茂手木祥吾 | レポート&プロフィール

いやー梅雨ですね!

この時季は雨の濁りなどでフィールドの変化に凄く釣果が左右されちゃうので天気図との睨めっこが必要ですよね・・・。

僕は自分独自の天気図の見方というのがあって自己天気予報など立ててますね。

一応本とか読んで基本のベースはあるんですが、まーこれは、正しいか分からないのであえて公開はしません・・・。

でも結構当たるので、自分的には納得してます(笑)

梅雨の雨でも気温差は要注意

さて、この時季雨以外にも気をつけないといけないのが気温の差です。

いくら予報で日中の気温が高くても、場所によっては朝は凄く冷えたりするものです。

前日入りなんかして、夜寝る時は暑くても、朝はちょー冷え込んだ-!なんてことも多く、特に晴天なら晴天ほど放射冷却が効いて一気に冷え込むものです!

放射冷却は秋から春に多い現象ですが、夏も起こらない訳じゃありませんからね、油断は禁物です!

【ウィキペディアより引用】

放射冷却(ほうしゃれいきゃく)とは、高温の物体が周囲に電磁波を放射することで気温が下がる現象のこと。

日本ではおもに秋から冬を挟み春までのよく晴れた風の弱い夜間に発生しやすい。

天気予報では放射冷却が予想される場合、冬を中心に低温に注意する旨の呼びかけが行われる(「低温注意報」として発表される)。

また、秋(早霜)と春(晩霜)は霜に注意する旨の呼びかけが行われる(「霜注意報」として発表される。冬は霜注意報が発表されない)。

そのため単に放射冷却と言った場合には、気象としての現象を指すことが多い。また、非電化冷蔵庫にもこの原理が利用されている。

まー単純に、夏でも水辺は明らかに気温が低いので要注意です!

ですから必ず最高気温が高い日でも上着は持って行きましょうね!

ちなみに、今回の釣行の写真も朝は冷え込みTシャツの上に急遽ウィンドストッパーを着ましたwご存じの方もいますが僕はとっても寒がりです!

さて今回は、おかっぱりで大活躍したシンクロのお話をちょっと。

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シンクロがオカッパリで大活躍

なんか今年はおかっぱりが多い・・・というか、よくおかっぱりするんですか?って聞かれますが、そりゃートーナメンターになってからはボートが多いですが、それまでは散々おかっぱりしてましたから、トーナメントやるようになってからいきなりボートに乗ったぐらいです。

現に初めてのトーナメント出場はいきなりNBC東京チャプターでしたし、1戦目なんてエレキどころか免許も魚探も持って無くて、おかっぱりで使ってたロッド3本とこれまたおかっぱりで使ってたタックルバックだけもって手こぎで参戦でした。

当時は1戦目が始まるのが早く、真冬からスタートなんですよ。

もー雪まで降ってきちゃって、オール持つ手がかじかむは、スノコしか敷いていないボートの上は雪が積もり滑るはで大変でしたw

当時は周りでトーナメントやっている人なんかいなくて、知り合いも居ない中手探りで準備しての参加でしたね、え?結果はって?・・・・ノーフィッシュ!

雪の降る相模湖はそんな甘くありませんでした・・・

でもね、それが悔しくて2戦目までに免許取って(その日の帰り釣具屋で申込書貰って帰った)、バイトをかけ持ちでやりちょーお金を貯めて、2戦目にはエレキ、3戦目には魚探を買っていましたねw

でも、エレキなんか買った翌日がトーナメントでバウデッキ取り付けは釣具屋さんでやって貰ったけど、使い方は部屋でイメージトレーニング!

で、当日エレキシャフトとマウントの取り付けを失敗していきなりマウントドアノブのネジを壊して、荷紐でエレキとマウントをぐるぐるに縛って出船・・・慣れない操船で最後の方に出船し、最初の30分はくるくる回りながら釣りしてた(笑)

でもね、この日バスをウェインすることが出来て、なんと初入賞!道具の力は偉大です!

それで調子に乗り、次の試合には魚探を投入!しかも奮発して当時最高機種だったホンデックスのHE5600ってモデル。これもよかった!

初めての魚探ということもありイメージが作りにくい中、大きな画面は何よりイメージする時間をくれました!

これによりまたウェインすることが出来、当時釣れないで有名だった東京チャプターではまたもやシングル入賞でポイントゲット!一気に年間上位に!

って、話がだいぶそれましたね(笑)

えーっと、シンクロでしたね(^_^;)そうなんです、で、気軽に行けるおかっぱりでは必ず持って行くシンクロですが、新サイズが追加されますます使いやすくなりましたね!

ちなみに今のラインナップはこんな感じ!

シンクロラインナップ

1.2g・1.8g・2.4g・3.5g・5g

エコモデル

1.0g・1.8g・2.7g・3.5g

カラーラインナップはホームページの「プロダクツ」をご参考下さい!

ちなみに3.5gと5gはベイトタックルでも使用が出来るため、よく使っております。

トレーラーはドライブクロー3インチのボディーをちょっとカットした物、また5gにはこの頃ドライブスティック3.5インチを登載し、飛距離を稼ぎスイミングでも活躍しています。

また、軽量モデルには前はドライブクロー2インチでしたが、この頃はフォールを意識しドライブシュリンプをちょっとカットしてちょん掛けにして使っています。

僕的にはこのちょん掛けの大きな動きが釣果を左右する気がして意識して使っています。

(セット時の写真)
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頭をカットしているのは、少し短くしてフッキング率を上げているつもりですが、バスのサイズが良いところではそのままにしています。

とにかくちょん掛けすることにより、しっかりフックに通してセットするよりも可動部も増え、ワーム本来の素晴らしいアクションが生き、特にフォールが素晴らしくなると思って使っています。

使い方、アクションはその時その時フィールドで合わせますが、例えば岸にエビやハゼが多くいるフィールドでは、フォールを大事にします。

岸スレスレにキャスト、この時岸に一度乗せてしまい、ズリ落とすってのがベストですね!もちろん出来る場所と出来ない場所もありますがね。

で、なるべくラインにテンションをかけずにフリーフォールを意識して壁際ギリギリに落としていって下さい。

で、着底までラインの変化に全神経集中です!ラインテンションを殺しているのでロッドにアタリは出にくい訳ですから、ラインの動きに集中して下さい。

少しでもツンと入ったり、横に動いたり、思った以上に早くラインの出が止まったり、いつまでもラインが出続けたらそれがバイトです!

ここで慌ててフッキングするとラインテンションが掛かってませんのでバラシの原因となりますので、慌てずリールを巻き、糸ふけを取って、ラインテンションを張ってからのフッキングを!

フォール中にバイトが無くても、着底後しばらくステイしてください。バスが着底後追ってきて食う場合も決して少なくありません。

しかし、そこでバイトがなかった場合2~3回シェイクしすぐにピックアップし次のキャストに移ります。

この釣り方のキモはなんといってもフォールですから、ここは割り切って手際よく多くのエリアをカバーすることが釣果に結びつきます!

ついでにいうと、ワームのカットなどはしても、シンクロのラバーカットチューンなどは僕はほとんどしません。

つーか、全くといって良いほどしません。なんせ、そのへんも完成度の高いスモラバだと思っているからです。

誰にでも使えて、トーナメントの第一線でも活躍出来るスモラバであるシンクロは、絶対皆さんのボックスにも入れておいて貰いたいアイテムです!

と言う訳でシーズン待っただか中!皆さん釣りに行きましょう!

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あっという間にベストシーズン目前ですね!

そんな中、僕の2013年はトーナメントを1つでも多く出る!そして勝ちを狙う!と言う目標をつけてスタートしました!

今年のトーナメント活動

今年もTOP50として全国をツアーしつつも、そのすぐ下に位置するカテゴリー「JBマスターズ」にもエントリーしました。

そして、出れる限りのご当地のチャプター戦と自分の体にトーナメントのリズムを刻み込むイメージです。

そんな中、気付けばTOP50の1戦目を行う頃には既に4戦目(マスターズやチャプター)となかなかのトーナメントイヤーの浸かりっぷりでしたw

一度でもトーナメントに出たことある方ならわかると思いますが、独特の時間の流れと緊張感!

その中で自分のベストをどう出すか!そして、結果が出た時の達成感は素晴らしい物ですよね!

これはボートだろうがおかっぱりの大会だろうが同じです。1匹に痺れますよ!ショップの大会でも良いし、イベントのプチ大会でもチャンスがあったら大会って物を体感するのもお勧めしたいですね!

まぁ、スタイルは皆さん自由ですから、無理にはお勧めしませんが、なかなかレベルアップにも繋がると思いますよ!

O.S.Pのニューアイテム

さて、そんなトーナメント尽くめで、練習日も含めなかなかな釣行日数を重ねさせて貰っている今年ですが、それに負けじとOSPからニュータイプのアイテムがコンスタントに生まれてきていますね!

ドライブスティックのスペック2が出たり、シンクロのウェイトが追加になったりと、欲しかったところに手が届くような製品が!そして、ついにはオリカネムシが!

そんな中、トーナメントシーンではアイ・ウェーバーがあちらこちらで活躍!

もちろん僕もかなり愛用していますが実はこのアイウェーバーには2タイプモデルがありまして、一つはフローティングモデル、もう一つはスローシンキングモデルとなっています!・・・って、常識ですって!?ですよね・・。

まぁ念のためですよ!念のため!決してプロトの時に気付かず使ってフローティングを不良品と間違えたりしてませんよ~で、こりゃー当たりだってシークレットにしようと企んでたりは・・・はい・・そうなんです。

説明の紙しっかり読まずに使った結果浮きまして・・・でもね!欲しかったんですよ~浮くやつ!

だからね、この不良品(勘違い)を大いに喜びました(笑)もちろん今は気付いてますからね・・・。

で、肝心な使い方なんですが、メインは浮かせっぱなし!ノーアクションノーテンションです!並木さんもデカイの釣ってましたしね!

ん??じゃーベントミノーでいいじゃんと思いのあなた!鋭い!止めて置くなら定点アクションの大きいベントミノーの方がアピール力が有るんで使い勝手いいでしょ!とね。

でも、春にメインで僕が狙ったのは、風に負けちゃうほど弱った産卵後のワカサギやシラウオの様な水面漂う系の弱いベイトを食べていて、まるでトラウトのハッチの様な弱々しい出方をするバスだったんです。

こいつらには派手なアピールは無用、それよりも弱いバイトを弾かないようにジョイント部のサスペンションを利かし口の中にフックを吸い込ませるアイウェーバーのフッキング力が必要だったんです。

まーこれを独占出来なかったのは残念ですがw、皆さんもお試しを!もっとも、これからはベントミノーのアピールも強くなって来るのでそちらもお勧めですがね!

そんなシーズンの変わり目で、いよいよ待望のオリカネ虫が発売!これ待ってました~!

実はプロトを昨年から使わせて貰っていたのですが、これがまた段違いの使い易さと釣れっぷり!

浮き姿勢とシルエットのこだわりは作った本人に任せるとして、僕が言いたいのはその使い易さ!

絶妙なウェイトでPEラインとの組み合わせでは驚く程の飛距離でオカッパリでもそのディスタンスはかなり生きます!

と言うのも、今年は何故かやたらとオカッパリに行く機会が多く、そしてそれが楽しくなってしまった僕は普段のボートタックルとの差や持ち物など久しぶりのオカッパリでの新発見をかなり楽しんでいるのですが、効果的なルアーってものに対しては特に差を感じて楽しんでいます。

その中でもオリカネ虫とハイピッチャーの飛距離とウィードレス性などの使い易さには改めて感動でした。

もちろんボートでも大活躍です。写真はTOP50第1戦のプラ中のものですが、春先のまだ水温が上がりきらないシーズンの走りにオリカネ虫によって1日に10本近くのバスを釣ることができました!

ワームで一生懸命やって3匹ぐらいの日にですよ!もーほんと完全に別の力が有りますなこのルアーは。

僕のアクションは至ってシンプルで、浮きゴミの脇でシェイクか放置!またオーバーハングの下にも投げやすいガード付きのオリカネムシ!バシバシオーバーハングの下に入れ込んでステイ!これです!

まさにルアーがバスを呼んでくれます^^

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また、水面系と言えばこれ、ドライブスティックのスペック2!

ノーマルと比べ比重が軽く、ノーシンカーで使い、水面をトゥイッチ!ノーシンカーならではのスローフォールでアピール出来るようになりました。

今までの物と使い分ければかなり広くカバー出来ます。因みに、バックスライドはオリジナルモデルを僕はお薦めしています。

ウェイトで増さるオリジナルモデルの方が使い勝手もよく、スペック2ではテールがノンソルト部分が多くなり柔らかくなりすぎて動きに支障が出ている気がしてなんのです・・

しかし、ノーシンカー時のフォールではこちらの方が大きなアクションをしてくれますので使い分けが大事かと思います。

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早明浦ダムでは未来のバスプロに出会いました!毎年応援に来てくれる地元のキー坊とプラクティス!彼はこの後行われたチャプターのジュニアの部でなんと優勝しました!

また次回会うのが楽しみですね!

さて、このレポートを書いている翌日には九州のプラから帰って来て、直ぐに野尻湖へテスト釣行へ、そして、帰ったらすぐに九州の北山ダムへ行きます。

その後はいよいよTOP50第2戦遠賀川です!(※TOP50の第2戦は6/7,8,9に開催されました。)

さーまだまだシーズン前半!全力で行きますよ~!皆さん各地で見かけたらお気軽に声でもかけて下さいね!ではまた!

(写真:未来のバスプロと撮影!)
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さて、今年も残すところあとわずか!

つまり2012年の釣りがあとわずかな訳で、今年の魚を釣れるのはあとわずかなわけですよ!!

だから急がなくっちゃ!!!って、意味のわからない言い訳をしながら釣りに出かけています(笑)

冬にもかかわらずインレットでビンゴ

こないだは3時間ほどでしたが、ボートを出した後にカスミ水系をおかっぱりをしてみました。

結果から言うと、コバッチ1匹でしたが、何故おかっぱりをしたかというと、長くなりますが(笑)

今回はターンオーバーがエリアごとに起こっていて(この日は前日の夜からの冷え込みがきつく、ボートカバーはがっちがちに氷っていました)、そう言ったエリアのバスはその濁りを嫌って、水の安定している所に逃げると仮定すると、横に移動していくのか、ディープに落ちていくのか、はたまた、フレッシュな水の多い近くのインレットに上がっていくのか?

そんな疑問のもと、ディープと横への確認はボートで出来、インレットも出来るところまではやりましたが、限界があったので、続きをおかっぱりで!と言ったところでした。

まぁ、これはあくまで自分のデータ取りなので参考までに聞いてて下さいね。

そして、詳細データは内緒ですから(笑)皆さんも暇な時試して見てくださいねん的な感じです。

横への動きは水色の変わった左右の一番近いストラクチャーを狙いました。

まぁ、釣れたのですが、それが非難したバスかの決定的な証拠や関連性が掴めずちょっともやもや。

ディープへは釣果は無しですが、これはシチュエーションによって変わることでしょう。

もっと冷え込んでいたらとか、ブレイクがしっかりしていればとか、考え方は色々ですから、あくまで参考です。

そして、インレット!これがビンゴ!正直水温低下が見られるインレットはダメだろう、っと思っていたのですがこれが一番好反応でした!!

水温は本湖と比べると2度差なんでいけたのでしょうか??2度の壁は厚いぜ!!と思っていましたが、好反応でしたね。

ちょっとばらしちゃえば10度を切ってます・・。

流石にファイトはジャンプなど派手なものは無く、ひたすら重い感じでしたね!

