TOP50第2戦in霞ヶ浦

正直、苦手意識のあった霞ケ浦ですが、今回なんとかそれを克服できたような気もします。それもこれもドライブクローのおかげかな?ってほどすごいルアーですよね!

TOP50第2戦in霞ヶ浦

トーナメント初日、今回のトーナメントから採用になったオブザーバー同船方式により、オブザーバーを乗せて出船!

フライト順は今回も決して良くはなかったのですが、そんなにあせらないのは、基本、人のやらないロープレッシャーエリアをランガンするのが僕のスタイルだから。。

(写真:今回、試合中に釣りビジョンさんが同船されました。たいかいのドラマは是非放映で・・・。)
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具体的に言うと、水門とインビジブルが絡む場所という条件で絞ったエリアを中心にリップラップなどを攻めていきますので、バッティングはそれほどないのです。

まぁ、決して強いエリアではなのでバッティングした場合最悪なんですが(笑)

この日、朝一に入ったのは外浦にある水門の流れの当る隠れ杭。ここにドライブクロー3インチのテキサスを落とす。タックルはスティーズのハリヤ?にフロロの12ポンド。

ここで、あれ?ライン細くない?って思った方!ナイスな洞察力ですねー!

そうです、確かにカスミで、ましてや杭回りを攻めるには不安な太さです。しかし、これには訳があるんです。

それは使用するシンカーが軽いため、操作性を上げるためのあえての選択なのです。

シンカーは3.5g、これを真下に落とすだけなら問題ないのですが、バスにプレッシャーをかけない為距離をとってアプローチするとなると、ラインの抵抗や糸癖に引っ張られて、不本意な動きをしたり、感度が落ちてバイトを拾えないなどが出てきます。

特に杭や沈船などの中ではしっかりバイトを取り、バスに逃げ込む隙を与えないのが大事。

万が一バイトに気づかず、バスに隙間に入られたり、杭に巻かれたりなどがお起こればどんなに太いラインを使っていても回収は不能になります。

ですから、小さなバイトも見逃さない集中力でバイトを待ちます。

そんな数投目にコツっと言う小さなバイト!合わせるのと同時くらいに巻き寄せたバスは、やせ気味ながらもナイスキーパー!

ドライブクローのヒットカラーは昨年の遠賀川戦から使い込んでいるライムチャート!

1か所1匹!ねばらないと決めているので、すぐに移動!2か所めの杭のエリア。

数投するがノーバイト、先ほどのバイトがフォール中に食ってきた感じだったので、すぐさま5gのシンカーを付けたヘビダンにチェンジ。

杭に絡めるようにしてステイをさせていると引っ手繰る様なバイト!

杭から強引に引き離し、抜きあげる!読みどーり!もちろんワームはドライブクロー。そして移動。

次のエリアは壁から崩れるゴロタ石を丁寧にヘビダンで探って行く。

ここで、空がだいぶ明るくなってきたのでドライブクローをグリパンブルーフレークに変更する。

カラーローテーションは時にはアピールの為、時にはよりナチュラルにマッチザベイトで食わせる為、そしてさらに水になじむカラーにすることによって、ボディーのサイズを小さく見せたりのできるのです。

カラーローテーション、大事ですよ!ちなみに今回のチェンジはマッチザベイトでハゼや手長エビのカラーに合わせました。

そしてその読みは当たり、これで3匹目!本来ならここで移動なのですが、今回はこのヒットの前にあったバイトが他のバスぽかったので、ストレートワームのノーシンカーを投入。

よりスローに流すとヒット!キーパーぎりぎりのサイズだが、これで4匹目!

この時点でまだ9時半、いい調子だ!この後、少しバイトがなくなったが、水門の周りに岩が入っているエリアでまたしてもヘビダンでヒット!無事にリミット達成!

しかし、1匹キーパーぎりぎり君がいる・・これを何としても入れ替えなくては!しかしキーパーはそろった!サイズアップを狙いラン&ガンを繰り返す。

風がちょうど当たってきたタイミングで、ザプザプし出した護岸の切れ目に絡む、沈み杭をテキサスで打って行く。するとヒット!入れ替えに成功です、キーパーぎりぎり君さよならだ!

これで3kgは行った!心にゆとりも出来たため翌日のプラクティスを含め、少し粘り気味にオダをヘビダンで打つ。

するとオダからドライブクローが外れたとたんにヒット!これも堂々の入れ替えサイズ!オブザーバーの方も行けるんじゃないですか?っとボート上の雰囲気も明るくなる。

こんなにザブザブ風当たりを走り回っている僕のボートに乗るオブザーバーさんも楽じゃないはず・・良い方でよかった(笑)

その後も、何か所か回り、2本追加するも入れ替えには届かずだったが、翌日の手ごたえを感じてウェイン!初日5位!いい出だしです!

