バスプロスタッフ | レポート&プロフィール

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新たにO.S.Pに強力なO.S.Pプロスタッフが仲間に加わりました!

旧吉野川水系を中心に、独自のメソッドで圧倒的釣果を叩き出す凄腕アングラ-浦川正則氏です。

新たにO.S.Pに強力なO.S.Pプロスタッフが仲間に加わりました!

こんにちは、川村光大郎です。

この度O.S.Pプロスタッフとして浦川正則さんを迎え入れることとなりました。

浦川さんはプロトーナメンターではありませんが、僕が徳島県旧吉野川水系に取材で訪れた際に出会い、あまりの釣りの上手さに驚かされたスーパーロコアングラーです。

その後も浦川さんとは連絡を取り合い、以前O.S.PWEBページにもブリッツMAX-DRの記事その1、その2を書いてもらったこともありました。

その確かな状況判断と、フィネスな釣りからビッグベイトまでパーフェクトにこなす高度なテクニックを持ち、何より時間さえあれば釣りに出かける無類の釣り好き。

旧吉野川水系をはじめとした徳島県の情報を発信するうえで浦川さん以上の適任者はいないという思いが強くなり、O.S.Pプロスタッフになっていただきたいとお願いした次第です。

今後O.S.PWEBページ内で紹介していく浦川正則さんの記事にご注目下さい、本当にメチャクチャ釣る人なので、その釣り方は間違いなく参考になるはずです。

それでは以下、浦川さんからの挨拶になります。

(写真:O.S.Pプロスタッフに新たに加わる事になりました浦川正則氏)
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『浦川正則氏ご挨拶』

O.S.Pホームページをご覧の皆様、はじめまして。

O.S.Pプロスタッフの一員に加えさせて頂くことになりました浦川正則と申します。

私は徳島に住んでおりまして、旧吉野川水系を中心とした様々な河川でバスフィッシングを楽しみながら探求しています。

O.S.P WEB ページでのコラムでは、私が普段行っているオカッパリ、ボートからの釣りをご紹介していきたいと思っております。

どうぞ皆様、よろしくお願い致します。

放流もネイティブもハイカットが大活躍!!

最近の河口湖はスポーニングも終盤を向かえ、アフターの回復バスも徐々に増え、ネイティブバスも釣りやすくなってきております。

僕の一番好きな季節がやってきました!

さらに今年はバスの放流も盛んに行われており、数釣りも楽しめるのでオススメです!

ご存知のとおり河口湖はワーム禁止の湖です。

トーナメンターはライトリグ用にポーク系のルアーを使用して攻略していますが、岸釣りの方たちには、あまりオススメできません。

移動中に、すぐに乾燥して使えなくなるし、なにより気持ち悪いので自分も嫌いです(笑)

そこでこの時期僕は、放流にもネイティブバス用にもハイカットを多用します。

(写真:河口湖のようなプレッシャーの高いレイクだからこそ良さが際立つハイカット!)
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使い方は1m~2.5mのハードボトム(砂地や溶岩)のバスが隠れそうな岩や溶岩の隙間を狙って泳がせ、岩や溶岩にリップを当て、ヒラウチさせ、止める(約1~2秒)。

その直後トゥイッチを入れてやると、隠れていたバスが飛び出してきて、ルアーに襲いかかります。

食わせ系で散々攻められたバスも、リアクションで攻めると、イチコロです!

なぜハイカットが効くのか??

まずはルアーがまっすぐ飛び、飛距離が出る、泳がせるとブレないで急潜行してくれるので、狙った美味しいポイントを長くトレースできます。

そしてクランクベイトのように障害物をなめるようにかわし、根掛かりが非常に少ない。

どうしても重心移動タイプでは障害物に当てた瞬間、イレギュラーに動いて肝心なスポットから離れがちです。

バスの目の前で、アクションさせないとスレた河口湖のバスはアタックしてきません。

障害物にへばりつくように泳ぎ、プレッシャーで隠れている、バスに反射的に口を使わす、そういう能力がハイカットにはあります。

僕はボートなのでサスペンドを多用しますが、岸釣でロスが心配な方はフローティングタイプもオススメです。

(写真:バイトしてくる時はすぐに答えが出るので、広範囲を効率的に探る事もできるので河口湖でも重宝しますよ。)

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今年の河口湖は数年続いた減水傾向が解消され、西湖からの放水も多く水質も良くてとても気持ちがいいです。

ワーム禁止になったおかげで、釣り客が激減しており、自由に釣ができます。

みなさんも綺麗な富士山を眺めながら、激釣れの河口湖を満喫してみてください。

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夏の予感

いよいよ春も終わり、夏が近づいて来ている感じですねー!今回も写真もりもりでご紹介しますよ!

様々なフィールドでバスフィッシング

僕は5月から本格的にトーナメントシーズンが始まり、トーナメントフィールドやイベントやお店の大会などを転々とし、あまり家に帰らない日々が続いています。

先月は山中湖で取材があったんですが(バスワールド7月号見てくれたかな?ミノーを語ってます)その後すぐにお店のツアーで琵琶湖に行って来ました!

琵琶湖はとてもいい時季で、同じO.S.Pプロスタッフの三村さんが所属するリブレマリーナにお邪魔したんですが、所属のガイドさん皆さんすばらしい方ばかりでツアーの参加者の方々も満足してらっしゃいました!

そんな中僕も少し釣りをさせていただき、ドライブスティックのテキサスリグで50アップとベントミノーでグッドコンディションのバスを釣らせていただきました。

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この時期は丁度水温も上がり、シャローにバスが増えてきます。

朝夕には場所によりボイルがよく見られるようになってきました。

もちろん、そこからさらに季節が進行した今なんてもっとボイルが増えていることでしょう。

このボイル(バスがエサになるベイトをシャローなどに追い込み、水面からベイトが飛び出て逃げるなどが起こる捕食シーン)が起こる場所というのは、あらかた色々な条件が必要と言うこともあり、起きる場所は限られます。

よって、そんな場所をいくつか覚えておくと、朝夕のフィーデングタイムにベントミノーだけを持って行くだけで楽しめるわけです!

写真のバスも1度ボイルが起きたところで、待っていたらまた起きたので、キャスト!

チェイス!

ヒット!

っとなったわけです!

みなさんもこれからの季節、朝夕のフィーデングタイムにマイポイントをチェックしてみてはどうでしょう?

そんな、楽しい琵琶湖から帰ってすぐにTOP50第2戦のプラクティスのため、茨城県の北浦に向かいました。

北浦ではフルにバスボートの機動力が生きます!毎日のように走り回り広いエリアをチェックチェック!

シーズン的にポストスポーンからアフターと言ったところだろうと狙いをつけ、ハードボトムエリアのアシやテトラ、護岸沿いのイナッコ(ボラの稚魚)パターンなどなど沢山あるパターンを釣り込み、エリアを探し求めプラクティスをやり込みました。

写真はプラクティス中ドライブクローのヘビーダウンショットで釣ったナイスキーパー!

そして、トーナメント本番!

今回は釣りビジョンのカメラマンが乗ることになり、大きな期待を背負うことになりました!

よっしゃー!

やるぜい!っと気合いを入れてのフライト順位は微妙なクジ運でスタート。

スタートが遅かったため、最初に入ろうとしたエリアはことごとくバッティング!

それではと2日目用に取っておきたかったエリアに入りました。

ここは小場所のため大して注目もされず、初日に多くのエリアが選手によってプレッシャーが掛けられる事が予想されている中で、なるべくロープレッシャーで2日目を迎えられるエリアをっと、バスは少なくとも、他の選手に発見されにくいエリアを見つけといたのです。

それを初日から・・・しかし、仕方ない!

気持ちを切り替えて、全力のスタート!

しかし、トーナメント直前の大減水によりバスのポジションが変わってしまい、なかなかアジャスト出来ない。

エリアにはバスは確実にいる!

しかし、リズムが合わない!

バラしやラインブレイクが続く2日間、最後の最後まで帰着遅れをしてしまうかもしれないってぐらいギリギリまで諦めず攻めるが無念の予選敗退。

(写真:プラで釣ってはいたものの、フライト順や色々な要素が影響し、無念の帰着の様子)
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久しぶりにトーナメントに乗れなかった感じです。くやしーー!ってしばらく立ち直れなかったですが、その模様はスカパー!釣りビジョンで見てくださいね。

多分これがアップされている頃には放映になっているはずです。

予選敗退になってしまった3日目は会場を沸かすためトークでがんばりました・・・・

ちなみに悔しくてこのトーナメントの2日後には次のトーナメント地である、桧原湖に向かっていました。

次回は必ずこの雪辱果たします!!みなさん応援よろしくお願いいたします。

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梅雨シーズン突入

こんにちは川村です、梅雨シーズン突入ですね。

梅雨入りと同時に我が家に除湿機なるものがやってきたのですが、その溜まっていく水の量の多さにビックリ!

一日もしないうちに45cm水槽ほどのタンクが一杯ですから、「こんなに沢山の水がこの空気中に混じってたらそりゃジメジメもするわ」って感じです。

フィールドに出てもいよいよ暑くなってきた気温に加えて「ムワッ」とした強い湿気はより体力を奪いますが、釣り的には様々なルアーで釣れる季節に入りましたし、僕のようにオカッパリがメインとなる人にとっては、ボートでは攻略しにくい浅い川の上流域の釣りが本格化してくるので断然楽しくなってきます。

ホリデーアングル5のロケ

先日の休日にDVDのロケを行ってきました。

「休日、メジャー、オカッパリ」でお馴染みのホリデイアングル5の撮影です。

舞台は霞水系で、なんとトップウォーター縛り!

休日に普通にオカッパリをして、釣れても釣れなくてもそのままDVDになってしまう(高滝で撮ったパート3だけはお願いして追加1日を受け入れてもらいましたが)

このシリーズは、やる側としてはけっこう怖いものがあるのですが、今回トップ縛りとは・・・何でもありでもそれなりに大変なのに・・・。

ロケを行ったのは6月12日(土)と6月13日(日)で、まだ梅雨入り直前。

トップ縛りとなると天候に大きく左右されるので曇りないし雨天になることを願ったのですが、期待に反して当日の2日間はバッチリ晴れてしまいました。

予報では曇り雨だったんですけどね・・・。

そんな、縛りでもなければ朝夕意外にトップを投げることはまずないであろう晴れ晴れとした天気の元、2日間トップオンリーで勝負してきたのですがバイト数は約20回。

そう、けっこうバイトはあるんです。

しかしこれでも僕的には思ったよりもバイトが少なかったくらいなんです。やっぱり天気がキツかった。

なかでも最もバイトが獲れたのはフロッグ!

