三寒四温を乗り切るルアー選び!

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いやーついに4月とは言え、中々暖かくはならないですね~。暖かいと思えば急に寒くなるワケです、これぞ三寒四温!ってやつですねw

この季節の変化に翻弄されているのは我々釣り人だけで無く、バス達も確実に影響を受けているのです。この動きの延長が春爆だったりするのですが、これは季節と、バスの習性にも深く関わってくるのです。

そもそも春爆の理論。春爆はなんで起こるのか、春爆で釣れるバスってどう言った状態のバスか?

冬から春にかけてバスは生涯で1位2位を争う大切な本能に直面します。それがスポーニング(産卵)です。自分の遺伝子を残すと言う生物全体の最高目的です。春爆はその為のアクションの過程で起こるタイミングなのです。他の魚の釣りにもこのタイミングを表す言葉はあります。有名なのは「ノッコミ」と言う言葉ですね。聞いた事ある方も多いかと思われます。ノッコミとは「乗っ込み」とも書かれることある事から分かると思いますが、産卵の為に何時も住んでいる場所と違う場所に同じ目的の魚が集まる事、産卵場所になる浅瀬に乗っ込んでくると言う事から来ていると思われます。それは魚種によって時季や場所が違うだけで淡水でも海水でも多数の魚種が行う現象なのです。身近な魚種で言えば、ヘラブナや、海では鯛などが有名ですよね。

さて、バスに話を戻しますと、バスは大体水温が13度から15度がスポーニングの適水温と言われています(地域やフィールドによって誤差はあります)そこへ目指して冬のポジションからの移動が始まります。しかも体力のある大型のバスから順にと言うわけです。

移動といっても、温度の上昇を見ながらになりますから、スポーニングエリアでもあるシャローを目指す過程でバスも調整を図ります。しかし、今まで釣り辛いディープに散っていたバスが、わざわざ大きい個体のみ一斉に集まるのです。これはチャンスですよね!

しかし、ここからがバスと季節との読み合いになるのです。

水温が上がればバスはシャローに近付き、逆に下がれば遠のく。これの繰り返しで徐々に近ずくのですが、それはまさに三寒四温の春への侵攻と全く同じなのです。

この季節に翻弄されるているバスの動きを読む!いやー難しい(>_<)春って、爆釣も有ればカスリもしない事もある表裏一体の諸刃のシーズンなのです!まぁ、バスも翻弄されているから普段釣れない警戒心の強い百戦錬磨のデカバスも釣れちゃうのかもしれませんね!さぁ、そんな春爆ですが皆さんも是非色々考えてチャレンジしてくださいね!考えて釣れたバスが一番面白い!これぞバスフィッシング!って僕は常々思うのですw

僕はいよいよTOP50の1戦目が始まります。場所は九州の福岡県にある遠賀川!九州と聞いて暖かいのでは?と思った、九州以外にお住いの皆さん!僕もそう思っていました(笑)でも、実際は北九州は関東とほぼ変わらない気候で、冬は寒いのです。現にプラクティスを行なった3月は霙の降るは雪も降るはでなかなか寒かったですよw更に前の週よりドット下がった水温の中のプラクティスでは全然魚の気配をキャッチ出来ず、その辺は不安要素しか作れませんでしたが、本番までの1ヶ月弱の変化を期待してそこは拘らずにひたすらの魚探かけで地形の把握に努めました。

プラクティスでは多くの場所を早く把握するために巻物系のルアーが多くなりますが、タイニーブリッツDRとハイピッチャーは僕の定番です。

因みにその極寒の九州プラクティスの帰りにそのままマスターズクラスのトーナメントに出ていました。マスターズはTOP50のすぐ下のクラスですが、格下だなんでとんでもない、猛者がゴロゴロいるはTOP50選手も20人以上参加している120人のトーナメントです。今回の会場になった河口湖はローカルルールでワームが禁止ということもあり、ハードプラグやワイヤーベイト、そしてポークでの戦いになります。富士山が絶えず見えるフィールでの釣りはある意味贅沢ですが、トーナメント中はほとんど見た記憶がありませんw

九州のプラが終わってからひたすら走り、着いてすぐに出船の流れ。ギリギリまでプラクティスをしていたので余裕がありません・・

前日プラクティスでわかったことは。 例年以上にバスが見えない。 水温は6度 僕の好きなパターンである白魚を狙うバスどころか白魚がいない・・ネガティブキャンペーンかと思うほどの春バスを狙おうとしていた僕にはマイナス要素が盛り沢山でした。しかし、この条件て言うことは単純にバスの動きは冬な訳です。

頭を切り替えて冬バスを狙って行くパターンメインで、午後になり水温が上がって来たタイミングで春バス狙いに切り替えよう!それで僕がとったルアーセレクトがシンクロ(エコモデル)の1.8gと2.7gにオリジナルカットのポークをセットしたもので、水深に合わせ溶岩帯を探りました。水温が上がり風が吹いて来たタイミングで、バスが上がってくるであろうエリア(前日プラクティスで水温の高いところを回って調べておいた)でヴァルナ110SPとハイカットDRSPを!二日とも晴天のため、ヴァルナのカラーセレクトはシルエットが小さく見えるゴースト系のカラーをセレクトしました。写真はダズラーベイビーギル L16

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因みにヴァルナとハイカットの使い分けですが、今回水温が高かった 大石、鵜の島、ハワイ、八木崎エリアでも、風の当たるビッグシャローがある大石と八木崎ではヴァルナ、鵜の島エリアの溶岩帯でハイカットと言った使い分けでした。ハイカットがDRSPなのは、水温が低いためバスのポジションがまだ深いかな?と言った考えでした。

しかし、残念ながらマスターズ2日間見事にノーバイト、ノーフィッシュ!120人の大会ですが、結局釣れたのは初日6人、二日目5人ととても厳しいトーナメントでした。前日の夜には雪が降り、一時吹雪に・・・朝の気温はマイナス6度全てが凍っていました・・

こんなマスターズは久しぶりなのではないでしょうか?釣果の結果から言うと、エリアも読も悪くなかったのですが、釣れて行くバスの多くはシャローと、やはり春のポジショニングを取っていたバスがほとんどでした。もうこれはどれだけ信じてやり切れるかと言うことも大きく、ルアーセレクトも間違っていなかったので、来年の課題となりましたね。そして戻ったら、すぐに雑誌の取材が!のはずが、悪天が続いて伸びてしまい、あっという間に九州に戻る日程に・・・

と言うことで、今僕は九州に向かっております。あれ、バスが1匹も釣れていない・・なんとバス写真なしのコラム・・(少しはプラクティス中に釣れているのですが、プラクティス中はライバルに手の内を明かさないため写真を撮ることは難しいのです)と言うことですいません!次回は必ずデカバスを載せます!

TOP50の初戦 遠賀川まさに春の一番難しいタイプのトーナメントです! でも、春が好きは僕としてはここで勝ちたい!皆様応援を宜しくお願いします。

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