2010年JBTOP50第1戦、愛媛県野村ダムは9位フィニッシュ
今回の会場は四国の愛媛県。暖かいイメージのある野村ダムでしたが、、、、。
2010年JBTOP50第1戦野村ダム詳細レポート
トーナメント名/JB TOP50第1戦
日程/2010年3月26日~28日
会場/愛媛県野村ダム
出場人数/60名
順位/9位入賞
今回の会場は四国の愛媛県と言うことでとても暖かいイメージのある(勝手なイメージ?)野村ダムでしたが、プラクティスの時からどんどん気温が下がって行く感じでした。
2週間前に行ったプリプラクティスでは初日20度近い気温と15度近い水温があった野村ダムですが、雨男の本領発揮か悪天候が続きみるみる気温も水温も落ちて行き、しまいには雪が降る始末・・・愛媛で大雪です。
丸2日近く満足にプラクティスが出来ないくらい降りましたね。
幸い多くの選手より長めにプラクティスに時間を割いていたので、天候によるプラクティスへの影響はさほどなかったんですがまさか雪とは・・
そんなプラクティスから2週間。
(写真左:野村ダムはこんな雰囲気です。。。)
本番の直前の公式プラクティスでも2日間見事に雨・・・どんだけ雨男だか(みんなね)・・
すっかり雨パターンに自信を持って挑んだ本番はピーカンの晴れ空!おいおい
しかし、出船順を決めるフライト抽選では2番を引く!
そして、このアドバンテージを生かすべく勝負に出ました!
この時期のバスは春に向かって大きなインレット及び上流部に向かって移動するってのが、僕のリザーバー持論。
この持論にコンフィデンスを持って肱川上流に勝負を賭けました。
肱川は野村ダム最大のインレットにして会場から近い好スポット、しかし、その規模からしても、あまり人が入るとプレッシャーで釣れなくなる可能性は大きいのですが、2番のアドバンテージがここで出るはずと勝負しました。
前日の雨水の流入を考えると不安要素は否めませんが、チャレンジする価値はあると思いました。・・と思いつつスタートの直前まで悩んでいましたけどね(笑)
だって、多くの時間を割いた本湖から中流域のプラクティスのパターンを無視して、ここからは自分の経験と言う自信でのみの釣りになるわけですから、積み上げた練習(プラクティス)をすっぱり切り捨てるのは精神的にも楽な選択ではありません。
上流に上がって行くとやはり前日の雨の濁りが確認できましたが、ここで注目する点は濁りより水温です。
確実にスタート地点より下がって行く水温、それ以上落ちるなよと心の中で呟きながら進んで行きます。
スローエリアの為アイドリングでやっとたどり着いた最上流部。
思いのほか濁りもない、気にしていた水温も8度といい感じ!
流れの中にプラクティスで魚探を使いチェックしといた岩を確認し、偏光グラスをサイト用の物に掛け変え、流れに乗せるようにマイラーミノーのダウンショットを通す。
チェックしてあったいくつかの岩を流して行くと、待望のヒット!川の流れに乗ってファイトするバス。
4ポンドのラインが岩に当たるたびに冷や汗が出る。流されながらやり取りをしやっとランディング1キロオーバーのナイスフィッシュだ!
しかしここでトラブル!ライブウェルにバスを入れライブウェルのスイッチを入れてモーターが唸るが吸水が始まらない。
慌てて手動で水を汲み入れる。さすがに朝一からライブウェルが動かないのはまずい・・・。
しかしそんな心配も2匹目をキャッチしたころには通常通りポンプは吸水を始めていた。よかったー!!
その後、最上流のブッシュをドライブクローで打って行くとブッシュが複雑に組み合った奥の奥で、モゾッとバイト!すかさずフッキングをするがブッシュが引っ掛かってバスが出てこない!
急いでボートを寄せてブッシュごとランディング!
これも見事なキロフィッシュ!
これで3匹で3キロと言ったところだ。
このパターンは流れの中にオイカワが入って来るのを狙っているバスがターゲットなのですが、自分のボートのプレッシャーによりオイカワが入ってこなくなるとバスのバイトも止まるので、ポイントを休ますために下流に走りぐるっと一周。
しかし、思いのほか厳しくプラクティスで散々やったポイントで反応がない、すでにほかの選手によって釣られてしまったのか?
頃合いを見て上流に戻りもう1匹追加しウェイン。オイカワパターンを貫き初日4本で4キロ!初日4位と4並びでフィニッシュ!
