バスプロスタッフ | レポート&プロフィール

フロッグでの夏のシェード攻略

和歌山の辻井です。

早いもので、暦の上ではとっくに秋ですが、体感的な灼熱は9月末頃まで続くでしょうか・・・。

夏の日差しを遮る木陰が何とも心地良く、バスがシェードに入るのもよく分かりますね。

今回はそんな夏のシェードを攻略する一つの方法として、スピンテールフロッグを紹介します。

新製品スピンテールフロッグの威力

フロッグゲームといえば、マットカバーの下から豪快に突き破るシーンを思い浮かべるように、ヒシモ等の水生植物や、ゴミ溜まり等、主にマットカバーでの使用が挙げられます。

このようなマットカバーではバスからどのようにルアーを見ているのでしょうか?

カバーが濃くなると、恐らく見えていません・・・ですがバスは猛然とバイトしてきます!

このようなカバーゲームでは、食物になる生物が「居る」と感じさせる事が大切で、気付いてもらえない事にはお話にならないのが弱点です。

特に小型のフロッグでは少しカバーに厚みが出てしまうと全く反応が無くなってしまう事もあると思います。

スピンテールフロッグは、比重の高いブレードを高い位置にセットする事で重心が上がり、マットカバーを下方向に、より強く押す効果が高まっています。

さらにブレードが僅かにカバーの下に垂れ下がる事で、ルアーの本体をカバーに隠したまま、生命感を水面下にアピール出来ます。

イメージとしては『頭隠して尻隠さず』という言葉通り、カエルの脚だけがカバーの下に出ているような状態です。

このようにカバーの押しとブレードによる異なった2つのアピールによる相乗効果によって、コンパクトサイズのフロッグの弱点をカバーするどころか、むしろハイアピールで攻撃的なフロッグに仕上がっているので!

そして、スケーティングフロッグ譲りのすり抜け性能を活かした、アシ奧やティンバー攻略!

すり抜け性能を追求したフロッグの多くは、オープンウォーターに出てしまうと全く誘いが効かなくなってしまう事が多いのですが、スピンテールフロッグは太いラインを使っているにも関わらず、首振り性能にも長け、更に只巻き時にはテールのブレードの回転によりフラッシングやスプラッシュを伴いバスを誘ってくれます。

また、実釣においてまず最初に感じるのはキャストアキュラシーでしょう。

スピンテールフロッグは、ブレードが後方に装着される事により重心がより後ろにくることで、キャストの安定性に繋がっています。

これは同時にカバー攻略には欠かせないスキッピング性能の高まりとなり、より簡単にオーバーハングの奥へとルアーを送り込む事が可能になっています。

バイトを量産

そしてバイトの多さ!

先述した通りのカバーの押しとブレードのチラ見のダブル効果!

カバーの外でも首振り&ブレードの回転による誘い。

フロッグとして使える使用範囲が広く、ルアーを持ち替える必要がなくカバー攻略をメインにしつつ、カバーの外にいるバスにもアプローチしていけるので、釣りにリズムが出てきます。

また、特にマットカバーにおいてスピンテールフロッグのスタックの少なさは、溶接リングに繋がるアイ&溶接リングが大きく関係しています。

フロッグにはメインのアイが縦アイの物と横アイの物がありますが、横アイのフロッグでは、マットカバーの僅かな段差にダイブしていく形でスタックしてしまう事があります。

スピンテールフロッグは縦アイで引っ掛かりそうな時もベクトルが上方向へと滑る形で乗り越えてくれます。

さらに首振り等、特にオープンウォーターでの操作性に直結するのがラインを結ぶ溶接リングです。

本来であればスプリットリングやスナップを使うのでしょうが、カバー攻略においてスプリットリングやスナップではライン噛みのトラブルや、小さなゴミを拾ってしまうトラブルの原因になります。

小さな事かもしれませんが、釣りをしている時のストレスが驚くほど違いますよ!

驚異のフッキング率

そして最後にフッキング率!

フロッグゲームはビッグフィッシュしか釣れないという裏返しとして、ミスフィッシュの多さ(バスのサイズが小さくなるほどノリにくい)が挙げられますが、スピンテールフロッグは違いました。

なんとレギュラーサイズが次々と・・・真夏の真昼間。

789_1
半日だけのフロッグゲームにも関わらず20本超のバスをスピンテールフロッグで釣ることができました。

中にはフックに掛からずブレードだけを口にしたままボート脇まで寄せてきたバスもありました。

ビッグフィッシュのバイトが無かったわけではありません。。。

実はこの時、私が使っていたタックルというのが6.3ftのMパワーのフロロカーボン12lb.を使用という、フロッグのカバーゲームにはあるまじきライトなタックルだったのです。

カバーゲームを考慮に入れずタックルを用意してしまった為に、ビッグフィッシュがバイトしても思い切ったフッキングが出来ないばかりか、フックアップしてもカバー、から抜き出せない憂き目に遭ってこのような結果になってしまったのです・・・。

私が普段カバーゲームに使うタックルは、やや粘りのある66MH~70Hで、根ズレに強いフロロカーボン4号を使用しています。

カバーゲームに66MHではやや物足りないという方も多いかもしれませんが、何よりもキャストアキュラシーを重視するようなオーバーハングのスキッピングゲームも多く、カバーの中に潜り込んで釣る際はロッドが長すぎるとロッドが引っ掛かって釣りにならないケースもあります。

極端なケースでは58Mロッドにラインだけフロロ4号という事もあります。

フィールドの条件に合わせたセッティングでカバーに立ち向かってみて下さい!

また、前回のレポートで紹介しましたドライブスティック6"ノーシンカーや、秋への変遷期に効果的な03ハンツ9g+アクショントレーラーでグッドサイズが釣れ始めています。

789_2
友人の14gフットボールのトレーラーには4インチドライブクローです!!

これからの時期、是非お試しください!

789_3

エビ好き!

桧原湖で代表的なメインベイトといえばワカサギ、ウチダザリガニ。そしてそして、『エビちゃん!』

いまが旬

みなさんこんにちは。暑い毎日いかがおすごしでしょうか?

高地にある桧原湖は涼しいですよ~!さすが避暑地。

まぁ、涼しいといっても下界よりすごしやすいって事で、やっぱり桧原湖もしっかり夏です。

バスもスポーニングが終わり、体力を回復して来たこの時期。

バス達のご馳走となるのがエビやハゼ類のボトム系のベイト。

となると~・・・ドライブクローにシンクロの出番です!

788_1
狙いどころは結構色んなところ。アバウトでスミマセン・・・(笑)

と言うのも今の季節、結構スモールは広範囲に出没していて、シャローに居残って食いまくっているヤツや(これが結構デカイ!)

縦ストにサスペンドしているヤツとか(これもデカイ!)、普段深めのレンジにいてフィーディングでミドルレンジや、ハンプトップに上がってくるヤツとか(コイツもデカイ!)。

この時期はバスの居るレンジをしっかり掴むことが大切です。

788_2
ウィードやボディーウォーターに絡む6~8mを基準に探していけば大外しは無いでしょう。

ドライブクローのお勧めリグは、ライトキャロやスプリットショット(勿論シンクロのトレーラーも)。

私は普段リーダー長めで1mぐらいはとるのですが、ウィードやストラクチャーに引っ掛けてリアクションで食わせたい時はその半分ぐらいを目安にしています。

そして基本ボトムズル引きでオッケーなのですが、必ず試してもらいたいのがフォールとスイミング。

浮いているスモールはデカイです。ドライブクローは、このフォールとスイミング時の姿勢がバツグン!なんですよね。

何気にキャロライナリグでフォールやスイミングさせると、くるくる回ってしまうワームって多いんですが、ドライブクローは爪とレッグパーツをブルブルプルプルさせながら、しっかりバランスを崩さず水平に泳いでくれます。

みなさんエビが逃げる姿を観察したことがあるでしょうか?エビって(ザリガニも)瞬間的にピッと移動しますが、その後落ちてくる時って水平にゆっくりフォールして来ますよね。

このタイミングなんですよね、バスが惹かれるのって。

ドライブクローはこのタイミングにしっかり水平フォールすると共に、各パーツが自発的な波動を出しますので、バスにとってはヨダレもんなんでしょうね~。

実はこのドライブクロー、今が旬とはお伝えしましたけど、春から水温が低下してバスが完全にディープのワカサギの群れに付くようになるまで

桧原湖メインシーズンの、ほとんどの状況で活躍してくれます。

みなさんも桧原湖に釣行の際は、各サイズ忘・れ・ず・にです。

エッ!ドライブクローはクロー(ザリガニ)でエビじゃないって・・・。

ちなみにドライブエビ(シュリンプ)!の最終プロトは、桧原湖でもスモールに大人気です。発売までお楽しみに!

788_3

夏の桧原湖攻略

皆さんこんにちは!

僕のホームレイク桧原湖では、ようやく本格的なサマーパターンの突入です!

桧原湖のサマーパターンには・・・

桧原湖は、標高が800mに位置する湖なので下界の湖よりも1カ月ほど遅れて季節がやってきます。。。

現在は水温が28度前後、昼間の気温は・・・とろけそうな程暑いです!木陰で休憩でもしながらでないとヤバいです。。。

夏場は特に気をつけなければなりませんね。夏とは言え、朝夕は時々肌寒い事があるので注意が必要ですが・・・。

こうなってしまえば冷水を好むといわれるスモールマウスは、一筋縄では口を使ってくれなくなりますね~。

こんな状況で狙うポイントと言えば、日陰かディープレンジがセオリーですが、日陰になる場所はオーバーハングしている中・ブッシュの中・岩陰など。そして忘れてならないのがグラスの中!

夏の定番とも言えるグラスエリアはバスにとっては最高の場所なんです!

その訳は、ズバリ"シェード" & "ベイトフィッシュ"が大半です。。。

桧原湖の今の時期、バスのメインベイトはエビです。

実際にグラスエリアから釣れるバスはエビを大量に吐き出します!

この光景を見ると、グラスの中にはかなりの量のエビが生息しているのが分かります。

バスにとってはもちろんパラダイスでしょう。。。餌があり暑さも凌げる、その上外敵から身を隠す事が出来ますからね~。

このグラスを釣る場合には中とエッジの2通りがありますが、攻める場所によってフックを変えてやると効率がUPします。

まずエッジを攻める場合には"掛け重視"仕様で、ワッキーフックをそのままセットします。

そして中を釣る場合ですが、ガード付きのマス針かフックポイントを隠してスナッグレス性を高めます。。。

そしてフォールスピードを速くしたり遅くしたりする為に、シンカーの重さを変えるのが通常ですが、フックのセットポイントやシンカーのセットポイントを変える事によっても微妙な違いが出せるので是非ともお試しください。。。

(写真:ちょっとしたリグの工夫などでも、釣果に現れてきますよ~。)
786_2

使用するタックルはスピニング・ベイト共に使えますが、キャスティングで釣る事よりもピッチングやフリッピングで使用する場合が多いので、手返しの良いベイトタックルの出番が多いです。

しかも万が一グラスに巻かれても少々強引にやりとりする事も出来ます。。。

そして使用するワームですが"ドライブクローラー"。ここ最近こればっかりに頼っています。(笑)

グラスの中に落としてやるのには最高で、すり抜け・サイズ・匂い付き・水中での動き・・・今の所このワーム以外考えられません!