(写真上:8月下旬発売予定のホリアン5に収録の霞ヶ浦水系トップウォータ縛り編でのワンカット!)
(写真下:トップ縛りのロケでも活躍してくれた、ダイビングフロッグ&スケーティングフロッグ)
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晴天のなか水面まで出そうとするとシェード攻略に活路を求めるしかないのですが、引っ掛かりを気にせずに入れ込めて、物に絡め、時に引っ掛けながら誘えるとなるともうコレしかありません。

「もっとバイトがあるかと思っていた」のもフロッグゲームを見込んでいたからに他なりません。

さすがに普通のトップウォータールアーではこの状況、ムリがあるってものです・・・。

そのフロッグに、O.S.Pではダイビングフロッグに加え、今期新たにスケーティングフロッグが仲間入りしました。

ダイビングフロッグについてはこれまでも何回か紹介していますが、鋭角なターンによる移動距離の短さとポップ音によるアピールはマッディウォーターでのバイト率が違い過ぎるくらいに違います。

これはもう、ダントツと言ってしまってもいいでしょう。

特に今回のような晴天でバスが上を向いていない、バス自体もレンジが深めとなると、音で強制的にバスに上を向かせないとバイトに結びつきません。

今回のロケではいわゆるフロッグ場であるベジテーションエリアから本来フロッグの出番がないようなコンクリ護岸まで、最も出るルアーがダイビングフロッグ!という感じで使っていきました。

そして、そのダイビングフロッグとは全くタイプが異なるフロッグがスケーティングフロッグ。

ベーシックな先細りタイプなので、フロッグ本来の役割であるヘビーカバー攻略にうってつけであることは想像にたやすいのですが、まずこのフロッグの大きな武器は「フッキングの良さ」フロッグゲームの難点は何といってもフッキング。

ちなみに特に僕はヘタクソですね・・・。

スケーティングフロッグはヘッドからフックポイントにかけてのボディシェイプがスリムにデザインされていて、このスリムボディにワイドゲイプフックというコンビネーションはこれ以上は望めないレベルにまでフッキング性能を向上させています。

そしてスケーティングフロッグのもうひとつの大きな武器は動きの良さ。

すでに使った人は体験していると思いますが、これはもう、カバーに突っ込める引っかからないペンシルベイトです。

左右に切れ込むようにシャープでクイックな首振り。

バスから瞬発的に逃げるようなアクションがバスの捕食本能にスイッチを入れます。

ダイビングフロッグが音やバブルによる存在感の強さや威嚇効果といった方向でスペシャリティを持つのに対して、スケーティングフロッグはナチュラルなエスケープアクションといった視覚効果においてのスペシャルフロッグであると言えるでしょう。

そしてこれはダイビング、スケーティング両方のフロッグに共通して言えることですが、元来フロッグがマットカバー用ルアーとして存在していたものの、実はそのメリットはマットカバーとは切り離して考えてみても、「甘い着水音」「ジグやテキサスと同様にカバーに入れていける」「バスから見上げてフックが隠れている」「バスの興味を惹きやすい水面に浮かべて誘える」といったことから固定概念を捨てて、あらゆる場面で、あらゆるイメージで使っていくことで可能性が広がるルアーであると思います。

“フロッグ”というジャンルですが、ときにベイトフィッシュ、ときに虫、僕なんかはザリガニイメージで使うことも多いですからね。(アシの中を釣るときに。アシにザリガニしがみついてるでしょ!)

ちなみにタックルは、ラインは可能であればPE50ポンドクラス。

ロッドはガチガチに硬いよりは、パワーがありつつもバスに持って行かせたときに吐かれないクッション性もあるもので、細かいアクションもつけやすいものがベスト。

以前はスティーズハリアーを使っていましたが、ブラックレーベルから出たフロッグ専用“トゥイッチンフロッグ”はこの辺のツボを完璧に備えています。

今回は今まさに、そしてこれからも旬が続くフロッグゲームを紹介しました。

この釣りは効果の割にはまだまだ実践している人が少ない釣りだと感じていますので、この釣りの面白さを是非知ってもらいたいですね。

そんな訳でホリデイアングルのロケは霞トップ編を無事・・・いやいや今回も奇跡が起きてしまいました。(ホントにありえんです、自分でも怖いくらい。)

あとは残り2日、別の関東メジャーフィールドでのロケを残していますので、こちらも頑張ります!

そして話は変わって、6月20日フィッシャーマン府中店さんでのセミナーに来ていただいた皆さん、ありがとうございました!

次回はかつての地元つくば店さんで9月26日になります。

まだ先の話になりますがこちらもよろしくお願いします。(イベント限定カラーブリッツも一新しましたよ!)(セミナーに来て下さった皆様、有難うございます!)
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さらに先日、釣りビジョンの新番組『B.Bブラザーズ』のロケで香川県で行ってきました。

しかもギアステーションでお馴染みの松田悟志さんとご一緒させていただきました。

こちらのロケも松田さんが劇的な展開でビッグフィッシュを仕留め大成功!

しかも翌日の東京に帰る日に、撮影スタッフさんのはからいで飛行機に乗る前に小1時間ながらプライベートフィッシングをさせてもらえることに。

松田さんは僕が驚くほどの超バスキチで、2人とも時間を惜しんで釣りをしたのですが、その短い時間で2人とも45cmクラスをキャッチ!

今回の写真は松田さんの了解で掲載させていただいていますが、本番ではこれよりも断然デカイバス、釣ってますよ!

放映は7月の予定です。そして今週末、6月25日~6月27日は2年ぶりに『W.B.S.スーパー3デイズ』に参戦してきます!

ペアは同じO.S.P社員の草深さん。

これまで書いた感じで土日は全て予定で埋まっていたのでブッツケ本番になってしまいますが、出るからには全力で釣ってきますよ!

頼んます草深さん(笑)

(写真左上:香川県ロケ、飛行機に乗る前の一匹。マイラーミノーのインパクトチャート、ジグヘッドリグで。)
(写真右上:松田さんも帰り際にグッドサイズ!流れの中で強烈に引いてました。こちらもマイラーミノージグヘッドで。)
(写真左下:ドライブスティックにコンフィデンスを持つ草深さん、昨年はハイピッチャーでビッグフィッシュ賞獲、そして「2日目まで」3位でした・・・。)452_3

アフター定番のHPFクランクSPEC2からの展開

今年は水温が上がらなくて・・・・という話を何度、言ったり、見聞きしたりしたことでしょうか。

少し遅れ気味ですが、6月になったこの時期、自分の釣りで中心となるHPFクランクSPEC2の季節がやってきました。

6月のコラムは毎年これを書いているので(笑)。今回はHPFクランクSPEC2での釣れ方によってのローテーションを紹介したいと思います。

10年スタンダード

O.S.Pのコラムを書かせていただくようになってから5年経ちますが、この時期のレポートは毎年HPFクランクSPEC2を書いているような気がします。

それもやはり 10周年を迎えたO.S.Pのポリシー、「10年経っても1軍ボックスのエースであること」をHPFクランクSPEC2が満たしているということだと思います。

HPFクランクSPEC2で釣れ始めると「アフターの時期がやってきたな」と思うのですが、なぜ釣れるかは以前のレポートで何度も書かせていただいております。

一言でまとめて言うなら、ハードルアーは「使いたいシチュエーションと良い動くスピードがマッチしてなければならない」と思うのですが、そのことにおいてHPFクランクSPEC2はベストマッチしているルアーだと僕は思っています。

どんなに動きがいいルアーでも、早巻きがいい時期に効くカテゴリーのルアーで早巻き性能が悪いルアーはダメだし、逆も然りです。

■基本的な使い方

HPFクランクSPEC2は、ほとんど投げて巻くだけです。

リザーバーの場合、一人でボートに乗るときは、岸から2~5mはなれて岸際ギリギリに向けてキャストするだけです。

オーバーハング等ある場合はその分キャストは岸から離れますが、水深が5mくらいだったらその中層2mくらいを引いてくるだけでサスペンドしている周りのバスが寄ってくるといった感じです。

この時期のキースポットは、倒れた木や竹など斜めに水際に刺さっているストラクチャーです。

ここを一投で仕留めるには、大体1~1.5m沈んでいるところをHPFクランクSPEC2が一番もぐった状態(2mもぐった状態)で当ててやることです。

ストラクチャーにあたっても、そのまま一定速度で巻いてやるとほとんどの場合回避できますし、ストラクチャーに当たってHPFが斜めの状態でバイトすることが多いです。

もちろんそういったキースポットには色々な角度でアプローチすることも大切なのですが、キースポットを意識しながら攻めることで、その日のバスの反応も良く分かると思います。

(写真上段:6月5日弥栄ダムの少し濁りが入ったエリアで、定番のマットチャートブルーバックで釣りました。アフター初期はあまり動かなくても餌がとりやすいせいか、濁りがあるエリアにいることが多いです。)
(写真下段:最近W.B.Sの橋本卓哉さんにあやかって黒金もよく使っています。濁ったエリアの中でも少し水の良いササ濁り系の水に有効です。霞ヶ浦で効くのが良く分かります。)
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■HPFクランクSPEC2からのローテーション

HPFクランクSPEC2へのバイトは大きく3種類あると思います。

一つは中層バイト、二つ目は中層のストラクチャーに当たったときのバイト、三つ目はボトムに当たったときのバイトです。

まず、中層(もぐりきった2m)でガンガンあたってくる場合はハイピッチャーの1/2ozへ。

もぐり始め、ピックアップ寸前でバイトがある場合は、魚のレンジが浅いということなので、ハイピッチャーの3/8ozより軽いものか阿修羅へローテーションした方が効率よく釣れる場合が多いです。

ストラクチャーに故意に当てたときにバイトしてくれるときは、この時期のハードベイトにおいてはHPFクランクSPEC2の右に出るものはいないと思います。

ただ、バイトしてくるサイズが上がらないようだったら、ドライブクローのライトテキサス、ドライブスティックのノーシンカーで反応があったストラクチャーを攻めてみるとサイズアップの可能性があると思います。

ボトムに当たったときにバイトするようになときは、アーリーサマーから本格的なサマーパターンになる時期的にはもっと後ですが、ブリッツやブリッツMR、ドライブクローテキサスのズル引きへローテーションしてみて下さい。

(写真左:ドライブスティックにフックをセットしたときの良い例(上)と悪い例(下)。フックはNogales HOOKING MASTER Monster Class 5/0)
(写真右:上の写真のようにワーム上に抜いたフックごと全体的に薄皮一枚にセットしてやると真っ直ぐになります。5/0のフックは結構軸が太いため、普通に抜いてフックの先だけワームにさすと下の写真のようにワーム全体が真っ直ぐなりません。)
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■実践偏

6月6日弥栄チャプター第3戦が行われましたが、プラクティスはほとんどHPFクランクSPEC2を投げて魚のいるポジションを掴みました。

インレットの少し手前にサマーパターンなら絶対にスルーするような濁ったエリアがあるのですが、そこにマットチャートブルーバックを通してやると、カバー周りではないところでキーパーサイズが永遠に釣れる状態でした。(釣れすぎるので、バイトがあっても合わせない状態。それでもやる気があるバスは掛かる感じです。)

