秋の利根川、O.S.P T-NAMIKI CUPの参戦レポート
こんにちは早川です。10月に入りめっきり秋らしい気候になりましたね!!
皆さんの良く行くフィールドも秋らしくなり、ハードベイトで楽しめているのではないでしょうか??
さて今回は9月28日に利根川で開催された『O.S.P T-NAMIKI CUP 2013』への参戦レポートです。
秋の利根川にはタイフーン!
9月は台風シーズンということもあり、予定されていたトーナメントやイベントがよく中止や延期になったり、今年は10月でもそんな状況だったりもします。。。
さてO.S.P T-NAMIKI CUPも一昨年は台風で中止を余儀なくされました。
今年も9月中旬に上陸した台風18号の影響で利根川のスロープは泥に埋まってしまい、危うく中止になるところでしたが北総マリーン様の懸命な復旧活動により、爪痕が残る中ではありましたが無事に開催されました。
レギュレーションも今年からペアトーナメントに変更され開催されたのですが、参加ペア数が、な・なんと93ペア、つまり186名と稀に見る大トーナメント!!
利根川は広大なので、このくらいのボート数でもOK。でも、まあまあ良いスポットには入れ替わり立ち代わり・・・では無いでしょうか。
でももともと広いのでやれるべき所は沢山あるので、皆さん楽しめたのではないでしょうか。
僕のペアは、地元アングラーの佐藤さん!!
おかっぱり中心にこの利根川界隈をO.S.Pルアーで釣りまくっている大のO.S.Pフリーク。
毎年ペアを組んでいて意気も合ってきているし、そろそろ優勝しちゃいそうな予感??
今回も開催時期は秋ということで、ベイトフィッシュもバスも多くストックしている根木名川をメインエリアとし、クランクベイトとスピナーベイトで狙っていくプラン!
しかし行ってみると、期待に反してベイトフィッシュは少なく、水質も濁り気味・・・想像とは違って生命感に乏しい景色でした。
下流域から釣り上がりながら、ブリッツMR・タイニーブリッツMR・ブリッツMAX・ハイピッチャー3/8ozをローテーションしていくとブリッツMRで1stフィッシュ(470g)。
斜め護岸の岸ギリギリにキャストし巻き始めでのバイトは理想どおりでしたが、この日はバイトが遠くバスが岸際にベイトを追い込むような場面も見られませんでした。
そこで、若干ブレイク寄りを引くようにレンジやスピードを調整するとポロポロ釣れだし、750gを頭に3本のリミットを達成!
イメージは岸際からブレイクまではミディアムファーストリトリーブで速めに巻き、ボトムタッチしたらやや浮かせたレンジをキープしながら巻いてくると辛うじてバイトしてくる感じ。
しかし、本気でルアーの頭からを喰ってくるというよりかは、追尾してきてつっつくようなバイトでリアフックに辛うじて掛かる状態のため、パートナーと共にバラシが多発。
そんな状況下でこの日一番合っていたのがタイニーブリッツMRでした。
小型クランクベイトでありながら兄貴譲りのブリブリアクションは濁りの中であっても魚を引き寄せる力があり、ハイプレッシャーに強く、弱いバイトもボディサイズが小さい分フロントフックがアシストしやすいためバラシにくい。
実際に今回も、タイニーブリッツMRではバラシがありませんでした。
さて、その後。
今回、根木名川の水は濁っていましたが、途中から北寄りの風が吹き始め「下流域は本流から風に押された綺麗な水が入ってくるかも??」と期待し移動してみると、やはり利根川本流の水が濁りを押し上げ根木名川下流の水質が良くなっていました。
ベイトっ気も出始め風も強めに当っていたので、ハイピッチャーからタイフーン1ozにチェンジ。
その2投目、1,200gのキッカーフィッシュをキャッチすることに成功!!
ただ、その後は風が弱くなり、水質も悪くなりそうなうえ日差しも増してきたので、「同条件+カバー」を狙おうと一つ下流の支流である尾羽根川でのカバー撃ちにシフト。
先行者が居たのですが快く入れてもらい、カバーに03ハンツ7g+ドライブシュリンプ4インチのコンビで狙い通りバイトはあるものの、やはりショートバイトのためか全てファイト中にバラし・・・掴みかけているのにノリきれず、なんだかんだ難しい状況を克服できないまま終了となりました。
成績は2,404gで7位。空気を読んで??6位に抑えた並木さんに、さらに空気を読んだかたちでした(笑)。ペアの佐藤さんと共に、広大な利根川からエリアを絞り込み、様々な状況にアジャストしていかなければならない難解パズルを解くような展開を戦えた事が成績以上に満足でした。
普段はおかっぱりしかしない人や、初めて利根川に来た人にも、この難しい利根川をボートで駆け巡り、1匹との出会いやパターンを見出した感動をもっと体感してもらうことで、いずれボートに乗って広大な利根川を駆け巡ってほしいですね!
タイフーンの実力
さて今回キッカーフィッシュをキャッチした「タイフーン」ですが、以外と使っている人が少ないように思います。
みなさん、あの大きなブレードと重さに圧倒されているようで、ペアの佐藤さんも大のO.S.Pフリークなのに「タイフーンだけは使ったことが無い」と言っていました。
僕の場合、重さを活かしたディープレンジでの使用は殆どなく狙いは印旛沼でも利根川でもシャローです。
タックルも普段ハイピッチャーで使用している6ft6inのMパワーやテキサスリグ等で使うMHパワーのものを使ってます。
ラインはフロロであれば14lb.、ナイロンなら16~20lb。
カバー周りほど太くしていますが、ナイロンの伸びるラインはフッキング力をロスしてしまうので、太くて伸びにくい20lb.くらいがちょうど良いですね!
キャストは勢いよい良く「ピュッ!」と投げるのではなく、ロッドに背負わせて中・大型ビックベイトように「よっこらしょ」的に投げ、後はサミングでそっと落していけば問題なし!
出しどころ的には、ノーマルサイズのスピナーベイトではちょっとアピール力に欠けてしまう強風下や濁りのシチュエーションや、ルアーがバスの死角に入りやすいゴージャースなカバー周り等。
そして、タイフーンに食ってくるバスは経験上デカイです!ですが、たまに30cmほどのバスも釣れてきます。
そんなレギュラーサイズも釣れる状況の時は、「ルアーと狙いが合っている」とプラスにとらえていいと思います。
タイフーンでのバイトの特徴は「ガツン!」と強くくること。
ルアーが大きいため、バスも本気で喰いに来る印象があります。
昔、ブラッシュホッグ(オリジナル)が流行り始めたとき、最初はあのボリューム感に半信半疑な部分もありましたが4インチワームよりバイトが強くてフッキングミスも無く、「ルアーの大きさがショートバイトさせないのではないか」と感じたことがありました。
おそらくタイフーンにも同じことが言え、タイニーブリッツMRで辛うじてバイトにもち込んでいた状況がウソのように、タイフーンが掻き消してくれる事だってあります。
そして何より、タイフーンには「いつかビックバスが来る!」という期待感と夢があります。
皆さんもそのアピール力とスナッグレス効果を活かして、ビッグバスを狙ってくださいね!
関連商品