台風の後をどう釣るか・・・
今年は台風が連続し、その度にフィールドは違う様子でしたね 。 台風は晩秋に迄・・・
今年の台風は雨が沢山降りましたので、濁りと増水がなかなかおさまらなくて困りますね。
特に河川やリザーバーの上流では、「こんなに水が増えて流れが強くなって、バスたちは一体どこにいるんだろうか?」って思ったことないでしょうか。
普通に考えれば、泳ぐ力の弱いバスは川の流れの強さに負けて、はるか下流まで流されてしまっているとも考えられますよね。
ところが流れがおさまった直後ぐらいに、すぐにいつもの場所でもバスが釣れてしまうことってありませんか?
あの流れの中、いったいバスはどうしているのか?もしかして実はすごく泳ぐ力が強く、必死に耐えて泳いでいるのでは?まぁ、もしかしたらそんなバスもいるかもしれませんが・・・大半のバスは避難しています。
バスは避難する
では避難と言っても、人のように公民館や学校があるわけではないバスはどこにいった??となりますよね・・・。
でも、考え方は一緒です。
普段住んでいるフィールド内で安全な場所で、もしかしたら、それを意識して移動いるのかもしれませんし、急な流れの中泳いでいた結果たまたま行き着いたのかは、魚に聞かないと解りませんがw
例えば川の脇から入る小川や小さなワンドなど、流れが一瞬でも止まるような場所でじっと耐えてます。
リザーバーでもワンドはもちろん、崩落した大きな岩の陰や立木などに隠れていることもあります。
もちろんその場所にいることが難しく、多少下流まで流される事も多くあると思いますが、そういった場所を見つけて避難している可能性が高いのです。
そして少しでも水流がおさまればまた上流に上がってきて、自分のポジションに戻っているのです。
つまり台風などで増水した場合、(もちろん安全に注意して危険じゃない程度までおさまったときに)そういったバスの避難場所を発見すれば、魚影が濃いハニースポットが見つかるかもしれないのです!
もちろん台風後などは、道や周りのものが崩れやすくなっていたり、崩れて危険な状態になっていることも多々ありますので、釣行の際はくれぐれも十分な注意と情報を得てから行って下さいね!
ちなみに、そんな場所でお勧めのルアーは、退避場所といっても濁っている場合が多いので、僕はバジンクランクやバズベイトを使って水面系からアプローチすることが多いです。
![1023_1](http://www.o-s-p.net/wp/wp-content/uploads/1023_1.jpg)
ビートのクラック音が間違い無く効くのです。
そして、わりとリアクション系のアクションが効くのでHPFクランクもお勧めですね。
台風通過後のテトラの盲点
また、このような「穴場」と期待したスポットがダメだった経験談もあるので、お話ししますね。それは「テトラ」です!
テトラというと、河川や湖沼でも1級に挙がるほどのスポットですよね、しかし、河川の大水時はそれがダメになる事もあるという1例をお話しましょう。
そもそも、テトラとはそこに水が良く当たるから、地盤が削れないように守るため置く「盾」のような存在であり、実はエリア内でも1番デンジャーな場所に設置されているわけですよ!
なんせテトラは本来「消波ブロック」と呼ばれるものですからね・・・。
そんなテトラですから、増水で流れが強くなるとモロに水が当たり、と言うか流れそのものが当たり凄いことに!
しかも、流芯のボディーウォーターが当たる訳ですから、下の方の冷たい水が叩きつけられ、それにより明らかに他より条件が悪くなったりするのです。
さらに長きにわたってそういった条件下にあることにより、少しずつ奥の方にまで土砂が蓄積されていきます。
ですから、一見良さそうなテトラがあっても、実は奥の方まで砂やヘドロが詰まっていて、テトラの中は水深が全くない、なんてことになっていたりします。
条件の良い時にテトラを狙う場合は、ロッドを刺すなどしてそのテトラ内の水深を確認してからの方がいいですね。
そんなわけでテトラは要注意なんです、ってお話でしたが、これも全てではないので、頭の隅に入れておいて頂ければと思います。
減水時の攻略法
さて、すっかりシチュエーションの話になっちゃいましたが、もののついでに大水の逆のパターンの話です。
雨が降らず、まったく水が無くなったパターン!!
いつもはごうごうと流れる水が、ちょろちょろと水たまりの様になってしまっている!なんて事に遭遇したことがある人も多いと思います。
しかし、その水たまりでさえもバスをはじめ、魚たちは悠々と生活していたりしますね。
はっきりと見える魚体、隠れられる場所は数カ所!これはチャンス!とばかりにトライするが・・・なかなか食ってきません。
それどころかこちらから丸見えな分、あちらからも丸見え・・・な訳ですからね・・・そりゃーそうなりますよね。
僕は今年、おかっぱりのシーンでこういった場面にたびたび出会いました。
結果的には釣れているのですが、最初は悩みましたねw
結果から言えば1番有効だったのはオリカネムシ!もー天才ですよね、あのルアーは!
浮かしておくだけで十分にバスを吸い上げ、ちょっとスレている時には、ラインを木などに引っかけて、ルアーだけを水面に垂らしておくシーンをつくってあげれば、面白いようにバイトしてくれました。
しかし夏も終わり秋口になると、そんな明確なパターンはみんな思いつくわけで、しかも品薄だった(笑)
オリカネムシも、皆さんの手元に行き渡ってしまった事もあり・・・。
バスがすっかり水面に浮いている物にスレてしまいました・・・。
うーん、これはどうしたものか・・・そんな悩みがありながらも、そこは一応TOP50プロですからライトリグを駆使し何とか切り抜けていましたw
しかし、光大郎君とロケへ行った時に知った彼のテクニックに脱帽!
それはスピナーベイトを使ったリアクションの釣り!この時はダイワのスピナーベイトで見せてくれたのですが、実際はブレードのサイズ感などケースバイケースがあり、ハイピッチャーと使い分け、ベストなものを選んでいるようです!
この模様が知りたい方はルアーマガジンの10月号あたりを読み返してみて下さいね。
とまぁ、色々語ったのですが、光大郎君と一緒に釣りに行くといつも新鮮で、お互い違うスタイルでやりこむため毎度色々な釣り方が見れてほんと勉強になります!(そんな四国ロケではどどーんとこんなナイスサイズをダブルヒット!)<
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