良いサイズは混じらなかったため、まだアフター回復の初期段階だと思い、大会当日はテキサスリグをメインにしようと望みました。

大会当日もまずはHPFクランクSPEC2で流していったのですが、風または放流が止まって流れがなくなったせいか前日のストレッチがほとんど釣れず、少し上流にズレた辺りの倒れた木で1本釣れました。

それも釣れ方が、ストラクチャーに当たって止め、当てて止めといったワームでいうとシェイキングみたいな感じで釣れました。

これはもうテキサスに変えるしかないということでライトテキサスへ。

魚がいるポジションが掴めているので、楽に揃えられましたがキッカーフィッシュは一級ポイントでしか釣れず。

アフターの初期段階はストラクチャーから抜くとなかなかいいサイズが入ってこないか、もしくはサイズが下がっていくため、朝一番に撃っていくことが大切だというのを実感しました。

それからは光大郎君の得意技、ライトキャロをしゃくる「リアクションキャロ」で風が当たる岬、同じようなインレットの濁ったエリアのピンスポットでいいサイズを釣り、2,281g3本で3位に入賞しました。

これも1日しかないという限られたプラクティスで魚がいる場所をサーチしてくれる、HPFクランクSPEC2のおかげです。

また、ライトテキサスにはドライブクロー3in、リアクションキャロにはマイラーミノーが非常に良く効くと思います。

■最後に

今年は季節が遅いだけに、今からがHPFクランクSPEC2の時期だと思います。

その時期が過ぎれば、バジングクランクシリーズ、ビート・パピー、ベントミノー、ダイビングフロッグ・スケーティングフロッグ、YAMATOシリーズ、トップの時期がやってきます。

真夏に向かってどれくらい早く水温が上がるか分かりませんが、出だしが遅かった分、適温でバス釣りを楽しめるのではないかと思います。

Fanphotoコーナーで「O.S.P10周年記念Fanphotoキャンペーン第1弾」を6月~6月末までの期間限定で開催していますので、ぜひ『BUZZN' CRANK』シリーズで釣って応募してみて下しさい。

(写真:6月6日弥栄チャプター第3戦で3位に入賞)
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ここ最近の霞ヶ浦~亀山湖

皆さんこんにちは。前回のレポート以降に色々な出来事があったのでレポートしたいと思います。

2010JB霞ヶ浦初参戦に備えて準備は3年前から

自分は3年程前にバスボートを購入したのですが、購入した理由はJB霞ヶ浦に参戦するためでした。

仕事の関係上、参戦できるプロ戦はJB霞ヶ浦だったのですが、やるからには常に優勝を狙えるようにバスボートを購入してからの3年間は時間を見つけては霞ヶ浦に通いつめました。

そしていよいよ今年からJB霞ヶ浦に参戦ができるようになり、より一層練習に励みました。

そして1戦目に近づくにつれて、季節の進行や日並からほぼプリメス狙いに絞れるような気がしたので、しっかり捉えられるように意識しながらプラを行っていくと、大会の2週間前にHPFクランクSPEC2(チャートブルーバック)で1本プリメスが釣れました。

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この1本が大会でもこの釣りをやり切る自信を持たせてくれました。

そして大会当日ですが、朝イチ、入りたいスポットに入ることができ、まずはマイラーミノーの5gのダウンショットで1本目700g。

そして2本目は2週間前にプリメスを釣ったまったく同じコースに同じHPFクランクSPEC2(黒金Ver.T)をキャストしたところ1800gが釣れました。

この2匹目が釣れたことで完全にプリバスが動いていると感じ、プリメスが入ってきそうな目ぼしいスポットをランガンで周っていきました。

そして自分の中でもっともプリメスが動き出すと感じている11時以降に入った最後のスポットで、HPFクランクSPEC2を気合いを入れてキャストし3本目、1600gをキャッチ、これでリミットメイク!

4本目はマイラーミノーの5gダウンショットで1100g、入れ替え。

最後にまたしてもHPFクランクSPEC2で5本目800gをキャッチし終了となりました。

結果3本のウエイト4495gで優勝!

今回はHPFクランクSPEC2の凄さをあらためて体感した大会でした。

いろいろな方に祝福の電話やメールをいただき、プロ戦での優勝は本当に凄いことなんだなぁと感じました。

みなさんありがとうございました!

そしてJB霞ヶ浦2戦目は新発売のドライブスティックで3本、マイラーミノーの5gダウンショットで1本、の計4本キャッチに24位。

成績の方はイマイチだったのですが、ドライブスティックの凄さと便利さを感じました。

フォールさせて良し、スイミングさせて良しと1つのワームでいろいろなアクションができるのがGood!!

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最近の亀山湖

そして所変わって亀山湖では沖でのボイルが始まってるらしいと聞き、NBCチャプター房総第1戦もあったので、練習がてら行ってきました。

ベントミノーやマイラーミノーのノーシンカーなどなど期待を膨らませ行ったのですが・・・。

ベイトが少なくなっていて全然ボイルがなくチーンって感じでした。

が、霞ヶ浦で自信をつけたクランクベイト達を使ってみたところ、岩盤エリアや橋脚ではHPFクランクSPEC2などのフラットサイドクランクの集魚力で広範囲に散っているバスも釣ることができました。

また竹ブッシュやレイダウンではジグやテキサスを打ちたくなるところですが、小魚をフィーディングしているバスにはやはり横の動きに反応が良く、カバークランキングが抜群に効きます。

こんな時にはカバーに対してて絡めて引いてこれるブリッツの出番ですね。

そして沖の岬周りのバスに対しては、亀山のようなダム湖の沖の岬にはスタンプなどが多く根掛かりしやすいので、リップでかわせるブリッツMRを入れていき、朝夕のフィーディングタイムで水面を意識している場合はバジンクランクシリーズなどと、状況に応じてベストなルアーを使い分けることでさらに釣れるはずです。

いよいよ釣れるシーズンに突入しています、色々な釣りにトライして楽しい釣りをして下さい!

(写真:亀山湖というとサイトとかライトリグでのアプローチを連想しがちですが、結構カバークランキングが◎!!バジンクランクやHPFクランク、ブリッツや、ブリッツMRなどカバーや状況に応じて使い分けてみて下さい。)
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スモールにも・・・!

全国のフィールドで激釣れ!?全国のショップで品薄状態!?そんなあのワーム。スモールにも・・・◎!

封印・・・解禁!

皆さんコンニチワ。

激釣れ!品薄のワームと言えば・・・そうマイラーミノー!全国のフィールドでかなり活躍しているようですね~。

実はこのマイラーミノー、私事ながらしばらく封印してました。

理由のひとつは品薄・・・生産に非常に手間がかかるため生産数が少ないと言うことで、3月にO.S.Pへ追加注文したところ在庫が全くなくてプロスタッフにもすぐは送れないとの事。

マイラーミノーを一目見た瞬間にスモールにメチャ効く!と直感してましたので、桧原湖のシーズンイン(5月GW明け)まで在庫を手元に残して置きたかったので封印!

それでも欲しくて思わず知り合いのショップで自腹切って買っちゃいましたけどね(笑)。

もう1つの理由は「釣れるから。」

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実はJB桧原湖戦の日程上、シーズンイン=試合のプリプラクティスになってしまうため、マイラーミノーの釣れるイメージが身体に染付いてしまうのも困る・・・JB桧原湖戦のルール上マイラーミノーは使えない・・・んです。

大会は今年もウェイン率が50%を切る厳しい状態でしたが、ハイカットSPのDMピンクレディーを使って無事貴重なポイントゲットでき一安心。

春一番の大会も終わったので晴れてマイラーミノー解禁!さっそく桧原湖へ行ってきました。

結果は予想通りマイラー最高!

これぞスモールマウスバスにピッタリです!

マイラーミノーの桧原湖でのお勧め使用法はジグヘッドリグ。

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特にスポーニングを意識しているスモールは目線が上を向いていますので、表層付近をフラフラしているワカサギをイメージしてのスイミングが有効です。

アクションは一定の軽いシェイキングを織り交ぜながらただ巻くだけ。

スモールの場合は変に派手なアクションを加えてしまうとマイナス効果になってしまう事が多いので、ただただ黙々と一定リズムでの中層シェイクをして下さい。

ただそれだけでマイラーミノーのボディが生み出す絶妙のロールとキラメキ、テールのナチュラルな動きに魅了されたスモールが下からバックリバイトしてきます。

ハイカットDMカラー(反射板入りカラー)と同じく、マイラーミノーの魅惑のキラメキがスモールに最高に効きますね。

また、季節が進んでくるとコレにライトキャロのジャーキングも有効になってくると思います。

それと夏以降ワカサギがディープに落ちる季節、ダウンショットにリグったらもう殆ど本物のワカサギ、まさしくライブベイト(笑)。

やっと長い冬の沈黙から開放された東北の桧原湖。新たな武器にマイラーミノーが加わり、これから一年楽しみです!!

(写真:40UPのキロオーバーをマイラーミノーでキャッチ!!)
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いよいよ発売間近となったスモールラバージグの『04JIGシンクロ』

これは僕にとって大変待ち遠しいルアーでした。

なぜならスモラバは自分のトーナメントシーンにおいて数々の好成績を残したルアーであり、食わせの最終兵器だからです。

先日最終プロトが届いたので、さっそく河口湖にて実釣してみることに。

発売間近のスモールラバージグ『04JIGシンクロ』

ご存知の通り、河口湖は現在ワーム使用禁止のフィールド。

本来であればラバージグにはワーム等のトレーラーを付けますが、シンクロはジグ単体でもすでに十分に釣れてしまうほどのアクション性能をもっているのが特徴です。

それは短・中・長の異なる長さに段差カットが施されているスカートと、その段差カットの特性を最大限に引き出す、しなやかながらもフレア感に優れた特注のシリコン素材によりものです。

ボトムをズルズルと引いてみると、段差カットならではテール方向にかけて細くなっていくシルエットがハゼ系の魚にそっくり。

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ピョンピョンとボトムを跳ねさせると、異なる長さのスカートによるピンピンした動きとヒゲのような長いラバーが漂う様はまさにエビそのものでした。

「シンクロ」というネーミング、なるほどと一人感心してしまいましたね。

さきに「ジグ単体でも十分釣れる」と書きましたが、それは今回の釣行で実際にバスの反応を見てみようと、試しに素の状態で使ってみたんです。

使用したウエイトは、この日はリアクション気味に誘った方が効果的だったので、2.4gを使用。

見えバスにキャストし、先ほどのように演出してあげると、いとも簡単にバイトに持ち込めました。

また、04シンクロはO.S.Pジグ共通のコンセプトである『ガード性能』つまり根掛り回避も優れており、今回も根掛かりの激しい溶岩帯をメインに一日釣しましたがロストはゼロ、ウエイトごとに設定された絶妙のガード性能はボート以上にルアーロストの激しい岸釣りにも絶対にお勧めです。

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最近の河口湖はワカサギの繁殖に失敗しており、以前のようにバスはワカサギに依存しておらず、一部の大型のバスはオイカワやブルーギルを捕食しています。

しかし、それ以外のほとんどのバスはエビやハゼといった動きの遅いベイトをたくさん捕食する傾向になっているようで、こういったバスにこの04ジグシンクロはマッチザベイトですね。

そして大型のバスの中にもこういったエビやハゼを大量に捕食することで腹を満たしているタイプもおり、そういったバスにはスモラバが欠かせません。

僕の経験上、ボートからのアプローチでは超大型のバスは警戒してしまい、なかなか口を使わないのですが、岸から景色に溶け込むように、そっとアプローチできるアングラーが50UPのバスを多く仕留めています。

河口湖は関東では貴重なオカッパリからもビッグバスを狙えるフィールドです。

みなさんもぜひでかけてみてください!

