JB第1戦旧吉野川のトーナメント生レポート!
皆さんついに来ました!春です!ビッグバスチャンスです!そろそろシーズンインな方も多いかと思われますが、いかがお過ごしですか?
僕もついにトーナメントシーズンインとなりしょっぱなから、ボートを引っ張り四国徳島県の旧吉野川に1000キロドライブをして行ってきましたよ!
やりきったJB第1戦旧吉野川
まずは先月の初めにプリプラクティスの為初の旧吉野川。
と言っても、実は昔放浪の旅でバイクにテント乗せて四国に来たことがあり、その時に少し旧吉野川ではやったことがあるのですが、記憶の風景は思い出せず、徳島では徳島ーラーメンを食べた記憶しか思い出せず、その後香川に野池とうどんを求めて走った覚えがありますが・・。
にしても、放浪の旅ではロッドとカメラ、キャンプ道具を乗せて財布の中身が帰りのフェリーのチケットと数百円になるまで釣り場とうどん屋さんを回った楽しい四国の思い出があります。
あの時知り合った方やお酒を振舞ってくれた方は今どうしてるのかな~・・・っと 放浪の旅の話はまたの機会にして、とにかく真剣に旧吉野川を釣るのは間違いなく初!な訳です。
とにかく初めての場所、ボートを下ろして約2日間はエリアを知る為に、ほぼロッドを握ることなくマップとにらめっこしながら魚探をかけたりボートで走り回るだけで終わり、3日目より自分で立てた理論をエリアに被せてパターンを組んでいく。
そして答え合わせをするようにバスを釣っていく。
このプリプラクティス時の状況は水温9度から11度のプリスポーンが始まるかなーってぐらいの感じ、早いオスがシャローのテトラやウィードに付き始めていて、テトラの中をドライブクローのテキサスリグで打っていくと、バイトがあるが入り組んだテトラの中からバスを引きずり出すのは一苦労!
嘘のように簡単に20ポンドラインがラインブレイクする。
しかし、よりウェイトのあるメスバスはテトラなどのシャローより沖のブレイクラインに着き始めているのも解っており、よりハイウェイトを目指すトーナメントではウェイトのあるメスをターゲットにするのは当然のこと。
しかし、春のメスはとても神経質で、シャローに上がってきてフィーデングの為ボイルもするオスバスとは違い、口を使わすのはとても難しく、リアクションなどを使ったテクニックで食わしていくしかないのです。
考えをまとめてみますと、狙いは2パターン!
■サイズは大きくないがアクティブなオスバスを狙う。
■神経質で難しいがビッグなメスバス、ビッグママを狙う。
トーナメントとは結果が全てです・・・外すわけにはいかない・・・手堅いオスバスパターンに走った方が無難です、もちろん両方取れればいいのですが、片手間で釣れるほどビッグママはお安くありません!
本番は意を決してビッグママに賭ける戦略に決めプラクティスを進めました。
プラクティスではスポーニングエリアになるテトラやゴロタ石のある沖のブレイク、それにウィードが絡めば最高!って条件のエリアを探し、パワーダンクとHPFクランク、バイブレーションなどを使い慎重にレンジを探りながらエリアを回って確かめるようにバスを釣っていきました。
うまく考えがはまるとナイスコンディションのバスがバイトしてきてくれました。
プラクティス中のため他の選手に見られないように撮った写真なので、ちょっと見づらいですが、パワーダンクは春の定番サスペンドのピンクレディーカラーを使用!
