6~7月の野尻湖の攻略法を伝授します!!
いやー、夏か! って気候になってきましたね!! 季節的には好きなんですが、じめじめした湿気は苦手なんですよね… そんなわけでカラッと乾いた涼しい風が吹く野尻湖へ! あ、遊びに来ているわけじゃありませんよ!!
シャローの虫系か、それとも岬絡みのディープか。このコラムを書いているのは北浦戦の前の週なんですが、その次が野尻湖戦なわけでして、いいタイミングでダイワのイベントが入っているため、早めのプラクティスも兼ねて来ています。
去年はそういった用が重なってプラクティスの時間がほんと取れなかったので、今年はとにかく釣りしています!! ですから、あくまで練習です。気持ちいい毎日ですがね。
さて、野尻湖と言えば僕の大好きなスモールマウスバス! こいつらの引きは昔からラージのプラス10cmと言われるくらい強力で、ジャンプも多いしホント、ゲームフィッシュとして最高ですね!
そんなスモールマウスバスですが釣り方もラージとは一味も二味も違い、それもなかなか楽しみのひとつです。
この時季、5月から6月というのは野尻湖では産卵時期(スポーニングシーズン)に当たり、でっかいスモールマウスもシャローを意識していますので、いろいろなルアーが使えるチャンスでもあります!
今回はちょうど産卵が終わり、回復しつつあるアフタースポーンのバスを狙ってみました。
簡単にいうと、産卵の終わったバスは体力を回復するために、産卵をしたシャローの近くでエサを食べて徐々に回復し回遊し出します。
僕の釣り方に絡めたパターン別バスの見解はこうです。
そのままシャローを回遊し虫を食べる“虫パターンバス”と、徐々にディープに落ちていく感じで岬などで釣れ出す“ディープバス”に分かれる感じです。
まぁ、あくまで僕都合のイメージですが…… でも、釣れるんで大きく間違ってはいないでしょう。
そんな感じで、アフターのバスが増えてきたこのタイミングで、湖畔をぐるっとベントミノーのみを投げて回ると、おもしろいようにバスが湧いてきます!
春先はアイ・ウェーバーで釣っていたところを、ベントミノーに変えてキャスト!
アクションはあまり大きくせずに、細かくトゥイッチ、そしてたまにステイ。追ってきたところでちょっと速巻き。
これでバイト! そしてフッキング!! これが見ながらできちゃうんですよね~。もう、ベントミノー最高です!!!
エリアとしてはそよそよと風が当たっているところがベスト。水深は岸からすぐ10mのところでも出てきますので、ある意味どこでも! ちなみにザブザブになるほどの強風ならアシュラのジャークがおすすめです!
で、これの正反対のパターンがディープ回遊バス。
とは言っても、まだ10mとかのスーパーディープではなく、6m前後の岬絡みのパターンです。
湖流の当たる大きな岬を中心にハンツやダウンショットで攻めていきます。
ダウンヒルで少しずつ落としていく感じで、ステイは必要ですが長さはその日のパターンでもあるので調整が必要です。
まずは3秒くらいのステイで試していきましょう。バイトが遠いようでしたら、ちょっとずつ長くしていく感じです。
ワームはフォールが大事なので、このシーズンに大活躍のドライブシュリンプをチョイス。フックはオフセットがおすすめです。
野尻湖は木の枝など、かなり多くの物が岬やブレイクに引っ掛かるように落ちています。
まぁこれが大事でもあり、バスのエサ場になっているのですが、そこをうまくかわすためのオフセットフックです。
あと、ダウンショットなのですが、僕はリーダーを50cmほど取ったロングリーダーにしています。
こうすることによってステイした時に、ブレイク(地面)からルアーが離れてステイしやすくなるため、アピール力が上がるのです。
シンカーはこの時は1/16ozでしたが、風の強さに合わせて重くするのもありですね。
でも、重くしすぎると根掛かりが増えるので注意です! ドライブシュリンプのカラーはこの日はモエビが大活躍でした。
ベントミノーは自分の目で見つけやすい、白系や派手めのカラーがおすすめですよ!
さらに、この日はミスバイトに終わりましたがオリカネ虫もおもしろい時季です。
シャローのオーバーハングの下や、ゴミの溜まっているエリアにキャストしてみましょう。下からワラワラ湧いてくるはずですよ!
では、6月、7月の野尻湖で、このパターンで楽しんじゃってください!
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