JBTOP50北浦戦の後、すぐに桧原湖戦に向けての準備

みなさんこんにちは!!

第2戦の釣りビジョン見てくれたかな??その北浦戦ではイージーミスが目立ち、悔しい思いを散々したので、試合後2日間だけ東京に戻り、すぐに第3戦のフィールド桧原湖に向かいました!!

JBTOP50第3戦桧原湖戦

桧原湖はだいぶ行き慣れた感のある湖でしたが、この時季のトーナメントは久しぶりです。

余計な概念を捨て、このシーズンのバスを追いかけるため少しでも多くの時間湖上に浮きたいと考えました。

今回もゴールドハウス目黒にお世話になりました。

プリプラクティスを開始していくと、初日からプリスポーンのバスと多くのネストバスを見ることが出来ました。

縦に長い湖ですので、北と南でバスの動きも多少ズレてきます。

それも確認すべく走り回るプラクティスからスタートしました。

にしても、桧原湖は景色もよく、気候も夏には最高な気候ので実に気持ちよくプラクティスが出来ました。

そんな中、トーナメント開催時は、ポスト~アフターパターンになると読み、スポーニング後にバスが多くなるであろうエリアを探すべく1からのつもりで魚探かけをしっかりと行いました。

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過去のプラクティスの記録を書き込んであるノートと魚探・GPSすべて手放すことの出来ない大事なトーナメントアイテム。

スポーニングの行われる、シャローフラット隣接のストラクチャーを細かく拾っていきます。

そもそも、桧原湖には数多くのハンプと言われる大小様々な水中島が存在します。

特に湖の南側に多く集中し、バスの格好の付き場になっています。

しかし、このハンプ、10mの湖底からまるでタケノコのごとくニョロニョロと水面直下まで伸びているため、バスボートで走行する身としては大変危険な物でもあります。

実際水面下数十センチに位置するハンプなどは見えないことも多く、突然そそり立っているハンプにボートを当ててしまったり、エンジン破壊してしまった人も数知れず・・・。

細かいマップでもすべてのハンプは紹介されていず、それどころか半分以上のハンプは未登録のままです。

そういう自分も昨年のTOP50のプラクティス時に、大減水していた湖上で、いつもは水面に出てくるはずのないハンプに気づかず、かすめてしまい、エンジンの先に付いているスケグが欠けてしまったなんて出来事もありました。

さらに、桧原湖はしょっちゅう深い霧に包まれます。

10m先も見えない中、魚探かけをして作った己のGPSマップだけが頼りになります。

今回もプラクティス中何度かホワイトアウトのような真っ白な湖上でGPS頼りで走行(もちろん安全の為スロー走行です)をしないと行けないシチュエーションに出会いました。

そんなハンプも今回アフターバスの格好の付き場として、しっかりチェックしなければなりません。

特にウィードが絡んだハンプは絶好調間違いなしです。

しかし、ウィードの絡むハンプなんてそんなに存在するわけもなく、何百個もあるハンプをしらみつぶしに探していくしかありません。

大変時間と根気のかかる作業ですが、これが他の選手とのアドバンテージになるかもしれないと思えば自然とやる気が出てきます。

もちろん、おおよその見当でウィードの生えそうなハンプというのも判る場合もありますが、そんなハンプは大抵有名エリアだったりするわけです。

毎年変わる水中の環境、数年のプラクティスで書き上げた自分の秘密のノートに書いてあるエリアもしかりです。

他と差をつけるためには意外性、前例がないなどの要素が大変重要なのです。

そんな思いをして見つけたエリアで一人勝ちを決め込む興奮は他の何者にも変えられません!

ただし、必ずしもそれがトーナメントで役に立つという保証はどこにもないのですが・・・

実際今回のトーナメントでは、梅雨真っ盛りで、週間予報も雨マークが付きっぱなしだったにもかかわらず、当日は晴天無風と実にサイト日和となりサイトフィッシングによるヘビーウェイトでハンプパターンの私のウェイトは初日で後れを取り49位、二日目にサイトパターンのパワーが落ちたところに反撃に出て、短日19位だったのですが悔しくもウェイトが足りず、予選敗退となってしまいました。

これがトーナメントです。

トーナメントは生き物です。魔物が住んでいたりもします。

だからトーナメントは楽しい!っとは勝ったときの台詞かもしれませんが、悔しいけど、ふつふつとやる気が湧きます。

勝ちたいから次は勝って楽しいって言ってやる!