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そして、使ったルアーはタイニーブリッツMR!

何故タイニーブリッツか?と言うと、これは前回のコラムでも書きましたが、ボディーが小さいため、ボディー内に蓄える浮力量がコンパクトとなるわけで、その結果、アクション時の水押の量やシルエットが小さくなり、アピール力を抑えるわけです。

では何故ローアピールか?それはこの時期ターンオーバーも含めて、水温の低下により、バスの活性が下がるわけです。

ただし、真冬のように捕食活動が極限にまで下がるわけではなく、全然捕食しているので、12月~1月上旬に限っては、どっちかというと冬ではなく秋側に近いと思っても良いかもしれません。

しかし、夏や秋のように遠くの物に気づいて食べに行くと言った行動は減ります。

簡単に言えば今まで、杭の周り80センチの所にルアーを通して食っていた物が、30センチまで近寄らないと食わない!となる感じです。

もちろんキャスト精度を上げなくちゃ!と言うのももちろんありますが、今まで80センチ以上先で気付かれる為に投げていたルアーのアピール力はどうでしょう?

今回は半分以下の30センチで気付かれればいいでのす。

過剰なアピールは違和感となり、バスが危険と感じてしまうかもしれません。すると・・・逃げますよね・・

そんな時に、アピール力を抑えたこのタイニーブリッツMRが素晴らしいくらい良い働きをしてくれるわけです!

アピール力を抑えたと言ってもスローに引いても同サイズの他のクランクとは別次元のバランス力で小刻みに水を噛みながら泳いでくれますから安心してサーチベイトとしても使えます。

そんな感じでヒットした写真のバスは1匹は水路が繋がっている水門の角でヒット!

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アクションはゆっくり丁寧なリトリーブ中に来たんですが、上がってきた時はリアフック1本に辛うじてかかっている感じ!この時季特有ギリギリフッキング。

スローになったバスをプラグで狙うなら、ヒット後は無理なファイトは禁物です!

そして2匹目はインレットの河口部。

これは着水後すぐにヒット!ギリギリフッキング+かなり引きましたがジャンプはなく、なんとか無事にランディング!

お腹ぱんぱんのナイスフィッシュでしたが50アップには足りず!でもこの時季はこのサイズが混じるのでたまりませんね!!

また後日光大郎君とキャスティング日本橋店でトークショーをやらせていただいたのですが、その中でこのギリギリフッキング対策の話になり、お互い共通したのが、フックのバーブレス化です。

バーブレス化は今まで何回か各雑誌で説明させていただいてきましたが、ほんとに刺さりが良くなります。

この時はシャッド話でしたが、ベイトタックルが標準でそれなりの硬さのあるロッドでやりとりする以上、細軸のフックなんてなおさら無しでしょうからね、クランクでも僕的にはこの季節にこういった使い方をするのでしたら有りだと思っています。

とにかくこの時季は丁寧にタイニーブリッツMRを引くと言うことで、試してみて下さいねー!フックはノーマルの物でベストです!!

さて、話はかなり戻りますがおかっぱりをしてた理由はこれでして、良い思いしたインレットをより上流ならどうなんだろうと、登っていった結果でした。

今回は規模の小さいインレットだったので、こんな結果でしたが、大きな規模のインレットだったら?

次回のテーマにしましょう。

と言うわけで!寒いですけど、是非フィールドで会いましょう!

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今の時季がチャンスです!

気温もぐぐっと下がってきて思わず釣りへ行く足が重くなるこの季節ですが、皆さんどうお過ごしでしょうか。

思わずヒーターの前から離れたくない朝を感じているかもしれませんが、ずばり!今の時季が、チャンスです!!

今の時期がチャンス!!

気温が下がってきて釣り人も減るこのタイミングですが、実は水温はそんなに下がっているわけではないのです!

朝の気温が4度とかの中、水温は10度以上あるところが多いのです。

つまり、水の中はまだまだ行ける!釣れる!わけです。

・・・と言うわけで、僕もトーナメントが終わりシーズンオフとなりましたが、トレーニングとしてこの時期にフィールドを決めずに色々な場所へ行っています。

釣り方は10月より若干、気を使うところはあるのですが、大きな変動はなく巻くところでは巻き、打つところでは打っています。

しかし、思わぬ落とし穴があるのも事実!

おかっぱりなら水温計、ボートなら魚探の水温計を必ずチェックしててください!

たまにですね冷たい雨や夜の冷え込みのせいで急に水温が部分的に落ちているところがあります。

そういった所はもちろん避けなければなりません、また、それが酷くなると湖全体が水温低下になったりします。

有名なターンオーバーと言うやつですね!これが一番厄介です。

ターンオーバーの対策は次回として、先日行ってきた霞ヶ浦でのお話を先にします。

11月中~下旬の霞ヶ浦

水温は13度で曇り、気温は5~16度でした。

この時期はワカサギなどのベイトを強く意識したバスが多いと僕的には考えているので大好きなブリッツEX-DRを護岸の日陰になっている側を流していきます。

(写真:この時期は流しながら&粘らない、が僕的にはベストだと思います。で、釣れた魚がこれ!)
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ここで、少しでも日向で水温が上がってるところの方がいいのでは?と思われるかもしれませんが、これは今後真冬になっても頭には入れておかないといけないのですが、ずばりバスはシェードが好きです!

まぁ、好きかどうかは直接聞かないと分かりませんし、それを聞けることはまだ僕にはできません(もしかしたら出来る日がくるかもしれません(笑)・・・)

わかってる風に言うと、つまりバスの捕食スタイルの根本は身を潜めて餌を追うのが基本です。つまり身を隠すための影が大事なのです。

マグロのように絶えず泳ぎ回って捕食をするわけではないのです。

また、少しでも暗く身を隠せ、餌を待ち伏せ出来る場所、そしてそれが自分の身を守ることにも繋がりますのでシェードは1年中マストなわけです。

前置きが長くなりましたが、そんなわけでシェードの護岸のある壁ぎりぎりにキャストし、シェードから、日向の境目を大事に意識し丁寧に巻きます。

贅沢をいえば風が当たっている、もしくは当たっていた場所で水面にゴミが多い所なんかがお勧めです!

ボートならその周辺のベイトの量を魚探でチェックもしたいところですね。

夏の水温が高い時期には、酸素や水温の問題で限られた場所にしか居られなかったバスも、水温が一定に近くなり水質や酸素量も安定しているので、夏ほどピンのピンでエリアを絞らなくてもいいのはこの季節の特徴でもありますね!

しかし、逆に魚が散っているとも言える為、あまり1つのポイントでは連チャンしないことが多く感じられます。

上に掲載されている写真ですが、ヒットした水深は60cmほどのところ。

じゃー、ブリッツやブリッツMRでいいじゃないかと言われそうですが、そこはちゃんと意味がありますよ!

狙っている護岸に対してなるべく早くルアーにボトムタッチさせたいため、あえてのブリッツEX-DRなのです。

単純に好きだからという理由だけではないんですよ・・好きだけどw

ただし、もっとスローにとか、ベイトサイズの小さい時にはタイニーブリッツMRの出番です!

スローに引けるこのちっちゃなボディーは、同サイズの他のクランクとは別次元のバランス力で小刻みに水を噛みながら泳いでくれます。

ぐぐっと小さくなったボディーが蓄える浮力量が水押の量や存在感や、もちろんシルエットも小さく押さえてくれます。マッチザベイト(その時実際にバスが補食している魚)も考えて使い分けたいですね。

また、トーナメント時などのハイプレッシャー時にも投入します。

現に僕は今年のTOP50最終戦(霞ヶ浦)ではメインで投げていましたしね!

そんな感じでご紹介したのは1パターンですが、オフシーズンの僕としてはこの1つのパターンを1日追い続けるというのもトレーニングの一環として行います。

これをやると1つのパターンをやり倒すということでこのパターンに自信が持てるようになりますよ!

皆さんもチャンスがあったら是非とも試していただければと思ったりします。

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そして、とりあえずあれ・・・

それと、日本と言う国は縦に長いわけで、西の暖かい所へ行けばまだまだこのパターンは先の話かもしれないし、北に行けばすでに雪が舞っている場所もあるわけで、長い日本はみなさんのフィールドによって進行具合がばらばらなので、とりあえずあれです!!

あれですよ。わかります?

ずばり答えは水温計!その辺を見極めるのは水温!

つまりこの時期、水温計は必ず手放せないと思いますよ!

例えとしては、ちょっと前に福島県にある桧原湖にも行ってきましたが、すでに関東の一カ月先の水温でしたね(笑)

水深8メートルから上がってきたバスの方が温かかったですw

写真はドライブクローラーのネコリグです。

因みにさっきまで話をしていたのはラージマウスバスでのパターンとなり、正直スモールだとこれまた大きく変わりますねw

もちろん変わりのないパターンもありますが、一般的に使うのは回遊性を重視するスモール独自のパターンの方が多いですね僕は!

まぁその辺は、また別の機会でじっくりお話したいと思っています。

さて、刻々と変化していくフィールドですが、僕はそれを楽しみながら毎週湖上の人となっています!

次のレポートもリアルなお話ができればと思います!

お楽しみに!!

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本年の残すところあと2ヶ月・・・

さてさて、今年もあっと言う間にあと2ヶ月ですね!

釣りが上手くなりたい

今年はとにかく釣りをうまくなることに集中した1年でした!

釣りしない人からは、「釣りって練習って必要なの?」と聞かれますが、皆さんならもちろんわかっていただけると思いますが、釣りって本当に練習が必要なんですよねw

今回はとっても皆さんから質問の多い僕らトーナメンターが、何を考えてプラクティスと呼んでいる練習をしているか(TOP50モデルで )ちょこっとお話をさせていただこうと思います。

また最近、ボート屋さんやショップさんなどのトーナメントに出る方も多く、トーナメンターってどんな感じですか??などと非常に幅の広いご質問も受けますので、その辺の方も参考になればと思って書いてみました。

釣りの練習、まずは皆さんすぐに思いつくと思われるのが「キャストの練習!」。

これは本当に練習で身につくモノですからね!なんせあの並木さんですら、今のキャストは学生時代からの練習があってのものだそうですから。

でも、これってどうやって練習するの?って言うと、色々ありますが、何よりも釣り場に出るのが一番ですよね。

そして、1キャスト1キャストを意識して、狙ってキャストをすること。

1日の全てのキャストをコントロールしながらキャストするのです。

釣りしながら練習する!これが何より1番の習方ですよ!

もちろん家でもトレーニング方法はあります。

ピッチングなどスペースがなくても出来るキャストもありますから。

最初は大きなターゲットからだんだん小さくして行き、最後にはおちょこサイズまでいけるか!なんてのもいいのでは?

なんて思いますし、よくやりましたよ僕もwちょっと話がそれましたね。

さて、プラクティスですが簡単に言えば、トーナメントエリアとなる湖などの地形を把握し、どこが釣れるか、トーナメント時に必要になるか、などを下調べするわけです。

まずはマップを見て、そのフィールドの形を把握します。

そして、中には禁止エリアなどもありますから、まずは地図を片手に実際に走り(ボートや時には車や徒歩で)回ります。

そこで、詳細は形状とか、インレット(流れ込み)があったり、護岸状態や目に見える地形情報を集めます。

次はそう言った地形で気になった場所や事前に集めておいた情報で気になった場所などの魚探かけをします。

ここで、ハードボトムや地形の大きな変化(かけ上がりやハンプ、水中島)、ウィードなどをチェックします。

ここでやっと下準備というか、釣る準備情報を固め、自分のマップの基礎を作るわけです。

ちなみに、下手するとロッドを積まないでの出船が余裕であるのもここの工程ですね。

エリアを割り切る方法もありますが、それでもフィールドの広さに比例して時間がかかりますから、何日かかるかは毎度違います。

で、後は釣り込み、バスのその季節のポジションや魚影の濃い薄いをチェックします。

また、釣りながらじゃないと発見出来なかったストラクチャーや変化もここで拾います。

因みに僕はフィールドごとにノートを作ってあって、書込みながらの作業になりますね^_^

まぁ、ある意味ここが一番時間と手間がかかる作業ですね。

更に、トーナメントにはオフリミット期間と言って、本番のトーナメント前に禁漁期間を設けてあります。

ですから、トーナメントエリアに当たるフィールドには約2週間、釣りはもちろん一切ボートを出すことすら出来なくなります。

つまり、その2週間後の気候や魚の動きも考えてプランを立てなくていけないのです。そして、試合直前の2日間のプラクティスで2週間の誤差を修正するのです。

と、まぁトーナメントのプラクティスではなかなか考える事が多いのですw

ちなみに、トーナメントには釣り状況意外にも調べておかなくてはならないことがまだあります!

それは、ボートを下ろすまでのプロセスなど、釣りをするための準備と言った感じですかね

例えば、その湖がボートの登録が必要だったり、入漁券の購入場所、スロープの場所や宿泊施設などその地域の把握・・・

とにかく純粋にトーナメントを戦う前にも、色々やらなくちゃいけないことが沢山ある訳ですw

でもそれもトーナメントです、それも楽しみながらやっていますよ!

また、そんな始めていく遠方で、釣具屋が見つからない時でも、大事なルアーが不足した時に急いで送ってくれるOSPをはじめ、スポンサー様のサポートもなくては成り立たないのもトーナメンター。

例えば、今年の旧吉野川戦のプラクティスの時あるカラーのブリッツEX-DRしか釣れなくて、至急送ってもらい、その日の朝一からナイスフィッシュをキャッチと言う事もありました。

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ちなみにこの時のパターンとしては、石積みを根掛かりしない速度とロッド角度で操作し、ヒットに持ち込ませると言った方法で、写真サイズを3連発させました。カラーはジェードシャッドです。

その後もこのブリッツEX-DRパターンは、色んなエリアで活躍してくれました。

テトラのアウトサイドをガリガリ引いてくると言うシンプルな方法でもこの通り!

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これは行ける

と、確信していた本番のトーナメントでしたが・・・

初日はなかなかバイトを得られなかったものの、後半で少しズレたバスの着き場を理解して、怒濤の連続ヒットでなんとか繋ぐも二日目は朝一会場に1番遠いエリアでまさかのエンジントラブル!

プラグなど簡単なところはチェックしましたが全く直らず・・・。

時間内に会場に戻れなきゃ失格と言う所、意地で釣ったモノの思った所に移動できないと言うのと、ちょろちょろとしか進まないエンジンで帰らないと行けないという仕事のお陰でウェイトも匹数も伸びずに決勝進出一歩手前の成績で終えてしまいました。

悔しくってたまりませんでしたが、これもトーナメントです。

ボートの整備の知識がもっとあったら直せていた(今回は内部パーツ交換を要する故障でしたが)かもしれませんし、何かやれる方法があったかもしれません。

トーナメントに出ている限りこういったトラブルにどう向き合っていくかもトーナメンターとしてのスキルですからね。がんばりますよ!

まぁ、今回はちょっと趣向を変えてもコラムでしたが、これからトーナメントやろうとか、すでにトーナメントをやっている方、参考になればと思っています。

しかし、まぁこれは僕の見解ですので、人それぞれの判断や考えがありますので、その一つとして読んで下さっていただければと思います!

さて、今年も真冬まで釣りまくるっぞっと!

2012JBTOP50第3戦桧原湖にて優勝

優勝のO.S.Pプロスタッフ?茂手木祥吾よりコメントが届きました。(by net担当)

2012JBTOP50桧原湖戦で優勝出来ました!

皆さんの応援のおかげです!!