口が小さいスモールマウスは小さいワームをセットしがちですが、ドライブクローラーは3.5inでも4.5inでも丸のみしてきますよ~。

786_1
グラスの中を攻める場合には4.5inをセットして、バスにワームの存在を気付かせてやるのがいいようです!

こんな感じで桧原湖でも大活躍しているドライブクローラーですが、実はシャローのエビパターンのサイトでも(ノーシンカーリグ)・・・レイダウン・ブッシュ撃ちでも(スナッグレスネコリグ)幅広く活躍してくれていますよ~!

(写真:ドライブクローラーが良い仕事してくれています!)
786_3

陸っぱりでデカバスを狙って釣れる夏

こんにちは、川村です。

一年で最も熱い季節を向かえましたね!バテそうにもなりつつも、個人的には最高に好きな季節。

なんたって、陸っぱりでデカいバスを狙って釣れるのが夏ですから!

霞水系にも、高滝にも、牛久沼水系にも「夏ならではの釣り」がありますから、今行かないとまた一年ガマンしなければならないのですが、前回のレポート以降の釣行といえば、ロッド&リール誌のカナモとのあの企画で河口湖に行っただけ・・・

「夏が終わってしまう~!!!」とけっこう焦り気味。

しかし、金森隆志相手に勝負することの恐さをあらためて思い知らされた釣行でしたね・・・。

さて、僕が毎年楽しみにしている、「夏ならではの釣り」とは、流れのある場所での釣りのことで、ボトムが見えているような浅瀬に上がってきているバスを、サイトフィッシングで仕留める釣りなんて大好きです。

ボイルフィッシュにベントミノー。

水面を意識した見えバスにはマイラーミノーノーシンカーやオリカネ虫の水面微波動。

ボトムの見えスレバスにドラクロ2inショートダウンショットの口元跳ねリアクション、スモラバやワームを嫌うバスにハイピッチャーのカーブフォールなどなど、ワザの繰り出し甲斐がありますが、今年はさらに、サイトでのアイウェーバーも試したいし、先日開発を終えた新作ワームのドライブシュリンプなんて、あの動きで落ちてきたら食わないわけがないし・・・

まあ行きたい釣り場もやりたい釣りも沢山あるのですが、この酷暑においても、個人的に今一番信頼性のある食わせ方といえばコレ!

「フィネスバックスライド」です。

「ナニソレ?」とお思いの方もいるかと思いますが、ようはベイトフィネスタックルを用いて、一口サイズの高比重ワームをシェードの奥に向かって滑り込ませる釣り方です。

通常であれば、MH(ミディアムヘビー)クラスのロッドに14lb.ラインを組み合わせたタックルに、ドライブスティックの4.5in&6inでパワフルにいきたいところなのですが、30度超えの高水温にハイプレッシャーのWパンチとなると、さすがに食わないバスもいるもんです。

しかし、このフィネスバックスライドは食いますね。

おまけに見えバスにも強い!

カバーとの距離感を気にせず、タイトにアプローチしていくためにはそれなりの対応タックルが必要にはなりますし、その際に使う10lb.ラインでは、カバーにおいて無理が利かなくなるデメリットもあるのですが、その効果は本当に明らかです。

参考までに、僕がこの釣りで使っているタックルですが、

ロッド:スティーズウエアウルフ or ブラックレーベルPF6101MLFB
リール:T3エアー or アルファスフィネスカスタムK.T.F.
ライン:フィネスブレイブ10lb.(フロロカーボンライン)
ルアー:ドライブスティック3.5インチ
フック:FINA252(ストレートフックでFPPストレートより細軸)の2/0 
自作でワームズレ防止のストッパーを付けたもの。フックの太さ的に、現行品ではガマカツの310が該当。

と、通常のカバー撃ちタックルよりは1~2ランク、ライトな道具立てになります。

(写真上段:カスミ水系にて、ドライブスティック4.5inのバックスライド。フォールでパクリ)
(写真中段の左:ドライブスティック3.5in、ベストなバックスライドセッティングです。)
(写真中段の右:フックは細軸めのストレート、FINA252 にストッパーを付けたもの。ストッパーの位置はこの辺が丁度良いです。)
(写真下段:この釣りに欠かせないベイトフィネスタックルです)784_1

これは、

・軽量なリグを滑らかにカバーへと送り込むために、スプール回転が軽いうえ、バックラッシュしにくいリールと、ロッドはしっかりとルアーウエイトを乗せてくれるものであること。
・至近距離での力強いフッキングにおいてもアワセ切れしないラインの太さと、ロッドのクッション性のバランスがとれていること。(硬いロッドに細いラインでは簡単に切れる) 逆にいうと、アワセ切れの心配があるタックルバランスで、躊躇しながらアワせるのが一番よくない。
・3.5inになると、14lb.のような太いラインではキレイにバックスライドしない(ラインの抵抗にワームが負けてしまうため)ため、8~10lb.を目安に。
・フックは、MHほどのロッドパワーがあればFPPストレートのような強度重視の太めフックが合うが、ML~Mではそれよりも細軸のフックを使うことでシャープに刺さる。

ドライブスティック3.5inへのフックセットは他のサイズと変わらず、写真参考でOKですが、4.5inや6inと違って、ワームが小さい分軽いので、風や流れに逆らうだけの突進力は弱い。

そんなときは、お腹にネイルシンカー(0.45g~1.0g)を入れると、波風に負けずしっかりアクションしながらバックスライドしてくれます。

あとはバスが潜んでいそうなところに、静かに、ラインはドフリーで(弛ませた状態で)送り込んであげるだけ!

バスが居ればラインがギューッと横走りします。

サイトフィッシングでも、ワームが人間とは逆方向に泳ぎ進んでいくので警戒心を与えにくい。

見つけるやいなや、追いかけていって「パクッ!」っと、思いのほかカンタンに食ってくれることも多いです。

僕らは「やったもん勝ちの釣り」と言っているのですが、タフなときほど頼りになります。

まあ、普通の状況であれば、4.5inや6inのほうが太いラインを使えますし、アピール力があるぶん効率も良いですが。

ちなみに、バックスライドの詳しい釣り方については、今月号のBasser誌「道場」のコーナーで細かく紹介させていただいていますので、興味のある方は是非!

(写真上:こちらは水深2mほどのミドルレンジをブリッツEX-DRにて。3連発でした!)
(写真下段:草深さんはドライブクローラー6.5inのネコリグでグッドサイズを2連発!)784_2

イベント情報

8/4~5に渡り、愛媛県「HUGE-ONE」様のセミナーに来てくださった皆様、ありがとうございました!OLYMPUS DIGITAL CAMERA



品揃えも豊富でスタッフの方もとってもフレンドリーな、とても居心地の良いお店でした。

またお伺いしたいですし、またチャンスがあれば釣りもしてから帰りたいですね。

次のイベントは8/18(土)に、千葉県にあるキャスティング市原プラザ様にて。

先日のトップ50桧原湖戦で見事優勝した茂手木さんのウイニングトークは個人的にも楽しみです。

最後に

テキサスリグ、ネコリグ、ダウンショットリグ、キャロライナリグ・・・ワームフィッシングをマスターするうえで絶対に外すことのできないこれらのリグを、誌面と動画の両面から詳しく解説しています。

ワームの釣りがイマイチ苦手(もしくは上記のリグのどれかが苦手)という方には、とくにお役立ていただけると思います。

今回はこんなところで。

リアクション、プラスアルファのテキサスリグ

チョッと前になるんですが、北の楽園での、テキサスリグの話題をご紹介します。

ライトでリアクション

みなさんこんにちは。毎日暑い日が続いてますね~!数年前まで日本最高気温の記録を持っていた山形は暑くてトロけそう・・・。

今回ご紹介するのは、先日北の楽園へ久々にマイボートを持って大会に参加してきた時のお話です。

マイボートを浮かべて北の楽園の大会へ参加するのは、秋田チャプターが活動を停止して以来ですから実に約10年ぶり。

個人的にかなり楽しみにして行ったのですが、まぁ色々と事件があったとは言え、大会の結果からご報告すると、ドライブクロー4"のテキサスウェッピングでキロオーバーを持ち込んだもののリミットメイク出来ずに大ホゲ・・・。

783_1
時期的にはまだアフター・ネストが入り混じっている状態でしたので、私の狙いは葦(アシ)。

それも奥側を10g以上と重めのシンカーでのテキサスリグでウェッピングする展開だったのですが、その大会で優勝した大塚拓選手のパターンは葦の外。

そして重めではなく軽めのライトテキサスでした。

大会上位5名のパターンは葦奥が3人。

葦の外が2人(葦の外でも葦に絡んでいるポイント)でしたが、注目はその釣り方。

この季節、葦に絡むポイントでノーシンカーリグやテキサス・ラバージグをストンと落としてリアクションで食わせるか、ステイで食わせる釣り方は定番なのですが、大塚選手は葦の外に倒れている葦などにリグを一度預けて(軽く引っ掛けて)、そこから再度落としてリアクションで食わせていたんですね~。

前日当日湖上で葦際を見ていても、実はかなりのキロオーバーが居たんですよ。

でも葦の中に入ったり、外に出て来たりニュートラルで食わない・・・。

マリーナの人にも「シャローにかなりデカイのがサイト出来るけど食わないんだよね~、あれ食わせられたら優勝間違いなし」とは言われていたのですが、その通りの結果になりました。

当日終了間際、大塚選手に葦島であった時には、「リミット揃ってません・・・」と言っていたのですが、本当に帰着間際にリミットメイクしたらしく、きっちりリミット3本でウェイイン。

他の上位選手はそれなりに本数を釣っていたようですが、推測するに差が出たのは、意識していたベイトの差。

他の選手はボトムメインでクロー(ザリガニ)を意識したワームを使っていたのに対して、大塚選手は5インチのステックベイト。

シャローでウロウロしていたニュートラル状態のデカバスは、アフターの中でもより回復組み。

きっちり3本でも、他のバスよりウェイトがあったんでしょうね。

実際シャローにはベイトフィッシュがたくさん見られましたが、それを食べているニュートラルなバスに捕食のスイッチを入れさせる事が出来た「ライトテキサスリアクション」の勝利でした。

早速私も表彰式後に反省フィッシング。ものの5分でしたね・・・倒れた葦からライトテキサスを落としてスイミングさせた瞬間・・・アレほどニュートラルで口を使ってくれなかったバスがすっ飛んで来て一発でバイト!!

783_2
軽くキロ秤振りきりのデカバスでした。このリアクションライトテキサスにベストマッチなワームは、勿論ドライブスティック!!

ドライブスティックを使うことによって、ワームを何かに掛けて再度落とす時の微妙なロールのリアクションと、スイミングさせた時のテールスイングがプラスアルファされドライブスティックの自発動作コンボがヤル気のないニュートラルなバスに捕食スイッチを入れてくれます。

シンカーのウェイトはストンと落ちすぎず、ドライブステックのアクションをバスにじっくり見せられる5g以下。

お勧めカラーはよりベイトフッシュライクで、リアクションさせたときのロールのフラッシングが活きるツートンカラーが一押しです。

このライトテキサスでのリアクションは、夏場カバーのシェードでボケッと浮いているニュートラルなバスにもお勧めです。

鉄壁ドライブクローの「落ちパクリアクション」と、ドライブステックの「スイミングリアクション」、うまく使い分けて夏の暑さに負けずに釣りに行きましょう!

