草深幸範 | レポート&プロフィール

PROFILE

草深幸範

関東
(霞ヶ浦水系)

W.B.S.所属。12年に年間1位を獲得。精度の高いシャローカバー撃ちから魚探を駆使してのインビジブルフィッシングまで、あらゆるシチュエーションに対応し勝ちに絡みながらも安定感のあるゲームを展開するバーサタイルアングラー。14年A.O.Y.レースも好位置につけNo.1を狙う。98年&10年、スーパー3days優勝、04年クラシック優勝、レギュラー戦においても4度の優勝という実績を誇る。

ハイピッチャーMAX5/8oz.と3/4oz.を使用したスローロールのリアクションの釣りを紹介させて頂きます。そして、私事ですが皆様へご挨拶がございます。

いよいよ冬が到来ですね。先日11/21、22に開催されたW.B.S.クラシックの結果は2日間、トータル5匹6,490gで3位フィニッシュでした。

初日は快晴無風のコンデションの中、霞ヶ浦本湖を2周半して4バイト3フィッシュ(内ビッグフィッシュ賞となる1,710g)の4,170gをウエイインしました。

2日目は冷たい北風が吹き、初日良かったエリアを回ってはみたが2時間ノーバイト。

そこで、直前のプラクティスで水の色のみ確認をしていた北浦へ1時間のロングドライブを敢行しました。

以前に動画でも紹介させてもらったハイピッチャーMAXヘビーウエイト5/8、3/4oz.を使用したスローロールのリアクションの釣りで隠れオダを狙い、2本のキロフィッシュを釣り2,320gをウエイイン。なんとか3位にとどまる事ができました。

(2日目の1匹目)
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(同じく2匹目の1,300gフィッシュを無事ランディング)
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(2匹2,320gをウエイイン)
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(今回、2匹のバスをキャッチしたのは共にキラーゴールドの5/8oz.でした)
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今回はハイピッチャーMAXのヘビーウエイトを掘り下げて話をさせてもらいます。

(この動画と全く同じ釣り方でキャッチしました)

ヘビーウエイトにあたる、5/8,3/4oz.はライトウエイトになる3/8,1/2oz.とは基本コンセプトは同じであれ、少し特化させた部分があります。

一般的に重いスピナーベイトはディープレンジで使用する事が多いでよね。

しかも、ディープレンジのボトム付近にあるストラクチャーを舐めながらしっかりトレースするにはイメージしているよりも、ゆっくりとリトリーブする事とスピナーベイトの特徴でもある浮き上がりを極力抑える為にロングキャストが必要になってきます。

そこで問題になるのがブレードのバイブレーションが感じられなくなる事。この釣りでノー感じになることは決定的にマイナスに作用します。

バイブレーション感は水中のストラクチャーに対して、今、どの部分にスピナーベイトがコンタクトしているのかを分からせてくれます。そしてロッドワークなどでオダ(枝)をかわしたりすることが出来るか否かで、バスにバイトをさせられるか、はたまた根掛かりになってしまうのか、、、それを決定づけるのもバイブレーション感の大きな役割です。

特にこのハイピッチャーMAXのヘビーウエイトモデルはロングキャストした先のディープレンジでもしっかりと手元に伝わるバイブレーションに拘ったスピナーベイトです。

ウエイトごとの使い分けは3mレンジには5/8oz、4mレンジには3/4oz.が基本になります。

もう一つは、ストラクチャーにコンタクトさせた際の抜け感を大事にしています。

引っ掛かり過ぎる場合は軽く、逆に簡単にスルスル抜けてしまう場合は重めをチョイスすると良いでしょう。

スピナーベイトはリアクションで喰わせることが最も得意なルアーになり、半根掛かり状態からスピナーベイトが平打ちする瞬間の不規則な動きが最もバイトチャンスになり、それをルアーに演出してもらうためにはウエイト選びも重要になってきます。

ブレード選びの基本は、よりゆっくりリトリーブしてもバイブレーションが感じられるTWタイプから試してもらうと良いでしょう。

もう少しマニアックなお話しをすると、同じリトリーブスピードの場合、ブレードによっての浮き上がり易さの違いを利用して細かなレンジコントロールをする事もあります。

浅いレンジでのスローロールも実は有効なテクニックになり、浅いオダやゴロタなどでも試してみてください。もちろん、その場合は1/2oz.が使い易いですよ。

皆様へご挨拶
最後に私事ですが12月15日をもちまして、10年間勤務したO.S.P社、そしてプロスタッフを卒業いたします。コラムや動画をご覧下さった方々、そして、フィールドでお声をかけて下さった方々、イベントにお越しいただきました皆様に深く感謝するとともに御礼申し上げます。これからも、違ったかたちでバス業界を盛り上げていけるように全身全霊を傾けていきます。今まで本当にありがとうございました。平成27年12月15日草深幸範

2015バサーオールスタークラシックを振り返りまして

2015バサーオールスタークラシックが終了しました。

ご声援、応援頂きました皆様へ感謝申し上げます。

温かい声援や激励を頂いたこと、本当に嬉しかったです。ありがとうございました。

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さて、トーナメントの模様はバサー誌11月末発売号とDVDカメラクルーが試合当日2日間、同船しておりましたのでそちらをご覧いただけましたらと思います。
※DVDはつり人社より12月発売予定

ちょうど秋と初冬の狭間になる10月末は一年の中でもバスを見つけ、釣って来ることが難しい時期になります。

バスの足が速く、今日釣れたエリアが次の日は全く釣れないなんてザラです。

でも今回、自分の中で決めていたことは霞ヶ浦本湖の浚渫跡(オフショア)で1日5本のビッグバスを釣ってウエイインすることを目標にプラクティスを進めました。

通常、トーナメントは湖の状況を判断し、デカバスが沢山釣れるエリアを選択することが当然ですが、この試合だけは自分の得意なスタイルを貫き、やりきった先に勝利の2文字があるトーナメントです。

しかし、季節的に強烈な北風が吹くことも度々あり、釣るエリア事体にたどり着けないことも考えられたので、北風対策も重要課題として考えてプラクティスを進めました。

自分の中で浚渫跡はハッキリと狙いを定められていたので、それ以外のバックアップパターン探しに時間を割きました。

まずは利根川本流の佐原会場から萩原閘門の間からチェック。

このエリアを釣るのは2年前のバサクラ以来でしたが、これからの時期に魚影が濃くなる、分かり易い越冬場の消波ブロックにバスが入りはじめた感があり、ハイカットDRを肉眼で見えるか、見えないかのブロック帯にヒラ打ちさせて、比較的イージーに釣ることが出来ました。

(カラーはテイスティシャッド。ロッドはライトニング2、リールはT3-AIR(SLPWORKSシャッドチューン)にラインはFCスナイパー7lb.の組み合わせ)
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但し水色が重要で、風向きや流れなどによって、水色がコロコロ変わるので、釣るタイミングで水色が良いエリアにたどり着く事が重要と感じました。

もう一つはロータイドが条件になり、バスやベイトフィッシュがアウトサイドに出てきた時にフィーディングしている感じが強く、試合当日は両日とも後半にロータイドがやって来るので、帰りがけに使えそうな感じでした。

【北利根川】
おかっぱりアングラーの方々も多く、なるべくプレッシャーを避けたポイント選びをしました。

大会直前に3mラインにワカサギらしいベイトフィッシュが魚探で確認出来たので、沈船やハードボトムの起伏、杭などを狙うとコンスタントに魚をキャッチする事が出来ました。

リグはダウンショットワッキーのドライブクローラー4.5inを使用。

ファーストフォールが最もバイトチャンスを望め、ボトムにシンカーが付いた瞬間のクネリのきいたブルブルっと痙攣するアクションで殆どのバスはバイト。

それでもバイトしてこないが、バスが居そうなポイントではラインをスラッグ出してのボトム一点シェイクで誘いました。
(ドライブクローラー4.5inダウンショットワッキー5g。プラクティス中、一番安定して釣れていました。)
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【洲の野原】
縦ストをメインにドライブシャッド3.5inを付けた、スイムジグで縦ストを平行に流していく釣りで単発ながらキロオーバーが釣れていました。

ただし、かなりギャンブル性が高く、リミットが揃ってから、もしくはあと1本を取りに行くポイントとしてキープ。

(ドライブシャッド3.5inのヘビーキャロライナ21g。リーダー70㎝。ベイトを捕食していて、長さはないがコンデションは抜群)
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(ドライブシャッド3.5inスイムジグトレーラー)
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【霞ヶ浦本湖北岸】
最後は霞ヶ浦本湖の北風をブロックするエリアに関しては、古渡北岸、出島、東浦などワカサギとエビの存在を強く意識して、ジャカゴ、杭、石積み、シートパイル、小規模の流入河川を狙いました。

バスの魚影自体は薄いが、北風が吹いた場合は丁寧に1匹ずつ釣らなくてはならない状況になるので試合当日も使うパターンになりそう。

ルアーはジャカゴ、石積みはシャッド、杭やシートパールはドライブクローラー4.5inのダウンショットワッキーとホッグ系ワームのテキサスリグ。

流入河川は水質が冬の水に変わりつつあり、ロングポジションからプレッシャーを掛けず釣る為にドライブステイック4.5inのバックスライドノーシンカーで攻めました。

そんなプラクティスから試合初日はベタ凪からの南西爆風予報だったので終日浚渫跡に張り付き、2匹2,060gをウエイイン、二日目は早朝から真逆の北西爆風で北利根からスタートして本湖北岸エリアをランガンして3匹1,670gをウエイインになりました。

天候的には2日間狙っていた展開でしたが、予想以上に浚渫跡の魚が薄く、初日2本で終わってしまった事が残念でした。

そして、改めてバサクラでの優勝は難しいと感じた2日間でした。

まだまだ、目標に向けて頑張っていきます。

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これからも応援よろしくお願い致します。

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H-1GPX第4戦の神奈川県相模湖で3位入賞の原動力となったのが「バス02ビートJr.パピー」