二日目はなんとマイナス3度と氷点下からのスタート!
ボートの上は霜で真っ白、ライブウェルは氷が張り、凍り付いたストレージの蓋は開かずの扉となっていました・・・
そんな真冬のような冷え込みに上流パターンも凍結・・・ベイトのオイカワも見当たらず、水温は6度と急低下・・。
まずいとルアーのサイズダウンをしたりとあの手この手を試すが無反応。
しかし、9時を回ると若干ベイトが上がって来てこれは!っと思い粘るとやっとの思いでヒット!
しかし、流れの中でのボートポジションをミスってしまいボート際でフックオフ!確実にキロフィッシュでした。
その後粘るが反応はなく、気持ちの切り替えも含め、フォローに散々プラクティスでやった本湖パターンで2本キャッチし、このまま本湖でサイズは小さくても拾っていくかと悩んだあげく、優勝を目指すぞっと賭けで上流に勝負を挑んだ!
結果反応なく2日目はそのまま2匹でウェイン。
初日の貯金のおかげで12位予選突破となった。
昨年までは喜ぶところなのだが今年の目標はあくまで「優勝」喜んではいられない。
(写真左上:流れの強い上流部の様子です)
(写真右:野村ダムでもドラクロやマイラーミノーが大会中も良い仕事してくれています!)
(写真左下:-3℃の朝の様子。。。。デッキとか白くなっています。。。。ここが愛媛県??)
明けて決勝戦!前日とは比べ物にならない暖かい朝を迎えてスタート。
もう行くしかないと朝から上流にアタック!水は3日間で一番澄んでいる。
そしてサイト用偏光グラスで見ると岩陰に明らかに新規に入ってきたであろうバスの影が見える!行ける!
そう思い岩陰にダウンショットを入れるとすぐにバイト!よしと思った瞬間、凄勢いで流れに乗って走るバス。
とてつもない力だ!やばい止まらないと思った瞬間に岩にこすれた感触がしテンションがなくなる。魚がでかすぎる。なんともぜいたくな悩みだがトーナメント中にこれほど心臓に悪いこともない。
その後、実に3連続のラインブレイク。ラインに問題はない。ドラグを緩めれば岩に潜られ、ドラグを閉めれば流れに乗った重い引きが4ポンドラインを引きちぎる。
太いラインではバイトがなくなる。もうこれで行くしかない!
慎重に慎重にこまめにドラグ調整をし、やっと1匹目をネットイン!
その瞬間両岸から観戦していたギャラリーから歓声が上がる!歓声に答えてから、改めてネットの中のバスに目を戻すと、デカイ。
しかも素晴らしいコンディションだ。これじゃー引くわけだ・・・。
この1匹でちょっとしたコツを覚え連続でバスをキャッチして行く。この日はルアーマガジンさんのカメラマンが同乗していたためどこかでその模様が見れるかもしれませんね。
バラして倒れてる姿も(笑)
予選より2時間もトーナメント時間が短い決勝。
難しいやりとりにヒートして気づけば時間、この時ライブウェルには4匹のグッドコンディションのバスが所狭しと詰まっていた。
ウェインの結果はなんと4本で5キロオーバー!!この日初の5キロウェインに会場を沸かすことが出来ました!
結果的に5本釣ってきた選手に10グラム差で劣り、単日2位になってしまったが、総合順位は9位(総合ウェイト順では4位だったのだが・・・)。
奇しくも昨年と同じ順位でのスタート。シングル入賞で喜びたいところだが、今回は優勝が狙えただけに素直に喜べない。
2日目の選択のミスが悔やまれる!ほんと「ちくしょー!!」である。
もっと練習を積んで確実にチャンスを掴んで行きたい!
次のトーナメントでも会場やギャラリーを湧かせられるように頑張りたいので、皆さんの応援お待ちしています!やりますよー!
また、今回の会場になった野村ダムの地元の方や青年団の方々にはとても温かく迎入れてもらい、会場整備をしてもらったり応援垂れ幕が用意されていたりと熱いフィールドでした。
宿泊したホテルでもフロントの方から決勝進出おめでとうなど声をかけてもらいほんと素晴らしいフィールドでした。
お世話になった皆さん、本当にありがとうございました!
「もっと詳しく聞きたいことがあれば、携帯サイト「爆釣チャンネルのモテショーのGOGO!ツアースタイル」で質問を待っていますよー!
(写真:次戦も頑張りますので、よろしくお願いします!!)
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