最後に体験談です

色々事件があったと言うのは、マイボートで参加をかなり楽しみにしていったのですが、前日プラでマイボートのエンジンがスタートして10分も立たないうちに沈黙・・・。

それなりにマリーナから離れた所まで来てましたので、炎天下にほぼ無風の中、実に約7時間湖上で漂流・・・。

大会は友人に同船させてもらって無事出れたのですが(佐藤さんサンクス)、炎天下で漂流する辛さがしみじみ解りましたね~。

一緒に来ていた友人に助けてもらえばよかったのですが、みんな真剣にプラしてましたので邪魔しちゃ悪いと思い、早い時間だったので自力で戻れると余裕だったのですが、灼熱地獄でした(砂漠でさまよった人が、一番最初に水って言う気持ちが理解出来ました)。

みなさんも(ボートアングラーも、勿論おかっぱりアングラーも)この夏場の時期は必要十二分な水分補給できる飲料は持参して釣りに行きましょう。

命あっての楽しいバスフッシングですからね、もしもの備えは忘れずにです。

783_3

NBCチャプター山中湖第2第2戦で2位入賞

12年08月03日暑い日が続きますが、皆さん如何お過ごしですか??

今回は先日速報でお知らせがありました、NBCチャプター山中湖第2第2戦の詳細をレポートします。

NBCチャプター山中湖第2第2戦はクランキングでネイティブを・・・

今年は梅雨明けと共に暑いが続き・・・また涼しくなったりと気温差が激しく、梅雨が明けても気候が安定しませんでした。

そんな不安定な季節変化の中で開催されたNBCチャプター山中湖第2第2戦で、ブリッツEX-DRの活躍により、準優勝する事が出来ました!

780_1
開催は真夏への季節変化のタイミングであることに加え、大会直前には大雨が降り、急な増水と濁りでタフコンディションは必至な状況でした。

更に、大会当日は3連休の中日で、連休前にバスの放流があった事で、その情報を耳にした一般アングラーで湖上は賑わい、タフコンディションに加え、スーパーハイプレッシャーの中での大会開催となりました。

大会前の情報では、今回の放流バスはサイズが良いらしく、約800g(40cm弱)の個体も混ざり、更に口を使い易い事で多くの選手が放流バス狙いをメインに戦略を立てていたようです。

逆に大型のネイティブバスはレイクコンディションやプレッシャーの為、難易度が高く、厳しい話ばかり耳にする状況でした。

しかし放流バスを釣るには、一般アングラーやトーナメンターで混み合う中釣りをしなければなりません。

私は放流バスを戦略から外し、ハイウエイトを狙いえる大型のネイティブメインの戦略を立てました。

この時期に狙うバスとしてはアフター回復の個体で、4~5mのウィードエリアに身を潜めながらベイトフィッシュを捕食しているバス。

現在の山中湖では一番ウエイトが望めるバスだと思います。

アフター回復バスの有望なポイントとしては、地形変化があり、水通しが良く、良質なウィードが生育している場所です。

この様なエリアには、ベイトフィッシュやバスも多く存在しています。

その条件が整う場所をメインポイントとし、試合を展開する事としました。

大会当日
予想通り多くの選手が放流地点へ向かう中、私は、あらかじめ目をつけておいたポイントへと向かいました。

しかしこの日は朝から南風が強く、風下となるファーストポイントではボートをステイする事も困難な程、湖面は荒れていました。

波風に耐えながら、ドライブクローラー4.5inのネコリグで攻めて行くと、待望のファーストバイト・・・狙いを付けていたネイティブエリアである事から、大型である事を期待しながらフッキングしましたが、上がって来た魚は何と、キーパーギリギリの25cmでした。

風は更に強くなり、風下となるポイントでの釣りを断念し移動する事としました。

実は私が目を付けておいた場所の殆どは風下となるポイントで、この時点でポイントの殆どを失いました。

キーパーギリギリのバスを1本持ちながら、残りの期待が持てる場所を回りましたがバスからの反応は無く、時間も残り2時間となりました。

ここで風向きが変わり、いつもの東風へと変わりました。

このタイミングで、今までバスの反応が無かったライトリグから、強風による濁り(底荒れ)を考慮し、アピールを強める事と、ベイトフィッシュがウィード上の中層に浮いていた為、効率良く狙えるブリッツEX-DRへとシフトし、ウィード上部にコンタクトさせる様に攻めました。

すると1投目で、40cm(1,000g)を超える魚を手にする事が出来ました!

「これはキテる!」と思い、直ぐにキャストを続けると・・・連続バイト!

伝わる手ごたえは、先ほどのバスと同じ様な重さです。

慎重にやり取りし寄せて来ましたが、ジャンプ一発でフックアウト・・・ショックのあまり一瞬頭がグルグルしましたが、気を取り直し攻め続けるも同ポイントではバイトを得る事が出来ませんでした。

残り時間も僅かとなり、ライブウェルの2本のバスを持ちながら、会場近くへと最終のポイント移動となりました。

ここでも、ブリッツEX-DRで攻めます。

魚探でレンジを確認し、ウィードとベイトの濃いエリアを攻めます。

アクションは先程と同じで、ウィードをかすめる程度にコンタクトさせながらキャストを続けると、待望のバイト!

バラシに注意しながら、取り込んだバスは45cm(1,400g)のこれまたナイスなキッカーでした。

(丸飲み状態・・・完全餌だと思ってますね!)
780_2
結果は2位で優勝こそ逃しましたが、『持ってる!』ブリッツEX-DRに助けられ、非常にリスキーでしたが楽しい試合でした。

これからは、更に活躍が期待できるシーズンですので、皆さんもお試しあれ。。

(写真:大活躍のブリッツEX-DR。キッカーフィッシュの強烈なファイトでフックが伸びていました・・・汗)

780_3780_3.jpg

暑さ厳しい旧吉野川水系での釣り「フロッグゲーム」

こんにちは、徳島の浦川です。

梅雨が明けてからは連日暑い日が続いています。暑いのが苦手な自分にはたまらないです・・・。

はじめに・・・ この時期ともなりますと毎年雨量が多い状態で、大雨により警報が発令される事が多くなっています。

警報発令時は特にフィールドには近づかないようにお願いします。

またマナーやモラルのある行動をお願い致します。

肩身の狭くなってきているバス釣りですので、マナーやモラルに関してのトラブルは更なる逆風になってしまいます。

どうかよろしくお願い致します。

話は戻り、旧吉野川水系の現在の攻略法といえば・・・

昨年もこの時期は雨量が多く、旧吉野川は慢性的に濁っていましたが、今年も6月から濁りが酷く、水温も20度前後をずっと推移している状態にありました。

濁りに加え、今年は異常にウィードが少ない旧吉ですが、そのぶんカバーが非常に好調で、しかもバスが浮き気味であった事もあり、ダイビングフロッグ、スケーティングフロッグ、そして間もなく店頭に並ぶスピンテールフロッグが絶好調でした。

(写真:55cmのグッドコンディションをスピンテールフロッグでキャッチ。)
779_1
ただ、濁りや水温の低下によりスポーンから回復しきれていない個体がかなり多かった為、よりピンスポットでの丁寧な誘いが必要でした。

アクションはダイビングフロッグに関しては、やや水深がある場所でのポップ音による集魚効果を生かした使い方、それに移動距離を抑えたテーブルターンをミックス。

そしてスケーティングフロッグは、よりカバーのややこしい場所、つまりはカバーの最奥や浮ゴミ周り、浮ゴミのポケットでの首振りアクションなどで使用しました。

(写真左:ダイビングフロッグでキャッチ。)
(写真右:スケーティングフロッグのブレードチューンで、40cm後半クラスのバス。)
779_2
そして新製品となるスピンテールフロッグは、ブレードの取り付け位置が絶妙で、他のハード、ソフトルアーでは浮きウィードなどが引っ掛かってストレスになるような状況でのただ巻き、そしてブレードのフラッシングを最大限に生かしたカバーに吊るしての虫的な使い、そしてピンスポットでのネチネチテーブルターン。

フッキングもブレードのすぐ前にフックがあり、フッキング時にボディがズレやすくなっているためかなりのフッキング率!

吸い込みの弱いコンディションではブレード効果もあり無敵状態でした!!

現在はようやく水温も上がり、水質も回復してフロッグをしっかり目視できているので、よりアグレッシブなフロッグゲームが炸裂しだしています。

皆様も熱いフロッグゲームに是非トライしてみて下さい!!

(写真:フロッグゲーム以外には、ジグ01ストロング)
(写真:そして、直リグブレード仕様のドライブクローで!)
779_3

7月上旬の印旛沼釣行記

みなさんこんにちは!関東地方も梅雨が明けて本格的な夏がやってまいりました。

つい最近まで利根川ではプリスポーンのバスが釣れていたり、アフターから回復した元気なバスが02BEATでキャッチできたり・・・。

毎度のことながら安定感にかける春は釣果も不安定で、一時の爆発力はありますがデコを喰らう日もあり。

これは春に限らずではありますが、バスフィッシングの奥の深さを伺えます。

今回のレポートは、7月上旬に印旛沼へ行ってきましたので、その時の模様をお伝えします。

7月上旬の印旛沼は「クランク」!!

この日は晴れのち雨の予報で、梅雨らしい天候に恵まれるハズでしたが・・・。

「今日は絶対フロッグでイケる!」と、プロトのスピンテールフロッグを本湖のアシ際やヒシモを中心に撃っていきます。

同船者とは「今にも出そうだね!」 とエリアを変えるたびに話していたほど雰囲気はいいのですが、何故か出ない!

そこで今度は、比較的水がきれいで安定している新川に入り、アシ・矢板・インレット周りでのウエッピングを試みるも、ショートバイトが数回あっただけ。

そうこうしているうちにいつの間にか太陽が登りきろうとしていて・・・当初の2人の甘い目論みは軽く打ち砕かれてしまいました。

これまでの展開から一旦頭をリセットし、同じ新川エリアの風の当たるアシ際をブリッツで流して行くと、なんとすぐに答えが帰ってきました。

後から思えばセオリー通りの釣りではあるのですが、朝の僕たちの頭は完全にフロッグに洗脳されていたので、基本から遠いところに行っていましたね。

この直後、2人ともバイトラッシュがありましたがフッキングせず・・・ショートバイトなのはカバーの中も外も同じで、何匹かのスクールに当たると連発する感じでした。

次に、アシ際にフォールさせる縦方向のアクションで狙うために、ルアーをブリッツからハイピッチャー1/2oz.にシフトしもう1匹キャッチしたところで、

やはり気になるアシの奥を再度チェックすべく、ウエッピングで果敢に攻めるも、同船者がワンバイトを巻かれてバラしたのみ。

どうもカバーがイマイチなので、再びナチュラルバンクに変わるストレッチをブリッツで流し始めると、浮きゴミ越しに着水させたブリッツが、倒れたゴミを得意の月面宙返りでクリアし、再び泳ぎだした瞬間に「グググ~ッ!!」とロッドが絞り込まれました!

なかなかジャンプしてくれない印旛のバスなのに2度もジャンプ!