もちろん1年中使えるカラーなんですが、特に春の神経質になっているバスにはこの透けるようなクリアーピンクが水になじむ、溶け込むと言う理由でシルエットを小さく見せることが出来、ナイーブなビッグママをもバイトさせることが出来るというわけです。
また、風が吹き始め、エリアに風が当たるとバスが浮き出します。すると今度はHPFの反応が良くなってくるのです。
その後、O.S.Pプロスタッフである広島の宮本プロとも合流し他のパターンを試しハイピッチャーやHPFで釣り込むことが出来、いよいよパターンの絞込みに近づいていきます。
確かな手ごたえを得て、プリプラクティスが終わり、2週間のオフリミット(会場になるフィールドでの釣り禁止期間のこと、2週間設けてあり選手はこの期間中にそのフィールドでの釣りはもちろん、ボートを浮かべることも禁止されている)に入った、そのオフリミット中にO.S.Pに期待のニュールアーのテストに参加させてもらいに行き、ついでにただ今最終段階の詰めまで来ているドライブクローを数匹授かった。
このドライブクローは後々僕を助ける重要なアイテムになるのですが・・・。
そしてトーナメント前日の直前プラクティスではHPFで手応えを得るもののプレッシャーの為かミスバイトが増えた。
これはまずいと思い、トーナメント本番、予選初日、例の沖のブレイクエリアを回り、HPFパターンを試すがプイプレッシャーの為かバイトがあるが乗らない。
そこで、HPFクランクと同じレンジを改良リングワームのジグヘッドのミドストで流すというフォローベイトで何とかとることができ、トーナメント予選初日はこのパターンで2本取り15位。
決勝に進む為にはこの予選2日目の成績次第、総合で30位までに入らないといけませんから、前日15位と言っても油断は出来ません。
春の神経質な時季、初日は何とかアジャストでき2匹のビッグママを釣る事が出来ましたが、さらにプレッシャーのかかるこのトーナメントの中でアジャストするかにかかっています、しかし、予選2日目、スタートして4時間まったくのノーバイト。
まずい!プラクティスで手応えの有ったパターンを色々試すが、反応なし。確実にバイトのあるシャローのオスバスパターンを試そうか悩むものの、すでに他の選手がベストエリアに入っており行くあてをなくす。
まずい!っと頭の中でパターンを組み直しているとタイドリバーの今回のフィールド。午後になって川の水が一気に流れ出した。
これに合わせ、ディープウォーターにいたバスがシャローに上がってくると考え、ブレイク近くのマンメイドストラクチャーや橋脚をテキサスで撃っていく作戦に出た。
しかし、たまーにバイトがある気がするもののフッキングには至らない。どうやらバスは流れの為かサスペンド気味、浮いているようだった。
そこでストレートワームのノーシンカーを試すものの、流れに負けてしまい必要以上に上のレンジを流す羽目になってします。
さらにボリュームがないため、濁り気味の今回のコンディションではアピールが弱い気がする。
そこで、タックルボックスを漁りながら悩んでいると、袋に入ったドライブクローが目に入った。
O.S.Pに行った際に手渡せられたテスト段階のドライブクローだ!これにネイルシンカーをセットし大き目のマスバリを中心部に掛ける。
ドライブクローのネコリグです!そのフォールアクションはテキサスで使うより小ぶりな振りにはなるものの、たまらないバイブレーションでスローに落ちていきます。
そして重めの爪がかるーくラインを張るだけでボリュームがあるボディーと共に、水中でホップしアピール力を上げています。
信頼できるウェポンを得て、再び橋脚を打ち出すと、すぐさまにヒット!強い流れの中、流されながらも慎重にやり取りしトーナメント残り時間あと2時間弱でこの日の1匹目をキャッチ。
ここで大きな自信を得た私は、ビッグママを求めてまた沖のブレイクに勝負を挑みHPFレンジのミドストで今大会のビッグフィッシュ賞となるビッグママを手にすることが出来た。
そして3日目の決勝戦出場を12位で決めた!
三日目はタイドがあまりなく流れない中、朝一貴重な1匹をラインブレイクしてしまうものの、鬼の子ドライブクローのネコリグでシャローのウィードを丁寧に撃って行きオスバスだが1キロ弱のバスをキャッチすることが出来、総合13位でフィニッシュ!
若干最終日が悔しいが、ビッグフィッシュ賞は取れたし、まずまずのスタートですかね(笑)
それに何より、ドライブクローという新しい戦力も手に入れられたのは大きな収穫と言えるでしょう!
皆さんの手に渡るのはもうチョイかかってしまうかもしれませんが、もう少しの間僕だけのシークレットベイトにさせといて下さいね!
最後になってしまいましたが、いつも応援してくださっているO.S.Pユーザーの皆さん!会場で声をかけてくださるみなさん!ありがとうございます!
今回もおかげさまでがんばれました。次回もがんばりますので引き続き応援のほどよろしくお願いします!
(写真:JB第1戦旧吉野川では、スポーニングを控えナーバスなバスを、フォローで入れていったドライブクローのネコリグが活躍しました。)
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