印旛沼で活躍するアイテム「ハイピッチャー」
みなさんこんにちは!今回は2011年春の総括として、印旛沼で活躍するアイテムの中からハイピッチャーをピックアップしてご紹介します。
2011年春の総括、「印旛沼」でのハイピッチャー
まずはなんといっても早春(2月下旬~)のストロングパターンとして活躍するハイピッチャー!
いち早く活動を開始するビックバスをターゲットにしたハイピッチャーでの展開は、某誌面やこのコラムでも以前にご紹介させてもらいましたが、今年も大活躍でした。
この頃はアシもまだ枯れている状態で岬状のパラアシの、さらに沖に水中にこれから季節が進むにつれて生えてくるアシの根の部分だけが存在しているスポットを中心に狙っていくというもの!
このときに一番大切な事としているのが、どんな状況でも確実にそして断続的に根にコンタクトできる重さのハイピッチャーを使用するということです。
特にこの時期は、春一番に代表される南方向からの強風が吹き荒れる季節でもあり、強風下での釣りを前提にメインとなる重さは1/2oz!
軽めのウエイトでゆっくり巻いたからってバイトが増えるわけでもないのがこの釣りの面白いところで、そこにコンタクトしているバスの出来る限り近くを通し、リアクション的にバイトさせることに特化させることが大切な釣り方と言えます。
スローに引くのであればサスペンドルアーやテキサスリグ・ジグなど一時停止できる釣りにシフトした方がよく、あくまでも巻いてナンボ!です。
3/8oz(青ビーズ)・1/2oz(赤ビーズ)・5/8oz(黄ビーズ)とこの範囲で状況に合わせていくことが殆どで、特に1/2ozと5/8ozの比率が多いですね。
さらに、重めのウエイトを使うことのメリットがもうひとつ!
根にぶつかってヒラを打った時にルアーが横向きになりやすいのですが、この瞬間にバイトすることが多く、横向きになった状態でバスの口に入ると薄皮1枚だったり外掛かりといったミスバイトやバラシに繋がりやすい事が多々あります。
トレーラーフック装着時には根掛かりやすくなることも!
その点重たいヘッドの使用はバランスを崩したハイピッチャーの立ち直りが早くバスの上あごを捕らえやすいというメリットもあるのです。
プリスポーニング期(4月頃)に入ると水面にチラホラ見えてくるアシの新芽!
通してくるラインは早春の頃に狙っていたポジションと変わりは無いのですが、卵を抱えたプリスポーンのバスはあまり俊敏な動きに着いてこれなくなり、自分の真上を通るモノに反応しやすくなる季節、ここでは5/16oz(黒ビーズ)や1/4oz(白ビーズ)の出番も増えてきます。
条件次第では水面まで出てくることもありますが、パラアシエリアも少なからず水深があったほうがバスをストックしやすいのでインサイドよりはエッジ付近が狙い目になります。
アプローチとしてはインサイドに投げ込み、水面直下やブレードのフラッシングが視認できるレンジを引くことが大切です。
あくまでもバスの上を通るように引きボトム付近を引いてしまうと密度の濃いアシ中ではルアーがバスの死角に入ってしまう場合もありバイトし辛い状況も想定できるので出来るだけバスの真上を通すことを意識して使ってみてください。
アシの新芽を通過する時にいきなり下からハイピッチャーを襲ってくるビックバスのバイトが丸見えなのも興奮しますよ!
また、アシ際の平行引きも含め違う角度でトレースコースを変えてしつこくアプローチする事も重要です。
ウエイトの幅が広がってもブレードの番手は各ウェイト共通というのがハイピッチャーの良いところ。
すなわちルアーの重みを感じるところは違くともブレードのバイブレーション(抵抗力)を感じるところは同じなので、軽いウエイトにシフトしてもブレードが回転しているのか?
なんて不安を感じることがないのも釣りのリズムを崩さないという面において優れているところではないかと思います。
『アフタースポーン期(6月頃)』
春から夏へ季節の変わり目となる梅雨シーズン。
この頃になると大半のバスはスポーニングを終えてアフタースポーン期と言われるシーズンですね!!
バスも体力を回復するためにベイトを活発に追い、水面系の釣りや横方向の釣りが再び熱くなる季節でもあります。
私が印旛沼で横の釣りにシフトする目安としているのがバス玉(水面付近に群れるバスの稚魚)の存在!
このバス玉に付いているバスをどうのこうのではなく、あちらこちらで視認できるようになるタイミングで再び巻物による横の釣りが良くなってくる判断材料にしています。
横の釣りといってもトップウォーターからノーシンカーリグまで様々なタイプのルアーを駆使する時期でもあり状況変化や攻めるカバー・狙う水深に応じたルアーローテーションが必要です。
この頃になるとバスの捕食しているベイトもブルーギルなどのベイトフィッシュや産卵のためシャローに上がってきたテナガエビ・アシ奥のザリガニやカエルだったりとさまざま!
エリアやスポットによってこれらの旬なベイトに依存しがちでボトム付近での反応が良いのか?水面付近なのか?いろいろ試さなければならない中で一定のレンジをキープして探れスナッグレス性能に優れているハイピッチャーが非常に効率的に有効になるわけです。
長雨によって濁りが蔓延しがちな状況も多いことからCB(カラーブレード)シリーズの出番も多くなってきますね!
濁った時はブルーバックチャートやブラックが定番ですよ。
印旛沼に通うロコアングラーの間で圧倒的に支持されているハイピッチャー!
信じて投げ続けられるハイピッチャーには実績に伴う裏づけがあります。今年の春は終わりますが来春もハイピのストロングパターンは必ず期待に応えてくれるはず。
ではでは。
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