多少のゆとりと期待を膨らませて目覚めた翌日は、夜中からの雨と風で湖は大変なことになっていました・・。天気予報は見ていたのですが 僕が見ていた予報以上の強風に正直やばーい!

しかも、一番まずい北東の風!僕のエリアの大半が嵐の中にありました。朝一、試しに昨日朝一に入った水門に向うも、水門が飲み込まれるほどの高波になっていました。

あきらめて、何か所か回るもがどこも嵐の中、しかも下流に向いやっと風裏に入るもこの日は朝から下流の水門が開いているため、まるで氾濫した川のごとく強い流れが生じ、ボートのステイもままならない。

仕方なくエリアを転々とするがノーバイトと言うかまともに釣りができない。そんな中プラクティスの時に光大郎くんとバズでいい思いをしたエリアに入る、かろうじて風裏になっているが、雨と波で今日はバズで出すのは厳しいと判断し、バスを数投した後、ヘビダンにチェンジ。

この時点で12時を回っている。昨日とは打って変わって、ここからはその風裏の狭いエリア内で行ったり来たりで攻める。するとやっとバイト!

杭に巻かれないように巻き上げる。波の中操船も必死!でも、なんとかボート内に引き上げる。12時半でやっと1匹目である。

その後も同じエリアをヘビダンで打ちつづけ2匹目もライブウェルに収めることができた。回ってきてる?これは信じてやり続けるしかないぞと、打ち続ける。

そんな中ピックアップ時にバイトを感じた、横の動き?と思いハイピッチャーの風にも負けないハーフオンス(1/2oz)をキャストする!すると読み通りヒット!思わず叫んでしまうほどうれしい1匹となった。

残り時間はもうない、全力で帰るとしても、ここで釣りができるのはあと5分だろう。

もっと早くこのパターンに気づいていればと後悔に包まれながらキャストしていると、バイトがあった、すぐさまバイトがあった付近の杭にフォローのヘビダンを入れる。すると、ヒット!!

抜き上げてすぐさまライブウェルにバスを入れると、無言のまま歯を食いしばってそのまま会場に向う!ぎりぎり帰着に間に合った!そこで初めて最後の1匹を喜んだ!

4匹で1900gと満足できるウェイトではなかったが、総合は4位にアップ!ちなみにドライブクローは濁りの中と言うことでブラックブルーフレークに変更した。
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これで、2戦連続シングルで決勝進出だ!

翌日はつりビジョンが乗る!しかも予報では風も向きが変わる!よし流れは来ている!そう思って多少の緊張の中眠りに就いたが、夜中風の音で目が覚める・・・・。

明けて決勝の朝、天気予報が当たっていたのは晴れと言う事だけで、風は北東のままむしろうねりはさらに強くなっていた。

スタートして最初のポイントは、前日最後に釣れたエリア。この時すでに2回ほど減速の際に波に刺さり二人ともびちょびちょだ、このトーナメントのために下ろしたジーンズはすっかりカスミの水を吸ってしまい、ビンテージカラーになっている・・・。

そんな大波の中釣りをスタートするも天候だけはよく、ピーカンの天気は昨日の雨空と違いバスを浮かせてくれない。今日も水門は全開でみるみる水位は落ちて行く。

そんな中、巻くのをやめてヘビダンを打ち抜くスタイルに変更し、スーパーシャローに有る杭を打って行く。

減水で出て来た鉄枠の中にヘビダンを入れると、バイト!波に煽られて一瞬巻き上げが遅れた瞬間に潜られた!

それを最後に、この日も午前中ノーバイトが続く、決勝は13時までと短い。

12時になり、下流域に走って杭打ちをしながら流していくと、水門が止まり流れが逆流しだしたことに気づいた。

すぐさま流れのヨレをさがし、打って行く。するとまた、鉄枠がいい感じ所に出現する。

もちろんさっきの鉄枠とは別もんなのだが、今度こそと言いながら真ん中にキャストするとすぐにバイト!今度はフッキングとともに抜き上げる!

キーパーぎりぎりだが、大事な1匹!ちょーうれしかった!この喜びようはつりビジョンで確認してね(笑)

その後も流れのヨレを打って行くがノーバイト!悔しい!絶対あと1匹だ!と叫びながら会場にボートを走らせてウェイン。

ちょー悔しいが予想は的中!僅差でお立ち台に届かず6位となってしまった。

正直夜も寝れないくらい悔しいが、まだ2戦目である。後3回のチャンスがある。

この悔しさはきっと僕を高台へと導く原動力になってくれるだろう・・だからこれでいい。

でも、悔しい!!あーくやしい!会場に来てくれたO.S.Pファンの皆さん、声をかけてくれた皆さん、サインをもらってくれた皆さん熱い応援ありがとうございました!

またここで、最後までこのコラムを読んでくれた皆さんのありがとうございます!次回こそは1番狙ってがんばります!!

引き続き応援よろしくお願いします。

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