シリコンジグの威力と今年もHPF SPEC2の季節がやってきました。

皆さんこんにちは。今までのコラムではなるべく使い込んだものを、なるべく自分言葉でレポートを書きたいため、新製品の紹介は避けてきました。

今回はどうしてもいち早く皆さんにご紹介したいものが新製品のジグゼロワン(シリコンスカート)です。あと、今年も定番のHPF SPEC2の季節がやってきました~。

ハイプレッシャーに有効なシリコンスカートのゼロワンジグ

4月にジグゼロワン(シリコンスカート)が発売になりました。

私は元々あんまりラバージグが得意じゃないので「ふうーん」くらいに思っていました。

でもまあ、ラバースカートよりシェイクしやすいからまあ使ってみようかという軽い気持ちで使ってみたのですが、これがものすごい威力で驚きました。

ラバージグはジグヘッドにラバーが巻いてあるからラバージグ。

ジグヘッドにシリコンスカートを巻いたらシリコンジグ?とかいろいろ考えながら釣っていましたが、やはりシリコンジグの一番わかりやすく良いところは、シェイクがしやすいところだと思います。

ラバージグやテキサスリグ(特に長いワーム系)だと大きく(私の感覚では10~30cmくらい)揺さぶらないとスカート、ワームの先まで動きません。

しかし、シリコンジグは小さく(私の感覚では5cm以下)動かすだけでスカートの先までビンビン動きます。

シェイクで使いやすいというのは、それに派生する利点もあって、霞ヶ浦とかのように永遠に葦が連続しているようなシチュエーションだとラバージグで良いです。

しかし、リザーバーや野池のようにカバーを打つストレッチが短いと、どうしてもプレッシャーが高くて、ラバージグを入れてすぐに食ってくるようなケースは本当にいい時期だけだと思います。

そこで、バスはいるであろうけどプレッシャーが高いエリアをジグで釣っていくわけですが、そういった時はシリコンジグでゆっくり(私の感覚では10~20秒くらい)シェイクして釣っていくのが有効になってきます。

この日もそうだったのですが、ほとんどが10秒くらいシェイクした後にゴゴゴとバイトがあるケースが多かったです。

(写真:4/27にO.S.PJIG ZEROONE 14gのグリーンクロー(シリコン)で釣った42cm)
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シリコンジグとラバージグの使い分け

フォールのみで使う場合にはボトムについた瞬間のフワッと具合はラバージグのほうがナチュラルで分があると思います。

フォールのみでは食わないようなシチュエーションでシェイクして食わせる場合には、シリコンジグといった使い分けをしようかなと思っています。

どちらかというと私が通っているフィールドではシリコンジグの方が、出番が多い感じです。

シリコンジグもラバージグもどちらもトレーラーワームをつけることが多いのですが、こちらも使い分けが必要だと思います。

ラバージグの場合は、フォールでよく動くような柔らか系・長い系・ヒラヒラ系のワームが良いと思います。

シリコンジグの場合は硬い系・短い系・ビンビン系のワームがお勧めです。

この写真の魚もクリアな野池でシェイクして誘ったのですが、2mくらい離れたところからすっ飛んできました。

これもフォールしてすぐにピックアップしていたら釣れてなかったと思います。

よくラバージグでピックアップ寸前にUターンでバイトを逃すという経験があると思うのですが、そういう時はシリコンジグに変えて長めにシェイクするか、ジグを打つピッチを狭めなければいけないサインなのだなあと改めて感じました。

シリコンジグはハイシーズンだけでなく多少ジグでは厳しい時期でも十分使えるものだと思います。

1年間通じて使えるルアーですから、ぜひ試してみてください。

(写真:5/18にO.S.PJIG ZEROONE のキラーゴールド(シリコン)で釣った38cm)
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今年もHPF SPEC2の季節がやってきました

フィールドによって多少前後はありますが、アフタースポーンの時期がやってきました。

この時期に私が絶対の信頼をおいているルアーがHPF SPEC2です。

アフターの魚はものすごく浮き(サスペンド)傾向が強く、ボトムを狙っていては釣れ難い時期です。

また、浮いた魚を効率よく釣っていくためには横の動きのルアーで探すのが一番効率良いのですが、スピナーベイトなどの早い動きにはついてこられない時期でもあります。

ここでこの時期有効なのは、中層をゆっくり引けるHPF SPEC2なのです。

ではラウンドのクランクでも良いのではないかと思われるかもしれませんが、カバーへのあたり具合でもフラットサイドに分があると私は考えています。

アフターの時期なるべくカバーから離れず引ける(なめるように引ける)ルアーが良いと思うのですが、ラウンドのクランクだとどうしてもカバーに当たるとはじいてしまいます。

プリスポーンの時期やリアクションを狙った場合などはあきらかにラウンドのクランクの方が良いのですが、アフターになるとカバーをなめるように引けるHPF SPEC2が最高のルアーだと思っています。

同じフラットサイドのクランクでもボディの薄さはHPF SPEC2が一番薄く、これがカバーからの離れにくさに大きく貢献していると思います。

フラットサイドでもボディ幅が肉厚のものはどちらかというとラウンドのクランクに近いものがあり、この時期の釣りには向いていないように思います。

HPF SPEC2のミソ

私にとってHPF SPEC2はトーナメントにおいてもキーパーを効率よく釣っていくためになくてはならないルアーです。

キーパーを釣る数においてはワームよりも必ず数は釣れると確信しているほどであります。

ただ、アフターの大きいバスはタイミングとか回復具合が微妙であり、必ずしも大きいバスばかりがバイトしてくるわけではないので状況を見て、他のルアーも試してみる必要がありますが、パイロットルアーとしては十二分に活躍してくれます。

最後にHPF SPEC2で大きいバスが出る可能性が高い引き方を紹介したいと思います。

・大場所をひたすらゆっくり引く。
・倒れた木・竹に当てて引く。

早巻きでもドリドリ、バスは釣れてしまいますが、キーパーサイズにとどまることが多いです。

ゆっくり引くと大きいバスがバイトしてくることが多いです。

また、わざとらしくでも倒れた木や竹などカバーに当てて引くのもものすごく有効です。

カバーに当てて斜めになって引いているときにバイトがあります。

このときに釣れるサイズというのはワンサイズ大きく、またこの釣りで組み立てられるときはトーナメントでも勝てる釣りだと確信しています。

これからの時期、アフター回復したてのときはHPF SPEC2、回復してサイズが狙えるときはジグゼロワン(シリコンスカート)でぜひ回復の大きいバスをゲットしてみてください。

(写真:5/31にHPF SPEC2で釣った38cm)
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