昨年の不甲斐ない成績を何とかすべくでがむしゃらに練習して勝ち取れた優勝ですが、周りの多くの方に応援されてここまで来れたのもまた事実です!

お店や会場での皆さんのひと言ひと言の応援を噛みしめてがんばって来られました!

ありがとうございました!

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並木さんのブログを読んで知っている方もいらっしゃると思われますが、シーズン前に並木さんよりトーナメンターとしての話をされました。悪く言えば説教ですかね(笑)

なにげに付き合いも長く、兄貴分の様に接してくれてますから、たぶん皆さんが見るヒーロー並木敏成の声のトーンとはまた違うドスの効いた声でねw

でも、これは僕にとっては神の声と言いましょうか、がっつり人生に染みました。

ほんと、僕らトーナメンターは成績が何よりです。

自分という存在を評価されるのに一番中心に来るのがトーナメントの成績ですからね。

その結果が出ていなければ、価値などありません。

そして、その価値こそが僕らがバスプロという人生をやっていける原動力でもあれば、リアルな話、活動資金価格でもあるわけです。

車で言えばガソリン。ガソリンが切れれば動けませんからね。

昨年の成績から与えられるJBゼッケンですが、今年はその最後尾の60番を背負ってのスタートはけっして気が楽な物ではありませんでした。

もちろんそれは応援する側でも決して気持ちの良いわけではなかったでしょう・・。

しかし、それで腐るわけにはいきません、すねてる場合でもありません。

本気でやる!

僕が二十歳の頃、並木さんの本と出会いました。

それはO.S.Pファンの多くの方が知っている本だと思いますが、並木敏成の半生が書かれている本。

それを読んだ僕は簡単でした。

タイミングを見計らって会社人を辞め、好きなことをして生きていこうとこの道を目指しました。

もちろん本気でした。これで食っていこうというのですから。

練習して練習して勝ち取った当時のNBCの盾は今も大事に保管してあります。

今は日本一の大舞台「TOP50」が戦場です。簡単ではありません。

今一度初心に返り、一から自分のスタイルをたたき直しました。

フッキングからバスとのファイト。ルアーセレクトの慎重度、ボートの操船テクニック。

時間はかかりましたが、今まで時間がないと思って出来なかったことも、今自分が何をやりたいかを考えれば時間とは出来る物でした。

そういう意味では、今回の優勝は本当に嬉しかったです。

だからすぐに並木さんに電話しちゃいましたね!兄ちゃんやったぜ!!みたいな感じで!

まだまだ、シーズンは折り返し地点ですし、やりたいことは沢山あります。

もっともっと練習して強くなるので、見守ってください!

本当に皆さんの応援に感謝した1勝でした!

引き続き応援の程、よろしくお願いします!!

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皆さん明けましておめでとうございます!

今年もよろしくお願いします。

昨年はトーナメンターとして、もがき苦しんだ年でしたが、勉強になった事も多々ありました。

今年はそれを生かし、今年こそO.S.Pプロスタッフに恥じない成績を残したいと思います!

真冬の秘密兵器「ドライブクローのショートダウンショット」

さて、1月になり、流石にとても寒くなってきましたね。

昨年は暖かい暖かいと言われながらも、年末に来てがくんと冷え込みましたからね~。

そんな中、ロッドガイドの凍結と戦いながらの釣行を続けています。

「こんな時季どうしたら釣れるんですか??」ってよく聞かれますが、今僕がよく行っているのはリザーバーと霞ケ浦などのおかっぱりです。

使っているリグで冬の秘密兵器としては、ドライブクローのショートダウンショットですね。

エリアやバスのアベレージサイズによってドライブクローのサイズも替えますが、カスミでは3インチか4インチ。

リザーバーでも濁っていれば3インチ、そうでなければ2インチといった具合で使い分けています。

ちなみにこのリグの特徴でもあるショートリーダーは1センチぐらいと、ベリーショートにしております。

更にこのリグのキモはドライブクローのアクションで、ドライブクローの腕の誘いが大事になってきます。

で、肝心な腕を有効に動かすアクションはと言うと・・・・シェイク!とにかシェイク!!

細かく1点でなるべく動かさない様にシェイクし、反応が無かったらそこで初めて30センチほど大きく持ち上げてリグを移動させ、ラインテンションを緩ませない様にして着地させ、一呼吸置いたらまた一点シェイク開始!

この時ドライブクローの腕が波打つようにシェイクするのがコツです。

これが凄く強力なのです!

コンパクトなボディーなのにしっかり四肢が動くドライブクローでこそ真価を発揮する誘い方です。

特に魚が溜まっていそうな場所ではスペシャルです。

ちなみに「どんな場所か」と言うのはフィールドによって変わりますが、カスミ水系で有ればテトラの中や、水深のある護岸や水門など、水の動きが無いのがキーです。

リザーバーではブッシュの中やベイトの溜まるディープなどでも使っています。

是非お試し下さいね!!

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そんな、手堅い冬のリグもいいのですが、よく聞かれるのが一年中通用するルアーって何ですか?と言ったものです。

しかし、僕の答えはだいたい 「沢山ありますよ」 となるのです。

これは決して、大げさではなく(強がりでもなく(^_^;))使い方があるだけなのですが、では一番簡単なのを1つ!と言われれば、悩みますが・・・、答えは「ハイピッチャー」ですかね。

とにかくハイピッチャーと言うスピナーベイトはコントロールとウェイト、そして少しの手間次第で何でも出来てしまうので、これは本当にマスターし甲斐のあるルアーだと思います。

普通にストラクチャーに絡めて引く以外に、この時季は3/8ozや1/2ozをスローにボトムトレースする使い方を多くします。

主に、ボートならベイトの多いディープフラットや、おかっぱりでもディープ隣接の急ブレイクシャローへ続くフラットを狙っていきます。

また、時には10m前後のディープでは5/8ozを使う事も有ります。

この釣り方で大事なポイントは、ボトムをしっかり感じているかと言う所ですので、自分に合ったウェイトを選ぶと言うのも大事です。

ただ、単純にボトムを取る為に重くするのでは誰でも出来ることですし、本当のハイピッチャーの良さが今一生きません。ここで、「出来る範囲での軽いウェイトを使う」ということが僕の中では大事になってきます。

その理由としてリトリーブスピードが関係してきます。

重いウェイト=(イコール)リトリーブスピードが早くなると言う定義が生まれてしまいます。

この時季はバスの動きも早くはない為、出来るだけスローな方がヒット率が上がると考えています。

僕は風とかの問題が無い限り、1/2ozか3/8ozで10mまでリトリーブしています。

特に冬はバスのバイトも勢いがなく、重いウェイトではバスのバイト時の吸い込みを弾いてしまうように思えるので、出来る限りの軽いウェイトを使用しています。

そして、極限までスローにリトリーブする!

ここで、ハイピチャ―の他とは違う一味が出ます!

それは、他社と比べると明らかに違う、レスポンスとパワフルさを両立したブレード!ここに秘密がありました!

これは凄い特徴でもあるのです。これによって、色々なリトリーブが可能になるのですが、詳しくは後に書きます。

あとは、ハイピッチャーへのチューン(手間)ですが、これがあまりないのです。

ハイピッチャーは元々バイブレーションもしっかりと起こし、コンパクトサイズなのに最大限のブレードアピールが出来るなど、イジリようがない物なのです。

そこで出来る事の最たるものはトレーラーです。これしか出来ないゆえにしっかり判断して欲しいのですが、1つはトレーラーフックのセット。

これは、ご存じの通り、ショートバイトなどのミスフィッキング防止の為のもの。

もう一つはトレーラーワームのセット。

これによってバランスやアピールの変化の2つの選択があります。

ちなみに僕の割合は5(トレーラーフック)対3(トレーラーワーム)対2(何もなし)でトレーラーフックが一番多い。

ストラクチャーとかはどうしてますか?と聞かれそうですが、僕は関係なく使ってます。

例えば、杭などではラインテンションさえしっかりあれば、杭にコンタクトさせて擦りつけたりしたとしても、トレーラーフックを付けているからと根がかる可能性はわりと低いのです。(フックは真っすぐ付いていることが前提です)。ヒット率は上がります(笑)

しかし、これがウィード系になると厄介で、トレーラーフックにも、メインフックにもからまり放題なので、その場合はトレーラーワームのみか、一番多いのは何にもなしのスタイルで使います。

また、リザーバーなどで多い急深なエリアの立ち木など縦にフォールさせて狙う場合などは、引っかかる可能性も考えて、トレーラーフックは避けています。

そして、フォール姿勢を良くする為にトレーラーワームを付けています。

この時使うワームのお薦めはアクショントレーラー!人によっては聞き慣れない名前かもしれませんね(^_^;)

まぁ何を隠そう、僕も名前を今一うる覚えな時がありましたしね(笑) 

わかり易く言うと、O.S.Pブレードジグに付いているあれですあれ!!解って頂けましたか?そうです、あれです(^_^)

このアクショントレーラー、マイナーなクセに(勝手に思い込んでいるだけです・・)アクションは細かくかつ大胆で、フッキングが落ちない細みなボディーながら、フォール時の水噛みが半端ない位凄いのです!

とにかくこれはブレードジグのトレーラーとしてではなく、1つのワームと見た方がいいでしょう。

もちろん単体で使っても素晴らしいですよ!

ジグヘッドリグや、ライトキャロ(スプリットショット)などで使うとO.S.Pで同じ動きをするワームはないと言えるかもしれませんね!

ホントは言いたくないのですが、こいつのネコリグは凄い!

ドライブクローラーとは違う、弱い波動のネコリグワームとなります。

ドライブクローラーほど強い波動は出ませんが、左右バラバラの足(手?)は、小さなアクションやちょっとした水流でもバタ足をするがごとく動きます。その姿はまさにテナガエビです!

と、大分話がそれましたが、ハイピッチャーは使い分けるとかなり色々なシチュエーションで使えるのがお分かりになっていただけたでしょうか?

アクションやリトリーブに関しては、その場その場変ってきますが、特にシャローやストラクチャーに関しては早い~遅いまでをすべて試す必要はあると思います。

スピードを変えたらヒットしたなんてよくあることですから!

ディープなどでボトムトレースをする際は僕のこだわりとしてですが、なるべく軽いウェイトの物を使い、浮き上がらない程度の速度でリトリーブする事を心がけています。

もちろん、10何mを1/4ozでなんて言うのは中々辛いですし、かえって遅すぎてブレードが回転していない可能性もあるのでその辺は調整して使って見て下さい。

ちなみに僕は先にも書きましたが、10m辺りでは3/8ozか1/2ozをメインに多用します。しかし、出来る限り3/8ozを使うことを心がけています。

理由はなるべくスローに巻きたいのと、ショートバイトにもその方が強いからです!

そう、大きな特徴でもあるブレードは一番注目する所でもあります。水深10mが見える訳ではないの、ブレードがちゃんと回っているかなんて確認できてないのですが、出来るだけ回したい!

引き出してすぐに回したい!ブレードの起こすバイブレーションを少しでも長く起こしたいので、スローでもちゃんと回るようにリアブレードの大きさをワンサイズ下げる事も有ります。

例えば、写真上が1/4ozでリアブレードが#3.0で下が3/8ozで#3.5のブレードが付いています。

写真中は3/8ozのハイピッチャーに3.0の別売りのハイピッチャーブレード(ウィローリーフ)を付けました。

ちなみに、写真一番下がアクショントレーラーです。

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ぱっと見た目解り辛いのですが、もともと他社と比べて軽い回転性の優れたブレードが付いているハイピッチャーですから、この0.5のサイズ変更でも大きく変わるのです!

ブレードの回転イメージはこれを見て下さい!

スローにボトムを引く時はティップを下に向け、感度や少しの変化もしっかり拾う感じ。

シャローでは逆にロッドを上げて使うとヘッドが上がり、バランスが崩れにくくなるので、浮き上がり易くなるが根がかり回避率が上がる。

まるで、ワームを引いているようにボトムをトレース!全神経をヘッドの部分に送り込むイメージ!

冬のバスは繊細です、バイトがあっても慌てて合わせないのがポイント!

止めずに巻きアワセと呼ばれる、そのまま巻き続け、しっかりと重みが載ったらそこで始めてロッドを立てると言うのがお薦めなフッキング!

こんな調子で、この冬に是非ともハイピッチャーを使いこなして見て下さい!!

茂手木 祥吾

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もう冬ですね

すっかり秋めいてきましたね・・・って、思ってたらもう冬ですね・・・・。でも、やっとこの冷え込みで大分バスも動くのではないでしょうか?

秋のシーズンに多用する「ブリッツEX-DR」&「タイニーブリッツMR」

こういったシーズンの変わり目は、その変化が急であれば急なほど、どんなにまめにチェックしていてもバスを見失いやすいものです。

今まで夏を引きずって、マンメイドストラクチャーやアシのシェードを起点に動いていたシャローのバスもこの気温の変化に連動して下がる水温の影響をもろに受けていきなり沈黙します。

じゃあ、このバス達はみんな水温の安定しているディープへ潜ってしまったのか?

シャローにはバスっ子1っ匹居なくなってしまったのか?そんなことはないです!

フィールドのタイプによって変わりますが、例えば霞ヶ浦水系の様な、ディープがメインななる事が少ないフィールドの場合、実際ディープへ落ちてしまうバスももちろんいますが、大きく移動するわけではなく、その周辺に留まっているバスも結構多いと僕は思っています。

じゃ何故食ってこないか?

それは大きな理由として、水温の急激な低下によりバスの活性も下がり、ルアーに反応できなくなっているだけで、実際はそこに居る訳です。

じゃーどうやって食わすか?ってのもありますが、今回はシンプルに行きたいと思います。

・・・・と、言うわけで、ざっくりと狙いを絞ります。

例えそんな状況でも、必ず口を使ってくれるバスは少なくとも居る訳です。そいつらを狙う!と言う感じに!

しかし、それは決して可能性が高い訳ではなく、むしろ低い。

そこで、効率を上げる為に広い範囲を探る訳ですが、そんな時に頼りになるO.S.Pルアーはけっこう多い!

中でも僕がお薦めのルアーはブリッツシリーズです。

(写真上:ブリッツEX-DRで!これは最終戦の北浦のプラクティス時。ハードボトムをひたすら引き倒しての1匹。)
(写真下:水門でタイニーブリッツ!)
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ブリッツはしっかりアクションをするのに引き心地が軽く、引き倒しやすく、1日引いても疲れにくいのが特徴です!

そんなブリッツシリーズの中でも特に僕がこの頃多用しているのが、ブリッツEX-DRとタイニーブリッツMRです!

通常は手返しの良さを考慮してブリッツEX-DRで流して行く感じです。

ベイトで扱える為手返しも早く、飛距離も出て、フォロー深度が3~4メートルとたいがいのレンジをカバー出来るマルチさはどのクランクベイトにも負ける気がしません!

更に、水門の中や、岩の角など、プレッシャーがかかりやすいピンのエリアにはタイニーブリッツMRをまるでワームを通すかのようにスローに静かに引きます。

僕はこのメソッドに関してはワームを引くレベルの信頼度を持っています! ぜひ皆さんも、信じて試して見て下さいね釣れますよ~!