H-1GPX第4戦神奈川県相模湖へ参戦して来ました。

H-1GPXはレンタルボートで各地を転戦し、ハードルアーのみで年間5戦を戦うトーナメントです。鈴木美津男さんがトーナメントディレクターとして運営されており、年々注目度が上がってきています。今回は過去最高の129名が参加されました。

前日プラクティスは今までほとんど行った事がなかった、勝瀬橋より上流をメインにチェック。一週間前に通過した影響から本湖はささ濁りでしたが、桂川に入った途端に透明度が上がりました。

その中でも桂川に流れ込むインレットの秋山川は水色も良く、ベイトフィッシュも至るところに居ます。そんな場所にはもちろんバスも大小入り乱れて凄い数。ハッキリ言って現状の相模湖で一番のポテンシャルエリアなのは間違えなし。

しかし、ボートの数もざっと30艇ほど・・・トーナメント当日は最低でも50艇+プライベートアングラーの方々のボートでプレッシャーは相当高い事が予想されます。

上流域を万遍なく見て回りましたが、秋山川以上のポテンシャルエリアは見つけられず本湖へ下りました。

本湖をさらっと全域見て回った感じは川よりバスの絶対数は少ないが、居るべき場所には多少なりともバスがストックされている感じでプラクティス終了。

(写真:小さいバスは元気よくルアーに反応します)
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(写真:プラクティス中に02ビートJr.パピーで釣れたグッドサイズ)
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試合当日の作戦はプラクティスで唯一、まともなサイズが釣れた02ビートパピーを投げ倒す事に決め、タックルを準備。

(写真:日相園さんの桟橋がスタート会場)
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(写真:H-1GPXトーナメントディレクターの鈴木美津男さんの挨拶でスタート)
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ささ濁り時のバスには音が効果的で、02ビートのブラスクラッカーは圧倒的な音量でバスを誘い、喰わせる事が出来ます。

普段はノーマル02ビートを投げる事が多いのですが、今回パピーを選んだ理由の一つはアベレージサイズが小さかったので、ルアー自体をコンパクトにしてフックアップ率を上げる事と、狙っているスポットが狭い事から必要以上なアピール力が必要なかった事から、ちょうど良いパピーを選択しました。

それと、あまり知られていないのですがバンクに対して、平行にリトリーブする際にクラッカーレスのバズベイトだと、どちら一方方向へ泳ぎます。バンクから離れる回転方向のプロップだとバイトチャンスロスに繋がります。

その点、クラッカー付きのバズは、クラッカー自体がキールの役割を果たし、ほぼ真っ直ぐ泳いできます。シビアな状況下では小さなことですが、1日終わった時に釣果が大きく結果が変わる事もしばしばです。

リトリーブスピードはミディアムで、最もプロップが水を掴み、バイブレーションが強くロッドに伝わってくるスピードでリトリーブしました。水面からプロップが少し出るぐらいのスピードになります。

プラクティスでは早いスピードで流しながらバンクにキャストしてチェックしましたが、追ってはくるもののバイトまで至らないバスが多かったので、試合当日はよりシビアに攻める為に、ボートをオーバーハングの中のスペースに突っ込み、岩盤の際から澄みだした濁りとの境目を02ビートJr.パピーのショートキャストで狙いました。

潜り込んで狭いスポットにアプローチするので良くて5投、殆どが3投ぐらいしか出来ない狭いスペース。一つのオーバーハングを攻めたら、次のポケットを探し、ガサガサと潜り込んではキャストを繰り返しながら本湖を一周。

結局、試合開始3時間で4本を釣り、その後は追ってくるバスは居たものの、バイトに至らず・・・。

終わってみれば、桂川のメインの流れが当たる北岸のワンド入口両サイドのオーバーハングの岩盤で良いサイズをキャッチする事が出来ました。

やっぱり、夏のバスは水の流れとシェードを強く意識している事を再確認出来たトーナメントでした。

結果はトータル3匹2,270gをウエイインして3位入賞する事が出来ました。

(02ビートJr.パピーを8時間投げ切り、3匹2,270gをウエイインして3位入賞)
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凄くアットホームな雰囲気な中にも、トーナメントのピリピリ感も味わえ凄く魅力的なトーナメントですよ。

スポット参戦も出来るようですので、参加してみてはいかがでしょうか。詳しくはこちらをご覧ください。

■使用タックル
ルアー:O.S.Pバズ02ビートJr.パピー1/4oz.
ロッド:ブラックレーベルプラス661MLFB-G
※狭いスポットでコンパクトにキャストする事を意識して、通常より柔らかいロッドを選択しました。
リール:スティーズ103SHL
ライン:FCスナイパー12lb.
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W.B.S.桧原湖戦はドライブクローラーとドライブシャッドでシャロー勝負!!

毎年この時期恒例となっているW.B.S.桧原湖戦。

今年は前日プラクティスのみだったので、シャローをメインに攻めました。

ここ数年のこの時期、メインパターンの一つとしているのがシャローのエビ喰いバスで、狙う場所は水面まで伸びてきたウィードパッチやシャローバンク。

エビは遊泳力が無く流れを嫌うことと、何か物に付く習性があります。

その条件が揃った場所であれば、湖全体に居るといっても過言ではありません。

ルアーはバンク沿いのカバーに対して、タイトにアプローチする事が条件になるので圧倒的にドライブクローラー3.5inのネコリグを多用します。

(写真:ドライブクローラー3.5ネコリグで釣れたキッカーサイズ。安定した釣果をもたらしてくれます。)
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もちろん、エビをイミテートすると言う意味ではドライブシュリンプのダウンショットも捨てがたいのですが、スナッグレス性能の部分で私の場合はネコリグを使います。

アプローチ方法は水面まで伸びた、ウィードパッチを目視してキャストします。

ダイレクトにパッチへキャストしたくなりますが、キモは見えているパッチの際にキャストする事。

バスはウィードの根元に居るので、パッチにダイレクトに投げ込むとウィードにラインが引っかかり、アクションを付けながら手前へ引っ張ってくると、ワームがドンドン水面方向へ上がって来てしまいウィードの根元をトレース出来ないからです。

バンク攻めは岸際ギリギリに落とし、アクションを付けながら、水深3mぐらいまで探ってきます。

今回は岸際にエビが少なく3mぐらいの水深でのバイトが多かったです。

ラインスラッグを出しながら、移動距離を押させた連続シェイクアクションで誘います。

水を掴むセミリングボディがワーム全体を揺らせ、艶めかしいアクションで喰わせます。

もう一つ、見つけたのはシャローフラットをクルーズしているバスをドライブシャッド3.5inのノーシンカーで喰わせるパターン。

シャローフラットに沈んでいるストラクチャーの上をバジングに近いスピードで通してくると、下から黒いスモールが猛バイトしてきました。

(写真:ドライブシャッド3.5インチ、ノーシンカーを水面直下のただ巻きで喰わせたキッカーサイズ。)

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サイズもエビ喰いバスよりワンサイズ大きかったですよ。

ドライブシャッド3.5inは長さに対して偏平ボディなので、他の同サイズより自重が有る事でロングキャストを可能し、余計なプレッシャーを掛けずロングキャストで喰わせる事が出来ました。

試合当日は朝から爆風と豪雨、そして日中の最高気温13度と厳しい状況でしたが、私が釣ったバス全てはドライブクローラー3.5inネコリグで釣りました。

シャローフラットのパターンは爆風での濁りと、雨で水中が見づらく、的確にアプローチが出来なかった事で不発に終わってしました。

トーナメント自体は超混戦で優勝ウエイトに160g差の5匹3,600gで7位フィニッシュ。

残りは2戦ですが、TOPとはウエイト差が大きく開いてしまっているので、共に優勝目指して頑張ります!!

(写真提供W.B.S._パートナーの石井さんと力を合せて、5本3,600gをウエイイン。優勝ウエイトまで160g差)
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<タックルデータ>
その1
ルアー:ドライブクローラー3.5in(ネコリグ)
ロッド:ブラックレーベルプラス621LXS
※昨年まではスカイボルトを使用していたが、今年は上記のロッドへ変更。
フッキングパワー、キャストアキュラシー、ラインブレイクの無さ、どれをとってもパーフェクトでした。

リール:イグニス タイプR 2003H
ライン:シューター3lb.
フック:N.S.S#2
シンカー:バサーズシンカーTGネイル1/64、1/32oz
※2ウエイトの使い分けは風が有る時は1/32oz.、無風の場合は1/64oz.

その2
ルアー:ドライブシャッド3.5inノーシンカー
ロッド:ダイワプロト
リール:イグニス タイプR 2505H
メインライン:スモールPE0.4号
リーダー:トルネード松田スペシャル競技パワーストリーム1号
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5月9日、10日に開催されたW.B.S.第2戦についてレポートいたします

6月に入りましたね。平野部ではスポーニングも終わり、回復系バスも反応が良くなってきました。

梅雨に入れば水面系ルアーの反応が良くなってきます。カッパを着込んでフィールドへ行きましょう~

W.B.S.第2戦
5月9日、10日に開催されたW.B.S.第2戦ですが、既にルアマガモバイル「マツの挑戦」で見てくれた方もいらっしゃると思いますが、結果は2日間で8匹7,520gをウエイインして8位でした。

プラクティスは時期的にスポーン絡みのバスは外せない状況でしたのでシャローをメインに進めましたが、2daysと言う事もあり、シャローのみでは2日間もたない事が容易に想像出来たので、沖のハードボトムやミドルレンジまでを広範囲にトーナメントエリア全域をチェックしました。

今回のパートナーのルアマガモバイル松島さんと一緒にプラクティスを進めて行く中で、最もストロングだったのが沖のハードボトムでのルドラ、ヴァルナのパターン。

釣れるバスはスポーニングが終わって、餌を捕食し始めた体長の長い、俗に言うアフターと、これからスポーニングでシャローへ差して行くプリスポーン。

これらが、風が吹いたタイミングでポイントに入ると短時間で1キロオーバーのバスが複数匹釣れる状況でした。

それと、この時期の定番であるベジテーション周りでのドライブスティック4.5in.バックスライドセッティングと、今回から導入したドライブシャッド3.5in.ライトテキサスが好調でした。

