低水温期の定番
12年03月09日 低水温期の定番であるサスペンドシャッド!そんなシャッドゲームも、フィールドによって使い方や使うシチュエーションはマチマチ・・・。
そこで今回のレポートは、『フラットランドレイクシャッド攻略』と題しまして私がこの時期のメインベイトとして使っている"ハイカットSPモデル"の使い方などをご紹介します。
低水温期の定番
まずはハイカットの特徴から。
シャッド系ルアーにしては珍しい固定重心を採用した事からも、ルアー自体の安定した泳ぎを第一に考えられていることが伺えますね!
中層を引いても良し、ボトムを叩いても良しです。
このことは、山上湖やリザーバーなどのクリアウォーターでメインになる中層をメインに狙っていく釣りにも、そして関東のフィールドに多い、水深の浅い川や湖、沼など、ボトムを叩いてくる使い方がメインになることが多い場合でもOK!と、様々なフィールドの特性に応じた使い方で活躍してくれます。
また、ハイスピードでのリーリングでも全くバランスを崩さず、その反面デッドスローリトリーブでもちゃんとアクションしてくれるのもハイカットのすごいところで、本当にオールマイティーなシャッドだと思います。
私の通う印旛沼は特に水深が浅いフィールドなので、「シャッドでは攻め辛いのでは?」と思われがち。
フローティングモデルならまだしも、サスペンドモデルとなると「ちょっと手を出しにくい」という方も少なからずいらっしゃいますね!
しかし、低水温期に"シャッドでないと釣ることができないバス"がいることは、これまでの実績が物語っています。
中でもハイカットのタフコンディションでの強さは他のシャッドとは一線を画すものがありますよ!
そんなハイカット、私はフックを1サイズ大きい、トラウト用の細軸のトレブルフックに交換して使っています。
フックサイズをアップする理由には、「細軸を使用するにあたってルアー自体が軽くなるところを、フックサイズを上げることでサスペンドを維持するため!」という事と、「この時期のバスは吸い込みが弱く、ルアーを突っつくようなバイトも多く、リアフック1本それも外掛かり何てこともしばしばあるため、ワンサイズ上げる事でフックアップ率を上げる」という、W効果を兼ねたセッティングなんですね!
バスはフックではなくルアー自体の頭や胴体をめがけバイトしているはずですから。
フロントフックとリアフックの間隔を詰めることで、そうしたバイトが仮に外掛かりであってもフックアップ率が上げられるんです。
ですので比較的水深の浅い印旛沼などではノーマルサイズを細軸にし、それによって軽くなった分をウェイトシールなどで調整するよりかは、装着するトレブルフックをワンサイズ上げ、そのうえでウエイトが足りずにルアーが浮いてしまうようであれば、その時はウェイトシールを使うというのが結論でした。
ハイカットは固定重心であるがゆえ、ウエイトを貼ることでルアーの姿勢が変わったとしてもしっかり泳いでくれますし、リーリング中に何かにぶつかったりしてバランスを崩した後も、元のスイミング姿勢にすばやく立ち直ります。
ハイカットは印旛沼水系でメインとなる、"ボトムを叩いて使う"場面においても、とても使いやすいシャッドだと思います。
シャッドに使うタックルセッティングについてですが、ます、ロッドに関しては、ベリーからすんなり曲がる、俗に言うところの"ベナベナなロッド"を使っています。
ちなみに私が使っているのはちょっとオールドタイプではありますが、ベルズスペシャリストS60Lというロッドを使っています。
今のロッドの感覚からいうと、かなり低弾性カーボンなロッドですが、これくらいがシャッドの釣りにはちょうどいいんですよ(笑)
狙う水深も深くて2m位で、浅いところは1m切っている場所が殆どなので、釣り方自体がボトムを意識したスローなただ巻きだったり、ポンプリトリーブがメインであり、トゥイッチしたり小技的な事ははあまりしないため、操作性より"乗せること"を重視した結果行き着いたロッド選択です。
このロッドに、弱い力でも貫通性に優れた細軸フックと、フロロカーボン4lb.との組み合わせ。
このウルトラライトセッティングこそ、釣果を伸ばす秘訣といってもいいくらい、この釣りのキモとなる部分です。
この時期は他の魚のスレっぽいあたりって結構ありますよね!
でもその中でもバスっぽいと感じることもあり特に"ムゥ"っと重みを感じてからそれが動き出し魚だと判って合わせるとすっぽ抜けてしまうことってよくありますよね!
正体を掴むためにはやはりフックアップさせることが重要なんです。
コイでもへらでもファイトしたり目で見なければ、何にもならないので冬の数少ない生命反応は大切に!
では最後に、、、低水温期に効果的なハイカット以外の釣法をひとつ。。。
冬の貴重な雨!
冷たい雨や濁りでブレイク下の居心地が悪くなるとブレイク上に上がってくることもあり03ハンツ11gとドラクロ3インチを使った「ピッピッとしゃくってストンと落す」リアクションが効きます。
シルエットを目立たせたい時には、ドラクロ4インチとハンツ14gとのセットがベストです。
フォールスピードもわりと速目で、前後の移動距離を抑えられるようにバーチカル気味に狙うのがコツです。
(写真上:03ハンツ11gにトレーラーはドライブクロー3インチ。真冬の価値ある1本、48cm1,800g。)
(写真下:これは2月に川村君と釣りにいった時の一枚。最後の1投で釣れました。)
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