とまぁざっくりと過ぎる説明ですが・・・、ざっくり過ぎますね、じゃあここからはブリッツEX-DRを中心にしっかり。

まずは、よく聞かれるタックルバランスから。

ブリッツEX-DRは引き抵抗が小さいとはいっても、流石に、タイ二―ブリッツを投げるような柔らかいロッドでは辛いので注意(笑)

(写真上:こんなドヨドヨした日はクランク日よりかも!)
(写真下:手前2本がワームの釣り用、ドライブクローのテキサスとシンクロ用。奥の2本が巻物用 ハイピチャーとブリッツEX-DR。)
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僕がいまメインに使うのは、スティーズなら「マシンガンキャストI」。

わりとオープンウォーターでブレイクやリップラップなどを狙うならこれでいいと思う。

ショートバイトを拾うと言うことならこのロッドが一番拾える。

「マシンガンキャスト?鵺」・・・若干マシンガンキャストIでは柔らかいと思う時(川などは流れと言う引き抵抗とは違う力が加わる為こちらかも)や、もう少しストラクチャーにタイトに狙う場合、水中でのルアーコントロールもしっかり付けたい場合。

「ブラックレーベルPF6101MLFB」・・・これはこの頃よく使っているロッドで、ハイピッチャーもこれでやってたります。長いのでロングキャスト(クランクは時にはとても大事な要素)も利くし、もともとピッチング用のロッドですので、ショートキャスト時のコントロールも抜群!!

ちなみにグラスロッドと言う選択肢もあるが、手返しの悪さとリズムが合わないと言う理由で、今は使ってないが、使い込んでいる人なら選択肢に入れてもいいでしょう。

お次はラインだが、エリアによって変わるので、絶対と言えませんが、多くは14ポンドのダイワ「モンスターブレイブ」と言うフロロを使っています。

ただし、ディープをメインに狙う時は潜行性を上げる為に10ポンドも使ったりしています。ラインは細いほどよく潜るので、これも覚えておくとどっかで役に立つかも!

最後にリールだが、メインは「スティーズ103HL」・・・ハイスピードギアのリールで、「ディープクランクなのにローギヤでなくていいの?」とか聞かれる時もありますが、どうしてもストラクチャー周りを狙う場合が多い僕には、かけた後のやり取りなどを考えるとローギアは怖い(笑)

それに、手返しの早さも欲しい!と言うのも、例えば"アシ際30センチまでがプロダクトゾーン"なんてパターンがあったりすると、30センチちょい引いた後、すぐに回収して、すぐに次を投げたい!

この手返しの早さは、ローギアとハイギアではかなり変わって来ちゃう。

必要ならゆっくりハンドルを回すよ、でも流石にスーパーハイスピードはやり過ぎな気もしますので、今はハイスピードまで!

あと、この秋くらいからT3も本格的に混ぜてきてます。

あの飛距離の伸びは今後かなりアドバンテージになりそうですね!

とにかく、この釣りの最大のキモはとにかく信じて投げるです!

そして、丁寧に引いて来る!ボトムにノックしたら、それが砂なのか、砂利なのか、岩なのか考えながら引く!そのくらい丁寧に!これがキモですね!!

そして、気になる手ごたえがあれば、何度も角度を変えて通して見る!ついでにカラーも替えてみたりする。

ちなみに僕のカラーローテーションはこの釣りの場合はナチュラル→チャートといった順番です。

カラー名だと(コレあんまり言いたくなかったけど・・・)ジェードシャッドからゴーストライムチャートと言った所が僕の定番!

ん?なんでチャートはチャートブルーバックやホットタイガーじゃないのって??

うーん、そこはこのカラー王子(?)の僕的な理論だとね、ゴーストチャート系って一見薄そうに見えて、光が当たると、ボディー内部に光が入る分ゴースト系は発光する感じでかなり存在が明るくなるんだ。

もちろんそれがすべてではないのだけど、このゴーストライムチャート僕の中ではナンバーワンのアピールカラーなんですよ!

そんな感じで、寒いけどまだまだチャンスはあります!是非チャレンジして見て下さいね!

一番下の写真は最終戦ので一コマ。

今年のトーナメントは本当にボロボロという言葉がふさわしいかも。

しかし、プラクティスでは沢山釣れていただけに、どの大会も小さな油断や、初歩的なミス、ボートトラブルなど、自分のケアが原因の事が多い。

その辺はプロとしてもう一度しっかりこのオフシーズンに直して来シーズンに挑みたい!

来シーズンもTOP50としてトップを目指して行こうと思います。

来シーズンも応援の程よろしくお願いします!!

茂手木祥吾

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さてさて、暑い夏ですが皆様どうお過ごしでしょうか??

こう暑くちゃバス釣れないよー、って声も聞こえてきそうですが、そこでこそ釣ってみんなを見返してやりましょー!

夏の釣る為の必要要素

じゃあどうすればいいの?って、そりゃー夏の釣る為の必要要素を追いかければ大丈夫!

つーわけで、必要要素!簡単に言ってみよう!

まずはシェード!

影ね、これ大事!

まぁ、真冬で寒くっても、バスてやつはシェードに入り込むんだが、この時季だってもちろんシェードは大事!

そして、水温!

この時季は特に大事!

高すぎては、バスだけではなく、どんな生き物だって生きていけない!

だからね、何気に水温計って大事なんですよ!

他が30度の中、何故かここだけ25度だったよ!

なんてことあれば、そこは生き物たちのオアシスになっている可能性はかなり高い!!

現に、狭い野池でも、湧き水や伏流水によりボトムから滲み出てきた新鮮で低水温な水があるごく1部のエリアだけ釣れ続けたりなんて過去に何度もあった!

だから、僕はおかっぱりでもいつも水温計は持ち歩いてます。

ラストは酸素量!

これは暑い夏は特に大事な要素!

酸欠になって死なないようにバスだって必死!

でも、酸素量ってどうやって測るのよ?

そりゃー溶存酸素量計測器を付けてね・・・って、そんな機械並木さんのボートには付いてそうだけど(笑)

普通どっかの研究室とか、熱帯魚マニアの部屋にしかないよね。

だから、簡単なのは光合成で酸素を生み出す水草の周りやインレット(流れ込み)の周りだ!

これなら目で見つけられるしね!

(後は大きなフィールドだとたまにホームページとかで地点観測されて発表されている所はあるけど、それは大きくエリアを選択するのぐらいしか使えないかもね)

と言うわけで、この3つに当てはまる場所を探し、意識しながら釣ればこんな真夏でだって必ずバスに出会えるはずだ !

このバスは、単純にアシが並ぶストレッチでもアシの生え方が沖にはりだして生えて作りだした岬によって、太陽のシェードができ、そしてそのシェードにジグ03ハンツ+ドライブクローを落とし込んで釣ったもの!(写真1&2)
ここいるでしょ!?

ほらいたー!!って、読んで釣るって言うのがバスフィッシングの醍醐味でもあるよね!

そうそう、落とし込むって言えば、この新しく出たドライブクローラー!こいつに1/32oz.のネイルシンカーを突っ込んで、ベイトフィネスによるカバー撃ちもお薦め!(写真3&4)
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ネコリグを撃つの?って人もいるかもしれないけど、これがまた素晴らしい威力!特にこのドライブクローラーだからってのも有るけど、フォール時のテールから全体に響き渡るバイブレーション!

ボトムに着いてからのシェイクによる首振りアクション!

止めるとノーアクションでの「漂いポーズ」この三段階の誘いで、たいていのバスが口を使う!ちなみにフックはFINAのスピンマッスルガード!

そしてロッドはスティーズのハリアーFスペックにフロロの10ポンドって組み合わせでした。

更にシークレットな使い方はブログ「さかなと釣りと僕」で紹介しているんでそちらもチェック!

ちなみに、要素って、この3つが重なっていればいるほどお薦めであったりするのだ!

例えば、橋の下、橋脚に流れが当たっているロケーションなんかは、橋脚シェード×カレント(酸素量)って解読の仕方をするわけで、間違いなく夏の1級エリアになる。

そして、そう言った条件がいい所って言うのはバスの活性も高く、餌を食いにきてる可能性が高い為、わりと効率の良いルアーで食ってくる!

ブリッツMAXDRでゴリゴリ引いてあげるとこんな感じに!(写真5)

ちなみにこないだも紹介したんだけど・・・・写真の場所は徳島県の旧吉野川、より強いカレントを求めて、けっこう流れているリップラップを通したら・・・(写真6)

魚も恥ずかしくってルアーで目隠ししちゃったよ(笑)

じゃなくて、シーバスもDRでヒット!急な流れん中でもしっかり泳いでる証拠!凄いルアーだ!

おっと話が脱線ぎみ・・・、元に戻すと、例えば曇りの日なんかは全部がシェードって考えになる。

太陽がカンカンな時はあんなにカバーにべっとりがったのに、曇って来たとたんバスはウロウロし出すのよ!

そんな時は、広く探る=広く見せるって事でこれ!

O.S.Pバズ02ビートだ!(写真7)

バズの出方って最高に好きですね!ワクワクしますし、ドキドキします!

ちなみにトレーラーは僕は絶対付ける派!

付ける物はドライブスティック3.5インチを頭側をちょっとカットして、フックの長さに揃えます。

これにより、浮き上がりの早さとかバランスとかを僕好みに使いやすくチューンしています!

もちろん雨だって同じ、降り過ぎは駄目だけど、雨は時にはシェード(曇りより更に暗くなるし、雨により水面に波紋が出来る)×水温(雨水も有るが気温が下がるのも含めて考える)×酸素(水面が叩かれる)って事になり、まさに要素のコンプリートと言う事になる!!

そうなればもうパラダイスの可能性はぐっと上がるのだ!

真昼間でもヤマトで出るのだ!(写真8)
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しかし、雨によるペーハーショックや濁り過ぎ、濁流って事になれば要素など関係なく釣りづらくなるのも雨だ、特にこの時季大水や雷と身の危険にも遭遇する可能性も考えて、無理をせずに楽しんでもらいたい!

安全第一だ!

こうして、要素を追いかけて行くと真夏だって必ずビッグフィッシュに遭遇できるはずです!

まだまだ解らない事があったら釣り場や爆釣チャンネルで気軽に聞いて下さいね!

でわ!釣りに行きましょう!

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すっかり夏ですねー!

皆さん夏の釣りをしていますか?

長期トレイルの連続

僕はすっかりシーズンINと言う事も有り、トーナメントやイベント、プラクティスなどで、長期トレイルの連続です。

先々月なんて住んでいる東京に居たのはたったの3日でしたし、先月は飛び飛びの5日となかり家無きの子な毎日です。

もちろん、このコラムも遠征先からノートPCで書いています(打っていますかな?)。

ちなみに、僕は出歩くことが多いので、昔からディスクトップ型パソコンと言う物を買った事がありません。

しかも、トーナメントオフ時もほぼ毎日仕事に持ち歩いているので、使用頻度の他、振動や衝撃が加わり3年で駄目になってしまうのが悩みの種・・・。

もちろん大事な仕事やコラムが詰まったパソコンですから、完全に壊れるまで使っていては、データもおじゃんになってしまう可能性もあるので、おかしくなってきたら躊躇せず替える!

もちろん資金的には辛い事ですが、トラブってしまった時の時間やデータロスを考えれば安い物です・・・と、泣き泣きいつも入れ替えております・・・。

それと同じ事が言えるのが、僕のトーナメントを支えてくれているバスボートです。

バスボートにはエンジンを始めとして、魚探やエレキなど、機械的、電子的パーツが多く組み込まれている、言わばハイテクノロジーの塊!

便利さの裏には必ずトラブルの陰も潜みます。

昨年は10年目の節目を迎えるエンジンをオーバーホールしました。

僕のエンジンはヤマハの4サイクルで、2サイクルと比べメンテナンスが少ないものの、構造としては複雑な物。

それをしっかり細部まで清掃とパーツ交換をしてもらい、生まれ変わったような快適さと安心を手に入れました。

そして今回は、第2戦の旭川ダムの会場にてエレキ交換!

第1戦は馬力制限でアルミボートで出た為、言わば第2戦が今季のバスボートの初戦にあたります。

この初戦のプラクティスに間に合うように、送ってもらったモーターガイドのツアーシリーズTR-82Vを乗せ替えました。

ランニングチェンジされた最新のエレキはさらなるトラブルを回避して快適に動いてくれることでしょう!

エレキはボートフィッシングの要!僕としては何よりエレキが大事だと思っています。

最悪、魚探やエンジンが動かなくても、エレキさえ動けば魚を獲れる、勝てる可能性があると思っています。

あとは僕次第ですが、不安要素を薙ぎ払い、「道具」共々ベストでトーナメントに挑むことが必ずいい方に転がると信じていますし、間違いないでしょう!・・・写真1.2

そんな中行われたプラクティス!

台風の影響も有り、沢山の雨により濁りと増水の旭川ダム、最初っから悩まされました・・・。

しかも、正直釣れない・・・。

本来ならスポーニングも終わり、アフター回復、早い奴ならアーリーサマーパターンでコンディションの良いバスが流れの中でバッチリ出るかも!ってはずなんですが、今年はシーズンが遅れに遅れているようで、未だスポーニング真っ盛り。

しかもそれが、急な増水とプラクティス開始から日に日に減水して行く急な変動の為、そのスポーニングもままならず一向にシーズを進められずにいる訳です・・・。・・・写真3.4

とりあえずバスの姿を見ようとサイトでバスを探して回りますが、濁りも手伝ってなかなか見つからない・・・。

こんな時の対処法としては インレットの上流に行く!

これは僕的な理論でもあるのですが、これがビンゴ!

ぱらぱらですが見えバスが居ます、しかもデカイ。これが獲れれば・・・。

ここで、シークレットを1つ明かさせていただきますと、

コレ!・・・写真5
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ドライブクロー2インチのノーシンカーマスバリ仕様です。

マスバリはFINAのダウンショット用の4番を使っていますが、カバーの濃さや魚のサイズに合わせて6番も使ったりしますね。

これを3ポンド(時には2ポンド)でキャストするわけですが、基本的にはアクションはナチュラルドリフトです。

これで、何とか1匹掛けれましたが思った以上にスレていて、手堅いカバーで獲れないかと、なるべく濁りの少ない所と、減水の影響を受けない所をドライブクロー3インチのテキサスリグを撃って行くと、ちょっとスレンダーだけど50センチまであとちょっとサイズをゲット!

こいつがトーナメント中に来てくれればいいのですが(笑)

にしてもですね・・ここはカメが多い!

どこ行っても日の当たるところはカメが日光浴中でした、カメの下パターンがあればと思うくらい良いポイントに多かった気がします(笑)

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で、肝心なトーナメント本番は、こんな立派なサイズを初日に仕留めた物の、2日目にミスってしまい36位での着地・・・。

めっちゃくちゃ悔しかったので、第3戦が行われる徳島県の旧吉野川に早めにプラクティスに突入!

連日30度を越す猛暑と痛いくらいの日差しの中毎朝5時から18時までのプラクティスを慣行!

ブリッツMAX-DRでの超強力なパターンを見つけた物の本番ではどうなるか・・??

きっとこのコラムが出る頃には結果が出ると思われますが、どうなる事やら・・・

ちなみにブリッツMAX-DRはシーバスにも強力に効きます(笑)

1日でリミット達成した日も有るほどですから(笑)

でも、これねもちろんただ投げて巻くだけではないのは当たり前なんですが、最大のキーはワームだと思って巻く!!かな。

だから、ここ!って所では、ガシガシ巻くだけではなく、ロッドで引いてあげることも大事で、例えば、一本の杭に対しても、いろんな角度から何度も通すこと!

特に流れの当たっている場所では、活性が高い時や、流れが緩い時には、上流から下流へ投げますが、活性が低い時や流れが速い時には、下流から上流にかけてゆっくりになるように引いてあげます。

これであなたもクランクマスター!(笑)

ってのは大げさだけど、こういった基本って凄く大事ですよね。

僕も忘れかけていたこと含め、何度も初心に返ってやり直したりしています。

ちなみに同じO.S.Pサポートスタッフでもある浦川さんはもっとスペシャルなクランク使いですよ!