○プラクティス
(プラクティス中にヴァルナSPで釣れたキロオーバー)
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(パートナーのルアマガモバイル松島さんも得意のスプリットショットでヒット)
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(ルドラSPのマットシャッドでまたキロオーバー)
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試合当日はこの二つを軸に2日間走り切りましたが、ミスが多く自滅してしまい、2日目はリミットメイク出来ず終了。

しかし、試合前から初導入したドライブシャッド3.5in.のライトテキサスはハッキリ言って、今後の霞ヶ浦での1軍ルアーになりました。

理由は、フォールよし、スイミングしてよし、そして、今まで攻めあぐねていたアシの外側攻略の救世主となったからです。

4月から6月のアシ際攻略のキモは、アシのポケットにキャストして、そこから2、3mぐらい冲側まで我慢してワームを引いてくることで、沖側でクルーズしているプリスポーンとアフタースポーンの両方が狙えます。

それと、高比重のボディに2.7gテキサスの組み合わせは想像以上に投げやすく、横風などの影響を受ける状況化でも、しっかり狙った所へアプローチ出来るメリットは想像以上です。

使い方はアシのポケットへ落とし、フォールでまずワンチャンス、ステイさせてワンチャンス、そこから軽くロッドをリフトしてスイミング。

スイミングと言っても、ほぼボトムすれすれを泳がすイメージで誘います。

軽いシンカーで、ロッドを少しリフトするだけで、魅力的なテールアクションを生み出すドライブシャッドだからこそ、可能にしたリグです。

それと最後にステイ時のシルエット。横扁平ボディの形状がパット見たシルエットがボトムに這いつくばるゴリに似ているんですよ。

この時期のバスはワームを意識的に止めて、バイトを待つ事が釣果を伸ばすコツです。

<使用タックル>
○ドライブシャッド3.5in. 2.7gテキサスリグ
ロッド:スティーズ STZ681MMHFB-SV "ブラックジャック"
リール:スティーズ 100SHL (SVスプール搭載)
ライン:シューター12lb.

○ルドラSP、ヴァルナSP
ロッド:ブラックレーベル FM701MFB
リール:スティーズ 6.3SV
ライン:FCスナイパー12lb.

○ドライブクローラー4.5in. スナッグレスネコリグ 1.8g、2.7g
ロッド:スティーズ STZ661MFB-SV "ウェアウルフ"
リール:SS AIR 8.1L
ライン:シューター10or12lb.

○ドライブスティック4.5in. バックスライドセッティング
ロッド:ブラックレーベル BL681MHFB
リール:スティーズ 103SHL (SVスプール搭載)
ライン:FCスナイパー13lb.

○トーナメント初日
(初日スタート時は霧の影響でディレイスタート)
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(ドライブシャッド3.5in.ライトテキサスで3匹目)
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(ドライブシャッド3.5in.ライトテキサスで5匹目リミットメイク)
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(初日ウエイイン トータル4,530g)
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○トーナメント2日目
(二日目の1匹目はドライブクローラー4.5in.グリパンピンクで1,550g)
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(ドライブクローラー4.5in.スカッパノン/ブルーフレークで二匹目。なぜか、後方に川村さんが・・・)
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(三匹目もドライブクローラー4.5in.スカッパノン/ブルーフレーク)
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(二日目ウエイイン トータル2,990g)
150510_4_2※写真提供:ルアマガモバイル

ルアーフェスタ in仙台
5月16日、17日はルアーフェスタ in仙台にお越し頂きました皆様ありがとうございました。

普段、お会いしてお話しする事が少ないアングラーの方々とコミニケーションが取れて楽しかったです。

東北はポテンシャルの高いフィールドが多いようで、ビッグバスの写真を沢山見せて頂きました。また、来年も開催予定みたいですので今から楽しみです。

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○最後にイベント告知を
6/14(日)10:00〜千葉県キャスティング南柏店様にてバスフェスタ2015が開催されます。川村光大郎とともに、O.S.Pも出展させて頂きます。

6/21(日)13時〜、東京都キャスティング立川店様にてO.S.Pプロスタッフ川村光大郎と草深幸範で半日店長イベントが開催されます。

旬の釣り方、O.S.Pルアーの使い方、最新タックルなど聞きたいことがあれば、どしどし質問を待ってます~。

プレゼントも用意して伺います~。お楽しみに。

共に限定ルアーの販売も御座いますので、是非この機会をお見逃し無く!!

皆様のご来場お待ちしております。

(写真上段:イベント限定/ブリッツMR ラトリン仕様 ピラニア)
(写真中段:キャスティングイベント限定/ハイカットDR-SP チェリーブロッサム)
(写真下段:キャスティングイベント限定/ドライブシャッド4.5インチ CGマジック)
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霞ヶ浦水系、春のビッグミノーゲームは今が旬!!

いよいよ、春本番ですね~

2月末から毎週、北浦オカッパリに通っていましたが、例年より接岸するワカサギ量が少なく、釣れるバスも単発で終わる事が多かったです。

しかし、ちょうど3月下旬から本格的に釣れ出して、今が本番です。

(ルドラSP テイスティシャッドに出た一発!)rudra_sp_edited-1
今回は、霞ヶ浦水系での春のビッグミノーパターンで特にメインになるルドラSP&F、ヴァルナSPの使い分け方をご紹介します。

【基本はルドラSP】
まず、最初に投げる事が多いのがルドラSPです。バスの目先が完全にワカサギにいき、スイッチが入った状態では広範囲をカバーでき、キャスタビリティ性とファーストインパクトが最も強いルドラが一番効果的です。

フラットボディのフラッシングと強いローリングアクションが、産卵時に起こる動きをイミテートします。

ワカサギがボトムノックするような動きをみせるルドラを、本物のワカサギ♀だと思い、産卵行動で絡んでくる時があります。それはまさしく、はまっている合図です。

そして、高速巻きにしか反応しない状況もあり、高速巻きでもライブリー感を失わず、強くバタつかないので、その場合もサスペンドモデルを使用します。

【ルドラF】
フローティングモデルならではのスナッグレス性能を生かし、初めてのエリアで探しながら釣る場合や根掛かりが多発するエリアで多用します。

また、サスペンドモデルよりアクションが強く、スローでも動くので、少し濁り気味な状況やストップ&ゴーで水面近くまで浮かして誘う場合に有効です。

フローティングモデルに関しては特に背中にバイトマーカー的要素を含み、視認性を高めたGFビワコシャッドサイトSPを多用します。

このカラーはプロスタッフの森田さんが琵琶湖スペシャルカラーとして開発しましたが、霞ヶ浦水系で水色を選ばず釣果を出せるパールベースにラメっぽいGF塗料が吹いてあるカラーです。

それと、この時期メインベイトのもう一つであるシラウオを捕食している場合はバスの目線より上にルアーを持って行く事で全くバイトしなかった状況を打破出来ることがあります。

その場合もこのフローティングモデルを水面近くで、ボトムまで潜らせずストップ&ゴーアクションで誘います。

また、アングラーからルアーの位置を確認しやすいようにマーカーシールを貼って使用したりします。

(ルドラF ジェードシャッドに視認性シールを背中に貼って使用)rudra_f_edited-1
【ヴァルナSP】
ルドラのサイズダウンバージョンになり、アクションもルドラSP譲りの強いローリングとフラットボディを生かしたフラッシングでバスを誘います。

(ヴァルナSP HFワカサギで4連発! 1本目)
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無風状況だと、ルドラSPの飛距離には敵いませんが、風速5mを越えるような向かい風になると3連の小径移動タングステンボールがボディ最後方まで移動し、ルドラより空気抵抗が少ないことで、かっ飛んでいきます。

ルアーのシルエットもルドラより一回り小さく、プレッシャーが高い時や透明度が高い時に多用します。

これらを状況に合せて使い分けて下さい。

昨年も4月中旬頃まで良かったので是非、試して下さいね!

(ヴァルナSP HFワカサギで4連発! 2本目)
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ハイピッチャーマックスでの霞ヶ浦攻略レポートを公開!!

ハイピッチャーマックス動画がアップされました。

丁度、バサーオールスタークラシックが開催された10月下旬にロケを行いました。

晩秋になると各流入河川の河口やワンド状の地形にワカサギが寄り、それを狙ってバスも集まってきます。

そんなエリアを重点的にハイピッチャーマックス3/8,1/2ozを水深や狙うレンジで使い分けて釣っていきました。

しかし、直前の雨で川から濁った水が入り込み、肉眼で見えるワカサギも皆無。

なんとか朝一に1匹釣るも狙っているバスには程遠く・・・

写真:朝一、ハイピッチャーマックス3/8ozでシャローのジャカゴ周りで釣ったバスkusabuka1

そこで狙いをミドルからディープレンジになる水深3mから3.5mの沈み物やオダ狙いにシフト。

魚探にもベイトフィッシュ(ワカサギ)が映り、釣れそうな気配ムンムン。

開始早々にプッンと言う、ブレードバイト?ラインに魚が触ったようなバイトが数回あり、空合せを数回。

より集中してリトリーブしていると今度はしっかりフッキング!

あがって来たのはワカサギを捕食しているコンデションの良いキロフィッシュ!

