データフィッシング
私がバス釣りを始めてから約10年になります。
この間続けてきたことは、今まで釣ってきたバスの全データをつけていることです。
これを1年間の反省に使ったり、トーナメントの時のマル秘データとして活用したりしていますので、今回はそれをご紹介したいと思います。
はじめに
コラムを書き始めて思うのですが、この時期が一番ハードルアーで狙いにくい季節だと感じます。
正確に言うと、狙いにくいわけではないのですが、狙える時間が短いというのが本音です。
逆に冬場の方が釣り難いけど、一日中チャンスがあるので色々なルアーで狙えたりすると思います。
そんなこんなで今回は、前々から書こうと思っていたデータフィッシングについてご紹介させていただこうと思います。
(写真:2007年8月4日、初めて行った琵琶湖で釣った41cm。4mのウィードラインのアウトサイドをハイピッチャーDW5/8oz(インパクトライムチャート)で釣りました。)
データフィッシング
データフィッシングの本題に入りますが、釣れたバスごとにたとえば上の写真のデータを・・・・
日付:2007年8月4日
時間:7時23分
天気:曇りのち晴れ 弱風 小潮
サイズ:41cm
場所:琵琶湖
場所詳細:竪田港北側
シチュエーション:4mウィード
ルアー:スピナーベイト O.S.P ハイピッチャー(ダブルウィロー5/8oz)
カラー:インパクトライムチャート
水温:26℃
とこれくらいの情報をいれています。
小さいバスがたくさん釣れたときや、釣りから疲れて帰ったときは非常につらいのですが、がんばって今までつけてきてサンプル数は。約2,500あります。
一応はじめて釣ったバスからデータがあります。ちなみに初めて釣ったバスは、
日付:1996年5月18日
時間:9時30分
天気:晴れ 強風 小潮
サイズ:33cm
場所:北浦
場所詳細:西岸 前川河口北
シチュエーション:杭
ルアー:キャロライナリグ(ビーズ玉) バークレイ パドルテール
カラー:ブラック
水温:?℃(オカッパリでした)
なんてもう10年以上前か?なんて、感傷に浸ることができます。(笑)
このデータの利用の仕方は、釣りに行く前に見ると毎年同じ場所で同じ釣りをしてしまうので、普段釣りに行く前はあまり見ないようにして、魚を見失ってしまったときどうして釣れないかを考えるのに使っています。
また逆に、トーナメントがあるときは釣りに行く前から、同じ時期に開催されたトーナメントのウィニングパターン、同じ時期に釣ったときのデータと少し前、少し後のデータを欠かさず見るようにしています。
そうすることによって効率よくプラクティスをすることができます。
またトーナメントの場合、あまり釣り方がジャストフィットしすぎると、当然上位にはいけるのですがキッカーフィッシュが釣れる確率は少し下がるような気がします。
優勝するためには、キッカーフィッシュを釣らなければならないため、少し季節をずらした釣り方も考えたりしています。
8月?9月の釣り方をずばり予想
人間の記憶はものすごくあいまいだと思うのですが、去年のことでもあのルアーで爆釣したのは.....とデータを見てみると、平気で1ヶ月くらい間違えていたりします。
そういう意味でデータをつけるっていうことは大切だなーとつくづく感じております。僕のこれまでのデータで8月?9月のO.S.Pルアーお勧めを紹介しますと・・・
2005年8月15日 晴れのち雨 ハイピッチャー、HPFクランクで13本他21本
2005年8月21日 雨 ハイピッチャーで11本
2006年9月16日 雨 阿修羅、ハイピッチャー、パワーダンク、ブリッツMRで9本
2006年9月18日 晴れ時々曇り パワーダンク、ハイピッチャー、ゼロワンジグで12本他10本
等と挙げられます。この時期に要チェックなのは夕立です。2005年8月15日は、夕立が起こった瞬間スイッチが入ってハイピッチャーで爆釣になりました。
夕立が降ってきたらラッキー、とにもかくにもハイピッチャーを試してみてください。
また、この時期は夏エサをあまり食べられなかったバス、虫を食べていたバスがベイトを追い始める時期じゃないかと思います。
アフタースポーンのときのイメージでゆっくりスローロールしてやると、いい場合が多いです。こういうときはDWの方がお勧めです。
また9月になってベイトのレンジが下がってくると、ハイピッチャーのウェイトを徐々に重くしていってパワーダンクも取り入れるようにします。
パワーダンクのドラッキングなんかしても数釣りが楽しめると思います。もちろんこれは、メインとなるパターンで必ずしも大きいバスを釣るパターンではない場合もあります。
朝、夕のトップウォーター、シャローのゴミ溜りのジグ打ち、ディープの釣りなどと組み合わせて良い釣りをしてください。
(写真:2007年7月16日、野池をコバジンで釣りました。この日も小雨がぱらつく天気でした。)
最後に
過去のデータがあるからといって、釣れるわけではなく毎年々、湖の状況は違うので今までになかったパターンで、トーナメントで優勝が出たりとかするのが面白くてバス釣りはやめられません。
また、このデータを基にお勧めルアーとか釣り方があれば紹介いたしますので、ぜひ参考にしてください。
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