彼のレポートにも注目です!!

てなことで、次のトーナメント会場である徳島県の旧吉野川に福島県の桧原湖から向かいまーす!

さートーナメントが楽しみだ!!!

釣ったるぞーアチョー!

(写真:旧吉野川で炸裂したBLITZ-MAXDRのパターン。そしてシーバス迄ww)
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いよいよスタートした今シーズン!

第1戦は四国の高知県にある早明浦ダムでした。

結果から言えば、初日良いスタートが切れたものの二日目からの水位の変動などで見失ってしまって27位フィニッシュ!

うーん予選は通過したとは言え、春が大好きな僕としてはあり得ない成績でショックが拭い切れませんが、その春が好きがゆえに春パターンにこだわり過ぎたのが敗因かもしれません、もっと修業しないと!がんばりますよー!!

さて、そんな中トーナメント前のプラクティスでは新しいO.S.Pルアーを使い、かなり良い釣りをしていたんですが、今回はその時の模様を早明浦ダムのロケーションと共にご紹介させていただきますね!

春の早明浦ダム

早明浦ダムは四国と言っても、ちょっと気温が低い場所にあるらしくて、南国気分で行っちゃうとこの時季寒い思いをしてしまいます・・。

って、言うか、僕はきっとTシャツで過ごせるんじゃないかと(この時4月)中間着など持たずに、お気に入りのTシャツだけを多目にバッグに詰めて出発したのです・・・。

ボートをピックアップし、14時間の長いドライブ後の車のドアを開けたとたん・・・ん?

空気が冷たい・・。東京より寒いのでは?っと気温形を見ると6度・・・。やってもうた・・・。

とりあえず、Tシャツを2枚重ねにし(笑)、偶然にも前回寒い亀山でロケだった為、積みっぱなしになっていた、ダイワの防寒スーツとFINAのインナーダウンが見つかり一安心・・・つーか、冬の様な恰好だな(笑)。

さて、久しぶりの早明浦ダムは思ったほど増水しておらず、減水傾向、この月は毎年70~90%近い水位をキープしていて、水温も12度辺りと調べて来ていた(気温も調べようよ・・)のですが、ちょっと例年とは違うようです。

とりあえず、昨年の最終戦で散々練習をやった場所ではありますが、確認のため一通り回りました。

今回はなんせ、急遽ルール変更で馬力制限がかかり、自分のボートではなく、30馬力のアルミボートが今回の機動力になりスピード(時間)的にだいぶ違うのでその感覚を掴む為でもありました。

禁止エリアやスローエリアをチェックし、新しいGPS(ホンデックスHE-820) 、ボートのスピード、燃費をテストしました。

(写真上:こんな感じで減水ぎみです。着いた日は、タックルの準備やボートの魚探の付け替えや整備をしてからのスタートで朝一では無かったものの、わりと早いうちに出たのにあっと言う間に夕方!!うーん、やっぱり広いな早明浦ダムは。)
(写真下:静かな湖面です。翌朝、朝一で湖に出ると、ほんと静かな湖面が広がっていました。)
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この時季は水温が徐々に上がっては冷え込みで下がり、そしてまた天候と共に徐々に上がって行くと言った事が繰り返されます。

俗に言う「三寒四温」ってやつですね。

そんな中、バスはどうしているのか?パターンフィッシング的にはこの安定しない水温の中バスは、徐々にシャローに向かって来つつも、水温が落ちたタイミングですぐに安全(水温が安定している)なディープに逃げ込めるブレイクや、ディープからシャローに続く縦ストラクチャーなどに付いています。

つまり、浮いているバス狙いになるのです。

そこで、出番が回って来るのがご存じ「ハイカット」ですね!

こいつは定番になっていますし、今回よく使いましたし、実際釣れてもいました。

しかし、トーナメントとして考えると、ちょっとシビアなのです。

と言うのは、トーナメントになると、このプラクティスでは考えられないほどのボートの往来、そして釣り人と、多くのプレッシャーがバスを不安にさせて、身を隠させようとします。

つまり、ブレイクなら、インビジブルな岩や沈んでいるスタンプ。

縦ストラクチャーの代表と言えば立木ですが、より密集している立ち木群へと入って行ってしまいます。

つまり、プラッキング的なハイカットでは攻めにくくなってしまうのです。

そこで、活躍したのが今回発売になったO.S.Pブレードジグです!

これは、ただ巻くだけでも、とりあえずは誰でも使えちゃうルアー!

ここ数年で日本に広まったある意味「新しいジャンル」のルアーですね。

僕の考え方的には、スピナーベイトとクランクベイトの中間にあたり、両者の良いとこ取りをしたルアーだと思っております!

これを、ブレイクの岩などには、クランクのごとくリップを当てながらゴリゴリとスピナベのスローロールのイメージでリトリーブします。

立ち木に対しては、スナッグレス性の高いスピナーベイトのイメージで立ち木に擦り付けながら、ブリブリとクランクの用にゆっくりとローリングさせながら通します。

半分リアクションを狙いつつも、よりバスの近くを通せるこのルアーのポテンシャルはかなりの物です!

そして、使いやすいし、なんて言っても、巻物好きには飽きない時間を保証してくれますね!

また、もう一つ見つけていたパターンとしては、上流エリアのシャローでのベントミノーパターン!

クリアーな上流部でも、水温の高いエリアを見つけこれはもしやと、偏光グラスを凝らして水中を探して見ると、ちらちらとバスやベイトが見えます。

(写真上:ある意味フルオートなルアーかも)
(写真左下:よりタイトに、難しいところを釣るとサイズが大きいのはどこのフィールドでもあり得る事です。)
(写真右下:上流では水温の変化する位置を見定めるのも大事。)
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これもシーズナルで、春のバスの動きとしてはまず、スポーニングの準備としてオスがシャローに入って来て、うろうろします。

そして、ベッドを作り沖に居るメスを呼ぶわけですが、今回のタイミングとしてはまだ、シャローでオスがうろうろしているタイミングでした。

そして、水温が上がって来るとたまに捕食のためのボイルが起こります!

捕食しているのはワカサギサイズの鮠っぽい魚!

ここに新しく出たベントミノー76をキャストすると元気よくバスが飛び出します!

しかし、数匹釣るとスレてくる・・。

こんな時の裏技を最後にこっそりお教えします。

それは、ベントミノーを一旦岸へキャストさせることです。

俗に言うバンクキャストってやつです。

ボイルを狙ったりするのに、着水音いらないの?って思われるかも知れませんが、何気にどんな時も着水音って言うのは意外に嫌われているようです。

これがまた凄い効果なので疑うよりまず実行と言う事で!是非お試しを!

まぁ、こんな充実したプラクティスを行ってもトーナメントではその通りにはならないんですから、トーナメントってのは難しい!

もっと練習しなくてはいけませんね!頑張ります!

さて、2戦目は岡山県の旭川ダムになりました!頑張りますので、応援よろしくお願いいたします!!

詳しくはブログでさかなと釣りと僕

(写真:まさに、小魚サイズの新しいベントミノー76はサイトフィッシングシングの武器としても活躍できるまったく別もののベントミノーだ!オスなので若干スレンダーですが、これもシーズナルパターンを意識した1匹です。)
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はじめに・・・

この度の東北地方太平洋沖地震により犠牲になられた方々とご遺族の皆様に対し、深くお悔やみを申しあげるとともに、被害に遭われた皆様及びご家族の皆様に心よりお見舞い申し上げます。

被災地が一日も早く復興することをお祈り申し上げます。

いよいよです

今年もやっと暖かくなって来て、いよいよシーズンが始まりますね!

さて、僕達トーナメンターにとって、11月~2月はシーズンオフとなっていて、ここで普段出来ない、スポンサーメーカーさんとの開発の詰めやカタログのお仕事など、お仕事の時季となります。

夏の間フィールドを駆け待っている動力源にもなっていますが、まぁ、結局一年中釣りと一緒な訳なんですけどね(笑)

そんな中、釣りには行っているのか?って、質問も少なくないのですが、もちろん行ってますよー!

そりゃーシーズン中みたいに遠征や行きっぱなしはないですが、トレーニングで苦手な釣りをやり込んだり、取材だったり、ルアーの開発テストだったりと釣り場に立つ時間は少なくはありません。

そんな中、O.S.Pでも新色会議などに参加させてもらったりもしました。

今皆さんの手元にある、今年の新色がそれに当たったりするのですが、ほんとこれは凄いまじめな会議で、一般アングラー代表から、琵琶湖を制した事のある現役トーナメンター、カスミのチャンピオンにもなった草深さん、そして、おかっぱりプリンス川村光大郎!で、もちろんあの並木さんが真剣に意見を出し合って決めます。

ほんとに若干しか色の濃さが違うプロトルアーを並べて、みんなの意見を出し合って決めます。

ここが凄いところで、世界と戦った並木さんだけの"感覚"ではなく、O.S.Pルアーを使う色々なスタイルの方、色々なフィールドを考慮して作り上げて行くと言うところです。

並木さんや光大郎君がいかにO.S.Pルアーを使う色々な方の事を考えて完成まで持って行っているのが感じ取れました。

そんな光大郎君とは1月の正月明けからダイワさんのカタログの仕事で一緒に釣りをすることになりましたが、その時もルアーの話ばかりでした(笑)うーんほんとルアー人生だよ・・・。

そんな中、亀山ダムでの取材が入ったりで、取材前に久々に行ってみると、そこはまだまだ冬の模様・・・ディープをダウンショットでちょっと粘るもバイトがない!

ついには今にも雪になりそうな雨と風が・・・でも、これも練習と作戦を変えてチャレンジ!

風の当たっている岬にハイカットを通す!

アクションはスローにノージャーク。

この時季派手なアクションやジャークは追いかける力の弱い春バスにはマイナス!なるべくスローに、よたよたと泳がします。

たまにストップも入れて、ワームのように引きます!そしてヒット!

サイズは40弱でしたがプリプリの春バスでした。

大雨で写真が撮れなかったんですが、このパターンは全国どこ行っても効く春のパターンだと思いますので皆さん是非試してみてください!

でも、ハイカットと言えば、高滝ダムですが、ここではまるで別の使い方でした!

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特に上流エリアでは、ボトムにコンタクトしながら高速引きをしてくるのです。

シーズン的には、3月後半からと今の亀山のパターンとはちょっと違うのですが、この高速引き、どのシャッドプラグでも出来ると言うのではなく、ハイカットの様な高速リトリーブでもバランスを崩さない(崩れる物はくるくる回ってしまう)バランスの良いシャッドではないといけないのです。

もちろんダンクでも可能ですが、クランクにも似るパワー系の泳ぎをするダンクではこの高速巻き中のアタックに対してバイトを弾いてしまう可能性があります。

ここはハイカットですね!

ちなみにダンクはパワーのある泳ぎをしますから、濁りの入ったエリアではすこぶる強く、水押しのアクションでアピールしてくれますので、若干リトリーブスピードを緩めて使うなどして使い分けてもらえるといいと思います!

このルアーセレクトが大きな釣果の差になったりしますから、是非お試しを!

そして、秋口からトレーニングで頻繁にオカッパリもこなしました!その際使ったO.S.Pヒップバッグ、とても使いやすく役立ちました!

特に持ち歩くルアーが多い僕には、ショルダー&ヒップベルトのダブルサポートがたまらなく快適に釣りをさせてくれました!

ガバッと開くメインのポケットも素晴らしいですが、実は細かく分かれたコンパートメントが素晴らしかったりします!

トリプルフックの着いたプラグをそのままポイって入れても大丈夫なサイドポケットは僕の性格上なくてはならないポケットになりました。

川村光大郎の経験とアイデアが詰まったこのバッグ、僕の知る限り最強ですね!おかっぱりだけではなくこの頃僕はボートにも持ち込んでいます。

よく使うルアーはこれに入れてすぐに出せるようにしています。それほど便利ですね!

さて、話は変わりますがいよいよ4月からまたトーナメントトレイルが始まります!

今年はカスミ水系がなんと2回も有るのです!

昨年は釣りビジョンさんが乗ってくれたのに、昨年の最低成績を叩き出してしまいました・・・

いやーショックでしたね、今年は、ばっちり決めてやるぜ!

もちろんこのオフシーズンはしっかりと練習しましたよ!

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前にもご紹介しましたが、こんな感じで、ブリッツでもしっかり釣れ、カスミに対しての自信も徐々に回復中(笑)ちなみに僕はブリッツを使う時は必ず、アイのリングをはずしてスナップをつないで使っております。

スナップ+リングでは、ラインがフロントフックに絡みやすくなり、絶対避けたい組み合わせです。

ちなみに外すのめんどくさいって方、それならばリングに直接結ぶ方がいいでしょう。

でも、スナップを使う理由はこまめなルアーローテーションの為なんで、出来ればスナップオンリーをお薦めしたいところです。

その、ルアーローテーションって言うのが、まずはカラー。

水の濁り具合は同じ池や、同じ湖内でも場所によっても違う物!

出来れば、その場所の水の色に合わせて、こまめなカラーローテーションが出来れば絶対人と差が出ると思っています!

カラー選びについては、またの機会で詳しく書きますね!

で、もう一つ!それはオリジナルブリッツとMRの使い分けです!

MRはオリジナルブリッツとは潜る深度が違うのですが、これを細かく使い分けています。

もちろん浅いところはオリジナルブリッツ、そして、水深のある所やブレイクでは深度の勝るMRと言った使い分けですが、更に、ボートを早めに流す時は、手反しの良さと手首の負担が少ない為オリジナル!そして、パラアシやストラクチャー周りをMRの長いリップをウィードガードのようにして、ロッドを立てて使います。

普段、クランクの入ってこない奥まった場所に入って来る新しいアクション!バスにはたまりません!って訳です。

そうそう、今年からJB桧原にもエントリーしました。

この頃、どうしても桧原で安定した成績を出せないので、修行のつもりでエントリーしました。

何事も勉強です!この勉強をTOP50に生かしたいと思っています。

もちろんJB桧原でもお立台狙って行きますよー!!

さーって!寒さに負けず練習に励みますよー!!今年も応援よろしくお願いいたします!

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全トーナメントの日程終了

さて、秋も大分深くなってきましたね!そんな中、全トーナメントの日程を終えた僕は、ひとまずオフシーズン。

オフシーズンと言えども日々修行

オフシーズンと言っても、来年もまたTOP50のツアーが待っています(年間成績により2011年TOP50エントリー権利獲得)ので、ウカウカはしていられません!

一年間フルに使い込んだ道具や、ボートの整備も大事ですが、それはまた今度の機会にでも紹介するとして、今回は今年の試合で最低順位を叩き出してしまった「霞ヶ浦水系」のトレーニング時のお話です。

この冬はしっかりとここを練習しようと、時間を見てはちょくちょく来ています。

時間のない時はボートの準備時間ももったいないのでおかっぱりも積極的に行っています。

トレーニングの一つで、その日1日の縛りルールなどを作って行ってたりもします。

で今回は、ブリッツ縛りで行って来た時の模様をお伝えしようと思います。

この日は、取材なども有り午後からの出航になってしまいましたが、天候も良く、水温の上昇も期待できたので問題なしでした!