数投後にはもう一回りサイズアップの1.5キロ級のバスをキャッチしました。

写真:ハイピッチャーマックス3/4ozでディープのオダ周りで釣ったバスkusabukabig

沈み物やオダは根掛かりが激しいのでトリプルフックの付いたルアーではなかなか攻める事が出来ません。

普通はスナッグレス性能の高いワームで狙う事が多いですが、ワームではバイトしないバスがスピナーベイトにはバイトしてくる事は良くあります。

私の場合はワームでプレッシャーを掛けずにオダを輪切りにひとしきり攻めた後にスピナーベイトを投げて、最後の締めを行う感じでアプローチする事が多いですね。

今回バスを釣ったハイピッチャーマックス5/8,3/4ozは開発過程の中で3mから4.5mを気持ち良くスローローで攻める事もかなり意識しました。

この水深になるとバイブレーションがアングラーの手元に伝わりづらく、ノー感じになることが多い。

そこで、スローリトリーブでもしっかりと伝わるバイブレーション感の設定によって、よりストラクチャーへコンタクトした時に水中で起きている情報をしっかりアングラーに伝える事が出来、根掛かり回避やバイト感知能力アップ。

それが強いては釣果に繋がってくる大事な要素です。

それとキャスタビリティにはスカートが一役買っており、以前も紹介しましたがスカートが飛行時に一直線に畳まれ、空気抵抗を最小限にし、空気抵抗を受けやすいスピナーベイトの中でも抜群な飛距離を生み出します。

写真:スイミング時の姿勢
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写真:飛行時のスカートの感じ
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より、遠くへ飛ばす事で長いリトリーブコースをトレース出来る事もメリットです。

2段カットされたスカートはスイミング時にベイトフィッシュライクな艶めかしアクションでベイトフィッシュに付いてバスもイチコロです。

オカッパリであれば他のルアーでは根掛かりが多発する消波ブロックや川で良く見かける、流れ着いた枝の固まりなど、普段はワームでアプローチしてたポイントへ最後にハイピッチャーマックスを数投して見て下さい。

ワームにスレたビッグバスが反応する可能性大ですよ。

例年より水温も若干高めで、まだまだ年内はイケるので是非お試し下さい。

使用タックルその1
ハイピッチャーマックス 5/8,3/4oz
ロッド:ブラックレーベルプラス7011HRB
リール:ジリオンJドリーム6.3
ライン:FCスナイパー14lb

使用タックルその2
ハイピッチャーマックス 3/8,1/2oz
ロッド:ブラックレーベルプロト66M
リール:スティーズSV6.3
ライン:FCスナイパー14lb

秋の霞ヶ浦では、発売間近のスピナーベイト「ハイピッチャーMAX」を始め、ドラクロジカリグやEX-DR等で釣れていますよ!!

最終戦も終わり、W.B.S.プロシリーズは年間5位でフィニッシュとなりました。

しかし、10/11,12にW.B.S.今年の総決算のクラシックを控えてます。

今年の悔しさは今年の内にしっかり返したいところです。

さて、9月中旬に行われたW.B.S.最終戦はプロスタッフの橋本卓哉プロが得意のハイピッチャーを駆使して、両日とも5本5キロオーバーで完全優勝でした。

プラクティスではポロポロとナイスサイズも釣れていましたが、どれも再現性は水色とベイトの有無次第で決まってしまう感じで、絞り切れずに試合に突入しまいました。

試合当時はベイトフィッシュが居るエリアを探し走り回りましたが、全てがうまく噛み合わず、2日間5,460gウエイインして9位で終了。

年間順位も2位落とし、年間5位でフィニッシュしました。
(写真提供:W.B.S.)
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最近はドラクロ4inのジカリグと発売間近のハイピッチャーMAXをメインに釣ってます。
①ドラクロ4inのいつものゴーストシュリンプでプラクティス中に釣ったビッグバス
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②シャローのベジテーションや霞ヶ浦水系に多いジャカゴ周りで良く釣れてます
450
③先日はつり人社バサーさんの取材で霞ヶ浦へ行ってきました。朝から強風でなかなかエリア選びに苦労しましたがブリッツEX-DRで釣りましたよ!!
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最後に・・・
10/5(日)にキャスティング横浜磯子店様にて川村光大郎、橋本卓哉、そして私の3人でトークライブを行わせて頂きます。

トーク内容は色々考えてますが発売当日になるハイピッチャーMAXとハイピッチャーの使い分けなど、秋の巻き物シーズンに合せたお話しが出来ればと思ってます。

時間等の詳細はキャスティング横浜磯子店様ホームページご確認をお願いします。

皆様のご来店をお待ちしております。
基本 RGB

W.B.S.4thでビッグフィッシュ賞(1,630g)を獲得したブリッツEX-DRについてレポート

8/24(日)霞ヶ浦水系を舞台に開催されたW.B.S.第4戦でブリッツEX-DRでビッグフィッシュ賞を獲得できました。今回はブリッツEX-DRについてレポートします。

多用するブリッツEX-DR
これから晩秋までの間、霞ヶ浦水系で3m前後のミディアムレンジを攻略する為に多用するのがこのブリッツEX-DRです。

昨年の10月のW.B.S.クラッシクでも活躍していて、自分にとって秋のマストルアーの一つです。

(写真:ブリッツEX-DRのブルーバックチャートで釣った1,630gはビッグフィッシュ賞獲得!!)
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ディープクランクでは少しでも長い距離をトレース出来る事が釣果に結びつくため、キャスタビリティが必要になります。

ディープクランクの中では軽量な12gですが、計算されたリップ形状、リップ角度とボディ形状が安定した飛行姿勢を保ち、圧倒的な飛距離を生み出します。

ボディに対して長めなリップとスイミング姿勢が不要なゴミを拾わず、根掛かりを回避する事でバイトチャンスを増発させる事もこのルアーの特徴です。

使い方のキモはニュートラルのバスを喰わす為に激しくボトムノックさせ、トリッキーなアクションで喰わせます。

リトリーブ中に喰わせのタイミングとストラクチャーを躱す意味でストップを入れます。

狙うポイントはハードボトムや浚渫跡、橋脚やテトラなど多種多様。

共通キーワードはハードボトム。この秋はそんなポイントでブリッツEX-DRを投げてみて下さいね~。

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今回のタックル
ROD:ブラックレーベル+661MLFB-G
REEL:DAIWASTZSV6.3R
LURE:ブリッツEX-DRブルーバックチャート
LINE:SunLINEFCスナイパー10lb

普段のタックル
ROD:スティーズ681MLFB-LMライトニング
REEL:DAIWASTZSV6.3R
LINE:SunLINEFCスナイパー12lb

(写真:プラクティス中、ドライブクローラー4.5ダウンショットで釣れたバス。試合中も貴重なキーパーが獲れました。)
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4日間のプラクティスで見出したパターン

ここ数年、7月に組み込まれる桧原湖戦は、霞ヶ浦水系で釣りをすることがメインの自分にとって、毎回発見の多い釣行です。今回はプラクティスで4つのパターンを見出しました。

600g以上のスモールと、キロアップのラージ
プラクティスは前週に2日間と直前2日間、計4日間でトーナメントに臨みました。
はじめは地形変化を調べつつ、600g以上のスモールが釣れるエリアと、桧原湖では数少ないキロフィッシュが狙って獲れるラージの多いエリアを見つける作業からスタートしました。

プラクティスから見つけたパターンは大きく分けて4つ。

1.稲沢のディープフラットエリアのワカサギ付きのバス
フラットエリアにワカサギが溜まり始めたタイミングで、簡単にシューティングで700g前後のバスが複数匹釣れる。

2.月島のハンプエリアのエビ食いバス
これもタイミング次第ですが簡単に700g前後のバスがひとつのハンプから複数匹釣れる状況。ただしワカサギと違い、魚探にベイトであるエビが映りにくいことから、ルアーをアプローチして見ないと、釣れるかどうかがわからない。

3.馬の首のシャローバンク
例年よりシャローバンクにエビ自体を肉眼で確認できなかったのですが、バスはいる感じで600~800gのナイスキーパーが釣れました。シャローのバスなので勝負が早いのもメリット。

4.シャローブッシュのラージパターン
ラージが見えさえすれば、比較的イージーに食わせることができます。ここでは1000g前後のバスを発見しました。

この4つのパターンを見つけたところで前週のプラクティスは終了。

1182_1

直前プラクティスではどのパターンが生きていて、そしてパワーを持っているのかを判断することからはじめました。

まずはディープフラットのワカサギ付きパターンを試すも、ワカサギがまったく魚探に映らない状況でバイトも遠い。
時間帯や風向きが変わる度に繰り返しチェックするも、ポツポツしかワカサギが映らず、バスのアベレージも下がっている状況。

月島ハンプに関してはまったくバイトなし。
残された馬の首バンクとシャローのラージパターンをチェックしたところ、この2つだけは前週と比べても遜色ない釣れっぷりでひと安心。

しかし、日替わりで状況が変わるスモールとギャンブル的要素が強いラージパターンのみでトーナメントに臨むにはあまりにもリスキーなので、それ以外のパターンを見つける必要がありました。

そこで見つけたのが北部エリアのウィードが絡む5m前後のハンプエッジに溜まっているバス。サイズはMAX750gで数も望める状況。

釣り方は前週から引き続き、シャロー攻略にドライブクローラー3.5inのワッキーノーシンカーとネコリグ、ミドルレンジはドライブクロー2inのライトキャロとダウンショットの4本立てを準備しました。

1182_2

試合当日はシャローを主体に攻めつつ、メインエリアを休める感じでミドルレンジを混ぜていくプランに決定。
馬の首のバンクも増水の影響か反応が悪く、朝イチに獲れたのは2匹。

そこで早い時間帯にシャローラージパターンを見に行きましたが、連日の雨の影響で増水し、シャローブッシュがさらに冠水したことでバスは奥の奥へ移動。アプローチ不可能なところへ…
目視できるラージもまったくおらず、その時点でラージパターンはキッパリと見切り、馬の首のバンクをやりきることに。

しかし、バイトも遠く狙いを少し変えて、バンク際から水深3mぐらいまで丁寧にドライブクローラー3.5inネコリグで誘いながら、落としはじめたところバイトが出はじめリミットメイク。

その後も、何度も狙っているエリアに入り直し、数回の入れ替えを行い、5匹で3530gをウエイイン。全体的にもあまり釣れておらず、4位入賞することができました。

今回使ったルアーのキモは、自発的フォールで食わせるドライブクローラー3.5inのワッキーノーシンカーと、シャローブッシュでも根掛かりを気にせずアプローチできるスナッグレスセッティングのドライブクローラー3.5inのネコリグ。
そして桧原湖でエビを捕食しているバスに絶大な釣れっぷりなドライブクロー2inのライトキャロ。すべてのバスをこの3つのリグで釣りました。