と、言うわけで、一見無駄と思われても、何がきっかけでキーになるか判りません。

なので、プラクティスでは色々なパターンを試します。

写真はプラクティス時、見つけたハンプの上でベントミノーでヒットしたバス。ベントミノーには多少深いところからでもバスを呼び浮かせるパワーがある。
(写真左:真っ白な霧に包まれます。)
(写真右:ベントミノーで深い所からバスを沸かせてキャッチしました。)
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また、桧原湖では何もないフラットもベイトが入ってくると、水面が慌ただしくなりボイルが始まる。

静かな湖面にベイトが飛び出したら、水面直下はバスたちのフィーバータイムです!

それを見つけたときは、誰もが興奮することでしょう。

そして、何を投げたらいいのか、折角のチャンスを前に悩むのです。

しかも時間はあまりありません。

多くのボイルは数秒から数十秒のうちに終了してしまうことでしょう。

それこそ悩んで、ルアーを結び変えたり、タックルを持ち替えている間に、その一攫千金のチャンスは再び水底深く戻って行ってしまうのです。

この時に僕や多くのこれを読んでくれているO.S.Pフリーク、モテギフリークの皆さんは、ベントミノーを投げるか、アシュラを投げるかで悩むと思います。

その時の私の一つの例をご紹介いたしましょう。

とっさの判断で、両者の特性を考えます。

今回はボートからボイルまでの距離が離れていたため飛距離で勝るアシュラをキャストしました。そしてヒット!

僕のタックルにはこの使い分けられる二つのミノーはたいてい同時にリグってあります。

ちなみにベントミノーは水面でのアクション重視と考えています。

ですから、少し沈んでしまったボイルやアシュラで出なかった場合は距離を縮めてベントミノーに持ち変えます。

このような使い分けを、より生かすためにタックルセッティングもご紹介しましょう。

ベントミノーのタックルはアクション重視、ロッドはスティーズのバックファイヤーにラインはデフバスナイロンの4~5lb。

ナイロンラインを使うことによりルアーが沈みにくくなり、硬めのアクションのロッドで弾くようにアクションを加えることにより、ベントミノーの動きを最大限に演出します。

逆にラインが沈んでも影響のあまりないアシュラはアデスなどのフロロカーボンラインを使う。

フロロはワンランク細いラインでも強度を得られるため3~4lbをセレクトし、細いライン=抵抗が少なく飛ぶの理論でかっ飛ばすのです!

3ポンド!と聞いて心配される方が多いかと思われるが、(トラブらなきゃ)案外切れないので、是非トライしてもらいたいですね。

ロッドはBLACKLABEL (ブラックレーベル)6101LFSかスティーズのストームシャドーを使っています。

こちらは飛距離を考えての柔らかめセレクトですが、アクションについてはさほど問題はありません。

柔らかめのロッドはキビキビしたアクションは付けにくいイメージですが、リーリングと併せてロッドワークしていただければちゃーんと動く!

まあアクションのキレにかけては天下一品のアシュラですから、案外きっちり動くのにはびっくりしてもらえると思っています。

結果的に今回のトーナメントは外してしまったのですが、読みの大半は間違っていなかったと思っています。すべては初日のサイトパターンを読み間違えた事がすべて・・(1つだが大きいですね・・)

また、天気予報のはずれに泣いた部分も大きいなぁと、天気図をしっかり読めれば、予報できたのかな、なんてトーナメント終わってからずーっと考え、東京に帰ってからはいままで簡単な天気図の見方しか知らなかった自分の大きなミスだなっと思い、色々学んでみています。

リアルにトーナメンターは天気予報士より正確な天気予報をしなくちゃいけない・・・

トーナメンターって大変だな(笑)まぁ、ほんと間違えられないし、出来ればアドバンテージにもなる。

そう考え、ちょっと勉強してみようと思う。

プラクティスではガンガン鳴いていたセミは本番皆無・・もちろんセミパターンも皆無。

急な気候の変化か、今年の足早で駆け抜けていった春のせいか・・・彼らも天気の犠牲者かもしれない。

さて、次回は灼熱の四国徳島県、旧吉野川です。

プラクティスもばっちり入るので見かけたら気軽に声を掛けてくださいね!

応援よろしくお願いいたします!

(写真左:ボイルまで距離が離れていたので、すかさず阿修羅をキャストしキャッチした良型のバス!)
(写真右:桧原湖では、こんな感じで水面に落ちた蝉がバスに捕食されるのですが、今回はそのパターンの炸裂はおあずけでした。)
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