PROFILE

川村光大郎

関東
(各フィールド)

何にも縛られることなく純粋にバスフィッシングを楽しむ行動派アングラー。持ち前の探究心と向上心であらゆるルアーを使いこなし、フィールドで培った鋭い感性を武器に様々なフィールドに挑み続けている。初代陸王、オカッパリオールスター優勝2回、10年WBSスーパー3DAYS優勝。雑誌、DVD「陸魂」「ホリデイアングル」、携帯サイト「ルアマガモバイル」など幅広いメディアで活躍中。

あつい真夏ほどオカッパリ

皆さんこんにちは。

梅雨明けからの日々はとにかく暑いですね。

先日の休みには北浦に行ってきましたが、気温35度でのオカッパリはさすがにコタエマス。

暑くてたまらないのはバスも同じで、流れが速くて涼しげな水路にドライブスティックを落とし込んだら45クラスが一撃!

炎天下での釣りは体力的にはキツイですが、実はオカッパリで最も確実にデカバスを仕留められる時期なんですよ。

オカッパリの独壇場になることも多い小河川の最上流部に流れを求めてデカバスが上がって来てますからね!

2010W.B.S スーパー3デイズのレポートです

さて、今回は先日優勝することが出来たW.B.S スーパー3デイズの詳細を。

特に初日はW.B.Sが5本リミットになってからの最重量記録を更新する7,440gのビッグウエイト!

魚がデカイので試合中は量っておらず「6500gくらいかな~」なんて言っていただけに量ってビックリ!

その辺の詳細もレポートします。

初日、花室川からスタートしたのは先にアップされた草深さんのレポートにも記載されていますが、この花室川は草深さんも以前バサーオールスタークラッシックで勝負場とするなど得意とする川。

僕も実は実家が近いことから中学、高校とどこよりも通いこんだ川で、釣れるスポットはウエーダーで川に入って底質や地形をチェックしたこともあるほどクセを知っている川。

草深さんの「初日は花室川に突っ込むから」のひと言に心躍りました。

ファーストバイトは流れ込みに4.5インチに寸詰めしたドライブスティックをキャストして、トゥイッチ&フォールを数回繰り返し、流れ込みから離れた辺りでのフォールにヒット。

これがいきなりのキロフィッシュでした。

フックセットは3つある目安穴のうち真ん中からフックを抜いたもので、若干前方にスライドフォールするセッティング。

まず朝イチはトゥイッチベイトとしてもフォールベイトとしても使うかなと、両方こなせる中間的なセッティングから入りました。

ちなみに寸詰め4.5インチですが、すでに本物の4.5インチが完成していたものの、そのサンプル数は2人で3日間使う数にはとても足りず、出発前に6インチを詰めて作ったものです。

動きの質もキレも新たにベストシェイプにデザインした完成品にはかないませんが、それでもあのロール&テールスイングは健在で、まだ誰もこのサイズのこの動きのワームは使っていないだけに強力な武器になると期待していました。

そして2本目は今大会一番のビッグフィッシュとなった2キロオーバー!

(写真左:1本目のキロフィッシュ。この時点ではバックスライドではなく普通刺し。)
(写真右:今大会最大の2キロオーバーがいきなりキタ!!)
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これはスピードトラップというシャロークランクの速巻きに食ってきました。

ブリッツじゃないの?なんて声が聞こえてきそうですが、このクランクは僕の中ではブリブリとアピーリーにアクションするブリッツと対極にあるタイプで極めてタイトなアクションをします。

しかも速巻きしてもアクションがバタつかないところがミソで、例えるならハイカットのシャロークランク版といったところ。

ここはフィーディングスポットでベイトフィッシュライクなものに反応が偏るのですが、(この辺が先に触れたクセですね)浅いレンジボトムを叩き過ぎず一気に引き切れ、さらにナチュラルリアクション(僕が提唱する、ナチュラル要素を持つルアーで、バイトへのスイッチをこちらから意識的に仕掛ける釣法)を仕掛けられるルアーだったというわけです。

釣りでウソはつけませんのでこの辺は正直に(笑)。

このバスは合わせた瞬間は動かなくて一瞬根掛かりかと・・・その後はあまりに引きが強いので「コイが引っかかったかも」なんて言っていたのですが、反転してバスと分かった瞬間からは一気に心臓バクバクですよ。

ランディングは草深さんにお任せして、とにかくラインブレイクとフックが外れないことだけに集中しました。

3本目はその直後にフォローで入れたマイラーミノー(公魚)のダウンショットにて900gくらい。

4本目はバイトが遠のいたので「ちょっとリアクションを試そう」とドライブスティック4.5インチのリアクションキャロ(ショートリーダーでミノーのようにトゥイッチする)に換えたところボート際でガツンときてまたもや猛烈ファイト開始。

スピニングでしたからヒヤヒヤでしたが慎重にやり取りし、草深さんが一発で掴んでくれました。

このバスもデカくて1,800g前後のビッグサイズ!

フックが皮一枚しか掛かっていなくて危ないところでした。

その後程なくしてドライブスティックで5本目をキャッチしてリミットメイク。

この頃からは太陽もだいぶ高くなっていたので、アシのシェード撃ちに集中。

ドライブスティックのセッティングも裏技としてしたためていた逆刺し、"バックスライドセッティング"にすることで倒れ込んだアシの下に送り込んでいきました。

しばらく釣れない区間が続きバイトが遠のきましたが、岸近くの水中にうっすらと見えた斜め杭と岸の間にドライブスティックをフォールさせるとラインが上流に走って1,500gオーバー!!

(写真左:マイラーミノーのダウンショットにてナイスキーパー!!)
(写真右:バックスライドセッティングで1,500gオーバー、入れ替え!!)
(写真左下:ドライブスティック4.5インチのリアクションキャロに1,800gクラスのビッグフィッシュ。)
(写真右下:北浦ではドラクロでナイスキーパーを釣るももはや入れ替え不可。)468_2

その後もドライブスティックで何本か追加するも入れ替えには至らず(そりゃそうで、この時点であの7,440gに達していました)花室川を出てチェックも兼ねて北浦へと向かいました。

北浦ではドライブクローのテキサスリグでナイスキーパーが出るもやはり入れ替えならずで草深さんの知るデカバススポットに寄りながら帰着。

ウエイン後はこの日後半バイトが頻発した4.5インチドライブスティックを共同作業で追加生産して(草深さんがカッターとコンロを持ってきていました)早めに寝ました。

→後編へ続く 後編は近日掲載予定です!!

(写真:釣りが終わってからは「タマ切れだけはイカン」と4.5インチ作り。)468_3

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