JBTOP50プロ茂手木祥吾のレポートを掲載。JBTOP50の最終戦「秋の旧吉野川」で見えたこと・・・
さてさて、すっかりどっぷり秋になりましたね〜
冬もちらりと感じさせる寒い朝も出てきた今日この頃ですが、皆さん釣りには行けてますか??
僕は10月までトーナメントシーズンですので、ついこないだまで連続的に走り回ってましたよw
まずは今年最後かもしれない、スモールマウスバスを釣りに東北は桧原湖へ!!
桧原湖の秋は夏と違って数こそは抑え気味なのですが、サイズが出ます!
釣り方はちょっと難しいのですが、出来ちゃえば簡単なはずですので、是非トライを!
<釣り方>まず、魚探にベイトフィッシュの反応がある8〜12メートルのディープウォーターにドライブクローラーのネコリグをボトムまで落とし、アクションは、ボトムから少し浮かせるイメージでシェイクをしばらく続け、途中でまたボトムまでワームを沈める為にストップ。ボトムに付いたらまたちょっと浮かせる感じでシェイク・・・の繰り返しです。
バイトは「ぐーっ」と絞り込まれるような感じが多いのですが、ネコリグですから早合わせは禁物!そのままラインテンションを張り、ロッドでスイープに「ぐいっ」と合わせます!早合わせは禁物と言いつつも、なんせ10メートルクラスのディープウォーターですから、しっかり合わせないとハリが刺さりきりません!ロッドが柔らかいとなおさらですので、そこは自分が使うロッドとの調整が必要ですね!
ちなみに僕はダイワスティーズの"スーパースカイフラッシュ"(6ft4inのライト)というロッドに、ラインはフロロカーボンライン2.5ポンドとの組み合わせでやっていて、フッキング時のロッド移動幅は60度くらい付けています。ロッドも柔らかいですし、ラインも伸びるので、フッキングしながらも更に巻きます。
ちょっと細かい話になりましたが、その後霞ヶ浦に行きロケがあり、野尻湖でマスターズ戦を消化し、そのままTOP50最終戦が行われる四国徳島県へ向かいました。
色々な湖を点々と・・も〜気温差とかぐちゃぐちゃですよ(笑)
そんな中、役に立ったのがO.S.Pのパーカー!!凄く寒い時はレインの下へ、気温の高い徳島でも朝夕の冷え込み対策にTシャツの上にパーカーを着てました。
僕はこのパーカーがお気に入りでデザインも釣り釣りしてないので、そのままどこでも着て歩いていますw
って脱線してしまいましたが、話を釣りに戻すとそうです四国です。
旧吉野川で行われるTOP50最終戦に参戦のため徳島に入りました。
そして直前プラクティスでは、新しくO.S.Pプロスタッフに加わった谷口プロにも手伝っていただき、タフな旧吉野川を攻略していきました。
旧吉野川と言えば、チャターベイトタイプのルアーがウィニングパターンになることも多いフィールドで、僕もプリプラクティスからブレードジグを引き倒していました。
そしてブレードジグのパターンもそこそこ掴んでいたのですが、この直前でちょっと反応が悪くなってしまっていました。
流石、TOP50の選手が本気でプラクティスをしているせいでしょうか??半端ないプレッシャーの影響だと思われます。
ちなみにプレッシャーさえ無ければ効くと思うので、釣れていたパターンをここに書きますと、、、、、
<秋のブレードジグ>
旧吉野川での僕のヒットカラーは、ブラック系のカラーでウェイトは3/8oz.、アクショントレーラーを付けるのがお奨めです。
狙うのはストラクチャー絡みでは、テトラの外側や橋脚。地形では大きくカーブをしている地形のインサイド!!
特にこのインサイドは僕の最大の狙いでもありました。一見何もないインサイドですが、ブレイクやハードボトムなど何でもよいのですが、ちょっとした物が絡んでいるとベストでした。
もちろん、晴天べた凪よりはローライトコンディションや風というファクターは欲しいところですが。
そんな中、ブレードジグをやや早めのストレートリトリーブで引いてきます。
特にアクションはいらないのですが、浮き上がりすぎないように、と言うところだけ気をつけます。
それをランガンして何度も入り直し狙うというパターンが、自分の中でもストロングだったんですがね・・・そこはしかたありません。
切り替えて、タフな時用の釣り方を行います。
結局、谷口さんと煮詰めたパターンは一気にフィネス化し、ダウンショットでのパターンでした。
特にHPシャッドテール2.5インチとドライブシュリンプ3インチのダウンショットの反応が良くこのパターンをメインに、「1匹釣るのも大変」と言われたこのトーナメントをしっかり釣って行こうと作戦を決めました。
ちなみに「フィネス=小さい魚」ってイメージを持っている方もいるかもしれませんが、それは間違い!!
しっかりと狙うところを狙えば2インチのワームで60アップだって釣れてくるのですから!
まぁ、今回は60アップとはいきませんでしたが、トーナメント初日しっかりと釣ってきたバスはこの日(トーナメント初日)のビッグフィッシュとなりました。
ドライブシュリンプ3インチのダウンショットを、ブレードジグで釣れていたカーブのインサイドにフォローの感じで落としていってのヒットでした!
トーナメント初日は、この1本も含めての2本のウェインで20位からのスタート!十分にまくれる順位です!
そして3日目の決勝への出場権と、大きくジャンプアップを目指しての2日目スタート!
この日も同じようにダウンショットで丁寧に攻めて2本のウェイイン。
全体的に厳しい中でしたが、初日のビッグフィッシュは優勝した加藤プロに更新をされてしまったものの今大会2番目のグッドサイズ、そして順位も19位と予選突破です!
しかし、ここでまさかの3日目の決勝が中止に!!
そうです、非常に大型の台風が四国に向けて接近中で危険とみなされ、翌日のトーナメントの開催を中止と運営側が決めたのです。
せっかくの予選突破でしたが、仕方ありません。安全は何よりも大事です。
これにより最終成績はそのまま19位となり、TOP50の最終戦が終わってしまいました。
正直、地道ではありますがジャンプアップの期待もあったし、なによりビッグフィッシュ賞を取り返したかったのでとても残念でした・・・。
年間成績も完全不完全燃焼!!もーこれは来年の課題です!
今年は最終戦になって見えたことが色々ありました。
それを生かして、この冬からトーナメントに対する姿勢や練習の方法を1から考え直し、来年はやったります!
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