ドライブクローラーはあまりアクションを与えず、自発的なフォールとロッドワークでのスイミング。
ドラクロはロッドワークでのスイミングでツメをバタバタとアクションさせて、その後のフォールで食わせるイメージで使いました。

ともにワーム自体は小さいですが、コンパクトでありながらアピール力が強いワームが今の桧原湖でサイズを選んで釣ることができるのではないかと思います。

<タックルデータ>
○ドライブクローラー3.5in(ネコリグ)
ロッド:スティーズ651LFS スカイボルト
リール:イグニス タイプR 2505H
ライン:シューター3.5lb
シンカー:バサーズシンカーTG ネイル1/64、1/32oz

○ドライブクローラー3.5in(ワッキーノーシンカー)
ロッド:スティーズ651LFS スカイボルト
リール:イグニス タイプR 2505H
ライン:シューター3lb

○ドライブクロー2in(ライトキャロ)
ロッド:スティーズ681MLFS-SV キングボルト
リール:イグニス タイプR 2505H
メインライン:シューター3lb
リーダー:トルネード松田スペシャル競技 パワーストリーム0.8号
シンカー:バサーズシンカーTG ラウンド3/32oz

○ドライブクロー2in(ダウンショット)
ロッド:スティーズ 6011UL/LXS-SMT ファストホーク
リール:イグニス タイプR 2003H
ライン:FCスナイパー2.5lb
シンカー:バサーズシンカーTG フック 1/16oz

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3日間のプラで見出したパターンで勝負!

プラクティスで得た感触から、シャローのバスをメインにすると2日間ももたいないと思い、アフターと半プリが一時的に溜まるハードボトムを選択。ドライブシュリンプやドライブクローラー、そしてタイニーブリッツのパターンを見出しましたが……

W.B.S.第2戦は8390gで6位入賞!!
まずは5月11日(日)のキャスティング土浦店さん、そして6月1日(日)のキャスティング南柏店さんのイベントにお越しいただきましたみなさま、ありがとうございました。

普段あまりお話しさせていただく機会の少ない方々と、たくさんお話しができてうれしかったです。
これからもこのようなイベントに積極的に参加させてもらおうと思っていますので、よろしくお願いします。

写真上:キャスティング土浦店さんでのイベントに、お越しいただいたみなさんと。
写真下:キャスティング南柏店さんのイベントにも、たくさんのファンのみなさんにお越しいただき、ありがとうございました。

さて、W.B.S.第2戦。
今回の試合に向けてプラクティスは1週間前の金曜日、直前の水、木曜日の3日間おこないました。今年は水温上昇が例年より遅かったことから、試合直前の5月12日からの大潮が今年一番多くのバスがスポーニングするタイミングに当たったようです。
しかし減水傾向が強かったことと、2daysのトーナメントでシャローのスポーンバスをメインにすると2日間持たない可能性が高いことからパスしました。

そこでメインパターンに持ってきたのはアフタースポーンと半プリのバスが一時的に溜まる、スポーンニングエリアに近いハードボトム1~2.5mをドライブシュリンプ4inの14gヘビキャロ、ドライブシュリンプ3inの5gライトキャロ、そしてよりスローダウンして攻めるときはドライブクローラー4.5inの5gダウンショットの3タイプを使い分けることに。

もうひとつ、ストロングだったのは1m前後のフラットボトムでベイトを捕食する回復バスをタイニーブリッツMRの高速巻きが釣れること。
コンデションはすこぶるよく、ストロングなパターンですが、風の吹きはじめや気圧の変化のタイミングでしか口を使わせることができないので、計算しにくいバスとも言えました。

写真1:ドライブシュリンプ4inのヘビキャロ。シンカーは14g。カラーはW027のダーシナで! 
写真2:ドライブクローラー4inのネコリグでキャッチ。
写真3&4:シャローの回復バスを、タイニーブリッツMRの高速巻きで攻略。
写真5:いつものドライブクローラー4.5in、ダウンショットリグ。シンカーは5g)

今回は土浦新港スタート。
メインに考えていたエリアが霞ヶ浦本湖、そして北浦上流域と離れていたため、スタートの直前までファーストエリアをどちらにするか悩みました。結局、最終フライトの3rdを加味して近いところで霞ヶ浦本湖からスタートしました。

狙いのエリアには先行者もなく、2時間ほど流してパートナーに1匹釣っていただきました。そこでそのまま粘って、よりスローに刻んだアプローチで攻めて匹数を積み重ねることも考えましたが、初日と言うこともあり、深追いせず北浦へ移動しました。

8時過ぎに北浦に到着。
プラクティスでよかったハードボトムをしらみつぶしに4時間を費やしましたが、釣れたのはメインに考えていなかったドックの壁でドライブクロー4.5inのネコリグの1匹。

ここで北浦に見切りをつけて、霞ヶ浦本湖へ移動。時間も12時を回り残すところ2時間半。
朝イチに釣れたポイントを丁寧に釣り、数を稼ぐ作戦にシフトし、なんとか2匹を追加。初日は4匹・4,160gでフィニッシュしました。

予想外の北浦沈黙に完全にやられてしまった初日でした。
そして追い打ちをかけるように初日のトップウエイトは7kg弱、6kg台が1チーム、5kg台が7チームと完全に出遅れしまい12位からのスタート。

寝る前にいろいろ考えましたが、2日目はカスミ本湖をやりきるしかないと決めて就寝…のはずが、寝付けず……

2日目はスタート順が逆の1stフライトでスタート。
初日はプラクティスで釣れたエリアにこだわりすぎたので、フラットな気持ちで釣りを開始しました。

よりハードボトムの小さい変化や、ワームを止めてアフターやプリの気難しいバスを食わせることを強く意識して、ドライブクローラー4.5inの5gダウンショットをメインに、初日以上に丁寧にアプローチするとパートナーの山本さんにヒット。

その直後、私にもヒットし、さらにその5分後には2日目のビッグフィッシュ賞になる1,810gをゲット。
また。立て続けにキロオーバーを釣って4匹目。リミットまであと1匹。ここまで正味30分ぐらいの出来事で「今日はイケる!」と思いましたが、その後は4時間ノーバイト……

さすがに浚渫跡に見切りをつけて、残り1時間はシャローをラン&ガンするも、ノーバイトで終了。2日目もリミットメイクはできず、4匹・4,230gでウエイイン。
トータル8,390gで第2戦は終了しました。

しかし2日目は全体的にウエイトが落ち、何とか滑り込みで6位入賞することができました。
しかし今回の一戦は自分が捨てたシャローで、あれだけのバスが釣れていたことが完全に誤算。水位が低いからシャローはないといった思い込みを持ってしまうと、トーナメントを戦ううえでは致命的であることを再認識させられた一戦でした。

前回の試合でもそうですが、2日目のドライブクローラー4.5inダウンショットで釣ったビッグフィッシュは年間を考えたうえで窮地を救ってくれた1匹になりました。
初戦、2戦目とともにドライブクローラー4.5inのダウンショットでキャッチしたバスがほとんどです。

この時期も、私が普段から溺愛しているダーシナ(W027)、ゴーシュリ(TW117)をメイン使っているのですが、5月から6月にかけてはブルーギル系のカラーが異常に効くことがあり、今回はすべてブルーギルカラーで釣りました。

私なりの考えはスポーンの時期のバスはエッグイーターであるブルーギルが天敵になり、威嚇バイト的な効果が望めることと、カラーの濃さがブラックでは水中での存在感が強すぎたり、逆にウォーターメロンやグリーンパンプキンだと少しアピール力が足りないような水質条件で効果的なのだと思います。ぜひ、お試しください。

次戦はいよいよ年間スケジュールで折り返し地点になる桧原湖戦です。これからも応援、よろしくお願いします!(^^)!

■タックルデータ
【ROD】DAIWA STEEZ ウェアウルフ 661MFB
【REEL】DAIWA PX68L
【LURE】O.S.P ドライブクローラー4.5in W015 ブルーギル
【LINE】SUNLINE シューター8lb
【RIG】ダウンショットリグ DAIWAバサーズスリム5g

【ROD】DAIWA STEEZ フランカー 701MHFB
【REEL】SS SV105SHL
【LURE】O.S.P ドライブシュリンプ4in W027 ダークシナモン・ブルー&ペッパー
【LINE】SUNLINE シューター14lb
【リーダー】SUNLINE トルネードVハード2.5号
【RIG】ヘビキャロ DAIWA バサーズラウンド 14g

【ROD】DAIWA STEEZ スカイレイ 631MLFB
【REEL】DAIWA T-3AIR 8.6L
【LURE】O.S.Pドライブクローラー4.5in W015 ブルーギル
【LINE】SUNLINE シューター8lb
【RIG】ネコリグ DAIWAバサーズネイル1/16oz &ワームフックワッキー#1改

【ROD】ブラックレーベル+ 661MLFB-G
【REEL】SS SV105H
【LURE】タイニーブリッツMR
【LINE】SUNLINE FCスナイパー12lb

写真上:2日目のビッグフィッシュ、1810gの一匹はドライブクローラー4.5in+ダウンショット5gでキャッチ。カラーはブルーギル。
写真下左&右:トータル8匹で、ウエイトは8390g。6位フィニッシュ&二日目ビッグフィッシュ賞を獲得しました)

W.B.S.1st北浦戦はドライブクローラー4.5″の独壇場

今年より北浦スタート、土浦スタート共にエリア制限が無くなり、霞水系全域がトーナメントエリアになりました。それにより限られたプラクティス時間の中である程度、目星をつけて絞り込むことが重要になってきます。今回はスタート地点の北浦メインにする事にしました。それと今年よりメンバー以外の方もトーナメントに出場できるようになりました。詳しくはW.B.S.のHPをご覧ください。