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春のスモール

山上湖である桧原湖は、東北の中でも春の訪れが遅い湖です。

そんな桧原湖もシーズンイン!周りは寒くても、スモールは熱いですよ~

春に欠かせないア・イ・ツ

皆さんこんにちは。

GWが過ぎ、スモールマウスの湖として有名な私のホームレイク桧原湖にもやっと春の訪れです。

毎年桧原湖ではGW明けからぼちぼちスポーニングに絡むスモールの姿を見かけることが出来ます。

しかし今年は例年にないほどの減水のため春の訪れが遅れており、先日5/9に行われたJB桧原湖第1戦でも、参加123名中スモールを手に出来たのはわずか32名、リミットメイク(3本)はたった6名という厳しい状況でした。

そんな厳しい早春の桧原湖に欠かせないのがア・イ・ツです。

昨年の同大会でも私にキッカースモールを連れてきてくれたア・イ・ツ。『ハイカットSP!』

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残念ながら今年はお立ち台に絡む事は出来ませんでしたが、このバスをキャッチすることすら難しい状況の中でもしっかりとスモールを釣らせてくれました。

ハイカットが春の桧原湖で抜群に効くのには理由があって、カバーする水深が春の桧原湖でスポーニングを意識しだしたスモールのレンジにピッタリなんですよね。

具体的にお伝えすると約1m~3.5m。

1mと言うと浅すぎない??と思われるかもしれませんが、超軽量ハニカムスーパーHPボディによる抜群の泳ぎ出しの良さを誇るハイカットは、チョッと巻いて姿勢を安定させたらトゥイッチを織り交ぜる事でこの水深でもボトムに着く前にアクションを十分に生かす事が出来ます。

あまり長い距離を引くとボトムにタッチしてしまいますが、この時期シャローまで上がっているスモールは大体、着水後2~3アクション後のポーズの間にバイトして来ます。

また、1.5m~3.5mのレンジではスモールに飽きさせないためトウィッチ・ジャークにただ巻きに色んなアクションを試してみて下さい。

特に試して頂きたいのがただ巻き!

シャッドと言うとトウィッチ・ジャークと言うイメージが強いですが、ハイプレッシャー化が進む最近のフィールドではこのただ巻きによる自然なスイミングアクションが非常に有効です。

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ハイカットは、このただ巻きアクションにも優れていて、ここでもハニカムスーパーHPボディを活かした泳ぎ出しの速さで、春の低水温期のスローリトリーブから、ストップ&ゴー。

はたまた超高速リトリーブでも常にバランスを崩す事無く、ハイカットの特徴であるタイトでナチュラルなハイピッチアクションでスモールをバイトに持ち込んでくれます。

この超高速リトリーブ性能にも優れているハイカットは、確実にシャッドのドラッキングがメインとなる時期がある桧原湖では、春だけではなく一年を通して欠かせない存在です。

それに加えてぶっ飛びシャッドのダンクまでとは言えませんが、固定重心なのにぶっ飛んでいくハイカットは狙ったポイントからディスタンスをとる事が出来、気難しいスモールを狙うのに非常に有効です。

ちなみに私の春のお勧めカラーはDMピンクレディとピンクレディ。

他のカラーでもDM(反射板入り)とノーマルカラーのローテーションがお勧めです。

桧原湖は南北に長いためエリアによってスポーニングの時期がずれてきますから、これからしばらくシャッドの釣りが楽しい時です。

春の桧原湖では間違いなく100%私のロッドにセットされているハイカットSP。

釣れますよ~!

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ホームレイクである裏磐梯エリア

皆さんこんにちは!

今年の冬は長く厳しかったですね・・・。

東北地方も例外ではなく、4月に入ってからも大雪に見舞われた日も何日かあったほどです・・・と言う事は、今年は春が来るのが非常に遅い年になりました。。。

ただでさえ僕のホームレイクである裏磐梯エリアは釣りのシーズンが非常に短いので春が待ち遠しいのですが・・・。

シーズンの開幕

なにはともあれ、5月の中旬を過ぎた辺りからようやく本格的に釣れ始めました!

待ちに待ったシーズンの開幕です(笑)

僕が通う、春の桧原湖の定番の釣り方と言えば・・・ライトキャロ・ノーシンカーの表層引き等、色々ありますが・・・その中でもハマれば非常に強烈で尚且つ早い!

そんな釣り方がシャッドプラグのジャーキングです。。。この時期に最も威力を発揮してくれるシャッドがハイカット!

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これには理由があり、狙うレンジが2~3m前後と、ハイカットが得意とするレンジであるということです。。。(最もバスの反応が良い、バスの目線の上を丁度通してこれる)

プリスポーニングのバス達はベッドを作るスポットのチョイ沖をウロウロし始めます。

イメージとしては1ヶ所にバスが固まると言うよりも、ベッドを作る場所を物色しながら広範囲に探し歩くと言った感じでしょうか。。。

したがって、広範囲にスピーディーに探れるハイカットの出番なんです!

使い方としては、ロングキャストを常に心がけます。

その理由は、桧原湖はクリアレイクなのでバスとのディスタンスを取る事により余計なプレッシャーを与えない事が極めて重要だからです。。。

動かし方は・・・・ジャークの後に一瞬だけ止めて再びジャークの繰り返し・超スローなただ巻き。

ストップは全く入れませんこの両極端な2つだけ覚える事でOKです・・・どちらか1つはその日のパターンに当たりますから・・・多分(笑)

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そもそもハイカットと言うルアーは、アクション性能にかけては天下一品!

ただ巻きでも十分なアピールをしてくれるし、簡単な操作でキレのあるヒラウチダートを演出してくれます!

さらに、自分が狙いを絞ったレンジをジャークさせながらでもレンジキープしてくれると言う点は、このルアーの最大の特徴でもあり最大の武器になっています!

最後に桧原湖ではどんなカラーが有効なの??ってよく聞かれる事がありますが・・・基本はナチュラルなカラーがオススメですね~。

ちなみに、僕のタックルBOXに無くてはならないカラーは・・・DM公魚&DMピンクレディー!!

この2色は絶対にあった方がいいです。。。と言うより、無くては困りますよ~!まぁとにかく使ってみて下さい(笑)

良く飛ぶし、良く釣れる。。。ハイカットはシャッドプラグの理想を煮詰めていった究極の形だと思います。。。

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4月下旬の牛久沼でトーナメント!

久し振りのコラム更新ですね、大変お待たせ致しました。今回はBMCの牛久沼戦レポートです。

今年の春の牛久沼

毎年この時期には牛久沼で大会を組みビッグウエイトが出るのですが、今年は頻繁に起きた寒暖の差と、長雨による日照不足の為か季節の進行が遅く、例年とは比べられないほど厳しい状況でした。

今回のBMC第1戦牛久沼のゲストは、、、、、イマカツ渡辺さん・ノリーズ西村さんに、O.S.Pからも川村さん、草深さんと豪華ゲストを迎え、吉野屋ボートさんからの出船となりました。

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前週土曜日には雪。

一気に水温が5度以上下がり、週前半で3度以上水温上昇したものの、木・金と寒冷前線による雨と爆風で再び水温低下。

当日は、晴天無風。

安定しない気候の影響で、葦の生育が例年より2週間以上遅れている感じ。

そんな中、私は朝一、水中新芽の岬にハイピッチャー・・・反応なし。

次に葦の新芽やパラ葦にJIG01ストロング+BIGダディー赤黒とザリガニを意識したカラーでステイ。

その5投目、パラ葦にJIGを打ち込みステイ後、横にスゥーっとスローにジグを持ち上げると、『ゴツ!』キター!!

瞬間的に思いっきりあわせる。『バチン!』痛恨のラインブレイク。チ~~ン・・・。

その後は、同じ釣り方で東谷田、西谷田、本湖と回るが当たりナシ。

結果、他のメンバーも66%がノーフィシュ。

リミットメイク1名、残りの釣った人も全員1本という非常に厳しい結果であった。

では、そんな中上位に絡んだ方々からコメントを貰いました!

(写真:唯一リミットメイクの岡部さんと、クランクでナイスバスをキャッチした川村さん)
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<唯一リミットメイクの優勝者岡部さん>

牛久沼戦の優勝パターンは、なるべく発育の良いパラ葦の外側にヤマセンコーのノーシンカーをピッチングで投入し10秒程度止めておくとラインにかすかな当たりが出る感じでした。

しかし当日は11時まで全く当たりがなく、タフなときは手数を増やして・・・とテキサス・ヘビダン・スピナーベイトとローテションするもやはり反応なし。

しかし水温が上がってきた昼ごろ、テキサスに当たりらしき反応があったので、食わせを意識しノーシンカーに変えると2時間で4本、1本を入れ替えし3本合計3425gでした。

<2位の片桐さん>

スポーンの魚をリアクションで狙い、朝のうちにバズベイトで1本2420g。

過去のBMC牛久フィールドレコードは、2010gであり、この2420gはフィールドレコードフィッシュ更新です!

<3位の西村さん>

葦にテキサスで1本1880gとこちらもビッグフィッシュ!朝にキャッチ。

<4位の境さん>

朝一テキサスで1本1660g。朝にキャッチ。

<5位の小野さん>

ドライブクローテキサス1本1450g

O.S.P川村さんもスタート後5分ほどで、アシに隣接した囲み杭からRPMクランクBIT3で1本1000gぐらいのをキャッチ。

朝一にキャッチ出来なかった人ほぼ全員が、ノーフィシュという結果で、本当に厳しい大会でした。

ちなみにO.S.P草深さんはスタート直後、ポイントに到着する前にエレキが壊れてチ~ン・・・。

今回のウイニングパターンはBMC内で『タフ戦に強い』と定評のある岡部さんしか出来ない展開だったと思います。

昼までノーバイト!

