ドライブクローラーのベイトネコ

気候的にもベストシーズンになってきましたが、みなさんの釣果はいかがでしょうか?

今回は、スポーニング前後の時期から冬にかけてもオールシーズンで使える「ドライブクローラーのベイトネコ」についてご紹介したいと思います。

ネコリグの有用性

ネコリグの有効性は今さらいうまでもありませんが、過去からトーナメントでも頻繁に使われてきました。

5mより浅いレンジにおいては、色々な使い方が出来るからだと思います。

フリーフォールさせればノーシンカーリグのように。

中層をヘコヘコ引いてくればジグヘッドのミドスト、ブレードジグのように。

1点シェイクすればダウンショットリグのようにと、その他シンカーのウエイトを換えて組み合わせで釣っていけば、無限にパターンが広がります。

トーナメントで船団の中で釣る場合には、こういうルアーは重宝します。

同じエリアを何度も狙う場合にも、多彩な狙い方が出来るからです。

また、TOP50でトップクラスの選手のプラクティスを見たことがありますが、釣れにくい状況だと、とにかくネコリグを投げてプラクティスをするようなこともあります。

釣れにくい状況だと、とにかく1本のバスの情報があれば展開は大きく変わりますからね。

また経験的に言ってもネコリグは、エサを食べ辛くなったときにも口を使ってくれる確率が高いリグです。

超弱いリアクションですが、ヘコヘコするアクションがバイトを誘います。

またこれからの時期、アフタースポーンのバスに対してもネコリグのヘコヘコするアクションは有効で、口を使いにくい個体に対してアピールすることが出来ます。

今年の4月29日、ブリッツMRでプリスポーンのメスバスが差してきているエリアを見つけました。

同じように探っていくとオスバスを拾ってサイズが落ちてしまったので、深めをネコリグで狙うと、47cmのメスをキャッチすることが出来ました。

(写真上:今年の4月29日ブリッツMRで釣った49cm)
(写真下:今年の4月29日ドライブクローラー4.5inの1.3gネコリグで釣った47cm)
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もっと釣れるベイトネコ

ネコリグの泣き所はなんといっても「根掛かりやすいところ」でした。

根掛からないようにフックを横挿しから縦挿し、ワイヤーガード付きのフックなど色々試しましたが、根掛からない様にやりすぎると根掛かる率は減りますが、フッキング率も低下してしまいます。

そこで、ぜひ覚えていただきたいのは、川村光大郎さんが推奨しているスナッグレスセッティングのネコリグです。

やっと、専用フックが市販され、タックルセッティングがすべて揃うようになりました。

私のドライブクローラー4.5inを使う場合のタックルセッティングの一例を示しておきますと以下のとおりです。

ロッド:スティーズ641LXB-STHERMIT(ハーミット)
リール:K.T.F.アルファスフィネス
ライン:VARIVASガノアアブソルート6lb.
フック:FINA N.S.Sフック#1/0
シンカー:タングステン1.3g

まず、ボートでやる場合、ロッドは硬いとバイトをはじいてしまう場合が多いので、柔らかめのロッドがお勧めです。

軽い負荷でバット付近まで曲がるようなタイプのものです。

ヘコヘコするアクションは、ロッドの張りと緩めを繰り返すたびに出来るので、硬いロッドでやるとヘコヘコでの移動距離が長くなってしまいます。

逆に柔らかいロッドでやると同じ移動距離でもたくさんヘコヘコすることが出来ます。

バイトがあってもしかかり巻き取ってから合わせてやることにより、バイトを弾くことなくものにすることが出来ます。

感覚でいうと、スピニングの681MLFS-SVKINGBOLT(キングボルト)でやるのと同じような感覚だと思います。

違和感なく出来ると思いますので、ぜひ試してみてください。

ベイトネコの注意事項

ベイトネコが釣れるからといって、プライベートの釣りで終始ベイトネコを投げるのは非常にもったいないです。

ぜひ、巻物などで湖全体の状況を把握してから「ここぞ」というスポットに投げてみてください。

ノーフィッシュかもしれないという絶体絶命のピンチのときは別ですが。

また、ドライブクローラーのベイトネコで釣れた後、写真Aのようになることがよくあります。

このとき、N.S.Sフックをラインがついたまま引っ張って戻すとワームの挿し口が広がってしまいます。

なので、必ず一回ラインを切って、一方通行で挿すようにするとワームが長持ちします。

また、写真Bのようになってから無理にワームをさすと、アクションが変になったりワームが飛んでいってしまったりしますので、ワームを取り替えてください。

ベイトネコにすることにより、バスが釣れたときにいきなりワームが飛んでいくということは激減しますので、非常にエコだと思います。

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最後に

ベイトネコは、ドライブクローラー4.5inだけでなく、3.5in、6.5in、今度発売になる5.5in、ドライブクローシリーズやドライブシュリンプでも出来ると思いますので、自分なりのベイトネコを試してみてください。

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