大会プラクティス
プラクティスは前の週に1日と直前の金曜日、土曜日におこないました。
1週間前のプラクティスは、季節外れの大雨で40㎝の増水と濁りの影響で、本来釣れ出すのが早い各ワンドに強烈な濁りが入り、その濁りが常陸利根川最下流にある水門の開閉で本湖へ流れ、ほぼ全域に濁りが蔓延している状況でした。

その中でも水位上昇はプラス要素。
所々に存在する濁りが入っていないスポットを探し、少ないながらもプリスポナーをキャッチする事が出来ました。

もちろんミドルレンジのコンタクトポイントも探ってみましたが800gぐらいの季節感の無いバスが釣れただけで終了。

その後、オカッパリで霞水系のルドラパターン検証の動画撮影に行き、プロスタッフの大塚君と二人で数こそ出なかったですが、ワカサギを捕食しているナイスコンデションのバスを釣る事が出来ました。

直前2日間は大潮前の中潮と言うタイミングもあり、バスのポジションを確認する事に費やしました。
結果、捕食を強く意識してシャローに上がっているバスはルドラSPEC2のただ巻き。

根掛かりそうな時だけ止めて、浮かしてかわすアクションが波に揉まれてフラつくワカサギの動きを演出して効果的な食わせアクションでした。
強風時はキャスタビリティ優先でルドラSPを使いました。

もうひとつのパターンは前の週までは全く気配のなかった、ミドルレンジ(2.5mから3.5m)のコンタクトポイントに差して来たバス。

シャローのフィーディングバスよりウエイトは少し落ちるが、タイミングに関係なく釣る事が出来るのでこちらをメインに風や日差しが変化したタイミングでシャローフィーディングバスを狙う事にしました。

大会当日
当日はミドルレンジの杭、オダ、ボトムの変化を片っ端から釣り、8時頃にはリミットメイク。
ルアーは毎度変わらず、ドライブクローラー4.5インチのダウンショットリグ。
ウエイトは5,7gをレンジと根掛かり具合で使い分けました。

アクションは狙うスポットに入ったらラインスラッグを少し出してステイさせる。
以前も紹介しましたリーダー分をノーシンカー状態でフォールさせるのが重要。
他のワームでは無く、ドライブクローラーを使用するのはそのフォール時の自発的なドライブアクションで喰わせる為です。

自分が霞ヶ浦で使うダウンショットリグのワームは90%以上がこのドライブクローラー4.5インチです。

9時頃から風が吹き始めたタイミングでフィーディングバス狙いにシフトし、ルドラSPEC2を投げまくり、風が弱くなったらミドルレンジ狙いに戻す。
ルドラパターンは不発に終わりましたが、ミドルレンジはポロポロ釣れ、入れ替えを数回行い5本6,140gでウエイインし2位でした。

例年の霞水系の春は気難しく、トーナメント当日にはまる事は少ないのですが、今年の冬は異常に寒かった事とワカサギなどのベイトフィッシュが多かったことから、レイクコンデションは上向きな気がします。

次戦は5/17、18土浦新港スタートの2daysです。

色々なバスが混合するタイミングなり、難しさもありますが今回同様にビッグウエイトを出せる時期なので気を引き締めていこうと思います。

タックルデータ
【ドライブクローラー4.5"ダウンショットリグ
 ※カラーはW027ダークシナモンブルー&ペッパー、TW117ゴーストシュリンプ】
ROD:ダイワSTEEZウェアウルフ
REEL:ダイワPX68L
LINE:サンラインシューター10lb.
RIG:ダウンショットリグダイワバサーズスリム5,7g

最後に少し先の話ですが5/11(日)にキャスティング土浦店で川村光大郎と『霞徹底攻略』トークライブを行わせて頂きます。
スタートは13:00からです。
トークライブならではの内容を考えておりますので、是非来て下さいね。

発売予定のハイピッチャーMAX琵琶湖テスト釣行

カタログや雑誌等でご覧いただいた方もいらっしゃると思いますが、発売予定のレギュラーサイズスピナーベイト"ハイピッチャーMAX"のフィールドテストの模様をレポートします。

いきなりロクマル
別のテスト釣行で琵琶湖へ行く予定でしたが、出発直前にハイピッチャーMAX5/8、3/4ozの最終プロトが届いたので急いで組み上げてテストしてきました。

関東ではディープレンジにウィードがあるフィールドが皆無。
今回のテストはディープのウィードエリアでのスローロールをメインにおこなってきました。

数種類のタイプ違いのプロトを一つずつ、巻き感を中心に細かい部分に注意しながらテストしました。
テスト中に60.5、58、45、40㎝を釣り、一緒にテストに同行して頂いた琵琶湖ガイド三宅さんも53㎝を釣り最高のテスト結果でした。

(写真:私が3/4ozDWキャッチした60.5cm4㎏オーバー。4mラインの残りウィードです。)
(写真:私が5/8ozDWキャッチした40cm。2.5mラインのウィードをかすめるように少し早巻きです。)

狙ったポイントは5/8ozは3-4mラインのウィードエリアでのスローロールや2.5mフラットに生えるウィードにかすめるようにミディアムリトリーブからファーストリトリーブで。

3/4ozは4m以深の少ないウィードにコンタクトさせたスローロールメイン。
バイトの殆どはウィードにコンタクトし、ウィードをかわした瞬間に集中!
しっかりと手元に伝わるブレードは仮に小さなウィードを拾ってしまっても、即座に異変も感じ、無駄なリトリーブを止めて次のキャストにつなげることができる。

琵琶湖ガイド森田さんがロングキャスト出来るルアーが琵琶湖で釣れるルアーの重要な1つの要素とよくおっしゃっておりますが、このハイピッチャーMAXの特徴の1つであるスカートが画像1のような上向きのみタイイングしたスカートがアクション性能の追及だけではなく、キャスト飛行時に画像1のような飛行姿勢で飛んでいくことで空気抵抗を最小限に抑えつつ、ルアーの回転を抑えて飛距離アップを生み出しています。

(写真上:ハイピッチャーMAX飛行姿勢)
(写真下:ハイピッチャーMAXスイム姿勢)

開発も最終段階まで来ていますので発売までもう暫くお待ち下さい。

3/8、1/2ozは霞ヶ浦メインでテストをおこなっていますのでまたの機会にレポートします。

(写真上:三宅プロが3/4ozTWでキャッチした53cm)
(写真中:私が3/4ozTWでキャッチした58cm3㎏オーバー)
(写真下:私が5/8ozDWでキャッチした45cm)

まだまだトーナメントは続きます

バサクラ翌週の12/8はボートを保管して頂いているマリーナのタイフーントーナメントに参加しました。

タイフーントーナメント

毎年12月に開催され、優勝者には次年度の駐艇料無料やガソリン300リットルなど豪華な景品が魅力です。

毎年、優勝目指して参加させて頂いてますが霞水系のツワモノ達が集うマリーナで勝つのはなかなか難しい。

今回はバサクラの流れから朝一から利根川へ直行しました。

ハイカットSPでフィーディングバスを狙うが、水温が前の週から2度下がり9度とバスの動きも鈍かったようで10時ぐらいまでシャローを攻めるがパートナーのワンバラシのみ。

そこで、狙いを少し変えて消波ブロックが壁状に積まれているエリアに移動しました。

ルアーもボトムでのリアクションバイト狙いでメタルバイブにチェンジ。

流し始めてすぐにフォール中にバイト。上がって来たのはキロオーバー。

これでテンションも上がり、その後ランガンで同じようなロケーションを攻めるもそのワンバイトのみで終了。

結果は1本1,060gで23艇中4位でした。

(写真上:朝のランチング風景)
(写真中:O.S.P社員の橋本さんもエントリー。橋本さんと今日のプランを・・・)
(写真下左:水門で通過待ち。ワクワクしてますよー。)
(写真下右:メタルバイブで釣った1本)
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続けて12/14はサンラインバスフェスタ2013in亀山湖へゲスト参加させて頂きました。

前夜は普段交流が少ないJBTOP50の方々やB.A.S.S.に参戦している伊豫部さんと色々と話が出来て楽しい時間を過ごさせて頂きました。

当日は一般が120人、プロスタッフ15人が参加されました。

一般の方々はもちろんな事、プロスタッフの方々も本気モードで釣りをされてました。

私は代わり映えもなく、朝一はシャローフラットでフィーディングバスをハイカットの早巻きで狙うがバイトなし。

日も高くなってきたところでディープへ移動。フラットからメインチャネルのドロップオフを魚探で確認しながらジグザグにボートを動かしながら探っていると立木にバスの影が映り、ダウンショットのドラクロ2inをバーチカルに落とすと、「コココッ」とバイト。

上がって来たのは亀山アベレージの570gのバスでした。

手馴れてない手付きでエア抜きも何とか成功!その後も、魚探と睨めっこしながら攻めましたがバイトは続きませんでした。

周りの方々もドラクロ2inの使用率が高かったです。

亀山湖の様なディープレンジでバスが釣れ、水色が極端なクリアではないフィールドではドラクロの爪の動きがディープウォーターで丁度良いアピールみたいです。

素早くディープへ落とすために4本の足はカットして使用しました。

全体的にも直前の冷え込みの影響で厳しく2本で1,915gを釣られた町田素直さんがブッチギリの優勝でした。

(写真上左:スタート前、各ボート店から会場の長崎キャンプ場で移動。)
(写真上右:スタート順はキャップのカラーでフライト分けされて、リーダーのじゃんけんで決まります。)
(写真:ドラクロ2inダウンショットリグでの1本)
(写真下左:ダウンショット2.7gのドラクロ2in)
(写真下右:優勝と3位の町田さんは親子での参加で二人揃って入賞でした。亀山湖でガイドを行っている五十嵐プロもしっかりリミットを揃えて4位入賞です。)
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今年、一年間コラムを読んで頂きましてありがとうございました。これからも応援よろしくお願い致します。

それではみなさん、年末年始も良い釣りを楽しんで下さい。

PS:竿納めはどこのフィールドにしようかな(^’^)