しっかりと、いなしてからランディングすると51cm(約2,300g)のビックバスでした。

776_1
時間帯は真昼間・・・正直驚きましたね!

浮きゴミをかわした直後の泳ぎ出しでのビックバイトなんて、泳ぎ出し抜群のブリッツらしくていいですよね!

カラーはハイライト&濁りという状況だったので、白っぽいシルエットのスカイブルーシャイナー。

濁りが入っている状況でのカラーセレクトは、クランクベイトでもスピナーベイトでも白か黒が基本です。

これでローライトであればチャート系が断然強いですが、ハイライト下ではぜひ試していただきたいカラーです。

結局この日はブリッツがハマって8匹キャッチ!

776_2
同船者もドライブクロー3インチとドライブスティック3.5インチの1/8oz.テキサスリグでアシの中から2匹引きずり出しました。

朝のミステイクさえなければもっと釣れたと思うと若干の悔いは残りますが、50UPも飛び出し大好きな巻物もハマってくれましたから、「終わりよければ全てよし!」ですね。

(写真右下:ハイピッチャー1/2oz.TW ヴィヴィットパールホワイト)
776_3

2012JBTOP50第3戦桧原湖にて優勝

優勝のO.S.Pプロスタッフ?茂手木祥吾よりコメントが届きました。(by net担当)

2012JBTOP50桧原湖戦で優勝出来ました!

皆さんの応援のおかげです!!

昨年の不甲斐ない成績を何とかすべくでがむしゃらに練習して勝ち取れた優勝ですが、周りの多くの方に応援されてここまで来れたのもまた事実です!

お店や会場での皆さんのひと言ひと言の応援を噛みしめてがんばって来られました!

ありがとうございました!

120722_1428
並木さんのブログを読んで知っている方もいらっしゃると思われますが、シーズン前に並木さんよりトーナメンターとしての話をされました。悪く言えば説教ですかね(笑)

なにげに付き合いも長く、兄貴分の様に接してくれてますから、たぶん皆さんが見るヒーロー並木敏成の声のトーンとはまた違うドスの効いた声でねw

でも、これは僕にとっては神の声と言いましょうか、がっつり人生に染みました。

ほんと、僕らトーナメンターは成績が何よりです。

自分という存在を評価されるのに一番中心に来るのがトーナメントの成績ですからね。

その結果が出ていなければ、価値などありません。

そして、その価値こそが僕らがバスプロという人生をやっていける原動力でもあれば、リアルな話、活動資金価格でもあるわけです。

車で言えばガソリン。ガソリンが切れれば動けませんからね。

昨年の成績から与えられるJBゼッケンですが、今年はその最後尾の60番を背負ってのスタートはけっして気が楽な物ではありませんでした。

もちろんそれは応援する側でも決して気持ちの良いわけではなかったでしょう・・。

しかし、それで腐るわけにはいきません、すねてる場合でもありません。

本気でやる!

僕が二十歳の頃、並木さんの本と出会いました。

それはO.S.Pファンの多くの方が知っている本だと思いますが、並木敏成の半生が書かれている本。

それを読んだ僕は簡単でした。

タイミングを見計らって会社人を辞め、好きなことをして生きていこうとこの道を目指しました。

もちろん本気でした。これで食っていこうというのですから。

練習して練習して勝ち取った当時のNBCの盾は今も大事に保管してあります。

今は日本一の大舞台「TOP50」が戦場です。簡単ではありません。

今一度初心に返り、一から自分のスタイルをたたき直しました。

フッキングからバスとのファイト。ルアーセレクトの慎重度、ボートの操船テクニック。

時間はかかりましたが、今まで時間がないと思って出来なかったことも、今自分が何をやりたいかを考えれば時間とは出来る物でした。

そういう意味では、今回の優勝は本当に嬉しかったです。

だからすぐに並木さんに電話しちゃいましたね!兄ちゃんやったぜ!!みたいな感じで!

まだまだ、シーズンは折り返し地点ですし、やりたいことは沢山あります。

もっともっと練習して強くなるので、見守ってください!

本当に皆さんの応援に感謝した1勝でした!

引き続き応援の程、よろしくお願いします!!

120722_152345

バスシーズン最盛期、取材テンコ盛りツアー

W.B.S.3デイズ以降は取材でアチコチと釣りをさせてもらっています。

シーズン真っ盛り、熱い釣りを堪能!前回のレポートでお伝えしたW.B.S.3デイズ以降は取材テンコ盛りツアーで、九州は大分県、四国は香川県、そして霞取材も2連発とアチコチで釣りをさせてもらっています。

そしてさすがバスシーズン最盛期だけあって、そのどれもが熱い釣りを堪能することが出来ました。

その様子は、是非今月末発売の『ルアーマガジン』と『Basser』を見ていただければと思いますが、さらに!

なんとTV番組『ザ・フィッシング』の撮影も行ってきたんですよ!

もちろん初出演です。撮影中に大雨が降って撮影が中断、おまけに一気に川が濁流になってしまったりと思うように事は運びませんでしたが、釣れればデカい、とてもやりがいのある展開でした。

放送は7/21(土)17:30 より!是非見てくださいませ。

(画像協力:テレビ大阪)772_1

また、霞取材の片方は、来年公開に向けた「ある企画」の誌面&動画の取材だったのですが、これがまたとんでもないバスが飛び出してくれました。

長さもウエイトも霞水系MAX級!(なんと、釣りビジョン、バスギャラリーで釣った50アップよりデカイです。)

霞水系の陸っぱりで、ファストムービングのあのルアーでこの使い方?しかもこんなに釣れるの?釣った本人も「出来すぎ!」と思えるほどの釣れっぷりでしたよ。

公開の際にはまたご報告させていただきます。

さて、そんな梅雨時、霞水系は色々なルアーで釣れる状況だったように思います。

もちろん、天候やシチュエーションへのアジャストは必要ですが、ハードでもソフトでも、数、サイズ、共に狙える印象でした。

ソフトでは、毎年恒例、高比重ワームのノーシンカーリグは「相変わらず強し」といったところ。

特にドライブスティックのバックスライドセッティングは今回の釣行でも、バスの目の前にフォールさせれば喰ってくる感じ。

浅いところではバスがサイト出来ましたが、それもキャストさえ一発で決まれば本当にイチコロ・・・ね、Basser誌佐々木君!

ちょっと応用では、ドライブスティック3.5インチを使った、「フィネスバックスライド」ともいえる釣り方は、プレッシャーやサイトフィッシングにとにかく強い!

早々に取り入れた人は明らかなアドバンテージになると確信しています。

僕はドライブスティック3.5inの開発中からこの釣りを試していて、DVD『陸魂Attack1』の中でもプロトのスティック3.5inをバックスライド刺しにし、サイトでロケ最大のバスを釣っているのですが、(その時はスピニングタックルでした)それからさらにリギングやタックルバランスを煮詰め、ベイトフィネスタックルに細軸のストレートフック、そして状況に応じてお腹に0.45~1gのネイルシンカーを水平に仕込むといった微調整によって、「キャスト感に優れる」「カバーに耐えうる太さのライン(10~12lb.lb)でもワームが自発的に動く」「フッキングが決まる」の全てに満足できる、完成の域に達しました。(詳細はBsser誌にて紹介される予定です)

さてさて、そんな最近の取材漬けでしたが、先日本当に久し振りのプライベートフィッシングに、会社の草深さんと行ってきました。

フィールドは霞水系の中では割と大き目の河川ですが、ボートを浮かべるのは今回が初めて。

延々バスの気配を感じず、それでもひたすらシャケのように遡上すると、流れが出てきた辺りから30cmあるかないかのバスがポツリポツリ・・・そして水流が目に見えて流れているエリアに差し掛かってからがちょっとしたラッシュでした。

特に濃いシェードを形成するヘビーなブッシュはかなり高確率で、ひとつのブッシュからグッドサイズが3本も出てきたことも。

「流れ+シェード」はやはり夏の鉄板でした。

結果2人で7本ずつ。なぜか草深さんのバスのほうがデカかったですが・・・

ヒットルアーはほとんどが、ジカリグ5gと7gにドライブクロー3インチ。

先だってのW.B.S.スーパー3デイズから欠かせなくなったリグです。

草深さんはドライブクローラー4.5インチのスナッグレスネコでもいいバスを釣っていましたが。

高比重バックスライド・ジカリグ・スナッグレスネコ・の3つが最近のワームリグでメインになっていますね。

(写真1:草深さんドライブクロー3インチのジカリグでグッドサイズ!)
(写真2:これまた、ドラクロ3インチのジカリグで。)
(写真3:ドライブクロー3インチのジカリグにバックリ!ウェイトは5gと7g使い分けています。)
(写真4:ジカリグタックルは、スティーズフロッガー+PX68L+モンスターブレイブ14lbです。)
(写真5:こちらは陸っぱりで手にしたグッドサイズ!ゼロワンジグ+ドライブクロー4in。)
(写真6:ドラクロ3のジカリグでまたもやナイスコンディションのバスをキャッチ。)
(写真7:地元の釣友がピンクドラクロ(ピンクバックグロウ)で49.5cm、50cmまで後少しのところ・・・惜しい!!) 772_2

お礼と、そしてお願い

最後になりましたが、6/16と6/17の九州はフィッシングワールド黒崎店様、博多駅前店様、7/1は初めてとなるフィッシャーマン甲府店様にてイベントをやらせていただきました。

多くの方に来ていただいて嬉しい限り、感謝感激です!本当にありがとうございました!

今回はこんなところですが、最後にひとつだけ。

非常に残念ですが、バスアングラーによる迷惑駐車の話をよく耳にします。釣りを楽しめるフィールドがなくなってしまってからでは遅いのは言うまでもありませんね。

当然のマナーですから、守っている方が大部分であることは承知のうえですが、一部の人の行いが目についてしまうものです。マナーを守ったうえでの釣り。その意識を高く持っていただけますよう、どうかお願い致します・・・

(写真上:フィッシングワールド黒崎店様)
(写真中:フィッシングワールド博多駅前店様)
(写真下:フィッシャーマン甲府店様にて集合写真。ピッチング大会盛り上がりましたね!)772_3

霞水系、アフター回復のビックバスにはHPFクランク

初夏の霞ヶ浦水系での大型バスの代表的なエサは、手長エビと小魚(イナッコ:ボラの稚魚)です。

好むベイトフィッシュに応じて攻め分ける

エビ系を食べているバスには、キャロライナリグやテキサスリグでボトムをスローに探るのが良いですが、イナッコ等の小魚を捕食しているバスはクランクベイトが効きます!!

この釣りで定番なのが、青い目の「HPFクランクスペック2」

障害物に絡めて使っても軌道がズレにくく、スタックが少ない。

フラットサイド特有のフラッシング効果が強く、沢山のバスを引き付けるので、もはや霞ヶ浦の定番ですね。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
そして、最近僕はハードボトムや浚渫跡をメインにパターンを組んでいるので、赤い目玉のHPFクランクのノーマルモデルをメインで使っています。

なぜか?

1:重心移動なので圧倒的な飛距離が稼げる。←フラットサイドクランクではとても希少。

2:ラトルによる集魚効果でバスを寄せる力がある。←広いエリアを狙うので有利。

3:ボトムにコンタクトした瞬間、トリッキーなアクションを起こす。←こんなアクション、他のルアーには絶対に出せません!