大抵の人は集中力が切れるのですが、そんな中、流石ですね。耐える止めるM釣りの天才かも。(笑)

私は、BMC第2戦印旛沼と、そして6月末には2年連続2位という悔しい結果に終わっているW.B.S3DAYSもあるので頑張ります。

さて、5月に入ってから、メンバーからBIGなレポートが届いてます。

BMCメンバー大塚さん
場所:北部印旛沼
サイズ:53cmの2140g
日時:5月12日AM7時30分 
ルアー:ドライブクロー4インチ(ジュンバグ)5gテキサス
コメント:パラ葦ステイ後、スイミング気味に葦の外に出たときにバイト。それ以外に7本釣りました。

BMCメンバー竹内君
場所:地元の野池
サイズ:58cmの3220g
日時:5月3日AM8時 
ルアー:O.S.PJIG01+ドライブクロー
コメント:葦に打ち込んだ瞬間、ひったくるようなバイトで。「ゼロワン釣れます!」

BMC安斎さん
場所:印旛沼
サイズ:54cmの2310g
日時:5月9日AM7時 
ルアー:ドライブクロー5インチ(ジュンバグ)7gテキサス
コメント:パラ葦ステイ後、スイミングで水中岬新芽をぬけた瞬間にバイト。ドライブクロー釣れます。5インチ最高!

(写真:左から大塚さん、竹内君、安斎さんです。)
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今年の春爆の総評

春の爆釣もそろそろ打ち止め。暖かい日も多くなりやっとフィールドのコンディションも安定してきました。

2010年の春爆

今春はあまりにも寒暖の差が激しく、釣果が昨日は二桁、今日はゼロ。。なんてことも珍しくはなく、爆釣のタイミングを非常に図りづらい展開となりました。

ホームグラウンドの高滝湖は、リザーバーとして規模が小さく水の入れ替わりも早い為、雨や冷え込みの影響が良くも悪くも如実に現れます。

その為に人間の感覚と実際の状況にはタイムラグがあり、なかなか思い通りに行かないことも多かったですね。

特に雨の影響は恐ろしく?全く同じような雨でも、降り始めなのか、降って時間が経っているのか、降る直前の天気や気温はどうであったかなど、様々な要素で湖の状況は全く変わってきます。

ある日、朝から冷たい雨が降り、1日中寒い予報。

その為湖上はガラガラで、昼を過ぎる頃にはほぼ貸切状態でした。

しかしこの日は期待を裏切り!?護岸も上流もバクバク!

ルドラとハイカットのみで10数本と予想外のイージーさでした。

冷たい雨なのに何故釣れたか?水温は前日まで安定した天気でかなり高めの12℃。

そこへ冷たい雨ながら強すぎないシトシト雨と程よい風。

そう、降り始めたばかりの冷たい雨が元々高めの水温を下げるまでには至らず、天候の変化というプラス要因のほうが勝ったという状況でした。

言葉にしてしまえば簡単ですが、その場では、かじかむ手、体の芯から凍える状況を実感すると、その日が実は爆発を秘めた日であることをなかなか想像できないことであります。

ちなみに次の日はその後も降り続いた冷たい雨の影響とピーカンで皆撃沈だったそうな。恐い恐い。

またこの春はボートが出せないほどの暴風が週末に集中し歯痒い思いをした方も多いのでは?そんな時こそおかっぱり!

知り合いの方はそんな日に3人でルドラスペック2を1日引き倒し、なんと15本。

私も夕方から途中参加し4本。内1本は浮きゴミ周りをルドラFで攻め、50UPの2キロ半ばというキョーレツな1本を連れてきてくれました。

(写真左:ルドラFでカバー周りを丁寧に探ってキャッチした50cmUPです。)
(写真右:強風でボートが出せない様な時でも・・・オカッパリでルドラ炸裂中!!)
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投げて巻くだけのルドラですが、気づいたことが一つ。

ルドラに限らず通常大きく重いルアーはぶん投げ巻くだけといった、大雑把な感覚のルアー操作に陥り易いといえ、まして早巻きともなれば尚更であります。

当然それでも釣れるし間違いではない状況もありますが、心がけることで更に釣れるようになるキモが一つあります。

それは丁寧なアプローチと繊細なロッドワーク。

当然ここで言う繊細とはゆっくりスローに巻くことではありません。

まずあらかじめ明確にリトリーブコースを定めたうえで狙ったスポットにしっかり投げ入れること。

着水音は必要以上に神経質になることはありませんが、静か目位がベターではあります。

次に、巻き始めからしっかり泳がせることや着水直後のバイトに備えるためには、着水時のラインスラックを抑えられるようなコンパクトなキャストをする。

これは特にルドラスペック2の着水からの泳ぎ出しの早さを生かせる状況では大切な事です。

そしてリトリーブ中は何らかのアクシデント(当然のバイトや根掛かり)を素早く感じ取れ、即座に対応できるロッドポジションを常にキープする、またルアーレンジと水深の変化に応じたロッドワークなどです。

これは根掛かりに対するロッドワークを最小のモーションで行う事に繋がり、直後のバイトに対しても素早くフッキングに移れる余裕が生まれます。

ボート際や足下での突然のフッキングは瞬間的に的確な対応をとることが必要ですが、慌てることなく、しっかりフッキングができていればそれが出来ていると言っていいかもしれません。

もちろんこれは巻物全般に言えることでもあります。

一見難しそうですが、実は他のルアーでは殆どの人が出来ていることです。

それは冬のシャッドの釣り。

繊細なルアー操作と僅なショートバイトを逃さないロッドワークetc・・・。

スピニングでライトライン、そしてスローな釣りなので丸々あの感覚では難しいと思いますが、是非あの感覚を思い出して来春もルドラを投げ倒してみて下さい。

(写真:高滝湖も良いですが河口湖でオカッパリ。なんと、ルドラスペック2で54.5cmをキャッチできました~!!)
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そして高滝の今後はGWから5月一杯位までスポーニングの山を迎え、6月位からはアフターから回復したバスたちが各レンジで様々なルアーにアグレッシブにバイトして来るようになり、特にTOP系の釣りは欠かせません。

ヤマト、バジンシリーズ、02BEAT、ダイビングフロッグは必須です!

そんな先のことはなく、今すぐ釣れる釣り方が知りたい!なんて方には今回発売されたばかりのドライブスティック6インチを是非オススメします。

スポーニングシーズンのスローでセレクティブなバスにうってつけ。

何でうってつけなのかはO.S.P WEBページで公開しているアクション動画を見ていただければ一目瞭然です。

初めは6インチということで正直関東のフィールドではサイズが大きいかなとは思いましたが、全く問題なくバスの反応も想像以上!

むしろ太いラインを用いたベイトタックルで手返し良く扱える利点は大きく、プリスポーンのバスが好む、鉄、木、コンクリートなどで出来たしっかりとしたストラクチャー際を大胆に狙うことが可能でした。

もちろん本来ならオーバーサイズゆえのインパクトの強さが嫌われるような状況でも、振り向かせたバスを生命感あるアクションが最終的にバイトに至らせてしまう強力な引き金になっている印象さえ感じました。

これはバイトの強さと食い込みの時間的長さからもうなずけることであります。

またこのフォールアクションはアフタースポーンや夏のタテスト系バスなど、シーズン通してやや厳しい状況で活躍してくれること間違いなし。

またノーシンカーだけでなく、ジグヘッドやキャロなどでもいいアクションをしてくれます。

使用状況や使用方法は追ってご報告したいと思います。

これから楽しい季節が目白押し!

ガンガン釣りに行きたいと思います。ではまた!

(写真:オーバーハング下にサスペンドするアフターのバスには、ドライブスティックのノーシンカーのライブリーフォールが効果的!ちなみに推奨フックサイズはオフセットの5/0サイズですよ~。ジグヘッドやキャロライナリグ、ライトテキサスなど状況に応じて使い分けてもいいですね。)
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ルアーマガジン『陸王』遠賀川編

みなさん今日は、GWはいい釣りしました?

僕の最近の釣りですが、まずは何といってもルアーマガジン誌『陸王』がありましたね。

しかも相手が超強豪金森君だけに気合も入りまくりでしたよ。

舞台である遠賀川は僕はある意味相性が悪くて、実は昨年2回釣りをするチャンスがあったにも関わらず、急遽別の用事が出来てしまったり、洪水で釣りどころでなかったりで両方とも現地入りしたにも関わらず釣りが出来なかったといういわくつきのフィールドなんです。

初の遠賀川

そんな訳で今回が初の遠賀川、練習のため本戦の4日前に現地入りしました。

練習初日、遠賀川に到着したのは午後になったのでこの日は半日。

まずは勝負エリアを下流から上流までの景色を車でざっくりとチェックし、そのまま残り時間を上流部から釣りをしていきました。

場所探しが目的なので、ひとつで縦に落とし込んでも横に泳がせても使えるドライブクロー4インチのテキサスリグ1本に絞ってどんどん移動しながら目ぼしいところをチェックチェック!

競技エリアが支流も含めると往復で約40キロと長くて、実質3日半あるといってもこれを上から下まで、しかもヤブこぎしながら見るとなると休んでいる暇も無く、実際練習中は昼食の時間も惜しんで開拓に勤しみました。

で、その練習の内容は、初日はテスト中だったツートンカラーのドラクロ4"(今月末に出る予定です)をリップラップにかすらせながらスピナーベイトのようにただ巻きで泳がせてくるとすぐに50アップが釣れ、他にも同じ釣り方でグッドサイズが連発。

いきなりの手ごたえを感じた初日だったのですが・・・。

(写真上:練習初日にいきなり釣れた50アップ。ドラクロ4インチツートンカラー(今月末リリース)のスイミングで。)
(写真下:キャロの遠投スタイルでは脚もぎドラクロ3インチのキャロでブリブリのグッドサイズが連発!)
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2日目は何と1日丸々完全ノーバイト!

原因は僕が最も得意とするカバーフィッシングが全く利かなかったことがその理由。

初場所で、沈み物も何も知らないだけに、見えるカバーの釣れなさにはいやしかし立地条件の良い一級カバーでさえ全く反応が無いのには、今回カバーフィッシングはダメなんだな、というあきらめはつきましたが、いやしかし、この時点では困り果てましたよ・・・。

このカバーフィッシングが利かなかった要因として、普段の釣れ方は分かりませんが、おそらくコイやフナのハタキ(産卵)でシャローブッシュが占領されていることが大きかったと思います。

特に練習中は日を追うごとに水温が上がっていっていて、初日はクリークの中やワンド内でのみで部分的にハタいていたのが、3日目4日めには本流まで、いたるところに広がっていました。

この状態でシャローカバーが釣れなくなるのは霞水系でも小貝川でも、ようはどこでも同じこと。

初日に釣れたリップラップは風や天候が見方をしてバスが入ってきてくれないと釣れないタイプの場所なので何か他の釣り方を探さなければ勝ち目はないということで、3日目4日目にやり込んだのがオープンウォーターの釣り。

具体的には沖に広がるハードボトムや大きな堰を遠投メインで釣っていくスタイルです。

こういったスポットで活躍してくれたのがキャロライナリグ。

広範囲を効率よく探れながら、食わせる力にも長ける実釣力のあるリグですが、最近では使う人が少ないリグでもあります。

かくいう僕もかつてのハードボトムが良く釣れた頃の霞ヶ浦では主力でしたが、近年での出番はめっきりと減っていました。

しかしこの遠賀ではキャロが大活躍!