バサーオールスタークラシックが終了しました

バサーオールスタークラシック2013にて沢山のご声援、応援、頂きまして本当にありがとうございました。

皆様へのお礼

まずはバサクラでのご声援、応援頂きました皆様へ感謝申し上げます。温かい声援や激励を頂いた事を本当に感謝しております。

トーナメントの模様は12月末売り号のバサーにて詳細が掲載されますので、そちらをご覧頂ければと思います。

今回はプラクティスの模様を書かせてもらいます。

晩秋の霞ヶ浦水系

まずは膨大な霞ヶ浦水系からこの時期に釣れるエリア選択からスタート。

普段から釣り込んでいる霞ヶ浦、北浦はなんとなく釣るエリアが見えていたので普段釣りをしていない利根川にプラクティスの時間を割きました。

10月下旬から12月上旬の日程変更があったことで秋の終わり又は冬の始まりと言った微妙な時期なのでシャローからディープまでチェックする必要がありました。

少ない時間でプラクティスを行う為にはある程度エリアを絞る必要がありました。

そこで考えたのがシャローのフィーディング、ミドルからディープへかけてのストラクチャー、カレントが当たるなどの複合的な要素から消波ブロックを拠点として動くバスをターゲットに絞り、片っ端から魚探掛けからスタートしました。

最近の魚探の進化は凄く、効率よく消波ブロックの入り方やボトム変化を探す事ができました。

釣りこみはその後、シャロー、ミドル、ディープとレンジを分けて探り、魚のポジションと釣り方を絞り込んでいきました。

今回プラクティスからメインで使用したのは

【ハードルアー】
・ハイカットSP(ローライト・風有り→黒金オレンジベリー、日中・風無し→ピンクレディー)
・パワーダンクSP
・ブリッツEX-DR

【ワーム】
・ヘビーダウンショット5,7,10gのドライブクロー3インチ、ドライブクローラー4.5インチ
・テキサスリグ7,10gのドライブクロー3,4インチ
・ヘビキャロは21gにドライブシュリンプ4インチ

【ジグ】
・03ハンツ11,14gにドライブスティック3.5インチ

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最終的には直前まで悩んだ挙句、霞ヶ浦本湖のリップラップシャッドパターンでは良くて3本、但し魚のクオリティーは抜群で3本4キロも狙える・・・。

しかし、移動距離が長く釣りが出来る時間が少ない、荒れるとさらに釣るエリアが限られてしまう事などから勝負場は利根川本流の消波ブロックパターンへ決めました。

<試合当日のタックル>
・ハイカットSP
・ブリッツEX-DR
・ドライブクローラー4.5"のダウンショット オフセットorワッキーセッティング
・ハンツ14g+ドライブクロー3"
・メタルバイブ

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今回バサクラを戦うにあたり、周りの仲間の協力があったこそ、釣りに集中する事が出来ました。

そして仲間の代表として戦えた事を誇りに思います。

今回は初日4本4,170g、2日目1本1,360gトータル5,530gで6位フィニッシュ。

2006年の出場依頼7年振りのバサクラでしたがより一層「優勝」と言う二文字を追いかけて、貪欲に来シーズンも戦いたいと思います。

トーナメントの悔しさはトーナメントでしか返せないですからね・・・

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2013W.B.S.クラシック

今回のクラシックは優勝以外は全く意味を持たないトーナメントと考えています・・・。

W.B.S.クラシックで優勝を狙う為には

もちろん、狙うはビッグウエイトです。

プラクティスでは数こそ釣れませんが、釣れるとワカサギを喰ってコンデションの良い1~2kgクラスの浚渫跡と、ブレイクをメインに狙う事に決めました。

ルアーもクランクベイトをメインに巻きまくる作戦にしました。

今回メインルアーの一つがブリッツEX-DRです。

(写真上:プラクティスでのブリッツEX-DRキャッチです。)
(写真下:プラクティスで同船してもらった新田さんもブリッツEX-DRでキャッチ。)
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全体的に水深が浅くディープクランクが効きにくい霞ヶ浦でも、まだまだ攻め切れていないミドルからディープレンジのバスのコンデションが良いです。

まずこのルアーに上げられる良い点が、飛距離です。

このルアーは12gあるのですが、他のワンランク重いルアーと同等、またはそれ以上の飛距離を生みます。

繰り返しテストを行うことで、アクションを損なわず、飛距離を稼ぐ為の抜群の飛行姿勢を実現しています。

オープンなエリアを攻めるので飛距離は絶対に必要です。

特に風が吹いているときがチャンスタイムなので、そんな時でも逆風の中、しっかり飛んでいきます。

(写真:クラシック試合中も同ルアーでキャッチ)
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そして更なる良い点として、ディープクランク専用ロッドではなくミディアムライトクラスのロッドでもキャスト出来て、引き抵抗も強くないので一日中キャストを続けても疲れない事です。

具体的には私はスティーズ681MLFB-LMライトニングを使用してます。

攻めるレンジは2~3mの地形の変化です。

ブレイクだったり、ボトム変化に溜まった枝などを狙います。

使いどころは浚渫跡以外では川のブレイクや橋げた周りでも有効ですね。

キャスト後ボトムまで潜らせ、今ルアーがどの場所にあるのかをリップのボトムタッチ感で感じながらリトリーブします。

根かかりがきつい所はロッドワークでストップ&ゴーでかわしながら攻めます。

ストップからの動きだした瞬間や半掛かり状態から外した時にバイトが集中します。

このルアーはスローフローティング気味なので根掛かりをかわす事とストラクチャーにタイトについているバスに見せて喰わせる事が出来ます。

カラーは霞水系の中でディープにあたるレンジをメインに攻めるので、バスに強くアピールするチャート系のホットタイガーやブルーバックチャートをメインに、ワカサギを捕食している状況では銀鱗やジェードシャッドなどの白っぽいカラー、そしてゴールド系のアメリカンサンフィッシュや黒金Ver.Tなどのローテーションで使っています。

時としてサンセットタイガーが爆発する時もありました。これから11月いっぱいはチャンスです。

さて優勝する為の戦略で臨んだW.B.S.クラシックですが、初日は見事にハマってくれて5本4,760gと、1位と10g差の2位通過。

気持ちを新たに、2日目も幸先よく3本キャッチ出来たのですが肝心のあと1本が出せず・・・4位で終えることとなりました。

700gのバスが、後1本でてくれれば・・・残念ですがそれがトーナメント。日々精進します。

使用タックル
ロッド:スティーズ681MLFB-LMライトニング
リール:スティーズSV6.3R
ライン:FCスナイパー12lb(しっかり潜らせて使うので若干細め。カバーがキツイ場合は14lbも使用)

(写真上:ワカサギを沢山食べているグッドコンデションなバスが釣れます。)
(写真下:クラシックのメインタックル。フォローでドライブクローラー4.5inのダウンショットも使用しました。)
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2013W.B.S.第5戦(霞ヶ浦)

9/14&15にW.B.S.の最終戦2Dayトーナメントがありましたのでレポートします。

プラクティスでは・・・

7、8月と北浦戦が続き約2か月半の間、霞ヶ浦で釣りをする事が無かったのでプラクティスは広く浅くみ見て周りました。

時期的に最高水温から少し落ちてきて横の動きへの反応が良くなるのでスピナーベイト、クランクベイト、ブレードジグを軸に霞ヶ浦全域を見て周りました。

やはり、横の動きに反応は良いものの、水質の良し葦、ベイトフィッシュの有無、そしてローライトコンデションとそれらの釣れる要素が多く重なった状況のみ複数匹キャッチ出来る事を確認しました。

釣り方は例年以上にバスもセレクティブで、同じスピナーベイトでもプロトスピナーベイト、ハイピッチャー、ジグスピナー+ドライブスティックをアピール力やアクションの違いで最も今の状態に合ったルアーで攻めると釣れる事が分かりました。

最終手段は昨年から最もバスをキャッチしているドライブクローラーのスナッグレスネコリグのスイミング。

(写真左:プラクティスで浚渫跡で釣れたキロオーバー)
(写真右:プラクティスでドライブシュリンプ4.8inテキサスリグで釣れた1,400g)
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大会初日

トーナメント初日はフライトも良かったので東浦の流入河川に入り、杭、橋げた、ハードボトムをジグスピナー+ドライブスティックとドライブクローラー4.5inスナッグレスネコリグ、ドライブスティック4.5inバックスライドで10:00までに5本リミットメイク。

その後は本湖のリップラップや杭でハイピッチャー、ジグスピナー、浚渫跡でクランクで数本を入れ替えてウエイイン。

ウエイトは5本トータル4,360gで4位スタート。

トップとのウエイト差も約400gでまだまだ捲れると思いながら、早めに就寝。

(写真上:初日5本4,360g)
(写真下:初日の入れ替えフィッシュ。ドライブスティック4.5inのジグスピナーで。)
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大会2日目

2日目はフライトが逆からのスタートになるので最終フライトからのスタート。

台風の影響でどこまで釣りが出来るかわからない。

悩んだ結果、初日同様に流入河川をファーストポイントへ選びました。

9:00までには小さいながらも4本までは順調にキープ。

初日より少し早めに9:30に川を出て、本湖のランガンに切り替えました。

その頃には風も強くなり、風をブロックしているエリアを探しながら釣りました。数本を入れ替えに成功。

その後は雨風で濁りも強くなり、ジグスピナーからアピール力が強いプロトスピナーベイトへ変えてアプローチすると本日一番のキロオーバーが釣れました。

最後は初日同様に浚渫跡でクランクベイトで1本入れ替えて帰着へ。

初日を少し上回る5本4,680gをウエイイン。トータル9,040gで3位入賞する事が出来ました。

今回、もっともキーとなったのが冒頭でも話したスピナーベイトでのルアーローテーション。

もっとも弱いドライブスティック4.5inのジグスピナー、中間的なハイピッチャー、そして開発中のプロトスピナーベイトと、この3つのルアーを状況に合せて使い分けた事。