この時期のクランキングはほんと釣りやすいと思うので、自分に課した課題としては甘いかな・・っと。

しかしそうは言うものの、ただ投げて巻けばいいというものではなく、ちゃーんとキーになるポイントを押さえてブリッツを通す必要があります。

例えば水門の内側に出来るシェード側や、ドックに繋がるミオ筋のブレイク、アシの根や腐り根で出来た岸沿いのブレイク沿いなどをトレースして行くのです。

(写真上:水門は中よりも、その入り口から外にかけて点在する沈み物や、コンクリート底と未舗装地帯の境目に多いブレイクがキーになります。水深に合わせてブリッツとブリッツMRを使い分けて攻めたい。僕的には、ボトムはギリギリ着かないが理想として、使い分けています。(ボトムをたたくパターンは別にあるのですが、それはまた別の時にパワーダンクでも使ってお話したいと思います)
(写真下:アシ際を狙う時は、どこがブレイクかしっかり把握してから狙いたい、遠浅なアシ際ではボートポジションも沖に取り、あくまでブレイクを流す!ちなみに遠浅なアシは意外とプレッシャーも低くやる価値はありなので、釣れなそうでも試してほしい。確かに、テキサスでアシ打ちをしていたらただの浅いアシでスルーしがちだが、特に川では必ずどこかに本流の流れで削られている、ブレイクがあるはずなのです。ブレイク=カレント(流れ)と考えても間違えではないでしょう!)
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この時のトレーススピードは毎回ヒットするスピードが違う為、探りながらのチョイスになりますし、ルアーカラーも天候の悪い時はフラッシング系の「銀鱗」や「DMメロンソーダ」、「ブルブルギル」などを使いますが、濁りの入った時は定番の「黒金Ver.T」、「黒金TG」を使います。

更に細かくカラーの話をすると、活性が高い時など、リトリーブスピードを速めて、リアクション気味に引く場合は「マットチャートブルーバック」や「マットタイガー」「チャートブラウンタイガー」などのチャート系をセレクトしています。

ちなみにこの撮影の日は、エリアの透明度が高めでピーカン(晴天)微風だった為、プレッシャーをかけづらい、ローアピールのカラーをセレクトしました。

今回ヒットしたカラーは「ゴーストアユ」でしたが、同系色のお薦めとして「テイスティシャッド」や「ゴーストライムチャート」などがあります。

(写真:ちなみにこの写真でのヒットはまさに、沖気味のブレイクでヒットした例。ルアーはブリッツ「ゴーストアユ」カラー。是非ともこれからの季節、まだまだめげずに、ブリッツを投げ倒してほしいと思います。また、カスミエリアで修行中の僕に会ったら気軽に声をかけていただければと思います。)
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ちょっとカラーの名前が多すぎて混乱しちゃいましたか?(笑)

でもこのカラーの使い分けって、タフになればなるほど大事ですからね、よく覚えておいてくださいね!!

ここに出てきたカラー全部を持っていなくてもいいんですが、各系統1色づつくらいは欲しいところですね。

ちなみに、僕のボックスは昔から6~7色が常備されています。特に良く使うブリッツ、パワーダンク、ハイカットはぎゅーっと詰まっています(ぐちゃぐちゃですが・・・)

ちなみにタックルですが、ブリッツの場合ロッドはスティーズのマシンガンキャストタイプ1かライトニングを使います。

ピンポイントでルアーをビシビシ入れたり、飛距離を稼いだりしないといけない場合はマシンガンキャストタイプ1、バイトが小さなそうな時やファーストリトリーブでフッキングが難しそうな時は素材にローモデュラスを採用しているライトニングを使っています。

リールはスティーズかピクシーでラインに関しては、フロロの8lb.を使っています。

ん?細くない?って思う方もいるかもしれませんが、アシの中を通すのではなければ問題なく40アップも引き抜ける強度はあります。

何より8lb.にすることにより格段に飛距離が伸びるので、このアドバンテージはボートでもおかっぱりでも捨てれませんよね、やっぱり!是非ともお試しを!

キャスティングキッカー日本橋店でセミナー

先日、キャスティング・キッカー・日本橋店にて、僕と光大郎くんとオリキンこと折金君でトークショウをやってきました!

普段はニヒルなオリキンからどうやってシークレットな話を引き出すか!そんな、作戦を前日にカラオケボックス(詳しくはキャスティングのホームページで)で光大郎君と打ち合わせていたことなど知りもしないオリキン・・・作戦は・・・まぁまぁ大成功!!

ですよね?光大郎君(笑)

普段ファミレスなどでも普通にしゃべっている3人ですが舞台に立つとちゃんと?プロっぽく喋っていた感じです(笑)でも、内容は濃かった!!

だいぶシークレットな事も話しちゃったし、キャストのデモンストレーションなんかも出来てかなり役に立つ話が出来たんではないかと思っています!

でも、次の機会があったらもっと話したいなぁー!!って事で、また次も有った時には、またみんな来てくださいね!!

よろしくお願いします!

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いよいよ秋ですねー!

今このコラムはTOP50最終戦の直前に書いているわけですが、今月はほんとドタバタで、夏のつもりでいたのに気づいたら秋って感じでしたね(笑)

何故秋はスピナーベイト??

徳島県にある旧吉野川で行われたTOP50第4戦を終えて、その決勝の夜には第5戦(最終戦)が開催される同じ四国の高知県の早明浦ダムに移動です。

翌日から最終戦のプラクティスを開始し、途中台風が来たりもしたんですが、幸い高知は危険を感じるような風なども吹かず、ただひたすらに大雨の二日間のみだったので、毎日練習後コインランドリーに通いながらもプラクティスに励んできました。

トーナメントも入れて丸二週間、四国の太陽に一日中照らされてすっかりみかんの気持ちになって来ました(笑)

このコラムがホームページにアップされる頃にはトーナメントの結果は出ていると思われますが、プラクティスの時点ではとにかく釣れましたね。

ただ課題はどうやってでかいバスを釣るかが課題です!

プラクティスではハイピッチャーやハイカットが大活躍でしたが・・・。

ハイピッチャーと言えばよく何故秋はスピナーベイトなのか?なんて聞かれますが、これはフィールドやバスの季節による変化が関係しているんだと思います。

夏の間、高温のため水温の低い場所や酸素量の多い場所に、生命に危機を感じて多くのバスが移動していたと思います。

具体的に言えば、ディープやインレットは水温が安定していますし、リザーバーの急な岩盤なんかはカレントが当たり、水温も他より低く、なんせ酸素量が多い水がある。

これはインレットも一緒ですよね。よく、最上流なんかで、バスのスクールが見えるのも夏のバスの避難行動と言えるのではないでしょうか?

もちろんこれはベイトにも当てはまりますから、エサと一緒と言うのは非常に大事な事でもあります。

それが秋になると、湖全体の水温が下がり、危険域が少なくなり、バスが活動できる場所というが広がるわけです。

つまり、快適な場所を求めて移動してきたバス達は自然と、先に言った条件の場所に集まり、生息密度の濃い場所を作り上げていたわけですが、秋になると水温低下=危険域解除と言うことで、バスは自由に広く散ってしまう訳です。

で!今まで特定されていたピンのポイントが広大なエリアになってしまった中では「早く」「広く」探れるルアーが絶対的に有利です。

さらに適水温な事の多い秋はバスの食欲も旺盛!こんな時は間違いなくスピナーベイトが最適!

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クランクベイトでは潜るレンジが特定されてしまう中、スピナーベイトはリトリーブのスピードやアクションで上下自由にレンジを自分で調整が出来ます。

しかも、ここでハイピッチャーを使うことが間違えないのは、そのコンパクトスピナベと言われるサイズの中でも群を抜いて素晴らしいところが多いからです。

目の前でボイルが起きたときに慌ててキャストし、高速巻きをしても崩れないバランスと、低活性時ちょースローリトリーブ時では直ぐに回り出す特性ブレードのおかげで直ぐに立ち上がり、そして、コンパクトならではのロープレッシャーで、人気のタフレイクでも、小規模な野池でも行けてしまうフィネスなイメージも!

まさにこれ一個で十分と言い切れる完成度のスピナーベイトなのです。

是非この秋はハイピッチャーで釣ったことのない人もハイピッチャーの威力を体験してください。

おおっと!すっかりハイピッチャーの話になってしまいましたね(笑)

まぁ、それだけ溺愛しているスピナーベイトって事でご理解ください。スピナーベイトと秋の関係判ってくれたかな?

忘れてはいけないのがハイカット!!

さて、もう一個、これからの季節に忘れてはいけないルアーのお勧めです!それはハイカット!

ハイカットは小型のシャッドタイプのルアーですが、元来このサイズのシャッドは多くのメーカーが切磋琢磨し、数え切れないほどの種類を作り上げてきました。

まぁ、それほど必要かつ釣れるジャンルなのですが、もちろん僕にもお気に入りの「シャッド」がありました。

これさえあればもう他のシャッドはいらないよ!ってくらい。

だから、正直ハイカットがO.S.Pから出来てきたときは、いらないなーなんて思ってました(笑)

しかし、しばらく経って試しに使って見ると(本当にいらないと思い使ってなかった・・・ごめんなさい、今は何でも直ぐに試し釣りをしていますよー)これは!なんて完成度なのでしょう!?

僕のシャッドに求める条件は、飛距離、高速巻きでのバランスの良さ、水中サスペンド時の姿勢。

当たり前のことですが、それだけに他を圧倒するほど特化して良くないと認められないと言った条件でした。

それが、ハイカットは全て僕の今まで使っていた最高と思っていた「シャッド」を超えていました。

新しく作ると言うことは・・・よりいい物を。現状維持ではなく、次のナンバーワンを捕れる物を。

その精神で作られたこのハイカットは正に新世代のナンバーワンを感じさせてくれました。

クランクの用に手返しよく使う場合も、低活性時に止めてスローに使いたいときも、野尻湖のようにベイトがディープに豊富な時にキャロで沈めて使うときも、どんな時もこのハイカットがあればやりきれる!

そう、僕のトーナメンターとしての感覚がハイカットを選びました。

今ではこのサイズのシャッドはハイカットだけしか、ボックスに入っていません。もちろんトーナメントの時も。そのぐらい信頼しているプラグの一つです。

秋が深まり、フィールドではターンオーバーという現象が起き、バスの活性が著しく下がるときが出てくると思いますが、そんな時はこのハイカットをシャローのマンメイドストラクチャーなどにこするように、ギリギリにワームを扱うのようにスローにストップ&ゴーをしてみてください。

ワームでは捕れない浮いているタフなバスが釣れてくるはずです。

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9月後半ですが、まだまだ暑いです

9月も後半に入り朝夕はやっと涼しくなって来たようですが、相変わらず今年は暑いですね~。

ベントミノーのサーフェイスゲーム

僕はと言えば、この頃すっかり四国の人・・・TOP50のトーナメント二連チャン四国戦のため試合後はそのまま、次の開催地への移動が続いています。(詳しくはブログで)

いやー四国の太陽はマジぎらぎらです。これならきっとおいしいミカンが出来るはず(笑)

さてさて、本題ですが、この夏から秋の変わり目に是非とも楽しんでいただきたいのが、ベントミノーを使ったサーフェイスゲーム!

(写真:こんなグッドサイズがベントミノーを襲ってくる訳ですから、、、それはもう楽しいです。)
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そんな中、涼しいはずの野尻湖でも・・・やはり、暑い・・・。

うーん、9月過ぎればきっと涼しくなると思います(勝手な予想・・いや希望?)

ちなみに真夏の野尻湖では、メインベイトのワカサギの群れが水深6から12メートルのデープへ集まっていく中、朝一や気圧の変化のタイミングで、そのワカサギ達が水面近くに上がってきます。

それって魚探を使ったりするハイレベルな釣りっぽいなぁ~・・・なんて思いの方!そんなことありませーん!

魚探と言うか、どっちかと言えば、目探ですかね(笑)

つまり、魚探で反応を見るとかではなく、明らかに目視できるレベルで水面や水面直下を移動するベイトを見つけることから始まります。

そしてそこに起こるバスのボイル=捕食活動で発見!キャスト!と言う風になるのです。

まぁ、条件がそろわなければ時間がかかる作業ですが、逆に条件が揃えば、直ぐに発見でき、これ以上ないエキサイティングな釣り方になるでしょう!

朝一の鏡のような水面が突如としてざわつき、ピピピッ!っとベイトが跳ねてその後をガボガボ!っと激しい音がしたらそれは間違いなくチャンスです!

この時必ずいつでもキャスト可能な体制で周りを見渡していてください。

かなりの率で朝一はボイルが見れたりします。

ボイルが起きたら、ベイトの逃げる5メートル先にキャスト!(これ大事です!)

そしてアクション!

この時のお勧めのアクションは連続トゥイッチより、ストップ&ゴー!

理由は「見せ」と「食わせ」の間を与えてあげるのがキーです。

この時のバスは非常に興奮していますので、激しくルアーにアタックして来る事も多く、時には水面に水柱が立ちルアーが宙に浮くほどです。

そんな状況を目にしたら、釣り人たる者、興奮の絶頂に立たされるに決まってるんですが・・・ここはぐっとこらえてもらい、あくまで冷静「クレバー(おりこうさん)」にフッキングに至りましょう。

フッキングのタイミングはとても大事です。

バシャッと出て、間入れずにバシッとフッキングを入れても多くはすっぽ抜けてしまうでしょう。

ベストのタイミングとしては、必ず一呼吸入れてからフッキングを入れる。時間で言えば3秒くらい、これはかなり大事です!

折角、発見し食わすことが出来たビッグバス(希望)を最後の詰め(フッキング)で逃してしまったときの悔しさと言ったら・・・・

まぁ、これを読んだ皆さんは大丈夫だとは思いますが、悲しくも釣り人の体というのは、何十回、何百回、何千回とフッキングをこなした体がそれを覚えていて、無意識に条件反射で体が動いてしまったりすることも多々あります。

なので、一生懸命体を押さえてくださいね(笑)

そんなベントミノーですが、全国各地でもこれからのシーズンがベストシーズンとなります!

特に秋と言えば台風シーズンですが、台風の影響で気圧の低くなったその日がチャンスです!

曇った空に湿った風が吹いたら間違いなくバスが待ってます!

さぁ、ベントミノーをぶら下げてフィールドへ!

(写真:ベントミノーならではのアクションは魚種を問わず強烈にアピール。ソルトでのベントミノーも楽しいですよ。)
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JBTOP50北浦戦の後、すぐに桧原湖戦に向けての準備

みなさんこんにちは!!

第2戦の釣りビジョン見てくれたかな??その北浦戦ではイージーミスが目立ち、悔しい思いを散々したので、試合後2日間だけ東京に戻り、すぐに第3戦のフィールド桧原湖に向かいました!!