それも同じキャロでもタイプの異なる2タイプを使い分けることでより釣果を伸ばせました。

ひとつはリーダー60cm~70cmほどとってシンカーは5g、ワームはドライブクローの3”。

これはスイミング気味の使い方がメインで、特にロッドアクションはつけずにボトムを取りながらのズル引きや、シンカーを斜め上方向にスーッと持ち上げてパタパタと泳がせてはそのままカーブフォールさせてワームをノーシンカー状態でフォールさせるを繰り返します。

これはワーム本来のスイミングアクションを活かした使い方で、より自然に誘うことが目的です。

ちょっとした工夫としては、特に堰のように流れの中で使うときや、スピーディに泳がせてくるときにはドライブクローの4本の脚をカットして使うことでボディの安定性が増し、キャロのようなワームがフリーになるリグでもワームが回転することなく自然な水中姿勢で誘えます。(4本の脚があっても、腹側に塩を集めた低重心使用で水中姿勢には元々優れていますが。)

もうひとつはリーダーは25cm~30cmほどにシンカーは重めで今回は8.8g、ワームはドライブスティックというダート系で、いわゆるリアクションキャロ。

これは超メジャースポットのひねくれバスをリアクションでバイトさせるためのトリックリグで、鋭い2トゥイッチ1ポーズが基本アクション。

ちなみにドライブスティックはこの使い方でも身をくねらせながらダートし、自発的に動きながらフォールします。

これが効いたのは、練習中にいつも人が入れ替わりで入る堰があり、話を聞くと「釣れるときは簡単に釣れるけど、釣れないときはサッパリ」という意見が大勢。

しかしこれ程の大場所なので、「実はいても食わないだけなのでは?」と思いこのリグを試すとグッドサイズが2連発!これに気づけたことは大きかった。

で、向かえた本番は2日で10キロ超えと自分としては存分に力を発揮できたし、2日間で1本のバラシもなく、全てのバイトをフックアップし取り込めたことが何より。

これは今年の陸王のルールである「1タックルルール」つまり、専用タックルを組めず、ソフトもハードも1タックルで扱わなければならないことを考えればその価値はさらに大きいです。

ミディアムパワーなのにパワーの立ち上がりの速いテーパーにより掛けと乗せを兼備したロッド、ブラックレーベルPF701MFBと、ピッチングからフルキャストまでパーフェクトにこなせるリールスティーズ103HL(スプールは遠投にも対応するスティーズハイパーキャストスプールに交換)といった汎用性の高さと、信頼してバスを抜き上げていけたデフバスフロロ。

完璧なタックルバランスがノーミスの2日間を演出してくれました。

しかし金森君の2日目6キロ超えには驚いた!

同じ状況下で釣りをしていたからこそ分かるその凄さ。

今後は僕もあの爆発力は身につけてやるぞと思った次第です。

緊張感は感じつつも最高に勝負を楽しめた2日間でした。

そして荷物の受け取り、情報提供、楽しい食事まで色々とお世話になったROD-MANさんありがとうございました。

で、GWはオリキンと千葉のリザーバーに行ったり、地元の釣り仲間と久し振りに釣りをしてきました。

リザーバーではドラクロのテキサス&ヘビーダウンショットが最もよく釣れたのですが、特にヘビーダウンショットの効果を再認識。

今後もっと取り入れていくことでよりバイトが獲れそうです。

サイトでのマイラーミノーのバスの反応はやはり別格で、オリキンも会社の先輩草深さんも釣りまくっておりました。

(写真左上:マイラーミノー(稚ギル)ダウンショットに45クラス!)
(写真右上:こちらはオリキンがマイラーミノーで仕留めた50アップ、やられましたがさすがです。)
(写真左下:草深さんもマイラーミノーヘビーダウンショットでグッドサイズ!「マイラーミノーの反応すごいね」と太鼓判!)
(写真右下:ヘビーダウンショットによるフラッタリング&ダートフォールは個人的にも要注目です。)
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そしてポケーっと水面近くに浮いているバスにはドライブスティックノーシンカーをクネクネと落としていくと、バスが追いかけていってグーッと。

霞水系のほうは田植えの濁りの影響は残っていましたが、部分的に濁りが取れてきているところではバイトが集中!

アシの奥にドラクロテキサスを入れ込んで落ちパク!パラアシにドライブスティックを落とし込んでもラインがツツツーッ、風が吹いたらパラアシやガマの隙間をハイピッチャーで通すとガツン!とこれまた楽しい釣りを堪能できました。

今年の春は天候不順で厳しい日に当たることも多かったので、これからがシーズン本番といったところかもしれませんね!

そして今週末、5/15(土)はフィッシャーマン水戸店さんでセミナーをやらせて頂きます。

この時期にガッツリ釣るための方法と、人に差をつけるワームのチューニング、まだどこにも公開していないドライブスティックの秘密の使い方などなどレクチャーしちゃいます。

翌日5/16(日)は同じくフィッシャーマンさん主催の「Basser’s Jam」が土浦新港で行われます。

こちらもこれまでにない豪華ゲスト大集合でとんでもない盛り上がりになりそうです。

是非皆さんも遊びに来てくださいね~!

(写真左:ドライブスティックノーシンカーをパラアシに落とし込む釣りはアフターのグッドサイズを選んで釣れる釣りでした。)
(写真右:風が吹いたタイミングではハイピッチャー!パラアシを通していくと、ガツン!と引ったくっていくのが見えます。)
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NBC神奈川チャプター第1戦アングラーハウスYAMAKI CUP

今回は4月25日に開催されたNBC神奈川チャプター第1戦のレポートです。

日本のバス発祥地でもある神奈川県箱根の芦ノ湖。ハイランドクリアレイクであるこの湖がNBC神奈川チャプターの舞台です。

異例の低水温続きの芦ノ湖

そんな芦ノ湖も今年の天候不順の影響で、例年と比べると水温が3~4℃も低く、異例の低水温が続きバスアングラーを悩ませています。

それに輪をかけて、大会一週間前には雪が降り、大事なプラクティスも出来ず、その後も連日の雨で大増水!

各ボート屋桟橋も水に浸かってました。

いざスタートするとシャローの捕食エリアにバスの姿は無く、代わりにトラウト類が泳ぎ廻っている状態・・・。

しかし大きな桟橋や船溜まりにはジッとしているバスが確認出来、本来なら桟橋下に01ジグエコをスキッピングさせたい所でしたが、増水により桟橋下に全く隙間が無く、奥の奥に入れられないので、ヤル気のあるバスに出て来てもらう事にしました。

まず大型遊覧船桟橋の際をルドラFにてストレート引き、超速巻きで様子を伺ったが無反応、ルドラSPにてタイトにSTOP&GOを繰り返すとブラウントラウトがバイトして来るのみ・・・・・食べ頃サイズ(笑!)

全くの無風状態だったので、湖全体の大小桟橋をランガンしながら風が出るのを待ちました。

昼頃になると気温上昇に伴い風が吹き始め、昨年度実績の高かった樹木園桟橋に入り直しました。

このエリアでは4~8cm程度のベイト(ワカサギ)が確認出来たのでマッチ・ザ・ベイト!

ハイカットSP(DMカラー)をチョイス!!

桟橋の風が横当たりしている側にキャスト!!

小さなトゥイッチを入れながら橋脚と橋脚の間でタイトにサスペンドさせ、水中では波風からの湖流が出来ていたので、その流れに乗せユラユラ(DMカラーなのでギラギラ)と橋の奥に送り込み、橋脚の影に入った(ギラギラが消えた)所で軽くトゥイッチさせると明確に『ゴンッ』とバイト!!

上がって来たのは1680gのナイスコンディションのバス!!

この1匹でタイムアップを迎えてしまいましたが、ウエインが3名のみと厳しい状況の中、大変貴重な1匹となり、準優勝する事が出来ました。(優勝の山木一人プロと10g差・・・・・)

今回もハイカットSPに助けられましたぁ~(汗)

(写真:1本のみでしたが1680gというグッドサイズを手にする事ができました。)
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ちなみにハイカットSPはノーマル状態のものと、簡単なチューニングで水中姿勢を調節したものとを状況に応じて使い分けています。

その私なりの使い分けとは・・・

シャローや底を打たせる場合は、前傾姿勢でサスペンドするノーマルを使用し底をついばむベイトを意識します。

さらに前倒姿勢によりフックが根掛りしづらいというメリットもあります。

そして、杭等のマンメイドやブレイク上では水平姿勢でサスペンドするようにして使用しています。

これは芦ノ湖で水中を観察していると杭付近のベイトが水平姿勢でサスペンドしているのを何度も見かけたからです。

水平姿勢サスペンドモデルにするには、ベースにフローティングモデルを使いリヤ側フックやスプリットリングの番手を上げたり、4本フック、リング2連結、ウエイトシールをテール末端に貼るなどしてリヤ側の重量を上げてます。

水温や水深により、いくつか用意しなければいけませんが、あくまでもアバウトに「水平かなぁ」というレベルです・・・(笑)

又、ハイカットSPはカラーバリエーションが豊富なのでフェイバリットカラーが必ず見つかると思います。

ちなみに私はDMサンフィッシュ、DMモロコ、TSウォーターメロン等、グリーン系キラキラ(芦ノ湖の公魚の背中がオリーブ色っぽい)を多用しています。

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良く飛び、良く潜り、ピタッと停まるハイカットSPは無くては成らない存在です!!

皆さんのタックルボックスにも入れてあれば期待を裏切りませんヨォ~。

あとラインですが、巻き物やジャストサスペンドさせる物に対しては基本ナイロンラインを使用しています。(PE使用時のリーダーにはフロロ使用)

今回はマシンガンキャスト6lbを使用しましたぁ~。それでは次回も良い釣果を期待しつつ、今回の参戦報告は終演となります。

■津久井湖でグッドコンディションのバスをキャッチしました!

随分と暖かかったGWに友人と関東メジャーリザーバー津久井湖に行ってきました。

なんとその釣行で、ルドラで私に49cm2850gと、55cm3250gでました!!

友人も同じパターンで55cm2900gのバスがでました!

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アフタースポーンに有効なドライブスティック6”

いよいよ発売となりましたねドライブスティック6インチ!