使い方は??

とにかくロングキャスト。

重心移動なので、投げる前にサオを振ってやると遠心力で移動ラトルがテール側にスライドします。

するとビックリするほど飛距離が伸びます。

あとは巻くだけですが、ボトムを感じているときに、たまにスッと抜ける感触があります。

これがトリッキーなアクション、究極のチドリアクションの瞬間、バイトのチャンスです!

あとシークレットな使い方として、巻いている途中にストップ(3~5秒)して浮かせます。

この時期のバスは浮いていることが多いので、水面付近にフラフラと浮き上がる動きに弱いのです。

カラーはベイトフィッシュをイメージしたカラーが良く効きます。

アフター回復の時期にクランクで釣れる魚は引きも強く、今年は40cmを超える大型がほとんどで、とても楽しい釣りができます。

みなさんもぜひお試しください!!

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

今年の夏は、ウィードの発育が悪いようで・・・

琵琶湖に足繁く通うアングラーさんなら「ご存知」、そして、琵琶湖を夢みる遠方のアングラーさんなら「ご存知ない」。

なんの事かと申しますと、今夏の琵琶湖、特に南湖のウィードの生育がこの10年間の中で最も悪くなっています。

状況に応じた釣り方「ディープクランキング」

特に南湖のウィードの生育がこの10年間の中で最も悪く・・・、エビモ、オオカナダモ、コカナダモ、夏の琵琶湖南湖を釣る上で重要になるウィードが今夏はもの凄く少ないのです。

その理由を一言で済ませると「水温が上がらない」ってことになります。

そんなワケで、今年の琵琶湖はいろいろと例年とは違う事態が発生していて、例えば、今夏は過去に例を見ないくらいにトップウォーターへの反応が悪い年になっています。

ほとんど釣れないと言ってもいいくらいの状況です。

浅いレンジにキーとなるエビモが全くありませんからね。

でもでも、逆に、ウィードの生育が悪いことによって良い方向に働いている釣り方もあります。

それはディープクランキングです。

768_1
例年だとこの時期になると、南湖の4mフラットの各所にはオオカナダモやコカナダモが群生し、テキサスリグやラバージグといったカバーフィッシングがメインパターンになるのですが、今年は"そこまで"生えていない状況なので、ローライト時や雨で濁りが入ったタイミングでディープクランクベイトが効果的なのです。

768_2
7月になって、ここまでディープクランクで釣れる年って10年以上前の記憶しかありませんからね。

で、そのディープクランクパターンで結果を出し続けているのが「ブリッツMAX-DR」です。

まず単純に、今のカナダモ系ウィードの面をキレイにトレースできるジャストなレンジをトレースできることがその理由です。

さらに言えば、ハイピッチな動きでカナダモ系ウィードに絡んだとしても、すぐに外れてくれ、無駄にスタックすることがありません。

つまり、何かものすごく特別な動きやギミックがあるワケではなく、きっちりとテンポ良くノントラブルで引くことが出来るディープクランクなのです!!

そんなワケで、今夏は例年のテキサスリグやラバージグといった以外に、「ブリッツMAX-DR」をご準備することをお忘れなく~。

768_3

ドライブスティック6インチのジャークベイト釣法

こんにちは、和歌山の辻井です。

7月ともなると梅雨の合間の日差しに夏を感じます。

バスも同じように夏を感じるのか、ここ最近ではカレントやシェードといった夏を意識したパターンも安定してきた気がしますね。

リザーバーの梅雨と言えば川筋のアウトサイド岩盤を、ヤマトに代表されるようなトップウォーターという超定番のパターンが存在しますが、梅雨前線が南下し、やや冷たい雨が降ったり、豪雨による急激な水温低下でバスが沈んで「トップウォーターには出そうで出ない」状況も多々あります。

そこで今回のレポートでは、このような条件下で有効となるドライブスティック6"を用いたノーシンカージャークの釣りを紹介します。

ドライブスティック6インチのジャークベイト釣法

御存知の通り、ドライブスティックの最大の特徴は"まるで生きているかのような自発的アクション"です。

他のソフトルアーを見渡してもボディがこれ程大きく身悶えるルアーは無く、この存在感は同カテゴリーとしては最大級のものでしょう。

ノーシンカージャークの釣りにおいては基本的にバスをルアーに寄せる釣りになることから、何よりもバスに見つけてもらう事が大切です。

このような理由により、ドライブスティックの持つ比類なき存在感が今回のノーシンカージャークの釣りに欠かせない要素となります。

ドライブスティックには6インチ、4.5インチ、3.5インチと3つのサイズがありますが、今回用いるのは最大サイズの6インチで、このサイズをセレクトする事で先述した効果がより大きくなるのです。

使い方は基本的に「素早い2トゥイッチ1ポーズ」でバスが飛び出すのを期待します。

複合的にラインテンションを抜いてフォールによる自発アクションで誘う事で口を使わせる事も多いです。

また、よりスローな状況では、ラインテンションのみで表層付近を漂わせるとより、ナチュラルにロールしながらスローに蛇行し、このアクションで誘う事も出来ます。

この際、フックの重みでフォール姿勢がやや頭下がりになるので、軽くラインを持ち上げて姿勢を並行に保つだけのイメージで使うといいと思います。(※もしくはフックセット目安穴を目印に、フック位置を後方にズラすことでフォール姿勢を水平に保つことができます)

ドライブスティックのセッティングは通常5/0サイズのフックが推奨されていますが、私はワイドゲイブな3/0フック、がまかつのWorm314(3/0)やフィナWRM951(3/0)を使っています。

これはより一定のレンジキープさせたい、表層に留め置きたい意図からより軽量なフックセレクトである事と、ワームがフックにより固定されてしまう部分を少なくする事で、トゥイッチング時の動きをより強く大きくナチュラルに、ルアーの動きと誘いにより特化させたセッティングなのです。

それでいてフォーリング時の自発アクションが無くなってしまう事もありません。

これはドライブスティック自体が腹側により多くの塩が混入された低重心化の恩恵で、より幅広いセッティングをもたらし、どのような状況にも対応できるという事に繋がっています。

実際の釣行時の状況

一度沈んだバスが徐々にシャローレンジに差し始めるも、ややスローなコンディション。

ジャークベイト的な「バスを浮かせる要素」と、「ソフトルアーならではの口にし易さ」を兼ね備えた、まさにドライブスティックが生きる条件でした。

結果、フィーディングに向かう52cmを筆頭にグッドサイズが連発でした!

このドライブスティックのパターンは梅雨時期から夏にかけてビッグフィッシュパターンとなりうる強い釣りです。是非用意して臨んでください!

767_1
今年の合川ダムや七川ダム

春先から継続してバスがやや深めにレンジに推移し、トップウォーターへの反応は乏しい状況が続いています。

こんな理由もあり、ついついドライブスティックに手が伸びがちですが、そんな中でもヤマトspec2にグッドサイズが飛び出しています!

またアフターの時期らしく、ブリッツEX-DRやパワーダンクFといった、ダイビングクランクやタイフーン1ozLC(ロングキャスト)と言った強い釣りにもグッドサイズが連発していますよ!

767_2
今回はドライブスティックでの釣り方を中心に紹介しましたが、これらのルアーも外せません!

また改めて紹介する機会もあると思いますので楽しみにして下さい!

梅雨が明けると夏本番です!

熱中症対策は万全に、水分補給を怠らないよう無理のない釣行を心がけましょう!

(写真:NEWアイテムのドライブクローラー6.5"では、キロフック2/0を使った通常のノーシンカージャークで。また、NEWウェイトのジグ03ハンツ9gでもキャッチ!)
767_3

W.B.S.スーパー3デイズで3位入賞

今年は開催されました、W.B.S.スーパー3デイズ!

もちろん、草深さんとペアを組んで参戦してきましたよ。

連日の台風により開催の危機??台風4号と5号、、、連続の台風で5号がドンピシャのタイミングでやってしまい、当日の朝まで「やるのか?やらないのか?」状態。

気持ちとしては、やれるものなら3日間思う存分やりたいのが正直なところ。

そして初日のジャッジメントは「スタート!」スタート早々から雨風はハンパない強さで、バスボートでの走行では前はとても向ず、ただ下を向いて耐えるのみ。

しかし、ステアリングを握る草深さんはそうもいかないので、必死にファーストエリアに向けて操船していました。

今回の3デイズ、僕はここ1ヶ月の土日はすべて埋まっていたため、プラクティスは草深さんに一任していました。

エリアも釣り方もほぼ決まっていたのですが、そこにきて直前の連続台風・・・

この特殊な状況に対しては、ある意味ぶっつけ本番です。

「避難場所になるところ」をキーに、あとは草深さんの経験とお互いのカンで展開していくことになりました。

最初に入ったのは、プロテクトエリアになると見込んだ、霞本湖の逆ワンドになるようなスポットなのですが、風による荒れ具合が想像以上で、ノーバイト。

朝イチは完全に失敗しました。

そこからは移動も大変で、とにかく釣りになるリップラップの内側のカバーを釣っていきますが、この荒れ具合の中ではまだ不十分。

なにが不十分かというと、「水深」。

増水はしているものの、ここまで荒れてしまうと、水深のあるシャローカバーでないとバスがいづらいと感じました。

草深さんにそのことを伝えると、「一ヶ所だけある」と。

本湖東岸のそのストレッチに入ると、アシに枝が絡んだスポットで初バイト。

枝にロックしたグッドバスを草深さんに取り込んでもらい、この1本で光明が差しました。

さらに、すぐにもう1本キャッチ!ヒットルアーは共にドライブクロー3インチのライムチャートで、ローライト&濁りでこれまでも幾度となく助けられたコンフィデンスベイトです。

リグは、O.S.P社員の麻生君が、ひとつだけくれた自作ジカリグ。

草深さんもドライブクロー3インチ(ライムチャート)と4インチ(グリパン/チャート)のテキサスリグで2連発し「あと1本!」。

そして、ヘビーブッシュの根元に入れた僕のドラクロに5本目が来るも、強烈な突っ込みでラインブレイク・・・これは痛すぎました。

14ポンド以上で攻めるべきカバーに、釣れていたジカリグの12ポンドでアプローチした甘さが出ました。

同時に1パックしかなかったドラクロ3インチのライムチャートもきらせてしまい、そのまま初日が終了し4本/3,300gで8位。

しかし、トップとの差は900gほどで、3デイズにおいては挽回不可能な差ではありません。ミスは悔やまれますが、草深さんには「残り2日で絶対に取り返しますので」と。

問題は、この日も相当な雨量があったので、濁りが改善するとは思えないこと。

ドライブクローのライムチャートはマストでした。

村川勇介プロが手持ちの4本をくれましたが、2人で使うには足りず片付け後にショップを周るもライムチャートだけが見つからず・・・。

オリキンから電話があったので、事情を説明すると、「本当に必要なら今から持っていってやる」と、千葉の市原から潮来まで車を走らせて夜に届けてくれました。

2日目、この男気に報いることができるか??