水質が良く、ベタ凪でバスがニュートラルな状態な時や小さいベイトを捕食しているエリアなどを攻めるときはジグスピナー、朝のローライトコンデションや今回の様な悪天候な時、そして魚のストック量が少なくバスを探しながら釣る時はプロトスピナーベイト。

最後はその中間的な状況、一番スタンダードに使用するのがハイピッチャー。

状況に合せて使った事が今回の釣果を生んだ一番の理由だと思います。

これから10月いっぱいはスピナーベイトが効く状況ですので是非フィールドで試して下さい。

(写真上:二日目プロトスピナーベイトで釣ったキッカーフィッシュ)
(写真中:二日目のウエイイン。初日より少しウエイトアップして5本4,680g)
(写真下左:今回最も活躍したドライブスティック4.5inのジグスピナーとプロトスピナーベイト)
(写真下右:年間順位は6位でフィニッシュ。)
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W.B.S.第4th北浦戦

8/25に潮来マリーナよりスタートのW.B.S.第4th北浦戦に行ってきました。

前回の北浦戦から約1か月。1週間前のプリプラでは水温も前回同様に30度オーバーで完全にお湯状態です・・・。

灼熱の北浦から一転

夏の定番パターンの一つでもある流入河川の最上流を狙い所ですが、このエリアでボートで最上流まで行ける流入河川が無いので、もう一つの夏の王道パターンの水通しの良いエリア。

具体的には岬周りの杭やハードボトムです。

そして水の動きに変化がある水門周りといった所をメインに攻めてみました。

ドライブクローラー4.5inヘビーダウンショットやジグヘッドワッキー、ドライブスティック3.5inバックスライドノーシンカーで攻めるとポロポロ釣れました。

サイズは500~800gのバスで決め手になるサイズはキャッチ出来ず・・・

風が吹き始めてからは風表のハードボトムシャローにイナッコ(ボラの稚魚)が群れて、良い感じだったのでクランクを投げるとポロッとキロオーバーが釣れました。

丸一日北浦本湖を回った感じから、朝一のローライトの時間はシャローを攻めて、日中は杭にサスペンドしてるバスをヘビダン、ジグヘッドワッキー、バックスライドノーシンカーで攻めるプランを立てる事にしました。

(写真左上:ドライブクローラー4.5inのジグヘッドワッキーにて)
(写真右上:ドライブスティック3.5inバックスライドノーシンカーにて)
(写真下:巻物でグッドサイズのバスをキャッチできました。)
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しかし、試合当日・・・

あれだけ暑かったのがウソのように朝の気温は22度(>_<)

肌寒い気候へ・・・

フライトが良かったので潮来マリーナ周辺の石積みやハードボトム、桟橋からスタートするもイマイチ反応が悪いのです・・・。

真夏から少し涼しくなると横の動きに強烈に反応する事を思い出し、巻き物メイン変更するとローライトコンデションも相まってポロポロ釣り、リミットまであと1本。

無風だった湖上にそよ風が吹き出し瞬間に風表のシャローエリアに移動して、パートナーの小島さんがコンフィデンスを持っているブリッツ(神カラー)で今大会ビッグフィッシュの1,360gを釣ってくれて(^O^)リミットメイク完了!!

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その後は杭、オダ、ブレイクをランガンして数回の入れ替えに成功してウエイインへ。

トータル5匹4,450gで優勝する事が出来ました。今回も後半ラッシュをかけたのはドライブクローラー4.5inのゴーストシュリンプでした。

もちろんリグもヘビーダウンショット。

特に北浦のトーナメントでは、他のアングラーが流した後の杭でも、狙っていく場合が起こります。

そんなハイプレッシャーな状況では、絶対的に有効なドライブクローラーの自発的なアクションと水に溶け込みながら適度なアピール力があるゴーストシュリンプカラーは自分の中で絶対に外せないルアーとなっています。

チームメイトの橋本プロとワンツーフィニッシュでルアーも同じドライブクローラー4.5inのダウンショットリグ。

ビッグフィッシュを釣ったブリッツとドライブクローラー4.5inは今の霞ヶ浦水系で外せないルアーだと言う事を証明出来たかと思います。

次は最終戦9/14,15土浦新港スタートの2days。

昨年はビッグウエイインが連発した最終戦。最後まで諦めず、頑張りたいと思います。

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ドライブスティックのバックスライドリグとは

梅雨明け宣言が出た直後の7月中旬に夏の霞ヶ浦攻略のお題の元、霞ヶ浦へ行ってきました。

7月中旬の霞ヶ浦

ローライトな時間はシャローでフィーディングバスをヤマトJr.SPEC2やダイバジンHH、02ビートとローテーションしてアプローチするが全く無反応。

梅雨明け直後で水も悪いく、水温も急激に上昇したシャローはお湯状態。ちなみに魚探が示す水温計は31度でした。

本湖のシャローをあきらめ、少しでも涼しい水を求めて流入河川も攻めるが1匹のみでした。

ラストチャンスは水通しの良い沖の縦ストラクチャーをドライブスティックのバックスライドで攻めて、正味1時間半の間で3匹、全て40cmアップを釣る事が出来ました。

映像が公開されているのでどうぞご覧下さい。

霞ヶ浦水系でオカッパリの人もボートの人も多用しているリグの一つが高比重ワームのノーシンカーリグです。

この水系はドシャローを攻める事も多いので着水音も抑えられ、攻める水深も他のフィールドよりもかなり浅い所が多く、ボトムに着底するまでの時間も短いので手返しも悪くならずに攻める事が出来ます。それでいて根掛かりしづらいのです。

ノーマル刺しのノーシンカーリグは通常キャストしてワームが着水した地点からラインテンションなどでどうしても手前にフォールしてしまいます。

特にオカッパリからのアプローチは制限が多く、対岸のアシにキャストが決まったが手前にフォールしてしまい、バイトまで持ち込めない事が休日や人気エリアなどのハイプレッシャーな状況では多々あります。

そんな時こそ、このドライブスティックバックスライドが最も効果を発揮する時です。

写真:撮影中で一番大きかったバス。4.5インチダークシナモンブルーフレークでゲット。今の所ECOモデルのみのラインナップです。
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オカッパリなら対岸のオーバーハングの下やアシや護岸のエグレを攻めたり、他にも有効なシチュエーションは多々あります。

このリグで重要な部分はワームセッティングです。動画で紹介している通りにセットして貰えれば、しっかりバックスライドします。

ロッドアクションは一切必要無く、あとはワームが自発的にアクションしてくれる。難しい事は一切いらない。使ったみんなが同じように釣れるのがこのドライブスティックのバックスライドリグです。

撮影終了後に釣り上手のカメラマンOさんもキャストた直後にあっけなく40cmアップを釣られていました。

長編動画ですが是非ご覧頂ければと思います。

写真:カメラマンのOさんも釣りました。同じく4.5インチダークシナモンブルーフレーク。今、もっとも激熱なカラーです。
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写真:真夏の日差し対策にネックゲーターが欠かせませんね。
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W.B.S.の第3戦(第1戦の代替戦)の北浦戦

北浦戦のレポートです。

W.B.S.の第3戦
日時:7/28
エリア:北浦(潮来マリーナスタート)

7月上旬の梅雨明けと共に水温が各所で30度を越えて、その後の冷たい雨と涼しい気候で水温が25度ぐらいに落ちた事で湖全体が秋のフォールターンのような状況になっていました。

更にヘリコプターでの空中農薬が行われ各水門から農薬の混じった水が流れ込み、水質は最低な状態でした。

今回のプラクティスは直前の金曜日のみ。

北浦をメインに外浪逆浦、鰐川、北利根川を水質とベイトフィッシュの有無に絞りハイペースで回って見た所、魚をキャッチできたのは北浦のみ。

水質的には悪いが所々スポットで多少澄んでいるエリアがあり、その言ったスポットにはベイトフィッシュからバスまで生命感がありました。

沖の杭や浚渫跡はタイミングと天候次第で狙おうと判断してプラクティスを終えました。

(写真上:プラクティスにて。ドライブクローラー4.5inダウンショット5gでキャッチ。ネックゲーターとサングラスとフードと・・・紫外線対策は欠かせませんよw)
(写真左:こちらはドライブスティック4.5inでキャッチ!)
(写真右:プラクティスにつき合ってくれたTBC参戦の久保君。ヘルプ有り難う!!)
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トーナメント当日はプラクティスの状況を踏まえて、朝のローライトの時間はシャローを攻め、日が昇った日中はシェードと水通しを意識した攻めをする事だけを漠然と頭の中で考え、周るエリアに関しては当日の状況を感じてから決めるプランで突入しました。

試合当日は北浦のシャローをメインにアップテンポに攻めるが2時間半ノーバイト。

リズムが悪いので一度、パートナーが直前プラで魚を釣られていた北利根川へ移動。

アシ際をドライブスティック4.5inで攻めて900gとパートナーがスピナーベイトで400gを釣って頂きました。

その後北利根川と外浪逆浦の要所要所を回りましたが魚を追加出来ず、北浦へ10:00に戻ってきた時は日も上がり、シャローは厳しい状況になってました。

それでもベイトっ気があるシャローでクランクベイトで800gを1本追加。

さすがに日が昇りシェードで無いと厳しい感じになったので日中の沖の杭パターンへシフト。

杭に対してドライブクローラー4.5inの5gベイトダウンショットでタイトにアプローチ。

根元でしっかり止めて、リーダー分の自発的フォールアクションで1㎏フィッシュと700gの2匹を追加してリミットメイク。

カラーは最近コンフィデンスカラーのゴーストシュリンプ。

霞水系の水質でも、しっかりとした存在感とそれでいて水に溶け込む感じが最高なカラーです。

ラストはハードボトムをクランクベイトで600gを釣り入れ替えに成功してウエイインへ。

トータル5匹3,970gで3位に入賞する事が出来ました。

残り2戦で少しでも年間順位を上げたいと思います。

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(写真:表彰式はパートナーの麻生さんと)

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