「落ちパク」という言葉がキーワードになっていますが、使ってみると「なるほど!」と納得する動きを発生させてくれますよ。

で、このドライブスティック6”ですが、アフタースポーンの時期を向える琵琶湖南湖ですでにイイ仕事をこなしてくれています。

琵琶湖のアフタースポーンで有効な攻略法がドライブスティック

ここ数年の琵琶湖南湖はサカナのサイズが巨大化したことがあって、以前のようなアフタースポーンの定番だった4インチリングワームでは小さすぎて太刀打ちできない状況です。

そこで近年は6インチ前後のスティック系ワームを使うことが多くなっていました。

しかし、ノーシンカーやキャロライナリグといったアフタースポーン狙いの定番である「横方向の動き」をさせたときに、リングワームがそうであったように、「微細なテールアクション」が通常のスティック系ワームでは生まれないことから、アクション面にちょっと不満に感じていました。

そんなタイミングでドライブスティック6"が登場してきたのです。

このワームが、アフタースポーン狙いのぼくの心をがっちり掴んだのは、フォール時やボトムクロール時にテールがちょうどイイ感じに動くことでした。

一目見たときに「ビビビッ!」ときてしまいましたからね。

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というワケで、毎年4月20日頃から現れ出してくる琵琶湖南湖のアフタースポーン狙い用として、ジグヘッドリグやノーシンカーリグでドライブスティック6”を使うと、じゃんじゃんバリバリに狙い通りにアフタースポーンのナイスなバスが釣れだしてきました。

あまりに狙い通りでコワイくらいです・・・w

ちなみに、ジグヘッドリグ、ノーシンカーリグともに「ボトムクロール」、つまりボトムでのズル引きがメインの使用方法です。

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この時期は下手なアクションは加えずに、ボトムで「横方向」に動かすことを考えるのが得策ですよ。

で、5月下旬くらいになりもっとウィードに高さが出てきたら、5g前後のライトテキサスの出番になるはずです。

では皆さん、良い釣りを~。

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超シークレット?な春のHPFクランク!

なんと!! WBS第2戦でのウインニングルアーになりました♪

実は・・・プラの段階からかなり反応が良かったので、ぶっちゃげ隠してましたww

ということで

今回のコラムはウイニングルアー『HPFクランク』で勝つる編ですw

『HPFクランク』で勝つる

この時期のプラはスポーニングエリアになるであろう場所を中心にて行います。

潮や水温を気にしながら、浅い場所、深い場所と探りを入れるのですが、今年は過度な水門の開閉により、湖の減水が凄いのです^^;;;

減水という要素も加味しながらプラをしていったのですが・・・・・正直、非常に厳しい((((;゜Д゜)))

バスも減水を嫌ってからか、朝のフィーディング時以外はロックハンプに身を潜めジッとしているようなのです^^;;;

ロックハンプ=ピンスポットの釣りでありながらワームで釣れないのが、状況を厳しくさせているのです( ゜Å゜;)

本来であれば、ピンスポットのハンプにワームを置いておくような方法で釣れるのですが、HPFのクランキングでしか魚が反応しませんでした。

どうもリアクションバイト気味なんですね・・・・・

クランクベイトならなんでも良いワケでなく、HPFクランクの視覚効果がリアクションバイトには明らかに効いてましたヽ(゜∀゜ )ノ

金色系のルアーでないとまったく釣れないんですね、わかりますww

練習当初は、かなり水深の浅いエリアでのミノーが良かったのですが、試合当日により減水が進むことを予測してましたので、これは厳しいだろうと・・・・

釣れないのですが、反応の良かったエリアへ繋がったブレイクや、少しだけ深い(数10cm程度)ストラクチャーをチェックしておきました^^

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試合当日、やはり予想通り減水も進んでました。

開始早々、チェックしていたブレイクのHPFクランクを通すとすぐに反応がありました!

2、3投目かなー・・・・ヌターと重くなっただけのバイトだったので体が反応出来ず><;;

フッキング動作を怠りまして・・・・・痛恨のバラしorz

しかーし!!HPFクランク凄す(´∀`)

次の一投でまたしてもヌターとバイト!!

今度は全身を使って合わせましたよ^^

なるへそww

今日のバイトはこんなんねと( ´,_‥`)

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もうここからはHPF劇場ですよ!!!11

春のバス達を・・・

ちぎっては投げ、ちぎっては投げwww

あっと言う間に3匹とりまして、楽になりましたねー

余裕を持ってフォローのエリアを回ることが出来ました♪

結果4,050g:リミットメイク

ド━(゜Д゜)━ ン!!と余裕の優勝

マジでHPF無かったら勝てませんでしたね^^;;

過去3年間、春の北浦戦は全てお立ち台なのですが、必ずHPFクランクで釣ってます!!

本当に頼りになるルアーです^^

まだまだしばらくは、HPFクランクが炸裂する時期です!

どうですか!?皆さんもこのコラムに影響されて使ってみてはww

まぁあれですよ

釣れてもだまっててくださいね ブ━(゜3゜)━ッ!!wwww

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2010年W.B.S.第2戦でHPFクランクで優勝しました

久々の更新ですね^^;?

決っしてアニメばかり見てて、サボってたワケではございませんですのw

実は・・・・

春の霞ヶ浦でのトーナメントはHPFクランクがメインルアーになるので書けなかったのですw

そんな超シークレットな春のHPFクランク!

なんと!!WBS第2戦でのウインニングルアーになりましたヽ(゜∀゜ )ノ

ということで今回のコラムはウイニングルアー 『HPFクランク』 通常編ですw

通称「ハーモニカ食い♪」

「春の定番ルアーは?」と聞かれれば私は間違いなく「HPFクランク」と即答します。

昨年のコラムも見てもらえれば分かるのですが、本当に毎年HPFクランクで初バスを釣っているのです。

今年もまた初バスはHPFクランクで釣りましたヽ(゜∀゜ )ノ

ここまでくると確実に春のアドバンテージを持ったルアーだと言えますね。

春HPFの定番な食い方なのですが、通称「ハーモニカ食い♪」

(写真:コチラがHPFのハーモニカ食いです。)
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大型のバスはよくこの食い方になりますなぁ( ゜Å゜;)

春ばかりクローズアップされますが、水温が下がりバスの動きが鈍くなりだした時は時期を問わず威力を発揮します^^

実際、去年の12月に釣ったラスバスもHPFクランクだったのです!

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ですので、寒い時期の「ちょっと最近は暖かいなぁー・・・・」、暖かい時期の「最近なんだか寒くねー!?」

なんて時には意識的に使ってみてくださいm(__)m

ハイカット等のシャッド系のルアーで狙うバスとはまた違った状態のバスが釣れると思います!

春バスをハードルアーで狙う時は、どーしてもバレることが多くなるのですが

タックルバランスさえしっかりしていれば、まんずバレることはありませんですのw

ちなみにアタシのタックルはと言うと

ド━(゜Д゜)━ ン !!

※宣伝抜きでベストバランスですヽ(゜∀゜ )ノ

ロッド  :  STEEZ STZ651MLRB BLITZ 
リール  :  リベルトピクシー 右巻き(旧型)
ライン   :  T.D.LINE Durabra 12Lb
ルアー  :  HPFクランクSP1&SP2

長年HPFクランクを使ってきた中でのタックルチョイスです!

自信を持ってお勧めしますm(__)m


次回のコラムは『HPFクランク』 勝つる編ですw

このままの勢いで書いちゃうので早めにうpされると思いますよーっとヽ(゜∀゜ )ノ

てか

仕事中にコラムに2本って・・・・

どーかしてるぜっ!wwww

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春の定番はハイピッチャー

利根川よりも早く春が訪れるお隣の印旛沼では、春の定番「ハイピッチャー」が炸裂中です。

春の印旛沼最強パターンでもあるハイピッチャー

俗にパラ葦をスピナーベイトで!と言われてもどんなタイプで中なのか手前なのか?リーリングスピードは?レンジは?

と、単調に思えるこの釣りも奥深さがあって狙い方はさまざまです。

今回は春の印旛沼で最もストロングなハイピッチャーによるパラ葦攻略をご紹介します!

基本的な狙い方はもちろん、カラーローテーションやウェイトの使い分けによって釣果が全然違ってくるんですよ!

■規準になるウェイト

まずはウェイトのベースとなる重さは1/2ozから!というのが私なりの規準です。

これはサーチの早さと的確にストラクチャーにコンタクトさせるための設定です。

またストラクチャーにぶつけたり乗り越えたりした際の立ち直りが早いのでまずは1/2ozをチョイス!

『葦の中であれ外であれ、狙うべきはリアクション効果!』

水面付近にうっすら見える葦の茎部分にぶつけてのヒラ打ちやボトムの根っこ、そしてパラ葦を抜けたら1回トゥイッチを入れる。

この一連の動作を繰り返してまずは状況把握に努める事を優先しています。

(写真:季節は春先。ハイピッチャーでキャッチしたグッドコンディションのバス!)
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狙うレンジは2通りあって1つは水面直下。もう1つはブレードのフラッシングが見えるか見えないかの中層の2レンジを基本にチェックして行きます。

当然葦の中なので自動的に葦の茎にハイピッチャーがぶつかりながら泳いでくることで自動的にアクション変化を生み出してくれるので基本的にはストレートリトリーブでOK!

パラ葦を抜けてのトゥイッチはエッジ付近にいるバスへのリアクション効果を狙ってのものです。

水面付近を茎にぶつけながら通しているときに下から「モワッ」とひったくるような状況が多い場合はウェイトを3/8ozや5/16ozにシフトして行くことでよりフックアップの確率が上がります。

また、ハングオフの瞬間、リーリングを止め軽くフォールさせるのも有効で、フォールによるちょっとした間を与えることで水面直下引きで食わせられないバスもバイトさせることが出来ます。

逆に水面直下や中層での反応がイマイチであれば根っこ付近を意識して釣ることも大事です。

イメージ的には葦の根っこに擦り付けながらのスローロール!葦の新芽が出始め、少々攻め辛い高さや葦の密度が濃い場所などは5/8ozといった感じで使い分けると良いです。

カラーの使い分けですが、まず朝や曇りなどローライト時はインパクトライムチャートやサンフィッシュタイガー。

日中の明るい状況ではキラーゴールドやブラックシャイナーにシフトして行くと良いケースが多いです。

その他に濁り下ではカラーブレードシリーズや水面にシラウオなどのベイトが確認できるような状況ではヴィヴィットパールホワイトなども有効です。

オールマイティーに使えるカラーでお勧めはチャートバックアユですね。

カラーについては少々幅をもたせたラインナップをご用意したほうがこの釣りは確実に楽しいですよ!ちょっとした閃きでカラーを弄っての1匹は最高です。

ブレードタイプは個人的にはダブルウィローが好きで出番が多いですね。

単調な釣りでも探究心や行動力で奥の深いものになり楽しみの幅が広がります。

今回は印旛沼の春でのパラ葦攻略に限った私なりの基本ですので、まだまだ試すことは非常に多いと思いますよ。

自信を持っていろいろ試し、新しい発見をいっぱいしてください。

それではまたの機会に!