(写真:初日は、この4本で8位ながらもTOPとは大差とならず、ギリギリ踏みとどまった感じで終了。)
(写真下:これは初日に草深さんがグッドサイズを釣ったドラクロ4"7gテキサスリグ。フックはFINAパワーステージ2/0 。)
763_1

2日目スタート昨日釣れた霞本湖の東岸の好スポットは、自分達で叩き切ってもう釣れるとは思えなかったので、草深さんと話し合った結果、洲ノ野原へと向かいました。

この日は最終フライトだったので、先行者はけっこういると踏んでいたのですが、これが以外にも1艇のみ。

しかし、ちょっと誤算だったのは自分達が思っていた以上に濁りがキツかったことです。

濁り&ローライトということで、前日同様にドライブクロー3インチのライムチャートをセットし、最初のカバーにアプローチ。

すると2投目に押さえ込むような重みが乗り、早々に1本目をランディング。

もう数投してバイトはないもまだ居そうな感じもあったので、「少し休ませてもう一回やりましょう」と。

で、10分後くらいに戻ってきて同じリグを入れると重くなり、「??」と聞くとググッと引き込まれたのですかさずフッキング。掛けた瞬間からカバーに巻かれているも運良く出てきてくれ、これがキロ以上はあると思われるグッドサイズ!

さらに濁りを遮るアシの切れ込みの最奥から、またもライムチャートのドラクロで引っ張り出し3本目。さらにさらに、草深さんも水門周りのコンクリ護岸とアシの境目でライムチャートドラクロで喰わせ、これもキロはありそうなグッドサイズ!「今日はイケるぞ~!」

しかし、その後晴れるとバイトは遠のいてしまい、昨日同様5本目が釣れない・・・。

かなり無理して鉄骨越しの奥にロングピッチで滑り込ませたドラクロテキサスに落ちパクでバイトするも、当然ながら鉄骨に擦れて一発で合わせ切れ・・・。

初日をなぞったような展開に嫌な予感がしました。

洲ノ野原を出る直前、あまり期待感なくアシにピッチングしているときにまさかのバイト!

しかしフッキング直後に全く動かなくなり、「あれ~?」回収に向かう途中で「グググッ」と動き出し、「やっぱりバスだ!」ボートを寄せて手でラインを手繰ると、バスの感触!

しかし、水中では相当複雑に茎が入り込んでいてバスを掴んでもなかなか出てこずでちょっと焦りましたが、FINAの「FPPストレート」がガッチリ上アゴを貫通していました。

ちなみにドライブクローのカラーは、明るくなったのをきっかけにブラック・ブルーフレークに換えていました。

これで5本リミットメイク!思い残すことなく洲ノ野原を離れ、草深さんが「明日釣る場所を探しに北浦に行こう」と。

北浦に入ると、想像以上に水質が回復していることに気づき、しかもドライブクロー3インチに速攻ヒット!

入れ換えはならずも、もしかして北浦釣れる?スタート地点の桟橋に入ると、草深さんがキャストしたドライブクローラー4.5インチ(グリーンパンプキンペッパー)のジグヘッドワッキーにヒット!「これデカイ!」

時間をかけて慎重にやり取りし、掴んだ魚はこの日一番のグッドサイズ!

明日の展開は決まりました。

この日のウエイトは4,990gでトップウエイトをマーク!トップとの差を一気に埋めて、30g差の2位と最終日をこれから迎えるにあたり最高の位置につけることが出来ました。

ちなみに草深さんのグッドサイズは、この日のビッグフィッシュ賞も獲得。

あとは明日釣ってくるだけ!早々に寝て最終日に備えました。

写真1・・・2日目の一匹目。ここから追い上げが始まりました。
写真2・・・ドライブクロー3インチ、ライムチャートのジカリグは初日と2日目の立役者。
写真3・・・2本目のグッドサイズは推定キロアップ!
写真4・・・草深さんも推定キロアップをキャッチ!ボート上は盛り上がります。
写真5・・・そしてこれがリミットメイクのバスをランディングした直後。FPPフックがガッチリ掛かってくれていました。
写真6・・・そして入換えとなる魚は2日目のビッグフィッシュ賞となるこのバス!
写真7・・・2日目ビッグフィッシュヒットルアー。クローラー4.5インチジグヘッドワッキーリグ。エグジグワッキーヘッドを使用。763_2

迎えた最終日第2フライトでスタートしてすぐ、そばの桟橋に入りました。

そして早々に、草深さんがドライブクローラー(スカッパノン)のジグヘッドワッキーでキーパーキャッチ。

さらに沖の沈みオダでもドライブクローラー(ダークシナモンブルー&ペッパー)のスナッグレスネコリグで2本目!

好調な出だしです。しかし、そこからはまさかのひたすらノーバイトタイム。

増水していても強くなった風でシャローは釣れず、かといって沖のハードボトムや杭なども沈黙。

11時頃までライブウェルには朝の2本だけ。強風で北浦での行くところを失い、かといって大移動できる時間もなし。

内心「ここまでか」と、思いたくなくてもよぎりました。

北浦で頑張るか?それとも常陸利根まで移動するか?

草深さんが選択したのは「北浦」風裏となるリップラップの裏にボートを入れクランキング。

しかし反応はナシ。バスはいるはず。

何か喰わせられる手立てはないか?と考え、閃いたのがジグスピナー。

日中のハイライトでも、これなら反応してくれそうだと。

リップラップの内側には、イナッコ(ボラの子供)がいたことがヒントでした。

ジグスピナーに、ドライブスティック4.5インチをセット。

ワームカラーはベイトフィッシュイメージでソフトシェルスモークを選びました。

リップラップ際に着水させ、傾斜に沿ってカーブスローロール、その1投目いきなりガツンときました!

速攻で抜き上げ、「これだ~!」。

草深さんにも同じリグをセットしてもらい、そこからがラッシュ!

一気にリミットメイクし、さらに入換え。2人で8本キャッチするもビッグが入らず、帰着時間ギリギリまでキャストを続けましたがタイムアップ。

3日目のウエイトは3,350g。帰着時にこの日は釣れていないことを聞かされましたが、このウエイトで勝てるわけないとも思いました。

僅かな可能性に期待するもやはり上がおり、2日目まで3位につけていた高岡さん&飯田さんチームが4,810gを持ち込み優勝!

最終日にこのウエイトは本当に凄いと思います。

我がチームはひとつ順位を下げての3位となりました。2連覇を目指しての今年の3デイズは、狙える位置まで行きながら届かず。

しかし、最終日まで優勝を狙える緊張感の中戦えたことは幸せでした。

3日間すべてエリアを変え、3日間とも心が折れそうになる展開から盛り返せたことは大きな収穫、しかし、たった1回のミス、1本の重みを知った大会でもありました。

また来年、優勝目指して参戦したいと思います。

最後にイベント告知を・・・

来る7/1(日)、フィッシャーマン甲府店でトークショーやらせていただきます!

ハイプレッシャーを克服する釣り方の数々から、3デイズでの裏話や詳しい釣り方、出来ればキャスト実演から恒例のマト当てゲームもやりたいですね。(お店でスペースが取れるかによります)

皆様是非ご来店下さいませ!それでは今回はこんなところで失礼します。

写真左:ドライブクローラー4.5インチは、スナッグレスネコとジグヘッドワッキー(写真7のリグでカラーはスカッパノン)で。
写真右:最終日、窮地を救ってくれたのがジグスピナー&ドライブスティック4.5インチ。
写真下:結果は3位。763_3

梅雨本番です!

全国のO.S.Pファンの皆さん、よい釣りをしていますでしょうか(o゜▽゜)o!

全国的に梅雨入りをし、いよいよ一年で最も高活性のバス達とやりあえる時期になってきました!

京都府日吉ダムで開催の森水産CUP

私は相も変わらず関西地方の様々なフィールドに出ているのですが、つい先日は、京都の日吉ダムというフィールドで行われる、剛腕バサー達の集う「森水産CUP」という大会に、協賛も兼ねて参加して参りました!!

昨年までは誰かのバックシートで参加をするという、ちょっと気軽な形での参戦ではお邪魔をしたことはあったのですが、今回はしっかりと事前にプラクティスもこなして、本気で参加してきましたよ(*゜▽゜)

プラクティスでは・・・

事前の釣りこみではアフターから回復しきっていない個体が非常に多く、そのようなニュートラルに近いサスペンドバスに対してゼロフォーシンクロでのサイトアプローチと、ドライブスティック4.5インチのノーシンカーのトゥイッチ&フォール、ドライブスティック3.5のショートダウショットでのリアクションという3本だての釣りで対応していきました。

この日ボート桟橋には非常に多くのエビとオイカワらしきベイトの群れが集まっており、まさにこの2種類のルアーがマッチザベイトだったようでバス達は好反応を見せてくれました!

(写真上:シンクロでキャッチしたナイスコンディションのバス)
(写真下:森水産カップスタート風景)
762_1
迎えた大会当日は前日に降った雨の影響で水温が低下し、ショートバイトが多発するタフコンディションと化していました。

そんな中、サイトで見つけた見えるか見えないかのレンジを 10m程の範囲でウロウロとしているメスらしき個体に、ドライブスティック4.5インチのノーシンカーをブレイクの上に一旦置き、そこから土煙をわざと立てるように連続トゥイッチをさせて口を使わせることに成功。

これが1,500gのなかなかのGOODフィッシュで、シングルの9位に入ることができました。

ただ、他にも何本かブレイクをされたり、口を使わせるところまでいったGOODフィッシュがいただけに悔しさゼンカイなので(笑)、また修行をしなおして次の機会にも全力で臨みたいと思います!!

それにしてもドライブスティックやゼロフォーシンクロの食わせの力は、本当にハンパないものがありますよね!

スローとリアクションの両方のアクションで、絶妙にバスにアピールできるルアーはそうそうあるものではないです。

もちろんどのコースを通す、どこにアプローチする等のコツは間違いなくあるものの、最終的にはやはりルアーのもつ力が全てになってきます。

そういう意味でもO.S.Pアイテムは自信をもって使いきることができるので、それが結果としてこういった精神的にも、フィールドの状況的にも高いプレッシャーのかかった状況下で、貴重な1本をしっかりとつれてきてくれるのだと思います。

(写真:ドライブスティック4.5"でキャッチしたナイスコンディション)
762_2
ちなみに今回みごとに4位に入賞された森水産の顔的存在の一人である原浩太さんは、橋脚にサスペンドしている皆が散々狙ったであろう、超難易度の高いBIGバスをマイラーミノーのノーシンカーで見事に口を使わせています!

この魚が今大会のBIGフィッシュとなりました!(52cm、 2,260g!)

いやー、久しぶりの大会はやっぱりシビレました!!

次も真剣にプラクティスをやって、勝ちを意識して頑張りたいと思いますっ(*^-゜)♪

(写真:マイラーミノーのノーシンカーでBIGFISH賞獲得の原浩太さん)
762_3

アイ・ウェーバーで河口湖

数年前から河口湖で流行っている釣り「i字系ミノー」

i字系ミノーの釣り

僕もマスターしなければと、某メーカーのi字系ミノーを購入し、さんざん投げてみました。

でかいバスがチェイスしてくるのですが、見切られUターンがほとんど。

釣れるのは放流バスのみ、そしてあまりにもノー感じのこの釣りに耐え切れず断念しました。

今年の初め頃、O.S.Pスタッフでこのルアーの開発者でもある橋本さんから、「今度Uターンされない、止めても誘えるi字系出すよ」と聞かされ、楽しみにしておりました。

そして先日、待ちに待ったアイ・ウェーバーを入手したので、さっそく河口湖に行ってきました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
アイ・ウェーバーin河口湖

今年の河口湖はシーズンが遅れ気味なようで、6月中旬なのにまだネストが沢山あり、今まさに産卵真最中。

まだ体力回復しているバスの個体も数少ない状況です。

さらに前日からの冷たい雨に、当日も冷たい北風で水温低下・・・ハードルアーにはかなり厳しい状況でした。

とにかくアイ・ウェーバーを信じてしばらくキャストすると、すぐに超可愛いネイティブバスがヒット!

