に広まったある意味「新しいジャンル」のルアーですね。
僕の考え方的には、スピナーベイトとクランクベイトの中間にあたり、両者の良いとこ取りをしたルアーだと思っております!
これを、ブレイクの岩などには、クランクのごとくリップを当てながらゴリゴリとスピナベのスローロールのイメージでリトリーブします。
立ち木に対しては、スナッグレス性の高いスピナーベイトのイメージで立ち木に擦り付けながら、ブリブリとクランクの用にゆっくりとローリングさせながら通します。
半分リアクションを狙いつつも、よりバスの近くを通せるこのルアーのポテンシャルはかなりの物です!
そして、使いやすいし、なんて言っても、巻物好きには飽きない時間を保証してくれますね!
また、もう一つ見つけていたパターンとしては、上流エリアのシャローでのベントミノーパターン!
クリアーな上流部でも、水温の高いエリアを見つけこれはもしやと、偏光グラスを凝らして水中を探して見ると、ちらちらとバスやベイトが見えます。
(写真上:ある意味フルオートなルアーかも)
(写真左下:よりタイトに、難しいところを釣るとサイズが大きいのはどこのフィールドでもあり得る事です。)
(写真右下:上流では水温の変化する位置を見定めるのも大事。)
これもシーズナルで、春のバスの動きとしてはまず、スポーニングの準備としてオスがシャローに入って来て、うろうろします。
そして、ベッドを作り沖に居るメスを呼ぶわけですが、今回のタイミングとしてはまだ、シャローでオスがうろうろしているタイミングでした。
そして、水温が上がって来るとたまに捕食のためのボイルが起こります!
捕食しているのはワカサギサイズの鮠っぽい魚!
ここに新しく出たベントミノー76をキャストすると元気よくバスが飛び出します!
しかし、数匹釣るとスレてくる・・。
こんな時の裏技を最後にこっそりお教えします。
それは、ベントミノーを一旦岸へキャストさせることです。
俗に言うバンクキャストってやつです。
ボイルを狙ったりするのに、着水音いらないの?って思われるかも知れませんが、何気にどんな時も着水音って言うのは意外に嫌われているようです。
これがまた凄い効果なので疑うよりまず実行と言う事で!是非お試しを!
まぁ、こんな充実したプラクティスを行ってもトーナメントではその通りにはならないんですから、トーナメントってのは難しい!
もっと練習しなくてはいけませんね!頑張ります!
さて、2戦目は岡山県の旭川ダムになりました!頑張りますので、応援よろしくお願いいたします!!
詳しくはブログでさかなと釣りと僕
(写真:まさに、小魚サイズの新しいベントミノー76はサイトフィッシングシングの武器としても活躍できるまったく別もののベントミノーだ!オスなので若干スレンダーですが、これもシーズナルパターンを意識した1匹です。)
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