2010年JBTOP50第1戦、愛媛県野村ダムは9位フィニッシュ

今回の会場は四国の愛媛県。暖かいイメージのある野村ダムでしたが、、、、。

2010年JBTOP50第1戦野村ダム詳細レポート
トーナメント名/JB TOP50第1戦
日程/2010年3月26日~28日
会場/愛媛県野村ダム
出場人数/60名
順位/9位入賞

今回の会場は四国の愛媛県と言うことでとても暖かいイメージのある(勝手なイメージ?)野村ダムでしたが、プラクティスの時からどんどん気温が下がって行く感じでした。

2週間前に行ったプリプラクティスでは初日20度近い気温と15度近い水温があった野村ダムですが、雨男の本領発揮か悪天候が続きみるみる気温も水温も落ちて行き、しまいには雪が降る始末・・・愛媛で大雪です。

丸2日近く満足にプラクティスが出来ないくらい降りましたね。

幸い多くの選手より長めにプラクティスに時間を割いていたので、天候によるプラクティスへの影響はさほどなかったんですがまさか雪とは・・

そんなプラクティスから2週間。

(写真左:野村ダムはこんな雰囲気です。。。)
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本番の直前の公式プラクティスでも2日間見事に雨・・・どんだけ雨男だか(みんなね)・・

すっかり雨パターンに自信を持って挑んだ本番はピーカンの晴れ空!おいおい

しかし、出船順を決めるフライト抽選では2番を引く!

そして、このアドバンテージを生かすべく勝負に出ました!

この時期のバスは春に向かって大きなインレット及び上流部に向かって移動するってのが、僕のリザーバー持論。

この持論にコンフィデンスを持って肱川上流に勝負を賭けました。

肱川は野村ダム最大のインレットにして会場から近い好スポット、しかし、その規模からしても、あまり人が入るとプレッシャーで釣れなくなる可能性は大きいのですが、2番のアドバンテージがここで出るはずと勝負しました。

前日の雨水の流入を考えると不安要素は否めませんが、チャレンジする価値はあると思いました。・・と思いつつスタートの直前まで悩んでいましたけどね(笑)

だって、多くの時間を割いた本湖から中流域のプラクティスのパターンを無視して、ここからは自分の経験と言う自信でのみの釣りになるわけですから、積み上げた練習(プラクティス)をすっぱり切り捨てるのは精神的にも楽な選択ではありません。

上流に上がって行くとやはり前日の雨の濁りが確認できましたが、ここで注目する点は濁りより水温です。

確実にスタート地点より下がって行く水温、それ以上落ちるなよと心の中で呟きながら進んで行きます。

スローエリアの為アイドリングでやっとたどり着いた最上流部。

思いのほか濁りもない、気にしていた水温も8度といい感じ!

流れの中にプラクティスで魚探を使いチェックしといた岩を確認し、偏光グラスをサイト用の物に掛け変え、流れに乗せるようにマイラーミノーのダウンショットを通す。

チェックしてあったいくつかの岩を流して行くと、待望のヒット!川の流れに乗ってファイトするバス。

4ポンドのラインが岩に当たるたびに冷や汗が出る。流されながらやり取りをしやっとランディング1キロオーバーのナイスフィッシュだ!

しかしここでトラブル!ライブウェルにバスを入れライブウェルのスイッチを入れてモーターが唸るが吸水が始まらない。

慌てて手動で水を汲み入れる。さすがに朝一からライブウェルが動かないのはまずい・・・。

しかしそんな心配も2匹目をキャッチしたころには通常通りポンプは吸水を始めていた。よかったー!!

その後、最上流のブッシュをドライブクローで打って行くとブッシュが複雑に組み合った奥の奥で、モゾッとバイト!すかさずフッキングをするがブッシュが引っ掛かってバスが出てこない!

急いでボートを寄せてブッシュごとランディング!

これも見事なキロフィッシュ!

これで3匹で3キロと言ったところだ。

このパターンは流れの中にオイカワが入って来るのを狙っているバスがターゲットなのですが、自分のボートのプレッシャーによりオイカワが入ってこなくなるとバスのバイトも止まるので、ポイントを休ますために下流に走りぐるっと一周。

しかし、思いのほか厳しくプラクティスで散々やったポイントで反応がない、すでにほかの選手によって釣られてしまったのか?

頃合いを見て上流に戻りもう1匹追加しウェイン。オイカワパターンを貫き初日4本で4キロ!初日4位と4並びでフィニッシュ!

二日目はなんとマイナス3度と氷点下からのスタート!

ボートの上は霜で真っ白、ライブウェルは氷が張り、凍り付いたストレージの蓋は開かずの扉となっていました・・・

そんな真冬のような冷え込みに上流パターンも凍結・・・ベイトのオイカワも見当たらず、水温は6度と急低下・・。

まずいとルアーのサイズダウンをしたりとあの手この手を試すが無反応。

しかし、9時を回ると若干ベイトが上がって来てこれは!っと思い粘るとやっとの思いでヒット!

しかし、流れの中でのボートポジションをミスってしまいボート際でフックオフ!確実にキロフィッシュでした。

その後粘るが反応はなく、気持ちの切り替えも含め、フォローに散々プラクティスでやった本湖パターンで2本キャッチし、このまま本湖でサイズは小さくても拾っていくかと悩んだあげく、優勝を目指すぞっと賭けで上流に勝負を挑んだ!

結果反応なく2日目はそのまま2匹でウェイン。

初日の貯金のおかげで12位予選突破となった。

昨年までは喜ぶところなのだが今年の目標はあくまで「優勝」喜んではいられない。

(写真左上:流れの強い上流部の様子です)
(写真右:野村ダムでもドラクロやマイラーミノーが大会中も良い仕事してくれています!)
(写真左下:-3℃の朝の様子。。。。デッキとか白くなっています。。。。ここが愛媛県??)
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明けて決勝戦!前日とは比べ物にならない暖かい朝を迎えてスタート。

もう行くしかないと朝から上流にアタック!水は3日間で一番澄んでいる。

そしてサイト用偏光グラスで見ると岩陰に明らかに新規に入ってきたであろうバスの影が見える!行ける!

そう思い岩陰にダウンショットを入れるとすぐにバイト!よしと思った瞬間、凄勢いで流れに乗って走るバス。

とてつもない力だ!やばい止まらないと思った瞬間に岩にこすれた感触がしテンションがなくなる。魚がでかすぎる。なんともぜいたくな悩みだがトーナメント中にこれほど心臓に悪いこともない。

その後、実に3連続のラインブレイク。ラインに問題はない。ドラグを緩めれば岩に潜られ、ドラグを閉めれば流れに乗った重い引きが4ポンドラインを引きちぎる。

太いラインではバイトがなくなる。もうこれで行くしかない!

慎重に慎重にこまめにドラグ調整をし、やっと1匹目をネットイン!

その瞬間両岸から観戦していたギャラリーから歓声が上がる!歓声に答えてから、改めてネットの中のバスに目を戻すと、デカイ。

しかも素晴らしいコンディションだ。これじゃー引くわけだ・・・。

この1匹でちょっとしたコツを覚え連続でバスをキャッチして行く。この日はルアーマガジンさんのカメラマンが同乗していたためどこかでその模様が見れるかもしれませんね。

バラして倒れてる姿も(笑)

予選より2時間もトーナメント時間が短い決勝。

難しいやりとりにヒートして気づけば時間、この時ライブウェルには4匹のグッドコンディションのバスが所狭しと詰まっていた。

ウェインの結果はなんと4本で5キロオーバー!!この日初の5キロウェインに会場を沸かすことが出来ました!

結果的に5本釣ってきた選手に10グラム差で劣り、単日2位になってしまったが、総合順位は9位(総合ウェイト順では4位だったのだが・・・)。

奇しくも昨年と同じ順位でのスタート。シングル入賞で喜びたいところだが、今回は優勝が狙えただけに素直に喜べない。

2日目の選択のミスが悔やまれる!ほんと「ちくしょー!!」である。

もっと練習を積んで確実にチャンスを掴んで行きたい!

次のトーナメントでも会場やギャラリーを湧かせられるように頑張りたいので、皆さんの応援お待ちしています!やりますよー!

また、今回の会場になった野村ダムの地元の方や青年団の方々にはとても温かく迎入れてもらい、会場整備をしてもらったり応援垂れ幕が用意されていたりと熱いフィールドでした。

宿泊したホテルでもフロントの方から決勝進出おめでとうなど声をかけてもらいほんと素晴らしいフィールドでした。

お世話になった皆さん、本当にありがとうございました!

「もっと詳しく聞きたいことがあれば、携帯サイト「爆釣チャンネルのモテショーのGOGO!ツアースタイル」で質問を待っていますよー!

(写真:次戦も頑張りますので、よろしくお願いします!!)
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今年のお初・・・

長かった~苦しかった~辛かった・・・でも何とか今年も無事お初を迎える事ができました!お初とは勿論・・・初バス!!

ヤバすぎるアレ!?

みなさんホ~ントお久しぶりです。

しばらくの間、何してたかって?冬眠してました・・・。

東北の冬は、雪・ゆき・ユキーに埋もれるんですよ・・・。

それでもめげずにフィールドに通ってはいましたが、ある時は全面凍結。またある時は雪の為立ち入り禁止。

東北山形の冬は釣りをする事自体が非常に困難で、根性がいるんですよ。

またある時は少し暖かくなって来て一部氷が融け、張り切ってフィールドに行けばヘラ釣りの人達とのバッティング(泣く泣く譲りましたが・・・)。

そんな長くて辛い冬のトンネルを抜けてついに今年の初バスゲットです!!

(写真:東北山形ではまだまだ寒さも厳しいですが、今年の初バスをゲット!!)
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エッ、ルアーが見えないって?そーなんですよ。

ルアーも写ったバス持ち写真を撮りたかったのですが、当日釣ったバスすべてがバックリ丸呑み!ルアーと一緒に写せませんでした(笑)

まだ雪に包まれたフィールド。こんな時期は本来であればショートバイトが多発するものです。

そんなタフな状況もバスに丸呑みされるルアーとは?そうアレですよアレ、ニューアイテムのマイラーミノー!!

このマイラーミノー、はっきりいってヤバすぎです。

(写真:マイラーミノーのジグヘッドリグ)
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他にも反射プレートを入れたリアル系ミノーシェイプのワームも市場に出て来ましたが、マイラーミノーのなまめかしいキラメキは別物です!

単純なフラッシングではなく、フラッシングしつつもシースルーに透けると言う、極めてナチュラルな視覚アピール放ちます。

また特筆すべきはフラッシング効果だけでなく、その動き!

当日はフッキング重視でジグヘッドのスイミングで使用していたのですが、水中でのバランスの取れた水平姿勢とナチュラルなアクションは素晴らしいのひと言!

シェイクをしながらリトリーブしてくると、ありがちなヘッドを基点に上下運動するだけではなく、ハイピッチでタイトなテールの揺れに、ボディは絶妙なロールを見せてくれます。

このアクションを見ると、ただ単にマイラーチューブを内蔵したワームを出すのではないということが分かります。

開発から発売まで実に1年半の歳月を費やしたO.S.Pの10年基準のポリシーをひしひしと感じますね。

まだまだタフなフィールドで、マイラーミノーを丸呑みしたバス達がこの最高の仕上がりを証明してくれました。

このマイラーミノー、スモールにもメチャクチャぴったりですね~!

今年も桧原湖通いが熱くなりそうです。まだ凍ってるでしょうけど・・・(笑)

(写真:シェイプもアクションもリアルを追求したのがマイラーミノーです。今シーズン活躍してくれる事間違いなしですね!)
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