今シーズンの最小記録更新(笑)

こんな小さいバスにも口を使わす、アイ・ウェーバーのポテンシャルを確信。

その後、八木崎公園のブレイクにロングキャスト!

風に流してドリフトすると、バスがふわ~っと浮いてきて、ルアーをバックリ、反転して潜っていきます。Uターンしませんでした!

完璧に騙されているので吐き出したりしません、余裕のフッキング!

遠くで食わせているので、やり取りがとても楽しいです。

上がってきたのは、体の傷も多く残る、産卵直後のド・アフターのナイスなバス!

今までの認識では、この手の魚はライトリグでゆっくり誘わないと釣れないのですが、表層付近のハードルアーにバイトしてきたのには驚かされました。

もう少しシーズンが進んだら、多くのもっと簡単にバイトしてくるはずです。

近いうちにまたアイ・ウェーバーを投げに河口湖に行きます。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
使い方のキモ

キモと言えば、とにかくロングキャストし釣り人の気配を感じないところで完璧にバスを騙す。

ルアーに人為的な挙動をさせないために、無風であればロッドを立ててラインの重みだけで手前に寄せてきて、風があるときは上手く利用し、風に引っ張らせるのが有効、フライフィッシングみたいなイメージですね。

僕はバイトシーンが見えないとつまらないので、目視できる10~30cmの浅いレンジを漂わせて使っています。

ラインはフロロの4lb.を使い、ルアーの色は見やすい派手目なカラーがオススメですが、もしナチュラル系を使いたいならラインを色付きで見やすい、サンラインのBMS等を使うと良いでしょう。

河口湖ではこれから7月後半ぐらいまで、産卵の体力を回復させるためにバスがたくさん捕食する時期で数釣りが楽しめます。

しかも新しいルアーには、まだスレていないのでチャンス倍増ですよ!

オカッパリでも充分狙えますし、ルアーロストの心配も少ないのでオススメです。

新たなジャンルのi字系の釣り、みなさんも挑戦してみてください。

梅雨入り

私にとって待ちに待った季節で、トップからワームまでイージーに釣れるこの時期が一番好きですね(笑)。

今年は冬の寒さがズレ込み、春は目まぐるしく季節が進行したように感じました。

今現在、関東のフィールドの状況は、スポーニングが大方終わり、アフタースポーンから回復したバスが大半を占め、活発にフィーディングを繰り返す姿も見られます。

雨なら02ビート、ダイビングフロッグ、スケーティングフロッグ、ヤマト、バジンクランク、ベントミノーといった、鉄壁のトップウォーターシリーズに任せますが、梅雨の晴れ間、そしてこれからのサマーパターンの釣りで外せなくなったのが「あのワーム」です。

サマーパターンの釣りで外せなくなったのが「あのワーム」

そのワームとは、ドライブクローラー3.5&4.5インチ!

当初はノーシンカーリグでの自発的アクションに私自身、大きなアドバンテージを感じていましたし、実際非常に良く釣れました。

しかし予想に反して、周りの人はネコリグやジグヘッドワッキーリグで釣れまくり!大変調子が良く、大好評でした。

そこでネコリグでの動きをじっくり観察してみると、1アクションつけるごとの着底後、シンカーのウェイトが抜ける一瞬に絶妙なライブリーなアクションをしていることに気づきました。

恐らくノーシンカー状態であれだけ良く動くワームであるからこそ、成せるワザだと思われます。

アフタースポーンから夏にかけて晴れた日の狙いどころは、ズバリ!

「水通しとシェード」

具体的には、リザーバーなら立木や岩盤、橋脚などのタテストラクチャー。

加えて、桟橋やレイダウン、オーバーハングなども狙い目となります。

他のフィールドでも、周りより水深があり、ちょっとでも何かしらのシェードがあるスポットに気づくかどうかがポイントです。

ワッキー掛けにしたノーシンカーリグ

釣り方ですが、まずは表層から中層狙い。

ワッキー掛けにしたノーシンカーリグで使用します。

この釣りは、フォール中にワームが "どう動いてくれるか"がそのまま釣果の差に直結します。

ドライブクローラーのクネクネフォールは期待を裏切らないはずです。

そして深い水深を狙いたい時や、強風で扱いづらい、または、バンクの枝や草にラインを引っ掛けてタイトに落としたい時には、ハチマキ部分にネイルシンカーを埋め込んでいます。

純粋にフォールアクションを生かした攻めとなるので、出来るだけ軽いウエイトのネイルシンカーを選びますが、3.5インチだと0.6gまで、4.5インチは0.9g位までが目安です。

また、ネイルシンカーの挿入は、おかっぱりで距離を投げたい時にも有効です。

また、これは定番ではありますが、ジグヘッドワッキーリグは、雨によるインレット(流れ込み)攻略で欠かせません。

流れに流されすぎず、かと言って沈みすぎない丁度良いジグヘッドのウエイトを選ぶことが大切で、流れに乗せてドリフトさせながら誘います。

インレットにはエサ待ちのヤル気のあるバスがいるはずなので、ワームの色は水色よりちょっと目立つものがオススメですよ。

(写真左:難攻不落の津久井湖にてノーシンカー)
(写真右:高滝で護岸をノ-シンカ-)756_1

ネコリグ

光大郎考案のスナッグレスネコリグが周りでも好評ですが、もちろんノーマルネコリグも◎。

私的には前述のネイルシンカーのウエイトでフォールからスイミングまで扱います。

そして時に良いのが、少し重めのネイルシンカーを挿入して、ボトムべったりで引いてくる方法で、ネイルシンカーのウエイトは、3.5インチで1g前後、4.5インチで2gくらいまでが目安です。

明らかにエビやゴリ系のベイトを補食し、ボトムに強い執着心を持っているバスに対して大変有効な釣り方です。

またこのボトム這わせは、小エビを追ってボイルがあるけど食わない。ワームをボトムにステイさせると見には来るが、浮かた瞬間に見切られるなどの状況で良い思いをしたことがあります。

(写真:おかっぱりでネコリグ)
756_2

これから夏にかけて熱くなるのがバックウォーターでのサイトフィッシング。

これは、霞・印旛水系のようなマッディーシャローフィールドの小規模水路や野池のインレットなんてのも同様に当てはまるでしょう。

しかし、サイトフィッシングの場合、見えるだけに狙い所は分かり易く、プレッシャーは常に高いのが実状です。

そこで投入するのがドライブクローラーの3.5インチ。

喰わせのコツは、バスがワームに反応したら、喰うであろう直前に必ずラインを緩めてテンションを抜くこと。

これはラインの存在を消すことと、何よりライブリーなアクションを最大限生かすためです。

しかしこれから先、季節が進むにつれてバスもどんどんスレてくるので、ドライブクローラーのアクションを持ってしても反応が悪くなる状況も出てくるかと思います。

そんな時はフォールスピードを変えたアプローチが◎。

前途のネイルシンカーでのフォールスピード調整に加えて、もう一つ実践している調整がフックウエイトのローテーション。

特に3.5インチをよりスローフォールさせたい時には、より細軸のマス針を使用しています。

ワームサイズが小さいので、フックウエイトの影響は大きく、想像以上にフォールスピードに差をつけれます。

サイトフィッシングにおいては、フォールスピードの違いでバスの反応が変わるのは良くあることで、大変有効な手立てとなります。

ドライブクロー同様にドライブクローラーも、状況に応じてリグをマッチさせることで、そのアクションレスポンスを最大限に発揮した攻めが可能です。

皆様も是非お試し下さい!

(写真:津久井湖にて48cmを仕留めましたよ!)
756_3

ベントミノ-86Fでアフターのビッグバス56cmをキャッチ

こんにちは、和歌山の辻井伸之です。

5月31日、和歌山県七川ダムにて、当フィールドとしてはビッグフィッシュと言える56cmをキャッチしましたので報告します!

アフターのビッグバスをベントミノー86Fで!

季節はアフタースポーン。

産卵後の疲れた体を休めた後、これからフィーディングに向かおうとしている個体を、フィーディングフラットに隣接した縦ストラクチャーをベントミノー86Fで浮かせて獲りました。

755_1
ソフトにプレゼンテーションし、移動距離を極力抑えて水面をピシャッ!ピシャッ!

と、まるでベイトが尻尾で水面を叩くような演出をしてやります。

バスは疑いもなく大きな口を水面にのぞかせますので、そのバイトシーンは大興奮ですよ。

このように、まさにこれからの時期がベントミノーの季節と言えます。

昨年同時期のブログ釣行記も是非参考にしてみて下さい。

この先、梅雨時期に通じるベントミノーによる実釣解説をしています。

また、この日の七川釣行ではブリッツEX-DR(サニーギル)にてスポーン直後、水通しの良い張り出しで体を休めている状態のビッグフィッシュ(52cm)も獲れました。

755_2
相手が体力の落ちた産卵直後のメスバスだけに、バスの目の前に送り届ける事のできる根掛かり回避性能と、大きなベイトは吸い込めないのでコンパクトなシルエットである事を兼ねるブリッツEX-DRが、とても理にかなった選択になります。

ベントミノー、ブリッツEX-DR、共にアフタースポーンというバスの状態に合わせたルアーセレクトです!

今年の季節はやや遅れ気味ですので、共にまだまだ力強い釣果を約束できるパターンだと思います。

是非お試しください!

あっという間に一年も折り返し地点に来てしまいました。

前半を振り返ってみて、皆さんの釣りはいかがだったでしょうか?

僕はおかげさまで取材やイベントであちらこちらに行かせてもらってはいるのですが、何気にプライベートでの釣りは行けていないかな。

地元の釣友からは、週末ごとに好釣果の報告が入ってくるのでムラムラきますが、けっこう釣れているようですよ!

ちなみにヒットルアーは、ドライブクローラーのスナッグレスネコは最も手堅く数が釣れ、02ビートにもグッドサイズが出る。

ひとり、ドライブクローソルトカラーの「ピンクグロー」でよく釣ってくるのがいるのですが、霞水系陸っぱりで半日で50cm含む14本と荒釣り。

ピンク、釣ってるんだから釣れるんでしょう。僕も今度試してみます。

おかげさまで取材やイベントであちらこちらと・・・

そんなワケで、ほとんど取材のみとなっている最近の釣りですが、それでもナカナカ熱い釣りはしています!

まずは、先日発売となった、地球丸出版『バステク夏』!

