いよいよ秋ですねー!

今このコラムはTOP50最終戦の直前に書いているわけですが、今月はほんとドタバタで、夏のつもりでいたのに気づいたら秋って感じでしたね(笑)

何故秋はスピナーベイト??

徳島県にある旧吉野川で行われたTOP50第4戦を終えて、その決勝の夜には第5戦(最終戦)が開催される同じ四国の高知県の早明浦ダムに移動です。

翌日から最終戦のプラクティスを開始し、途中台風が来たりもしたんですが、幸い高知は危険を感じるような風なども吹かず、ただひたすらに大雨の二日間のみだったので、毎日練習後コインランドリーに通いながらもプラクティスに励んできました。

トーナメントも入れて丸二週間、四国の太陽に一日中照らされてすっかりみかんの気持ちになって来ました(笑)

このコラムがホームページにアップされる頃にはトーナメントの結果は出ていると思われますが、プラクティスの時点ではとにかく釣れましたね。

ただ課題はどうやってでかいバスを釣るかが課題です!

プラクティスではハイピッチャーやハイカットが大活躍でしたが・・・。

ハイピッチャーと言えばよく何故秋はスピナーベイトなのか?なんて聞かれますが、これはフィールドやバスの季節による変化が関係しているんだと思います。

夏の間、高温のため水温の低い場所や酸素量の多い場所に、生命に危機を感じて多くのバスが移動していたと思います。

具体的に言えば、ディープやインレットは水温が安定していますし、リザーバーの急な岩盤なんかはカレントが当たり、水温も他より低く、なんせ酸素量が多い水がある。

これはインレットも一緒ですよね。よく、最上流なんかで、バスのスクールが見えるのも夏のバスの避難行動と言えるのではないでしょうか?

もちろんこれはベイトにも当てはまりますから、エサと一緒と言うのは非常に大事な事でもあります。

それが秋になると、湖全体の水温が下がり、危険域が少なくなり、バスが活動できる場所というが広がるわけです。

つまり、快適な場所を求めて移動してきたバス達は自然と、先に言った条件の場所に集まり、生息密度の濃い場所を作り上げていたわけですが、秋になると水温低下=危険域解除と言うことで、バスは自由に広く散ってしまう訳です。

で!今まで特定されていたピンのポイントが広大なエリアになってしまった中では「早く」「広く」探れるルアーが絶対的に有利です。

さらに適水温な事の多い秋はバスの食欲も旺盛!こんな時は間違いなくスピナーベイトが最適!

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クランクベイトでは潜るレンジが特定されてしまう中、スピナーベイトはリトリーブのスピードやアクションで上下自由にレンジを自分で調整が出来ます。

しかも、ここでハイピッチャーを使うことが間違えないのは、そのコンパクトスピナベと言われるサイズの中でも群を抜いて素晴らしいところが多いからです。

目の前でボイルが起きたときに慌ててキャストし、高速巻きをしても崩れないバランスと、低活性時ちょースローリトリーブ時では直ぐに回り出す特性ブレードのおかげで直ぐに立ち上がり、そして、コンパクトならではのロープレッシャーで、人気のタフレイクでも、小規模な野池でも行けてしまうフィネスなイメージも!

まさにこれ一個で十分と言い切れる完成度のスピナーベイトなのです。

是非この秋はハイピッチャーで釣ったことのない人もハイピッチャーの威力を体験してください。

おおっと!すっかりハイピッチャーの話になってしまいましたね(笑)

まぁ、それだけ溺愛しているスピナーベイトって事でご理解ください。スピナーベイトと秋の関係判ってくれたかな?

忘れてはいけないのがハイカット!!

さて、もう一個、これからの季節に忘れてはいけないルアーのお勧めです!それはハイカット!

ハイカットは小型のシャッドタイプのルアーですが、元来このサイズのシャッドは多くのメーカーが切磋琢磨し、数え切れないほどの種類を作り上げてきました。

まぁ、それほど必要かつ釣れるジャンルなのですが、もちろん僕にもお気に入りの「シャッド」がありました。

これさえあればもう他のシャッドはいらないよ!ってくらい。

だから、正直ハイカットがO.S.Pから出来てきたときは、いらないなーなんて思ってました(笑)

しかし、しばらく経って試しに使って見ると(本当にいらないと思い使ってなかった・・・ごめんなさい、今は何でも直ぐに試し釣りをしていますよー)これは!なんて完成度なのでしょう!?

僕のシャッドに求める条件は、飛距離、高速巻きでのバランスの良さ、水中サスペンド時の姿勢。

当たり前のことですが、それだけに他を圧倒するほど特化して良くないと認められないと言った条件でした。

それが、ハイカットは全て僕の今まで使っていた最高と思っていた「シャッド」を超えていました。

新しく作ると言うことは・・・よりいい物を。現状維持ではなく、次のナンバーワンを捕れる物を。

その精神で作られたこのハイカットは正に新世代のナンバーワンを感じさせてくれました。

クランクの用に手返しよく使う場合も、低活性時に止めてスローに使いたいときも、野尻湖のようにベイトがディープに豊富な時にキャロで沈めて使うときも、どんな時もこのハイカットがあればやりきれる!

そう、僕のトーナメンターとしての感覚がハイカットを選びました。

今ではこのサイズのシャッドはハイカットだけしか、ボックスに入っていません。もちろんトーナメントの時も。そのぐらい信頼しているプラグの一つです。

秋が深まり、フィールドではターンオーバーという現象が起き、バスの活性が著しく下がるときが出てくると思いますが、そんな時はこのハイカットをシャローのマンメイドストラクチャーなどにこするように、ギリギリにワームを扱うのようにスローにストップ&ゴーをしてみてください。

ワームでは捕れない浮いているタフなバスが釣れてくるはずです。

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