アフター狙いのルアーセレクト

梅雨に入りましたが、天気がいいときには釣りをしていて、ホント気持ちがいい季節になりました。

今年、西日本の春の到来は遅く、梅雨にはまとまった雨がドカドカ降っているので、スポーニングもズルズルと遅れ気味です。

今回はこれからメインになってくるアフター時期に有効な色々な釣り方をご紹介したと思います。

今年の状況

まず今年の西日本はどんな状況かといいますと、昨年も春の到来が遅く同じような感じだったのですが、大雨が毎週のようにやってくるので、スポーニングの進行具合が非常に遅いです。

スポーニングの時期に絶対的に必要な条件は水位の安定だと思うのですが、大雨によって増減水を繰り返していてそれが遅れている大きな要因だと思います。

減水すると、せっかく作ったネストが干上がってしまうし、増水すると水温が上がらずに卵が孵らないなど、とにかく水温がある程度上がったら1~2週間くらい水位が安定してくれると一気にスポーニングが行われてという具合になるのですが・・・・。

水位の増減があっても、賢い大きい魚の一部はGWくらいにスポーニングを終えて、サマーパターンに移行しようとしている魚もいるのですが、その数は極わずかで大半の魚はこれからというフィールドもあります。

割りと保有水量が大きいキャパがあるフィールドは、雨の影響も多少はあるかもしれませんが、例年より少し遅れたくらい、増減による影響を受けているフィールドは1ヶ月くらい遅れくらいのイメージです。

皆さんのフィールドも、まずはスポーニングの進行状況を把握することが大切で、特に久しぶりに行くフィールドは事前に情報をよく集めておいたほうが良いと思います。

また、バスフィッシングをこれからも楽しんでいくためにも、スポーニングでネストを守っている魚は直接狙わないなどいたわりを持ってあげてくださいね。

(写真:2011年4月24日、ジグヘッドのスイミングで3本2,471gを釣りNBCチャプター広島第1戦でお立ち台に立ちました。)
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サーチベイトのハンツ

梅雨時期の晴れ間やポストの魚は巻物に対する反応がよくないので、フィールドの状況をざっとサーチするためには、ハンツを手当たり次第撃ってくのが手っ取り早いです。

アフターの時期はフォールで真っ直ぐ落とすことが必要不可欠で、以前、パーツが色々ついたホグ系ワームと、そのパーツを最低限になるようにチューンしたもので釣果を比べたことがありました。

パーツを最低限にすると軽いウェイトのテキサスリグでも真っ直ぐフォールするので、圧倒的にチューンしたものの方が良く釣れたという経験があるくらいです。

(ドラクロシリーズは抜群のバランスですので、ライトウェイトのテキサスでもちゃんと真っ直ぐ落ちてくれます。)
最近のお気に入りは、6lb.を巻いたベイトフィネスで、ハンツ3.5g+ドラクロ2in.のオチパクセット(笑)です。

ゆっくりフォールさせることも大切で、ライトウェイトがこの時期最適です。

陸ッパリでもボートでも進みながら進行方向にキャストする場合は、スラックを出さなくても真っ直ぐフォールしてくれます。

静止してキャストする場合は、目標より少し遠目に投げて、着水後にロッドで手前に寄せてそのスラックを利用してフォールさせてやるとより真っ直ぐフォールさせることが出来ます。

(写真:2011年5月29日、ハンツ3.5g+ドラクロ2inのフォールで釣りました。)
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アフター狙いのハイカット&ドライブスティックのジグヘッド

アフターに入って初期の魚に対しては、強い巻物はNGなのですが、レイダウンがたくさんあっていちいちライトリグで撃っていられないというときは、ハイカットがお勧めです。

もちろんエリアが小さくても、アフターという状況はわかっているけど、とりあえず魚の反応を確認したい場合も投げる価値がありです。

アフターの魚は倒れている竹、倒木など斜めに倒れているストラクチャーに好んで着きます。

そういうストラクチャーをかするか、かすらないかのところをゆっくり引いてきてやります。

もしバイトがなくても魚さえいればフラッと出てきたり、それでバイトしてきたりしますのでまずは魚がいるエリアを見つけてください。

流れがあたる岩盤などの垂直系ストラクチャーは、回復しているバスが多いので早いリトリーブでもOKです。

もしハイカットで食わない場合は、竹、倒木など斜めになっているストラクチャーに対して、ドライブスティックのジグヘッドを投げてやります。

カーブフォールさせてやるのがキモで、カーブフォールさせることで斜めのストラクチャーをなめるように引いてきます。

ボートポジションや立ち位置にも工夫が必要で、ストラクチャーに対して近いとカーブがきつくなって浅い水深までしかフォールしない、遠いと深い水深までフォールするので、倒れている角度によって調整するとより釣果がアップします。

ルアーが見えなくなるくらいの水深でバイトがあるはずですが、魚がいると確信が持てるところには、角度も変えて通してみてください。

ドライブスティックのジグヘッドをカーブフォールさせてやると、まさに生き物みたいに勝手にアクションしてくれます。

ドライブスティックのサイズとジグヘッドのウェイトの関係は、まだ僕も研究中なのですが、軽いウェイトにしてやるほどチドリがでて、大きいサイズまたは重いウェイトにしてやるほど、真っ直ぐ泳いでくれます。

僕の目指しているセッティングは、カーブフォールでコースはきっちりコントロールできるけど、適度にチドる感じです。

最後に

他には、毎年アフター時期から大活躍しくれるHPFクランクSPEC2やマイラーミノーがありますが、釣れた時期を比べてみると昨年はGWです。

HPFクランクSPEC2については、毎年毎年この時期にはレポートに書いていますので、参考に過去のレポートもご覧になってください。

これかららの時期、これらのルアーを総動員して、アフターの魚を釣っていきたいと思います。

(写真左上:2011年4月30日、ハイカットSP(チャートテールタイガー)のただ巻きで40アップを釣りました。)
(写真右上:2011年5月3日、ドライブスティック3.5in(グリーンパンプキンペッパー)のジグヘッドでプリオス50アップを釣りました。)
(写真左下:昨年5月5日、HPFクランクSPEC2で40アップを釣りました。)
(写真右下:昨年5月3日、マイラーミノーダウンショットで釣りました。)
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