JBTOP50第3戦桧原湖戦

桧原湖はだいぶ行き慣れた感のある湖でしたが、この時季のトーナメントは久しぶりです。

余計な概念を捨て、このシーズンのバスを追いかけるため少しでも多くの時間湖上に浮きたいと考えました。

今回もゴールドハウス目黒にお世話になりました。

プリプラクティスを開始していくと、初日からプリスポーンのバスと多くのネストバスを見ることが出来ました。

縦に長い湖ですので、北と南でバスの動きも多少ズレてきます。

それも確認すべく走り回るプラクティスからスタートしました。

にしても、桧原湖は景色もよく、気候も夏には最高な気候ので実に気持ちよくプラクティスが出来ました。

そんな中、トーナメント開催時は、ポスト~アフターパターンになると読み、スポーニング後にバスが多くなるであろうエリアを探すべく1からのつもりで魚探かけをしっかりと行いました。

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過去のプラクティスの記録を書き込んであるノートと魚探・GPSすべて手放すことの出来ない大事なトーナメントアイテム。

スポーニングの行われる、シャローフラット隣接のストラクチャーを細かく拾っていきます。

そもそも、桧原湖には数多くのハンプと言われる大小様々な水中島が存在します。

特に湖の南側に多く集中し、バスの格好の付き場になっています。

しかし、このハンプ、10mの湖底からまるでタケノコのごとくニョロニョロと水面直下まで伸びているため、バスボートで走行する身としては大変危険な物でもあります。

実際水面下数十センチに位置するハンプなどは見えないことも多く、突然そそり立っているハンプにボートを当ててしまったり、エンジン破壊してしまった人も数知れず・・・。

細かいマップでもすべてのハンプは紹介されていず、それどころか半分以上のハンプは未登録のままです。

そういう自分も昨年のTOP50のプラクティス時に、大減水していた湖上で、いつもは水面に出てくるはずのないハンプに気づかず、かすめてしまい、エンジンの先に付いているスケグが欠けてしまったなんて出来事もありました。

さらに、桧原湖はしょっちゅう深い霧に包まれます。

10m先も見えない中、魚探かけをして作った己のGPSマップだけが頼りになります。

今回もプラクティス中何度かホワイトアウトのような真っ白な湖上でGPS頼りで走行(もちろん安全の為スロー走行です)をしないと行けないシチュエーションに出会いました。

そんなハンプも今回アフターバスの格好の付き場として、しっかりチェックしなければなりません。

特にウィードが絡んだハンプは絶好調間違いなしです。

しかし、ウィードの絡むハンプなんてそんなに存在するわけもなく、何百個もあるハンプをしらみつぶしに探していくしかありません。

大変時間と根気のかかる作業ですが、これが他の選手とのアドバンテージになるかもしれないと思えば自然とやる気が出てきます。

もちろん、おおよその見当でウィードの生えそうなハンプというのも判る場合もありますが、そんなハンプは大抵有名エリアだったりするわけです。

毎年変わる水中の環境、数年のプラクティスで書き上げた自分の秘密のノートに書いてあるエリアもしかりです。

他と差をつけるためには意外性、前例がないなどの要素が大変重要なのです。

そんな思いをして見つけたエリアで一人勝ちを決め込む興奮は他の何者にも変えられません!

ただし、必ずしもそれがトーナメントで役に立つという保証はどこにもないのですが・・・

実際今回のトーナメントでは、梅雨真っ盛りで、週間予報も雨マークが付きっぱなしだったにもかかわらず、当日は晴天無風と実にサイト日和となりサイトフィッシングによるヘビーウェイトでハンプパターンの私のウェイトは初日で後れを取り49位、二日目にサイトパターンのパワーが落ちたところに反撃に出て、短日19位だったのですが悔しくもウェイトが足りず、予選敗退となってしまいました。

これがトーナメントです。

トーナメントは生き物です。魔物が住んでいたりもします。

だからトーナメントは楽しい!っとは勝ったときの台詞かもしれませんが、悔しいけど、ふつふつとやる気が湧きます。

勝ちたいから次は勝って楽しいって言ってやる!

と、言うわけで、一見無駄と思われても、何がきっかけでキーになるか判りません。

なので、プラクティスでは色々なパターンを試します。

写真はプラクティス時、見つけたハンプの上でベントミノーでヒットしたバス。ベントミノーには多少深いところからでもバスを呼び浮かせるパワーがある。
(写真左:真っ白な霧に包まれます。)
(写真右:ベントミノーで深い所からバスを沸かせてキャッチしました。)
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また、桧原湖では何もないフラットもベイトが入ってくると、水面が慌ただしくなりボイルが始まる。

静かな湖面にベイトが飛び出したら、水面直下はバスたちのフィーバータイムです!

それを見つけたときは、誰もが興奮することでしょう。

そして、何を投げたらいいのか、折角のチャンスを前に悩むのです。

しかも時間はあまりありません。

多くのボイルは数秒から数十秒のうちに終了してしまうことでしょう。

それこそ悩んで、ルアーを結び変えたり、タックルを持ち替えている間に、その一攫千金のチャンスは再び水底深く戻って行ってしまうのです。

この時に僕や多くのこれを読んでくれているO.S.Pフリーク、モテギフリークの皆さんは、ベントミノーを投げるか、アシュラを投げるかで悩むと思います。

その時の私の一つの例をご紹介いたしましょう。

とっさの判断で、両者の特性を考えます。

今回はボートからボイルまでの距離が離れていたため飛距離で勝るアシュラをキャストしました。そしてヒット!

僕のタックルにはこの使い分けられる二つのミノーはたいてい同時にリグってあります。

ちなみにベントミノーは水面でのアクション重視と考えています。

ですから、少し沈んでしまったボイルやアシュラで出なかった場合は距離を縮めてベントミノーに持ち変えます。

このような使い分けを、より生かすためにタックルセッティングもご紹介しましょう。

ベントミノーのタックルはアクション重視、ロッドはスティーズのバックファイヤーにラインはデフバスナイロンの4~5lb。

ナイロンラインを使うことによりルアーが沈みにくくなり、硬めのアクションのロッドで弾くようにアクションを加えることにより、ベントミノーの動きを最大限に演出します。

逆にラインが沈んでも影響のあまりないアシュラはアデスなどのフロロカーボンラインを使う。

フロロはワンランク細いラインでも強度を得られるため3~4lbをセレクトし、細いライン=抵抗が少なく飛ぶの理論でかっ飛ばすのです!

3ポンド!と聞いて心配される方が多いかと思われるが、(トラブらなきゃ)案外切れないので、是非トライしてもらいたいですね。

ロッドはBLACKLABEL (ブラックレーベル)6101LFSかスティーズのストームシャドーを使っています。

こちらは飛距離を考えての柔らかめセレクトですが、アクションについてはさほど問題はありません。

柔らかめのロッドはキビキビしたアクションは付けにくいイメージですが、リーリングと併せてロッドワークしていただければちゃーんと動く!

まあアクションのキレにかけては天下一品のアシュラですから、案外きっちり動くのにはびっくりしてもらえると思っています。

結果的に今回のトーナメントは外してしまったのですが、読みの大半は間違っていなかったと思っています。すべては初日のサイトパターンを読み間違えた事がすべて・・(1つだが大きいですね・・)

また、天気予報のはずれに泣いた部分も大きいなぁと、天気図をしっかり読めれば、予報できたのかな、なんてトーナメント終わってからずーっと考え、東京に帰ってからはいままで簡単な天気図の見方しか知らなかった自分の大きなミスだなっと思い、色々学んでみています。

リアルにトーナメンターは天気予報士より正確な天気予報をしなくちゃいけない・・・

トーナメンターって大変だな(笑)まぁ、ほんと間違えられないし、出来ればアドバンテージにもなる。

そう考え、ちょっと勉強してみようと思う。

プラクティスではガンガン鳴いていたセミは本番皆無・・もちろんセミパターンも皆無。

急な気候の変化か、今年の足早で駆け抜けていった春のせいか・・・彼らも天気の犠牲者かもしれない。

さて、次回は灼熱の四国徳島県、旧吉野川です。

プラクティスもばっちり入るので見かけたら気軽に声を掛けてくださいね!

応援よろしくお願いいたします!

(写真左:ボイルまで距離が離れていたので、すかさず阿修羅をキャストしキャッチした良型のバス!)
(写真右:桧原湖では、こんな感じで水面に落ちた蝉がバスに捕食されるのですが、今回はそのパターンの炸裂はおあずけでした。)
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夏の予感

いよいよ春も終わり、夏が近づいて来ている感じですねー!今回も写真もりもりでご紹介しますよ!

様々なフィールドでバスフィッシング

僕は5月から本格的にトーナメントシーズンが始まり、トーナメントフィールドやイベントやお店の大会などを転々とし、あまり家に帰らない日々が続いています。

先月は山中湖で取材があったんですが(バスワールド7月号見てくれたかな?ミノーを語ってます)その後すぐにお店のツアーで琵琶湖に行って来ました!

琵琶湖はとてもいい時季で、同じO.S.Pプロスタッフの三村さんが所属するリブレマリーナにお邪魔したんですが、所属のガイドさん皆さんすばらしい方ばかりでツアーの参加者の方々も満足してらっしゃいました!

そんな中僕も少し釣りをさせていただき、ドライブスティックのテキサスリグで50アップとベントミノーでグッドコンディションのバスを釣らせていただきました。

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この時期は丁度水温も上がり、シャローにバスが増えてきます。

朝夕には場所によりボイルがよく見られるようになってきました。

もちろん、そこからさらに季節が進行した今なんてもっとボイルが増えていることでしょう。

このボイル(バスがエサになるベイトをシャローなどに追い込み、水面からベイトが飛び出て逃げるなどが起こる捕食シーン)が起こる場所というのは、あらかた色々な条件が必要と言うこともあり、起きる場所は限られます。

よって、そんな場所をいくつか覚えておくと、朝夕のフィーデングタイムにベントミノーだけを持って行くだけで楽しめるわけです!

写真のバスも1度ボイルが起きたところで、待っていたらまた起きたので、キャスト!

チェイス!

ヒット!

っとなったわけです!

みなさんもこれからの季節、朝夕のフィーデングタイムにマイポイントをチェックしてみてはどうでしょう?

そんな、楽しい琵琶湖から帰ってすぐにTOP50第2戦のプラクティスのため、茨城県の北浦に向かいました。

北浦ではフルにバスボートの機動力が生きます!毎日のように走り回り広いエリアをチェックチェック!

シーズン的にポストスポーンからアフターと言ったところだろうと狙いをつけ、ハードボトムエリアのアシやテトラ、護岸沿いのイナッコ(ボラの稚魚)パターンなどなど沢山あるパターンを釣り込み、エリアを探し求めプラクティスをやり込みました。

写真はプラクティス中ドライブクローのヘビーダウンショットで釣ったナイスキーパー!

そして、トーナメント本番!

今回は釣りビジョンのカメラマンが乗ることになり、大きな期待を背負うことになりました!

よっしゃー!

やるぜい!っと気合いを入れてのフライト順位は微妙なクジ運でスタート。

スタートが遅かったため、最初に入ろうとしたエリアはことごとくバッティング!

それではと2日目用に取っておきたかったエリアに入りました。

ここは小場所のため大して注目もされず、初日に多くのエリアが選手によってプレッシャーが掛けられる事が予想されている中で、なるべくロープレッシャーで2日目を迎えられるエリアをっと、バスは少なくとも、他の選手に発見されにくいエリアを見つけといたのです。

それを初日から・・・しかし、仕方ない!

気持ちを切り替えて、全力のスタート!

しかし、トーナメント直前の大減水によりバスのポジションが変わってしまい、なかなかアジャスト出来ない。

エリアにはバスは確実にいる!

しかし、リズムが合わない!

バラしやラインブレイクが続く2日間、最後の最後まで帰着遅れをしてしまうかもしれないってぐらいギリギリまで諦めず攻めるが無念の予選敗退。

(写真:プラで釣ってはいたものの、フライト順や色々な要素が影響し、無念の帰着の様子)
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久しぶりにトーナメントに乗れなかった感じです。くやしーー!ってしばらく立ち直れなかったですが、その模様はスカパー!釣りビジョンで見てくださいね。

多分これがアップされている頃には放映になっているはずです。

予選敗退になってしまった3日目は会場を沸かすためトークでがんばりました・・・・

ちなみに悔しくてこのトーナメントの2日後には次のトーナメント地である、桧原湖に向かっていました。

次回は必ずこの雪辱果たします!!みなさん応援よろしくお願いいたします。

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2010年JBTOP50第1戦、愛媛県野村ダムは9位フィニッシュ

今回の会場は四国の愛媛県。暖かいイメージのある野村ダムでしたが、、、、。

2010年JBTOP50第1戦野村ダム詳細レポート
トーナメント名/JB TOP50第1戦
日程/2010年3月26日~28日
会場/愛媛県野村ダム
出場人数/60名
順位/9位入賞

今回の会場は四国の愛媛県と言うことでとても暖かいイメージのある(勝手なイメージ?)野村ダムでしたが、プラクティスの時からどんどん気温が下がって行く感じでした。

2週間前に行ったプリプラクティスでは初日20度近い気温と15度近い水温があった野村ダムですが、雨男の本領発揮か悪天候が続きみるみる気温も水温も落ちて行き、しまいには雪が降る始末・・・愛媛で大雪です。

丸2日近く満足にプラクティスが出来ないくらい降りましたね。

幸い多くの選手より長めにプラクティスに時間を割いていたので、天候によるプラクティスへの影響はさほどなかったんですがまさか雪とは・・

そんなプラクティスから2週間。

(写真左:野村ダムはこんな雰囲気です。。。)
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本番の直前の公式プラクティスでも2日間見事に雨・・・どんだけ雨男だか(みんなね)・・

すっかり雨パターンに自信を持って挑んだ本番はピーカンの晴れ空!おいおい

しかし、出船順を決めるフライト抽選では2番を引く!

そして、このアドバンテージを生かすべく勝負に出ました!

この時期のバスは春に向かって大きなインレット及び上流部に向かって移動するってのが、僕のリザーバー持論。

この持論にコンフィデンスを持って肱川上流に勝負を賭けました。

肱川は野村ダム最大のインレットにして会場から近い好スポット、しかし、その規模からしても、あまり人が入るとプレッシャーで釣れなくなる可能性は大きいのですが、2番のアドバンテージがここで出るはずと勝負しました。

前日の雨水の流入を考えると不安要素は否めませんが、チャレンジする価値はあると思いました。・・と思いつつスタートの直前まで悩んでいましたけどね(笑)

だって、多くの時間を割いた本湖から中流域のプラクティスのパターンを無視して、ここからは自分の経験と言う自信でのみの釣りになるわけですから、積み上げた練習(プラクティス)をすっぱり切り捨てるのは精神的にも楽な選択ではありません。

上流に上がって行くとやはり前日の雨の濁りが確認できましたが、ここで注目する点は濁りより水温です。

確実にスタート地点より下がって行く水温、それ以上落ちるなよと心の中で呟きながら進んで行きます。

スローエリアの為アイドリングでやっとたどり着いた最上流部。

思いのほか濁りもない、気にしていた水温も8度といい感じ!

流れの中にプラクティスで魚探を使いチェックしといた岩を確認し、偏光グラスをサイト用の物に掛け変え、流れに乗せるようにマイラーミノーのダウンショットを通す。

チェックしてあったいくつかの岩を流して行くと、待望のヒット!川の流れに乗ってファイトするバス。

4ポンドのラインが岩に当たるたびに冷や汗が出る。流されながらやり取りをしやっとランディング1キロオーバーのナイスフィッシュだ!

しかしここでトラブル!ライブウェルにバスを入れライブウェルのスイッチを入れてモーターが唸るが吸水が始まらない。

慌てて手動で水を汲み入れる。さすがに朝一からライブウェルが動かないのはまずい・・・。

しかしそんな心配も2匹目をキャッチしたころには通常通りポンプは吸水を始めていた。よかったー!!

その後、最上流のブッシュをドライブクローで打って行くとブッシュが複雑に組み合った奥の奥で、モゾッとバイト!すかさずフッキングをするがブッシュが引っ掛かってバスが出てこない!

急いでボートを寄せてブッシュごとランディング!

これも見事なキロフィッシュ!

これで3匹で3キロと言ったところだ。

このパターンは流れの中にオイカワが入って来るのを狙っているバスがターゲットなのですが、自分のボートのプレッシャーによりオイカワが入ってこなくなるとバスのバイトも止まるので、ポイントを休ますために下流に走りぐるっと一周。

しかし、思いのほか厳しくプラクティスで散々やったポイントで反応がない、すでにほかの選手によって釣られてしまったのか?