こちらは霞水系でのワーム縛り。とっても楽チンなシバリです(笑)

午前11時までに12本キャッチと、かつてないほどのハイペースで釣れたのですが、その後はデカバスを求め過ぎて追加は1本のみ・・・。

しかし、朝イチに霞本湖でグッドサイズが3連発してくれたおかげで、珍しくラクな展開でした。

ちなみにグッドサイズが釣れたのは、ドライブクローラー4.5インチのスナッグレスネコに、ドライブスティック3.5のお腹に0.5gのネイルシンカーを入れたものと、晩夏にはリリースできるか??ドライブシュリンプ(プロト)のダウンショットリグ。

まだ産卵直後のタイミングでしたので、ライトリグが有効でしたね。

しかしその後、圧巻の2時間で9バイト8キャッチと離れワザを演じたのが、こちらも開発を進めているオリカネ虫。

霞水系の水質でもバスを水面まで浮かせるパワーと疑わせない喰わせ、そして合わせのスッポ抜けが多いムシの釣りにあって抜群のフッキングは、オリキンが試行錯誤を繰り返した結果のセッティングです。

しかし一点だけ、まだオリキンの希望を満たしていない部分がありまして、発売は来年になってしまいそうです。

何はともあれ、このバステク。担当してくれているライターの方とは長い付き合いになるのですが、僕の細かいこだわりをとにかく逃さずに拾ってくれるというか、いつもこの上なく濃密な記事にしてくれます。

今回も1日取材でこれだけ濃い内容にするかという丁寧な仕事で、毎度ながら頭が下がります。

その次の釣行は約3週間後、釣りビジョン『バスギャラリー』のロケで、霞水系陸っぱり。

こちらは2日間のロケでしたが、3週間前の状況から、想像以上に季節が進行していました。

簡単にいうと、すでに夏の雰囲気に突入していて、バスのポジショニングがまるっきり変わっていました。

前回いくらでも釣れそうだったエリアは"もぬけのカラ"とまではいかないまでもポテンシャルは著しく低下し、「あれ?あれ~っ??」なんて感じで初日の半日は過ぎ去り、何とかアジャストしようとウロウロしながらポツポツ釣って終了。

しかし、最後にダイビングフロッグで釣った一匹は、翌日、流入河川の上流で勝負できる確信を持たせてくれたのですが・・・。

その晩、一瞬も外に出れないほどの激しい雨。翌朝、雨は上がってくれましたが、雨量が多すぎ。

「ダメだろうな」と思いつつも、目的の川に車を走らせますが、道中にある川は例外なく一晩で濁流に変貌しています。

そして目的の川も、当然のごとく濁っていました。

それこそカバーの最奥まで・・・。

しかしこの日の結果は、霞水系では奇跡的ともいえるデカバス連発劇!

数は少ないながらも、手にしたバスは全て45アップ!最大サイズは大台を超えました。

しかしながら、デカバスは賢いからこそ、でかくなるまで生き残っているともいえます。

普通のアプローチで釣れることは、今のハイプレッシャーフィールドでは稀です。今回の結果も、ルアーセレクトとその使い方にキモがあり。

この様子は是非、バスギャラリー(初回放送は6/26・22時)を見てくださいませ。

特に、タイニーブリッツMRの使い方はけっこう普通ではないと思います。

写真1・・・バスギャラリーロケ。初日は迷いながら何とか搾り出していく展開。こんな時、ドライブクローラーには助けられます。
写真2・・・バスギャラリーロケ初日のラストの一発。光明が見えたかに思えましたが・・・
写真3&写真4・・・釣りビジョン『バスギャラリー』のロケではビッグサイズが連発!必見です。752_1

さらにその次の釣行はそして、お次は大江川。

以前ロッド&リール取材でイヨケンと釣りをしたとき、か・な・り・大苦戦した中部のメジャーリバーです。

今回も対戦企画で、対戦前の練習から行ってきたのですが、練習初日はな~んにもなくチ~ン・・・。

しかし本番までに、勝負できるエリアと釣り方を絞り込み、決して釣れなくはないフィールドになりました。

対戦の結果は・・・次号のロッド&リールでやってます。

今年の釣りで一番ヒリヒリした釣りですかね。

それ以外の釣りは、四国は香川県の府中湖にて香西釣具様&タイガー釣具様主催の陸っぱり大会に並木さんとゲスト参加してきましたが、とにかく参加人数が凄くて300人オーバー!その結果も凄く、上がった50アップはナント9本!(かな?)

素晴らしいフィールド、そしてレベルが高い!僕は前日のスタッフ皆様との懇親会で、「絶対釣ります!」と宣言してしまったのですが、釣りができるのは9時~11時までの2時間・・・

もう短時間を鬼の集中モードで釣りをして、何とか45cmをキャッチできて一安心。

ヒットルアーはドライブクローラー4.5インチのスナッグレスネコでした。

もちろん並木さんもしっかりグッドサイズを釣っており、こちらもヒットルアーはドライブクローラー4.5インチ。

しかしながら、今度はじっくり2日くらいはかけて釣り込んでみたいフィールドです。

この後の釣りの予定は・・・W.B.S.のスーパー3デイズに草深さんと組んでエントリーしているのですが、今年は開催されるかな??(参加チーム数次第で、今のところ微妙・・・)

トーナメントといえば、今年はまだシーズン前半ながら、O.S.P社員のトーナメント活動が好調で、W.B.S.草深さんは初戦5位、2戦目優勝で、ただ今年間レース1位!

さらに、利根川で開催されているTBCのレギュラー部門では、広報担当の麻生君が今年初参戦ながら、同じく2戦を終えて年間1位。

このまま突っ走ってほしいものですが、どうなることか・・・。

次にイベント情報です。

6/9&10のフィッシャーマン大宮宮原店様・つくば店様でのトークショーに来ていただいた皆様、ありがとうございました!

今、自分的に最も熱いリアクション&喰わせの釣りをかなり詳しく紹介させていただいたつもりですが、実践でお役立ていただければ幸いです。

次は6/16&17に、九州!フィッシングワールド黒崎店様(16日)と博多駅前店様(17日)でやらせていただきます。

共にスタートは13:00より。お近くの方、朝イチの釣りが終わりましたら(笑)是非お立ち寄り下さいませ。

釣果上乗せ間違いなしのトーク内容でお待ちしております!

イベント限定カラーの阿修羅の販売もございます。

(写真上:フィッシャーマン大宮宮原店様でのセミナーの集合写真)
(写真中:フィッシャーマンつくば店様でのセミナーの集合写真)
(写真下:フィッシングワールド様でのトークライブイベントの告知です)752_2

最後に・・・実はバスワールドのエイ出版社より僕の本を出させていただけることになりまして、その名も『川村光大郎ショアアタック』が、今月6月26日に発売となります。

内容はワームの釣りについて深く掘り下げたもので、場所に応じたリグの使い分けや、リギングやタックルセッティングの詳しい紹介、ワーム開発秘話、僕がこれまで溺愛してきたワームの紹介など。

そして、DVDの付録付き!今年の4月に霞水系で実釣ロケを行ってまいりましたが、メジャー河川にてビッグサイズを仕留めることが出来ました。

ワームの水中アクションも盛り込まれていますので、実践でよりイメージを掴みやすいと思いますが、特に僕が時折紹介する、ドライブスティックテキサスリグのフォールアクションは、見ていただければ「そりゃ釣れるわ!」となること間違いナシの素晴らしい動きです。

あと、ドライブシュリンプの水中アクションもどこよりも早く公開しております。(まだパーフェクトではありませんが)ワームの釣りが苦手という方も、より一層極めたいという方にもお勧めできる一冊となっております。

それでは今回はこんなところで。

3デイズが開催されますように・・・

(写真上:エイ出版社より発売となります、川村ショアアタックの表紙デザインです!)
(写真下:地元の釣友からの写真です。02ビートも旬なルアーのひとつ!曇天、マズメ時に有効です。)752_3

香川県内場ダムに挑戦!!

先日、「釣れない」と噂のある香川の内場ダムに挑戦してきましたのでレポートいたします。

香川県メジャーフィールドの内場ダム釣行

近年の内場ダムは、以前ほど数は出なくなった分、バスのサイズが上がり50UPや2キロフィッシュ釣果もちらほら聞くようになりましたが、その分非常に難しくなった感のあるところでもあります。

そんなフィールドにチームメンバー四人で挑んできました。

状況的にはフル満水状態で、上流ではアフター回復系のコンディションのいいバスは数本確認できましたが、数は少ない状態。

スポーニングベッドもほぼ空で、フライを守っているオスがちらほら見える状態。

私の狙いはアフター回復系バスです。

上流から下流域まで釣り込んで行きましたが噂通り釣れない・・・。

時間ばかりが過ぎてマジで釣れない・・・。

結局最下流までノーバイト。

ちょうど天気が曇りから今にも雨が降りそうになったタイミングで、最下流にあるブイ横でヤマトJrを通してみるとチェイスあり!

そして2匹目のチェイスでキロフィッシュがヒット!

751_1
ちなみにヤマトのラインアイは下側の「ハイアピールアイ」にて使用しました。

ヤマトはポッパーのようなペンシルベイト。

俗に言うペンシルポッパーと言うジャンルになりますが、このヤマトは単にペンシルとポッパーを組み合わせただけのルアーではありません。

と言うのは・・・ヤマトにはラインアイが二カ所あり、上側はダイビングアイ、下側はハイアピールアイとなります。

今回は激しいスプラッシュとポップ音、そしてその泡でルアーを隠しつつバスを騙したかった為に下側のアイで使用しました。

そして上側アイのダイビングアイはといいますと、頭が水中に潜り気味になるため水面直下をドッグウォークさせたり、「止め」を入れながらのドッグウォークだと、頭が水面に飛び出すその波紋でバスにアピールさせたりと、またそのまま巻き続けるとローリングしながらS字系にもなるのが上側ダイビングアイです。

このようにラインアイ位置やロッド操作で様々なアクションを生み出せるため、同カテゴリーにはない面白いルアーでもありますよ!

話しは戻りまして、今度は上流域に戻り、風の当たってるチップゴミにテキサスを入れた後、フォローでドライブクローラー4.5inを対カバー用スナッグレスネコリグ1/16oz.ネイルシンカーを入れてシェイクしていたところ、1,200g台の回復初期のバスがヒット!

タックルはライン10lb.でのベイトフィネスタックルでの使用でした。

751_2
このドライブクローラーのスナッグレスネコリグは、写真のように完全に針先をワームに隠してあるのでカバーに躊躇なく入れる事が出来ます。

あとドライブクローラーとこの仕掛けの利点として、カバー内やゴミ下の中層でシェイクする事でドライブクローラーならではの動きのレスポンスの良さのおかげでワームが水平に保ってくれるため、クロー系やホグ系とはまた違った波動で誘う事が出来ることです。

カバー好きな私は最近テキサスやジグのフォローで入れています。

あとチームメンバーも厳しいながらも釣ってましたよ!

寒川氏はブレードジグ3/8oz.+ドライブクロー4in.で!

そして前田氏は上流域で完全回復のバスをサイトで!ドライブクロー2inのダウンショットでとの事です。

そして佐藤氏はこの日最大の1,800g台50cmジャストをゲット!「写真七枚目」3mラインをズル引き。ドライブスティック3.5in.+1/16oz.ジグヘッドとの事でこのバスはプリメスだったそうです。

今回の釣行は噂通りの気難しいダムでしたがO.S.Pルアー達が活躍してくれた結果となりました!

(写真左上:寒川さんブレードジグ3/8oz.にて)
(写真左下:前田さんドラクロ2"にて)
(写真右上:佐藤さんドライブスティック3.5"にて)
751_3