頃合いを見て上流に戻りもう1匹追加しウェイン。オイカワパターンを貫き初日4本で4キロ!初日4位と4並びでフィニッシュ!

二日目はなんとマイナス3度と氷点下からのスタート!

ボートの上は霜で真っ白、ライブウェルは氷が張り、凍り付いたストレージの蓋は開かずの扉となっていました・・・

そんな真冬のような冷え込みに上流パターンも凍結・・・ベイトのオイカワも見当たらず、水温は6度と急低下・・。

まずいとルアーのサイズダウンをしたりとあの手この手を試すが無反応。

しかし、9時を回ると若干ベイトが上がって来てこれは!っと思い粘るとやっとの思いでヒット!

しかし、流れの中でのボートポジションをミスってしまいボート際でフックオフ!確実にキロフィッシュでした。

その後粘るが反応はなく、気持ちの切り替えも含め、フォローに散々プラクティスでやった本湖パターンで2本キャッチし、このまま本湖でサイズは小さくても拾っていくかと悩んだあげく、優勝を目指すぞっと賭けで上流に勝負を挑んだ!

結果反応なく2日目はそのまま2匹でウェイン。

初日の貯金のおかげで12位予選突破となった。

昨年までは喜ぶところなのだが今年の目標はあくまで「優勝」喜んではいられない。

(写真左上:流れの強い上流部の様子です)
(写真右:野村ダムでもドラクロやマイラーミノーが大会中も良い仕事してくれています!)
(写真左下:-3℃の朝の様子。。。。デッキとか白くなっています。。。。ここが愛媛県??)
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明けて決勝戦!前日とは比べ物にならない暖かい朝を迎えてスタート。

もう行くしかないと朝から上流にアタック!水は3日間で一番澄んでいる。

そしてサイト用偏光グラスで見ると岩陰に明らかに新規に入ってきたであろうバスの影が見える!行ける!

そう思い岩陰にダウンショットを入れるとすぐにバイト!よしと思った瞬間、凄勢いで流れに乗って走るバス。

とてつもない力だ!やばい止まらないと思った瞬間に岩にこすれた感触がしテンションがなくなる。魚がでかすぎる。なんともぜいたくな悩みだがトーナメント中にこれほど心臓に悪いこともない。

その後、実に3連続のラインブレイク。ラインに問題はない。ドラグを緩めれば岩に潜られ、ドラグを閉めれば流れに乗った重い引きが4ポンドラインを引きちぎる。

太いラインではバイトがなくなる。もうこれで行くしかない!

慎重に慎重にこまめにドラグ調整をし、やっと1匹目をネットイン!

その瞬間両岸から観戦していたギャラリーから歓声が上がる!歓声に答えてから、改めてネットの中のバスに目を戻すと、デカイ。

しかも素晴らしいコンディションだ。これじゃー引くわけだ・・・。

この1匹でちょっとしたコツを覚え連続でバスをキャッチして行く。この日はルアーマガジンさんのカメラマンが同乗していたためどこかでその模様が見れるかもしれませんね。

バラして倒れてる姿も(笑)

予選より2時間もトーナメント時間が短い決勝。

難しいやりとりにヒートして気づけば時間、この時ライブウェルには4匹のグッドコンディションのバスが所狭しと詰まっていた。

ウェインの結果はなんと4本で5キロオーバー!!この日初の5キロウェインに会場を沸かすことが出来ました!

結果的に5本釣ってきた選手に10グラム差で劣り、単日2位になってしまったが、総合順位は9位(総合ウェイト順では4位だったのだが・・・)。

奇しくも昨年と同じ順位でのスタート。シングル入賞で喜びたいところだが、今回は優勝が狙えただけに素直に喜べない。

2日目の選択のミスが悔やまれる!ほんと「ちくしょー!!」である。

もっと練習を積んで確実にチャンスを掴んで行きたい!

次のトーナメントでも会場やギャラリーを湧かせられるように頑張りたいので、皆さんの応援お待ちしています!やりますよー!

また、今回の会場になった野村ダムの地元の方や青年団の方々にはとても温かく迎入れてもらい、会場整備をしてもらったり応援垂れ幕が用意されていたりと熱いフィールドでした。

宿泊したホテルでもフロントの方から決勝進出おめでとうなど声をかけてもらいほんと素晴らしいフィールドでした。

お世話になった皆さん、本当にありがとうございました!

「もっと詳しく聞きたいことがあれば、携帯サイト「爆釣チャンネルのモテショーのGOGO!ツアースタイル」で質問を待っていますよー!

(写真:次戦も頑張りますので、よろしくお願いします!!)
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2010年TOP50第1戦目の会場となる愛媛県の野村ダム

みなさんこんにちは!

いよいよシーズンインですが初バスはゲットできましたか?

僕の方もいよいよトーナメントシーズンインとなり、先日一週間ほど、第1戦目の会場となる愛媛県の野村ダムにプラクティスに行ってきましたよ!

JBTOP50第1戦野村ダムプラクティス

いやー大雨は降るは雪は降るわで大変でしたが・・・。

その際、近日発売となるO.S.P初のリアル系ミノーワーム「マイラーミノー」の完成形を持ち込みその素晴らしさを実感してきました。

実はすでに一年前から存在はしていたのですが、その特別な構造上なかなか市販モデルにたどり着けず(この辺は3月14日に行われたキャスティングのイベントで光大郎君が話していたね)やっと!やっと出来たわけです!

その完成形マイラーミノーが実にやばい!近い形のワームは多々あれども水中に入ったら大きな差が生まれる気がする。

本物の小魚そっくりのフラッシングを発する「マイラーチューブ」の入ったリアルボディーはもちろん、何より僕の注目はテール部分!

実にリアルに動きスローフォール姿勢はバスでなくとも食いつきたくなること間違いなし!

(写真:ほんとに本当の1投目!キャロにリグったマイラーミノーにバックシと春のナイスコンディションのバスがヒット!)?
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1度ボトムに着底させてから、大きく1シャクリ!60センチ取ったリーダーにセットされたマイラーミノーが跳ね上がりゆっくり着底するイメージでアクション。

数シャクリ目、シャクリ上げたロッドが止まった。そしてそのまま、ロッドに生命感がグイグイーっと!

ちなみにプラクティス時は工事や雨の影響でだいぶ濁りが入っていたが、マイラーのフラッシング効果でディープのバスにもしっかりアピールできているようだった。

経験上、濁りの日はゴールド系のカラーの方がアピール力が強いというのが僕の理論。

普段このカラーセレクトはプラグやスピナベのブレードに活用してきたのですが、まさかワームで使う日が来るとは(笑)

(写真左:使用フックはFINAのパワーステージ#1~1/0、このサイズのバスでもバックリ食ってくる。)
(写真右:ステイ時のテールの誘い具合がとてつもなく素晴らしくまさに理想のワームでした!)
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ちなみに野村ダムのある愛媛県は人生初の上陸なのだが、四国の中でも最南端の位置にある為、昨年もトーナメントがあった徳島県の旧吉野川からは250キロ以上あった・・、正直なめていた・・・。

四国入ればすぐだなぁなんて思っていたのでびっくりでしたね。

そう言えば二十歳の時バイク旅行で四国一周を企んだが、予想以上に前に進まなく半周で終わった時があったが、あれは釣りし過ぎやうどん食べ過ぎが原因ではなかった(原因の一部であることは間違いないと思うのだが…)のだなとも思った・・250キロと言えば東京から長野県の野尻湖までの距離と一緒だ、うーん広いぜ四国!

それと気候!

なんせみかんと言えば愛媛!太陽の国であるからして暖かいに違いない(愛媛の人ごめんなさい、僕の勝手なイメージの思い込みです)っと思って東京ではダウン着て外出しているくせにルンルンとTシャツを大量に荷物の中に詰め込んできた・・・・・

ところが着いて車のドアを開けたとたん現実を知りました、寒い・・東京と変らない外気温に思わず車の奥の方に放り投げていたダウンを引っ張り出し着てしまったくらいだ。

それでも初日はまだいい方でそれ以降はほぼ毎日雨・・7日間居て半分以上は雨、そして最後にはまさかの雪が・・・・晴れたのは数時間だけだろう・・・(結局Tシャツは意地で風呂上がりに着てみましたが・・・)

話をもどすと、すっかり防寒着を着ての毎日のプラクティスになったわけですが、このマイラーミノー実に汎用性も広く、ネコリグやジグヘッドはもちろんだが、僕の十八番でもあるヘビーダウンショットにも最適でしたね!

ちなみに中のマイラーはとっても繊維質なのでワームが飛んでいきやすいネコリグ等のマス針チョン掛けでもフックを中のマイラーに引っかけておけばなかなか身切れして飛んで行くなんてことは起こらない凄いワーム。

しかし、その制作過程はとてつもなく複雑で生産数の確保はかなりシビア!しかし釣れる!見た目だけじゃない凄いワームであることは保証します!是非1度使ってみてください!

このコラムが出るころには、僕はTOP50のトーナメントに向かっているか結果が出ている頃ですね。

今回は出来立てほやほやのこのマイラーミノーを握りしめて勝負してきます!

トーナメントでは気候などの自然影響により日々変化するため、絶対ということはありませんので、もしかしたらマイラーミノーの出番はないかもしれません。

しかし、このマイラーミノーが使えれば大きなアドバンテージを貰った!そう思えるほど凄いルアーが出来上がったと思っています!

[写真:決してサポートプロだからとか、社員だからとか言って貴重なO.S.Pルアーが使いたい放題な事は一切なく、今回のマイラーミノーも僕らにとっても貴重なのは間違いないわけで・・・。時にはサンプルの取り合いになることもあるとかないとか・・・(イベント用に持ってきた光大郎君のマイラーミノーを襲ってみたが光大郎君も残りわずかなマイラーミノーを離さなかった・・・)]
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ついに決定しました2010年のトーナメントレイク!

今年もよろしくお願いします!

今年は四国が3戦もあり、ロングトレイルが予想されます!でも、会場も決まり、ゼッケンも6番となり気合入ってきましたよー!

やっぱトーナメントは楽しいです!

そこで、溢れかえる気持ちで2009年シーズンを写真とルアーと共に思い返してみました。

■写真1
スタートは千葉県の高滝ダム。今年はオフの間から並木さんにアドバイスをもらい、しっかり目標を決めコツコツと練習をしてきたのですがやっぱり緊張しますね初戦は!しかし、丁度完成してきた「ハイカット」がプラの時から爆発!この時あらゆるカラーを試して、たどりついたカラーが「ゴーストハニーブルー」!このカラーが今年一年大活躍してくれることになりましたがこの時はもう目の前の第一戦でいっぱいいっぱいでこんなに使い込む色になるとは・・・

■写真2
このトーナメントは9位でフィニッシュ!初のシングル入賞でした。実はこの時すでに隠し玉として、こっそりと光大郎君に3本ほど頂いたマイラーミノーが大爆発だったりする!ネコリグで使用したが、見た目がリアルなのを無視してもそのアクションは半端なく小魚!貴重なプロトサンプルがボロボロになってしまった。

第2戦は霞ヶ浦水系
広いエリアが舞台となった第2戦はバスボートの機動力をフルに生かせたトーナメントとなった。っと言っても、僕の選んだエリアは大して広くはないエリアでしたが、その代わりに風の影響をもろに受けるエリアで実際も2日目からはビュービューのザパザパ!!バスボートだからこそ3日間出来たエリアでもありました。リグはヘビーダウンショット。これでシャローの沈み物をランガンして打って行くスタイル。ワームはドライブクロー3インチとプロトのドライブクロー2インチ・・またもやプロトルアーを投入して結果出しちゃいました・・ずるい?(笑)

■写真3
ちなみに決勝では釣りビジョンのカメラが同乗して、見てくれた方には荒れ荒れの模様も少しは伝わったかと思いますが、あれは10分の1ぐらいにしか満たない感じです、カメラマンさんお疲れさまでした(笑)

■写真4
結果は悔しくもお立ち台目前の6位・・・とは言うものの連続入賞で年間成績は4位に上昇!

(写真1~4)
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第3戦は予定では四国の早明浦ダムでしたが減水の為急遽、岡山県の旭川ダムに変更されました。旭川ダムはトーナメント的には2回目になるのですが、予定変更があったため詰まったスケジュールでフルにプラクティスを行って挑みました!一番とったるぜと前回のお立ち台寸止め6位の悔しさが効いてこの時のプラでは1番で現地入り!

■写真5
茨城県にある霞ヶ浦からルアーの入れ替えをして一路岡山県に!

■写真6
魚探をしっかりかけて見つけたちょっとした地形の変化とそれで出来るカレント(流れ)にバスが入ってくる。プラクティスではベンドミノーだけで釣れたもんだが、トーナメント本番では透明度が上がってしまい、ダウンショットやネコリグで攻めることになる、自然はそんなに甘くないですね・・

■写真7
結果念願のお立ち台だ!3位はちょっと悔しいが、念願のお立ち台で素直に喜ばせていただいた(笑)そして遂に年間成績は2位になり、後2戦を残し3位との差も大きい・・これは年間入賞が狙えると年間優勝を意識し出す。

そして運命の4戦目は四国の旧吉野川!真夏のトーナメントは過酷だ。1日8時間以上のボート上での戦い・・日陰もないボートの上でのキャストの繰り返しは体力を著しく必要とする。それはトーナメントの緊張感がないプラクティスからしても同じこと、ましてやプラクティスでは1日10時間以上ボートの上なんてざらだ。

■写真8
そして、体力の限界よりも先にボートが悲鳴を上げ始めトラブルが続いた・・ボートの整備も含め トーナメントに集中出来る環境を作るのもプロの仕事。これが出来なきゃ成績だってついてこない。そんなこんなで、まだまだな僕は未熟さが一気に噴き出した1戦になってしまった。トーナメント内容も自分の予想ウェイト設定を低く読みすぎて大敗!ブリッツMAXのパターンもプラでは掴んでいたのに、本番ではエリアに入れず生かせずじまいでした。結局、ベントミノーで数は釣るもののローウェイトで年間4位までダウン。

(写真5~8)
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第5戦最終戦は桧原湖。第4戦の失敗が悔しくて、徳島から東京を通過しそのまま東北の桧原湖に直行した!

■写真9
ボートのトラブルなども続き負の流れが来てる・・・なんて思いもちらりと見え隠れ・・そんな思いも振り払う感じでがむしゃらに練習を続けた、正直、桧原湖は今一苦手意識があった、昨年は見事に予選落ちもやってしまっている。もう練習しかない!って訳である。そんな練習が実ってか予選は18位で突破!正直初日14位の時はもっと上で行けるかと思っていたのですが、二日目パターンの激変!しかし、リミットが揃わないかとも思われた中、ドライブクロー2インチのキャロでナイスキーパーが取れて助けられたのも事実・・

■写真10
決勝はさらに厳しく、ノーフィッシュッで崩れる選手のいる中、何とかウェインをし、総合22位。負のベクトルを全力全身で止められたが、ストレートには行かなかった感じですかね。

■写真11
年間総合成績は6位!6位・・・・また、6位・・・・うーん。しかし、6位でいいんじゃないかと負け惜しみ・・・いやいや言わせてもらうと 下手に5位でお立ち台に立つより、台の下からこんちきしょー!って思っていた方がいいのだ、第2戦の時と同じ気持ちです。次こそは!ってもっと上を狙えますから!っと言うわけで2010年は見ていてくださいね皆さん!やりますよー!!また、全国をトレイルしますので、現地で僕を見かけたら気軽に声をかけてくださいね!今年も1年応援よろしくお願いします。

(写真9~11)
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